登録日:2019/05/04 Sat 23:00:00
更新日:2024/04/04 Thu 13:28:39NEW!
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鬼滅の刃 残念なイケメン 演者の怪演 声優の本気 刀鍛冶 ひょっとこ 浪川大輔 包丁 狂人 問題児 自己中 コメント欄ログ化項目 鋼鐵塚蛍 37歳 万死に値するゥ!!! 呪いの手紙 37歳児
キ―――ッ!!俺は鮮やかな赤い刀身が見れると思ったのにクソ―――ッ!!
鋼鐵塚蛍とは『鬼滅の刃』の登場人物である。
通称37歳児。
CV:浪川大輔
◆概要
日輪刀を製作して鬼殺隊士に授ける役割を担う刀鍛冶の1人。
最終選別に合格した竈門炭治郎の日輪刀は鋼鐵塚の打ったもので、以後炭治郎の刀の点検・修理を請け負う。
鋼鐵塚自身が名乗らなかったため、長らく下の名前が判らなかったが、刀鍛冶の里編でやっと判明。
名付け親は里長の鉄地河原鉄珍だが、鋼鐵塚本人は全く気に入ってない様子*1。
◆外見
火男の面を被り、風鈴がいくつもぶら下がっている笠を被った旅装束という出で立ち*2。
この作品のお約束通り素顔は男前だが、嫁の来手はない。
好物はみたらし団子で、これを渡されると一瞬で機嫌が良くなるらしい。
◆性格
その性格は激情家な上に人の話を聞かない自己中オブ自己中。幼少時からこの性格で両親にも匙を投げられ*3、鉄地河原に育てられた。
並外れた刀愛の持ち主で、その刀鍛治の腕前も超一流なのだが、自身が打った刀が折れようものなら、それが鬼との戦闘の結果であってもあらん限りの暴言を浴びせる。
あと、人が真面目な話をしている最中に肩を組んでくるなど、実に空気が読めない。ひょっとこの顔が困り顔なので倍増しでシュールである。
こんな男なので、鉄穴森曰く「隊士から嫌われて担当を外れることが多かった」らしく、
どれだけ滅茶苦茶な振る舞いをしても自分を頼る炭治郎を内心は嬉しく思っているらしい*4。というか、こんな男を担当として継続して受け入れる炭治郎の許容量が異常と考えていい……。
◆活躍
炭治郎の日輪刀を持って狭霧山の鱗滝の家にやって来たが、炭治郎の話も聞かず刀についてつらつらと語り始め「はやく刀を抜いて色変わりを見せてくれ」とせがむ。
だが刀は期待していた鮮やかな赤ではなく真っ黒に染まったのでキレた。そもそも水の呼吸を修行してきたのに赤に変わられても困る。
というか、心血注ぎ弟子の命をも背負うつもりで鍛えた師の前で「別の色が見たかった」は「修行が的外れじゃなくてガッカリ」「違う流派がよかった」と言ってるようなものである。
そりゃ適性が違うこと自体はそれなりにあるとはいえ、だ。弟子と同じく、鱗滝さんがキレなかったのも寛大とすら言えよう……。
それからしばらく、炭治郎は那田蜘蛛山の戦闘で負った傷を癒すため善逸、伊之助と共に蝶屋敷で療養兼リハビリ生活を送っていた。
そんな中、「戦闘で破損した刀の打ち直しが終わり屋敷に向かっている」と報が入り、大喜びで出迎える炭治郎。
だが、視界に入ったのは手の血管をビキビキさせながら包丁*5を構え、突進してくる鋼鐵塚だった。
「よくも折ったな俺の刀を よくもよくもオォ」
「すみません!!でも本当にあのっ…俺も本当に死にそうだったし 相手もすごく強くって…」
「違うな関係あるもんかお前が悪い!!全部お前のせい!! お前が貧弱だから刀が折れたんだそうじゃなきゃ俺の刀が折れるもんか!!」
「殺してやる―――!!」
1時間追い回された。
そんな彼も、鉄穴森が打った刀を目の前で刃こぼれさせた伊之助に対しては素でドン引きしていた。
無限列車の事件後
炭治郎は刀の破損なく魘夢の討伐に成功したものの、
煉獄戦後に朝日を避けるため逃走を始めた猗窩座の背にぶん投げて紛失。
ちなみに鋼鐵塚は知る由もないが、刀は猗窩座の手でバラバラに破壊されている。
そんな中、煉獄邸への訪問を終えて蝶屋敷に戻った炭治郎を待ち受ける形で鋼鐵塚が登場。
鉢巻に包丁2本、両手に包丁の八つ墓村スタイルで。
「刀を失くすとはどういう料簡だ貴様ァアアアア!! 万死に値する……万死に値するゥ!!!」
