制限カード(Battle Spirits)

ページ名:制限カード_Battle Spirits_

登録日:2021/08/30 Mon 18:57:16
更新日:2024/06/03 Mon 13:46:47NEW!
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TCGを長く販売する過程でどうしても避けられないもの、それが制限カードである。
現在こそブロックアイコン*1が導入されているものの、基本的にはバトルスピリッツはローテーションの概念がなく、全てのカードを使用できるTCGである。
(国内産のTCGはローテーションがないのが多数派。)
その中で飛びぬけて強いカード、または環境の変化によって強くなり過ぎてしまったカードはやむを得ず禁止、制限指定することでバランスを保っている。


禁止カードについてはこちら→禁止カード(Battle Spirits)



【そもそも禁止カード、制限カードとは?】

バトスピでは、デッキに同名カードを原則3枚まで入れることが許されている。
禁止カードとは文字通りデッキに入れることが禁止され、1枚も入れることができないカードのことである。
制限カードには制限カード<1>と制限カード<2>があり、<>の中の数字の枚数までしかデッキに入れることができない。
そして追加で、デッキに何枚でも入れることができるカードのうち1枚が制限カード<20>に制定された。
ルールブックでは以下のように説明されている。


禁止・制限カード指定
指定されているカードは大会レギュレーションによって、公式・公認大会で使用が禁止・制限されます。


バトスピのデッキは、入れることのできる同じ名前のカードは3枚までですが、公式・公認大会などで行われるバトルではカードによってデッキに入れることができる枚数を禁止・制限しているものがあります。
禁止・制限カードには禁止カード/制限カード<1>/制限カード<2>/制限カード<20>の4種類あり、それぞれデッキに入れることができる同じ名前のカードの最大枚数が設定されています。


かつてはデッキに1枚も入れられないカードは「伝説カード
デッキに1枚しか入れられないカードは「究極カード」と呼ばれていた。
しかし第5のカードであるアルティメットの登場により究極カードの呼称が紛らわしくなったため、現在の呼び方に変更されたという経緯がある。



バトスピにおける制限カードは主に四種類に分けることができる。


①:単純に(メイン戦力、サポートとして)高性能すぎるもの
②:コンボ性能が高く、ワンショットキルやループなどを形成するもの
③:デッキ構築の幅を狭めすぎるメタカード
④:新ルールの導入、新弾への移行に伴い残しておくと危険と判断されたもの


④は環境で全く使われていないカードでもいきなり制限カードになるものがある。
こうして警戒はしたけどやっぱり禁止された物もある


また、長いバトスピの歴史の中で制限カード<2>に指定されたカードは1枚もない。
リストの煩雑化を避けるためという開発陣の意向によるものだが、それゆえに「2枚制限で様子見をしろ」という声が上がることもある。


【制限カードリスト】

2024/03/30時点で適用される最新のリストでは、制限カード<1>は74枚で制限カード<20>は1枚。
個別記事があるものはそちらを参照。また、禁止に昇格したカードは別記事、制限解除されたカードは別枠で扱う。


2010年6月1日制限入り

  • マインドコントロール

お互いに自分のスピリット上のコア4個を選び、トラッシュに置くマジック。
黎明期のカードゆえに自分がコアを置いたらという制約が無いため、コアを調節すれば相手にだけ損害を出せてしまう
自分の損害の回避が容易すぎるため制限となった。


2010年12月1日制限入り

  • 大天使ヴァリエル

召喚時に緑か黄のマジック全てをトラッシュから回収するスピリット。ミカファールと並び黄がループの色であることを印象付けた一因。
デッキアウトを狙うループコンボ【ルナティックタイフーン】で猛威を振るい制限指定、周辺パーツも後々規制された。


2011年9月1日制限入り

  • 牙皇ケルベロード

ダンさんも使用した、自身のデッキ破棄という実質無条件で回復効果を付与するブレイヴ。シンボル持ちのためお手軽フィニッシャー製造機として猛威を振るった。

  • 侵されざる聖域

コスト8以上の自分のスピリットに赤以外への装甲という強固な耐性を与える。当初は転召持ちなどの重いスピリットを守るためのカードだったのだが、ブレイヴのコスト加算によって条件達成が手軽になってしまったため制限に。