夜明け近くまで鬼ごっこは続いた*6。
遊郭の事件後
上弦の鬼である堕姫と妓夫太郎を相手に刃毀れで済んだ(ただし炭治郎は2か月昏睡した)が、刀は届かず、
代わりに「お前にやる刀は無い」「ゆるさないゆるさない 呪う」「憎いにくい 呪ってやる」などと書かれた手紙を送りつけていた。
悩む炭治郎だが、実は刀の破損はよくあることで鋼鐵塚が特別気性難なだけらしい。
刀鍛冶の里に直接出向くもそこに鋼鐵塚の姿はなく、炭治郎の担当刀鍛冶変更まで話が進みかけた。
◆滅一文字
刀鍛冶の里にて、炭治郎は小鉄の指導で絡繰り人形相手に特訓する。
割とハイテンションに進んだ特訓であり、最終的に絡繰り人形を破壊。人形の中からなんと刀が現れた。
わくわくしながら抜く炭治郎だったが、絡繰り人形が戦国時代に作られたこともあり、刀は錆びて使い物にならなくなっていた。
落胆する炭治郎&小鉄だったが、そこに気配。
現れたのは体を鍛え上げムキムキとなった鋼鐵塚であった。
「俺に…任せろ…」
有無を言わせず刀を持ち去ろうとする鋼鐵塚相手に炭治郎と小鉄で揉めたが、
要は「この刀を自分が研ぎ直し、実戦用に蘇らせよう」というものすごく通じにくい申し出であった。こいつもコミュ障か。
その直後、里は上弦の二鬼に襲撃を受けて大混乱。鋼鐵塚の工房も上弦の伍・玉壺に襲撃された。
だが鋼鐵塚は騒ぎに気づかない。ただただ刀を研いでいた。玉壺に肌を切り刻まれ、左目を裂かれてもまるで意に介さない。
玉壺が芸術家として敗北感を覚えるほどの「作品」への集中力であった。
このシーンで被りと面が割れ、暴かれた素顔は若々しい顔つきに大きな目が鋭い、とても37歳とは思えない中性的な美形の男性。お約束である。
この刀は第1段階まで研いだ所で無一郎に奪い取られ、炭治郎が半天狗にトドメを刺す最後の一手として投げ渡された。
刀は研ぎの半端な状態でありながら、恨の鬼の体内に潜んでいた半天狗本体の固い頸を、恨の鬼の肉体もろとも両断する切れ味を発揮。
が、鋼鐵塚は仕事を途中で止めるなと状況一切無視でブチ切れて無一郎から日輪刀を奪って研ぎ直そうと掴みかかっていた。さすがブレない。
里襲撃事件終了後、改めて完全に研ぎ澄ませた件の刀を療養中の炭治郎に手渡した。その鍔元には「滅」の一文字。
依頼通り、煉獄の遺品の炎型の鍔も組み付け済み。
いつも通り傍若無人で怖かったが、このシーンは玉壺に痛めつけられた傷が癒えないままの状態でやってきたせいもあるが・・・炭治郎も認める今までで一番穏やかな鋼鐵塚であった。
そして炭治郎に「いいか炭治郎。お前は今後死ぬまで俺にみたらし団子を持ってくるんだ。いいなわかったな」
と言い残して去っていった。言い換えると「生きて帰ってこい」ということで、要するにツンデレである
その後
戦いが終わり現代を描いた最終話では、「鋼鐵塚整備工場」がチラッと登場。
刀を打つ機会がなくなったことから新たに機械整備を行うようになったと思われる。
名前が残っていることから結婚して子供もできたのではないかと思われるが、真相は不明。
追記修正は、刀への愛をこめてお願いします。
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*2 風鈴を付けているのは「子供の頃から癇癪を起こして暴れるたびに鳴らして宥めていた名残り」だという。
*3 「わずか2歳にして彼の両親がノイローゼになってしまい子育てを諦めた」とのこと。
*4 公式ノベライズの或るエピソードでは、そのことがより明確に描かれている。
*5 この包丁は自作のもので、「切れ味が良すぎて料理に使えない代物」らしい。一応ギャグとして描かれているが、なかなかシャレにならないことをしている。
*6 年齢的に体の衰えが始まっているにもかかわらず、全集中の呼吸・常中を会得した炭次郎を相手に何気に凄い事をやってのけており、視聴者及び読者から「もうお前が戦えよ」と言われることがある。
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