2012年7月9日制限入り

  • 闇騎士トリスタン
  • 血塗られた魔具

不死*2によって召喚されたときにトラッシュのブレイヴを踏み倒すスピリットと、コア2個以下のスピリットが攻撃した時自壊させるネクサス。不死を自主的に発揮してブレイヴを踏み倒せるため当然ながらループに悪用され、まとめて規制された。
血塗られた魔具にはリバイバル版が存在するが、リバイバル版は元と同じ存在として扱うため、そちらも1枚しか入れられない。なんでこのカードで出した


2016年4月1日制限入り

  • アトライア・ハイドラ
  • 海底に眠りし古代都市

【緑青連鎖】で猛威を振るったために規制された2枚で、それぞれ召喚時効果を封じつつ特定の系統に破壊メタを持たせるスピリットと異合サポートのネクサス。
後者はLv1コストがほとんど2だった初期異合のサポートだったが、そういったデメリットが取り除かれた現在ではもはや解除は無理だろう。

  • ネクロブライト

墓地のコスト3以下の紫のスピリット、アルティメット、ブレイヴをノーコスト召喚できる。能力自体の汎用性も高いが、それ以上にこのマジックのコスト支払いで消滅したスピリットを蘇生できるというインチキじみた挙動が問題となり、ルール変更とともに規制された。


2016年11月1日制限入り

  • 鎧闘鬼ラショウ

召喚時にデッキ4枚を破棄することで2ドローし、Lv2時は特定の条件で相手のネクサスのLvコストを上昇させる。Lvコスト未満のコアしか持たないカードは消滅するため、破壊時効果を発揮させないネクサス除去、できなかった場合もコア拘束として機能する。
リソース補充、ネクサス除去として強力なことが合わさり制限になった。

  • 五聖童子

スピリットの召喚時効果を封じる……だけではなくそれを持つスピリットの効果全てを封じる。メタカードとしてもさすがにやり過ぎ。

  • 紫煙獅子

効果でスピリットかブレイヴを召喚する時に追加コストを要求する。素は6コスト3軽減だが墓地肥やし=ほぼ無条件で3コストまで軽減できる。
踏み倒し制限はお互いと書いてあるように見えるが、Lv2以上で発揮かつ紫以外が条件なので実情はほぼ一方的な制限である。


2016年11月1日制限入り

  • 侵食された尖塔

相手のスタートステップに自分のトラッシュのコアをリザーブに置くネクサス。
ソウルコアの導入時から警戒されていたが、ソウルコアをトラッシュに置くことで発揮される煌臨の登場に伴い規制された。

  • アルティメット・ダ・ゴン

Uトリガーによるスピリット&デッキ破壊と、アタック/ブロック時の10枚破棄を持つスピリット。強襲を《水星神剣マーキュリーブレイド》で付与すれば一気にゲームエンドまで持ち込むことも可能。
その強力さからデッキ破壊の選択肢を狭めていたため規制された。

  • フォビドゥングレイヴ

トラッシュの「次代」または「呪鬼」アルティメットを条件を無視してノーコスト召喚する。
カードプールの拡充に伴い強力になりすぎたとされ規制された。


2017年6月1日制限入り

  • [[BooBooマン>BooBooマン]]

前代未聞の制限カード<20>に指定されたカード。詳細は個別項目にて。


2017年9月1日制限入り

  • 申の十二神皇ハヌマーリン
  • 庚の猿王ヴァーリン

自重をどこかに置き忘れてきたアクセルサポートの2体の猿。もちろん使い道はループである。
詳細はアクセルの項目にて。

  • 果物女王マンゴスティナ

【増食】で召喚したスピリットにコアを置くことで事実上のコアブーストができるスピリット。【増食】や上記2体と合わせた【申増食】で猛威を振るい制限となった。


2018年4月1日制限入り

  • [[秩序龍機νジークフリード>秩序龍機νジークフリード]]

煌臨ジークフリードサイクルの1体。詳細は個別項目にて。

  • マントラドロー

ストロングドローの完全上位互換で、特定のスピリットにコアを置いておくと破棄する枚数が減る。
【青νジークフリード】などでのキーカードのサーチ能力が問題視され制限された。
ただし契約編でストロングドローの上位互換カードが新たに登場したため、解除しても問題ないと思われる。


2018年6月1日制限入り

  • 未の十二神皇グロリアス・シープ

ライフが減る時に自身のデッキ破棄で防御できるスピリット。それだけならライフ減少をデッキに置き換えただけに過ぎないのだが、トラッシュの白のカードをデッキに戻せる《秩序決戦兵器ラ=イリュジオン》とのコンボによって延命として強力になりすぎ、ゲームが長時間化してしまったために制限に。


2018年9月1日制限入り

  • アイツのカード

メインステップに「ヴルム」を召喚した時に2枚ドローできるネクサス。もともと「ヴルム」は中量級以上のスピリットがほとんどだったが、煌臨編で軽量の新規が多数登場したことで大幅に強化された。【ジークヴルム・ノヴァ(リバイバル)】の弱体化のために制限に。

  • 一月幼神ディアヌス・キッズ

召喚時にデッキトップ4枚から煌臨を持つスピリット1枚を手札に加える効果を持ち、赤のスピリットを1度だけメインに煌臨できる。特にトラッシュのコアを回収できるジークヴルム・ノヴァ(リバイバル)とのコンボが凶悪で、メインステップでの動きという都合上対処困難だったため制限指定された。

  • [[ブレイドラ>ブレイドラ(Battle Spirits)]]

バトスピを象徴するマスコットの彼だが、制限カード入りしてしまっている。事情については個別項目にて。
想定外の規制なのもあってか早期に《ブレイドラX》というリメイクが登場している。


2019年4月1日制限入り

  • 伝説王者タイタス・エル・グランデ

煌臨元を3枚まで破棄することで最大30枚のデッキ破壊を行う煌臨版タイタス。当初はロマン気味だったが《十二月幼神クロノデック・キッズ》、《煌臨童子》や《煌臨明王》といった煌臨サポートによって煌臨元3枚の達成が容易となり、デッキ破壊を強化するうえで問題を起こす可能性が高いと判断され規制された。

  • デス・ヘイズ
  • 幻魔神

ブレイヴを強化する予定がある超煌臨編で使われることを警戒して制限カードとなったブレイヴ2枚。
実際のところ神話ブレイヴ以外の強化はほとんど出なかったし、同時に制限された断罪ノ滅刃は使われすぎで禁止に行ってしまった


2019年8月1日制限入り

  • 龍星の射手リュキオース

召喚時にゲーム中1度だけ赤1色の創界神ネクサスすべてにコアを3個ずつ置き、召喚時と攻撃時に防げないBP破壊を行うスピリット。
赤1色の創界神が増えた事による強化、破壊効果の強力さが問題視され制限となった。

  • 太陽の守護蟲ケプリ

想獣にライフを犠牲に強固な耐性を付与するスピリット。耐性効果が想獣デッキへの対応を困難にしていたため規制された。

  • ムリダンガムドラゴン

召喚時にデッキの上から2枚を手元に裏向きで置き、手元の裏向きのカード2枚につきコアシュートを行うスピリット。手元のカードは【煌臨】や【アクセル】といった一部効果を除いて問題なく使えるため、事実上の手札補充といえる。アタック時にも手札を手元に置くことでドローするという形で手札補充が可能。
神シンボルの軽減2つを持つために他色での出張を危惧してか制限カードになった。


2019年11月1日制限入り

  • 甲の使徒レーディア

トラッシュのスピリット/ブレイヴを回収できるスピリット。
これに限らない話だが、創界神の登場によってトラッシュ肥やしが容易になったため、範囲の広いトラッシュ回収効果を持つカードは複数種が規制されている。

  • 太陽神獣セクメトゥーム
  • シアーハートアタック

それぞれ複数除去、ブロック制限とゲームを決めるカードとして強力で、20枚投入できて連鎖的に召喚できる《子フィンクス》を利用した【コスト2ビート】や【想獣】を弱体化させるために規制された。


2020年5月1日制限入り

  • 維持神龍トリヴィ・クラマ

フィールドに残る効果以外を無視して相手のスピリット、バースト1つを手札に戻すことで回復できる、神煌臨持ちのスピリット。
ルール変更によってフィールドに残る効果で防がれた場合にも回復が可能になる、つまり戻す対象が疲労していて残る耐性持ちならば無限アタックが成立してしまい、想定以上に強力になってしまうため制限された。

  • 五線獣バッファロースコア

フラッシュタイミングに【音速】*3で召喚でき、疲労状態の相手のスピリット1体をデッキの下に戻せる。
【遊精】の弱体化のために規制された。

  • 十式戦鬼・断蔵

《創界神ツクヨミ》の効果でデッキからトラッシュに置かれたときにノーコスト召喚でき、メインステップにライフを犠牲にシンボルを追加することでコスト軽減に貢献するスピリット。
ツクヨミを軸とした速攻デッキの強さに貢献していたため制限された。


2020年11月1日制限入り

  • 吊られた古城

配置時に相手フィールドのスピリット/ネクサス1色につき1ドローできる。6色カードの増加で6ドローしやすくなったことで強化されていたのだが、それが目を付けられて制限されてしまった。

  • 動かざる山の本陣

スピリット状態のブレイヴが召喚されたときにコアブーストするネクサス。恒常的なコアブーストの例に漏れずループ要員として使われていたのだが、《デス・ヘイズ》が規制されて構築困難に。
その後自身も低コストでLv1コストが0のブレイヴが増えたことでコアブーストが容易になりすぎたとして規制された。


2021年4月17日制限入り

  • サンピラー・ドラゴン
  • 煌星竜スピキュールドラゴン
  • 超星使徒コーディリア

いずれもトラッシュのスピリットを回収でき、繰り返し召喚することで創界神の神託*4を何度も発揮できる。
ゲームの遅延やループの発生を考慮してまとめて規制された。

  • 歴戦騎士ドルク・エヴィデンス

相手のマジックや煌臨を含むフラッシュ効果を、《創界神アレス》を疲労させて無効にした後自身をノーコスト召喚できるスピリット。
アレス自身が天渡/化神も神託対象なため、他の緑のデッキでも出張して使われた結果制限指定された。

  • ト音獣ジークレフキャット

ゲーム中1度だが、強力なコアブーストとサーチを発揮するスピリット。【遊精】のデッキの動きを高速化させていたため規制された。

  • 新しき世界/風雅龍エレア・ラグーン

「起幻」を持つスピリットと転醒をサポートする転醒ネクサス。
ぶっちゃけ転醒編後期で登場した強烈な6色メタの原因はこれやヴィーナが強力すぎたためだったのだが、最終的に色を問わずゲーム展開を早めすぎていたとされ自身が規制された。


2021年7月31日制限入り

  • 魔導氷姫アガーフィア

コスト6以上の「氷姫」がアタックした時に条件を無視し、効果耐性の付与と氷姫の1コスト召喚を行うバーストを発動できるスピリット。
転醒後のコストを参照できるために効果の発揮速度が想定より早くなってしまったために規制された。

  • インペリアルドラモン パラディンモード

チェンジで相手の最高コストのスピリットを破壊しつつコスト7以上のスピリットと回復状態で入れ替えできる。
攻撃時効果も相手のスピリットの全疲労と強力。
その性質上転醒カードと組み合わせると入れ替えが容易なこと、後述のアルケーガンダムと組み合わせた際のコラボセット内でのゲームバランスを考慮して制限された。
なお、XXレア初かつコラボブースター初の制限カードである。

  • アルケーガンダム

自他問わずスピリットのアタックによってライフが減るかスピリットが破壊されるというあまりにも緩い条件で1コスト召喚できるスピリット。コラボブースター初(インペリアルドラモンと同時)の制限カード。
さらにアタック/ブロック時のフラッシュ効果で最大3コストを支払うことで様々な効果を発揮する。
元ネタでの傭兵という立ち位置らしい出張性能で幅広く活躍し、想定よりゲームを左右する状況が多かったことから規制された。


2022年1月29日制限入り

  • 翼神機グラン・ウォーデン

馬神弾のライバルである百瀬勇貴のキースピリットだが、制限の原因となったのはリバイバル版。
転召から煌臨へと変更され出しやすくなっただけでなく、マジックへのカウンターが「相手が使用した時ソウルコアを用いずに煌臨することで無効にする」というものに変更。
結果、白のコスト5以上のスピリットが居ればいつでも飛んでくる可能性がある汎用カウンター札という凶悪なカードになった。
単体で高コストになれる転醒カードで煌臨元が用意しやすくなったこと、マジックの効果を手軽に封じられてしまう汎用性の高さを考慮して規制された。
例によってリバイバル前にとってはとばっちりだが、「バトルスピリッツ ミラージュ」の展開に合わせてリメイクが登場していたのもあってかブレイドラほどの批判は無かった。

  • 小氷姫クラーラ

相手の手札枚数に合わせてドローする効果と、氷姫/醒皇に赤と緑の重装甲を与える効果を持つ。
白にとっては貴重なドローソースであり、2つ目の効果を無視しても採用に値する。4コスト3軽減のため軽く召喚しやすい点も強力。
【氷姫】だけでなく【白起幻】を始めとした白のデッキ全般に採用できてしまうことが問題となり、制限となった。

  • 超覇王ロード・ドラゴン・零

ライフ減少後に自身を召喚しつつスピリットなどを破壊するバーストを持ち、アタックステップ中は効果を無効しつつ、自身のバトル後に覇皇の数に応じたライフダメージを与える。
フル活用するにはデッキを「覇皇」/「雄将」でまとめる必要こそあるが、それに見合うフィニッシャー。覇皇デッキは自らバーストを発動することに長けているため受動的な発動条件も問題にならない。
覇皇強化に貢献したものの、1枚で勝てる状況が想定より多かったために規制となった。

  • プトレマイオス

「CB」を持つスピリット(=00系列のガンダム)が居る時1コストで手札交換でき、ターンに1回ガンダムマイスターをトラッシュから召喚できるソレスタルビーイングの母艦、もといネクサス。
どちらの効果もコストが要求されるとはいえ自身は2コスト1軽減と非常に軽く、デッキの安定性と速度を高めていたため規制された。

  • オワリノ世界/天魔王ゴッド・ゼクス -焉ノ型-

世界ネクサスとしてリメイクされた《オワリノセカイ》。ゴッド・ゼクスとロクテンの召喚サポートとゴッド・ゼクスを最高Lvとして扱う効果を持つ……のだが、真に目を付けられたのは4コストで緑青のダブルシンボルと、転醒と根幻回帰による場持ちの良さを併せ持つ点。
結果的に制限指定されたにもかかわらずしぶとくデッキ名に居残る【アルパラ】こと【緑青グッドスタッフ】で使用されて制限カード行きとなってしまった。


2022年5月1日制限入り

  • 宇宙海賊船ボーンシャーク号/宇宙海賊船ボーンシャーク号 -襲撃形態-

スピリット&アルティメットの召喚時効果とコスト3以下の創界神の神託を封じる、神煌臨編以降のスタンダードとなっていた「ゴッドシーカーなどの召喚時効果で創界神を探し、素早く配置して優位に立つ」創界神メインのデッキ全般に対する強烈なメタカード。
当然自分は構築に気を付ければ制約を回避可能であり、相変わらず居座る【緑青グッドスタッフ】の主力メタカードとして採用されたため制限に。
同様の効果をミラージュで行うスワロウテイルセクシーバズーカは、干渉する手段自体が存在しない&出す予定も無いからか2024年に禁止に格上げされた。


  • 滅神星龍ダークヴルム・ノヴァX

X異種したダブルノヴァの片割れで、ノヴァX全体に「相手の効果を受けない」という最上級の耐性を付与する。
また、フラッシュ効果で疲労スピリット1体を破壊するか、条件付きで自身を無色として扱いスピリット&創界神のブレイヴの破壊を選択できる。
なお、条件付きといったが界放の亜種である【滅界放】なので、事実上コアブーストしていると言っていい。


すり抜ける手段があるとはいえ強力な耐性を付与しつつ盤面にも干渉できるため、【ダブルノヴァ】こと【超星】の切り札兼屋台骨として活躍。バトスピチャンピオンシップでの活躍も踏まえ規制された。


  • 星霊黄龍ファンロン

こちらは契約編のギミックでカウントが増えやすくなることを考慮した事前規制。
カウントが多いことで強化される効果を持つカードであり、転醒編では想定していなかったカウントの増加速度に伴う規制となった。
醒龍皇リバーサルドラゴン醒海皇ヴァルシャルク吸血伯爵エル・サルバトールも同時に制限カード指定を受けたが、1枚でも引ければ勝負を決めてしまう事態が多発していたため前者2種は数ヶ月後に、後者は1年後に禁止カードに格上げとなっている。


バトスピ最初の禁止カードが2022年にまさかの禁止解除・制限復帰。2010年に制限カード、2011年に禁止カード指定を受けているため11年ぶりの復帰となる。
環境の変化やインフレで、かつてほど圧倒的な強さではないというのが目下の評価。


2023年5月1日発効

  • 赤の世界/赤き神龍皇
  • エンシェントドラゴン・フェブラーニ

あらゆる赤デッキで採用されてきた汎用パーツ。
フェブラーニは契約編以降のカウント増加の容易さ、赤の世界は赤のコスト5以上のスピリットを容易にダブルシンボルにでき、構築の幅を狭めていることから制限となった。


  • 時空龍クロノ・ドラゴン / 時空龍皇クロノバース・ドラグーン

軽減シンボルを6色として扱え、攻撃時に共通してバーストの発揮を封じ、表面はドロー、転醒後はカウント3以上の場合ライフを2個奪う強力な中堅兼フィニッシャー。
いわゆる「グッドスタッフデッキ」の殆どで採用されており、勝率や使用率は問題ないが構築の幅を広めるために制限入り。


  • 蠱惑姫ミズア
  • アントラーウミウシ

それぞれ《相棒鳥フェニル》を軸とする「雲契約」と《相棒鮫シャック》を軸とする「蒼契約」のパーツ。
どちらも素早くゲームを終わらせることに貢献するカードであり、ゲームスピードを下げるためにそれぞれ制限に。


  • 天空の光剣クラウン・ソーラー
  • 天空の光剣クラウン・ソーラーX/天空の光剣クラウン・ソーラーX -転醒化身-

リバイバル前は攻撃時に自分の合体していないスピリットを回復するという他のスピリットを要求する効果だったのだが、リバイバル版でボイドからコアを置きつつ回復するという単体で完結した効果に変更され、白系のデッキで活躍。
同様に自身の回復効果を持つⅩ版リメイクと共に制限指定された。


  • 道化神メルト
  • 龍皇海賊団 副船長アオザック

相手がブレイヴを召喚した際にノーコスト召喚でき、さらにブレイヴを破壊できるスピリット2種。
ブレイヴ推しの「契約編:界」に先んじて制限に。


2024年3月30日制限入り

  • イノレーサー
  • ヴィルカイックビーチ

カウント増加を行うカードで、前者は手札交換、後者はソウルコアの回収により、【蒼契約】の安定性とスピードを確保していた。
【蒼契約】および青の契約デッキのカウント増加速度を抑えるため制限に。


  • ゴッドシーカー 超星使徒タルボス

【超星】デッキのゴッドシーカーで、コスト3以下の超星に攻撃できない代わりに効果耐性を付与する。
除去やメタカードを受け付けないことで序盤の安定性に寄与していたため制限入り。


  • ドローンアント
  • スカラベビートルドローン

どちらもミラージュ効果で相手の効果によるドローを阻害するスピリット。
同時に禁止指定された《七大英雄獣ヘクトル》より範囲が狭いことからか、制限での様子見となった。


  • 陰陽童
  • 魔界大鎌ベルゼビートサイズ

どちらも創界神の《神託》を妨害するカードで、創界神プッシュの契約編:真に伴う規制。



【制限解除されたカード】

インフレの影響によって制限解除されたカードも存在する。ここでは解除された順番で記載する。

  • 龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード

覇王Xレアの1枚にして、広範囲のバースト破壊と召喚、フィールドを制圧する2つの効果を兼ね備えた汎用フィニッシャー。アニメ「覇王」の初代王者薬師寺アラタのキーカードのイメージも強いだろう
バーストが容易に発揮できるわりにあらゆる効果が強力で、デッキを問わずに採用できるほど強力だったため2012年9月1日に制限入り。
しかし環境自体のインフレやバーストメタの増加によって問題が無くなったと判断され、2015年10月17日に制限解除された。
神煌臨編では大幅に破壊範囲が強化された、事実上の上位互換であるリバイバル版も登場している。


  • 北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン

召喚時にブレイヴを踏み倒し、成功したら1ドローできるスピリット。プロモーションカードでは時折ある6色分のカードが存在するタイプで、事実上どの色でも採用可能。
【緑青連鎖】の規制の一環として制限されたが、環境のインフレと異魔神ブレイヴのプッシュもあってか2016年4月1日より制限解除された。
後に、合体中の効果がミラージュサポートに変わったリバイバル版も登場している。


  • 騎士王蛇ペンドラゴン

召喚時にコアシュートを発揮し、コアが0個になった時1ドローできる。《砲凰竜フェニック・キャノン》とケルベロードと並び初期のブレイヴを象徴するパワーカードであり、
その汎用性から制限された。その後、似た効果を持つカードが登場したことで2016年11月1日より制限解除された。


  • 双光気弾

バーストで2ドロー後、コストを支払えばブレイヴかネクサスを破壊できる。アニメ覇王ではテガマル、ハジメ、アラタが使用しており、ソードアイズでもガルドスがバースト、フラッシュの両方を使用。いずれの効果も汎用性が高く制限されたが、インフレの影響で2018年4月1日より制限解除された。

  • プリズモルフォ

3コストで召喚でき、色とシンボルを全色として扱う。カード自体は緑色だがその実態は色を問わず利用できる混色サポートである。
【連鎖】の条件達成が容易になりすぎること、プロモーションカードゆえの入手難度が問題視され制限となった。
しかし6色シンボルになれるスピリットが増加したこと、あまり採用されなかったことから2018年4月1日に制限解除された。


  • 戦極マキシマムドラゴン

Lv2でBP99999となるスピリットだが、テキストで1枚制限が定義されている。
あくまでも規制による制限ではないため途中で禁止制限リストからは外されたが、1枚制限であることに変わりはないので注意。


  • 森羅龍樹リーフ・シードラ

相手フィールドにあるシンボルと同色でないバーストを封じ、攻撃時にはマジックの仕様を封じるスピリット。
更に連鎖で《刃狼ベオ・ウルフ》と同じライフダメージ効果を発揮する。《黒蟲の妖刀ウスバカゲロウ》をブレイヴして3点ダメージをほぼ確定させる動きが問題視され制限されたが、インフレや対策の増加に伴って2019年11月1日に制限解除された。


2022年5月1日制限解除

  • 灼熱の谷

赤によくあるドロー枚数を増やして破棄させるネクサスだが、4コストが標準の互換カードに比べて素で1コスト軽いのが強み。
【ジークヴルム・ノヴァ】にてキーカードを素早く手札に加えつつ維持コストがいらない軽減シンボルとして活躍したため規制された。
とはいえLv2がささやかな効果であるためか、近年のインフレした環境では問題ないと判断された模様。

  • タマムッシュ

召喚時に自身のレベル分だけコアブースト。Lv2コストは4と重いが、逆に言えばそれなりのコアがあれば無条件2ブーストになるため様々なデッキで利用されて制限となった。
だが、系統が現在ほぼサポートされていないこと、インフレでコスト3で2コアブーストが比較的容易になったことから問題ないと判断されて制限解除された。

  • ストームアタック

相手のスピリット1体を疲労させ、自分のスピリット1体を回復するマジック。
4コスト2軽減と比較的軽いことから多くのデッキで採用された。
だが、対象は限られたものの最小1コストで使える《オラクル V オーバーハイエロファント》という互換カードが登場。
このカードも適正の範疇という扱いになったようだ。


2023年5月1日制限解除

  • 闇騎士アクラヴェイン

【不死:妖蛇】によって召喚された時トラッシュからコスト7以上のスピリット1体を踏み倒す。召喚時効果が無効とはいえ蘇生範囲が広さから2013年3月23日に制限入りしたが、インフレの影響でそれらが問題なくなったためか解除された。

  • バルカン・アームズ

召喚時にストロングドローを発揮するブレイヴ。
【緑速攻】の派生である【ウスバシードラ】で青シンボル確保兼手札補充として活躍し2013年9月1日に規制されたが、合体条件が神星/光導/星魂と系統縛りで強化パーツが出にくいこと、契約スピリットの影響で単色構築が基本となり混色軽減が必ずしも強いとは言えなくなったことからか解除に。


2024年3月30日制限解除

  • インビジブルクローク

かなり軽いコストでスピリット1体をブロックされなくするマジックだったが、とうとう無制限に。
禁止解除後はインフレによってブロックされない効果やブロックされてもライフを削る効果を持つフィニッシャーがありふれていたため、これを採用するまでも無いというのが実情だった。

  • マジックブック

自分の手札のマジックを手元に置くことでその枚数分ドローする。例によってコンボデッキでキーカードを引くために採用され2011年9月1日に制限入りしたが、無制限に。
各種ループ用マジックが既に規制されていること、近年のマジックはトラッシュでの効果を受けないなどループを事前に防ぐデザインがされていることが理由と思われる。

  • 放浪者ロロ

各色のシンボル1個ずつを持つが、コストを支払わなければ召喚できず、攻撃も合体もできず他のカードの効果を受けない。
その耐性から【連鎖】/【六天連鎖】と相性がよく、【ロロデッキ破壊】で活躍したこともあり2015年4月1日に制限された。
しかし、6色メタや防げない破壊が増えたことで絶対性が薄れたためか、制限解除されることになった。




追記・修正はメインステップでジークヴルム・ノヴァを煌臨してからお願いします。


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  • 制限カード<3>通り越していきなり<20>とは不思議な規則性してるな。どういう理由なのか分からない? -- 名無しさん (2021-08-30 19:32:24)
  • デッキに何枚でも入れられるカードが20枚までって制約受けたんや -- 名無しさん (2021-08-30 19:52:04)
  • ↑ 成る程その名残という訳か -- 名無しさん (2021-08-30 20:04:38)
  • バトスピ項目いいぞ 実のところバトスピ関連のページが軒並み古すぎて編集するにも物量がなぁって思ってたから編集者がいてくれるのはありがたい -- 名無しさん (2021-08-30 23:32:02)
  • バトスピの -- 名無しさん (2021-08-31 05:55:07)
  • 失礼、バトスピの制限カードって他のTCGに比べると禁止よりなのよね。他のゲームと違って確定サーチがないから。でも山を一々カットしなくていいのは便利 -- 名無しさん (2021-08-31 05:56:10)

#comment

*1 カードを発売時期ごとに分け、事実上のローテーション有りで対戦するための指標
*2 自分の特定のスピリットが破壊されたときに召喚できる効果
*3 神速の亜種で、創界神の上からもコストを支払える
*4 指定されたスピリットを召喚、煌臨することなどで創界神にコアを置くこと

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