キラッと解決!64探偵団

ページ名:キラッと解決_64探偵団

登録日:2019/02/18 (金) 09:35:19
更新日:2024/03/28 Thu 13:53:28NEW!
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64探偵団集合!!





『キラッと解決!64探偵団』とは1998年にパンドラボックス(現会社名シャノン)が開発、イマジニアにより発売されたNINTEDO64専用のボードゲーム。



【概要】

基本的にはサイコロを振り、出た目の数だけ進んだ後止まったマスで様々なことが起きるという、同年発売されたマリオパーティのようなもの。
だが、一方通行というわけではなく任意の方向に進むことができたり、歩いた歩数分だけ戻ることも可能と比較的自由度は高い。



【あらすじ】

とある町の6丁目4番地に位置する『64探偵団』、そのメンバーはなんと全員が子供だった。
普段は学校で元気に勉強する彼らだが、一度事件が起これば推理とひらめきでどんな難事件も『キラッと解決!』
そして今日もまた、そんな彼らに一つの依頼が舞い込んできて…



【ルール】

3つの事件(モード)と部屋数を選択し、スタート。マップは3~10部屋まであり、間取りは毎回ランダムとなる。
基本的には探査マスに止まって探査を行い、証拠品を探すことになる。
朝・昼・夕方・夜の4ターンを1日とし、それを終えると『今日の成績』へと画面が切り替わり、その日入手した解決ポイントの高い順に応じてボーナスが入る。


この流れを繰り返していき、条件を満たした後にエントランスマスに止まれば『キラッと解決!』となりゲームは終了する。


見事事件を解決したプレイヤーには解決ポイントが進呈。
その後には以下4つの『No.1ボーナスプレゼント』が発表。該当したプレイヤーにそれぞれポイントが進呈される。


  • 探査成功No.1

探査マスでアイテム・証拠品をゲットした回数を競う。スカは含まない。


  • 移動歩数No.1

移動したマスの数を競う。


  • 情報収集No.1

協力者に話しかけた回数を競う。
勘違いされやすいが『情報を貰う』を選ばなくても問題はない。
向こうから話しかけたのは含まない。


  • 戦闘勝利No.1

戦闘に勝った数を競う。
警備員・ドーベルマン戦も含める。


これらを集計し、総合ポイントが最も高いプレイヤーが勝利。



事件


  • 盗品奪回

屋敷に侵入し、盗まれた証拠品を奪い返す任務。子供にやらせる仕事じゃない
脱出条件は指定された二つの証拠品とカギを所持してエントランスマスに向かうこと。
しかし、どちらか片方の証拠品はたった一個しか存在しない為プレイヤー間の奪い合いとなる。奪い返しにきた証拠品を奪い合うとはこれいかに。


  • 爆弾除去

屋敷内に仕掛けられた爆弾を解除する任務。だから子供にやらせる仕事じゃない
脱出条件は全ての爆弾を探した後(解除成功・失敗は問わず)カギを所持してエントランスマスに向かうこと。
爆弾は発見した瞬間に赤と青どちらの線を切るのかを迫られ、成功すれば証拠品として爆弾を入手、失敗すると爆発してしまい証拠品として残骸を入手し一回休みとなる。
入手した爆弾は協力者に渡せば解決ポイントに換算してくれる。(ただし残骸はポイントが少ない。)


  • 紛失物探し

屋敷へと赴き、依頼者が失くした証拠品を探し出す任務。
脱出条件は住人全員の紛失物を見つけ出した後、カギを所持してエントランスマスに向かうこと。
なにを探せばいいのかは本人に聴かないと分からないが、例えばお嬢様タイプだったら化粧品といった具合に、ある程度の目星をつけることはできる。
見事的中すれば200ポイント、探してはいたけど本当に探してほしい物ではなかった場合は50ポイント、全く違う場合は20ポイントに移動数を加えたポイントを入手できる。
なお、このモードに限りカギは後述のSガードロボが所持しているので最終的に彼を倒さなければクリアすることが出来ない、最も過酷な任務である。



【マス】


  • ハートプラスマス

ハートが描かれたマス。サイコロを振り、出た目の数だけ体力がプラスされる。
枠に囲まれたスーパーハートプラスマスも存在し、そちらはサイコロを二つ振ったときの合計分回復する。
また、その時見事ピンゾロが出た場合には特別ボーナスとして99増える。
回復した数値+移動歩数分のポイントを獲得し、体力の経験値が一つ増える。


  • キラっとPプラスマス

星が描かれた青いマス。仕様はハートマスと同じだが、このマスではキラッとPが増える。
回復した数値+移動歩数分のポイントを獲得し、キラッとPの経験値が一つ増える。


  • キラッとPマイナスマス

星が描かれた赤いマス。こちらは逆にキラッとPが減ってしまう。
スーパーではうっかりピンゾロを出さないように。
回復した数値+移動歩数分のポイントを獲得し、キラッとPの経験値が一つ増える。


  • 探査マス

虫メガネが描かれた黄色いマス。後述の【探査】をすることが出来る。
移動歩数+30の解決ポイントを獲得し、探査力の経験値が一つ増える。
アイテムが手に入る上に解決ポイントも高いため、CPUはこのマスを積極的に狙っていく。


  • サイコロマス

サイコロが描かれた水色のマス。もう一度サイコロを振って移動できる。
移動歩数+5の解決ポイントを獲得し、素早さの経験値が一つ増える。
実はこのマス何度でも止まることが可能で、運とマップ構成次第では1ターンで5回連続で止まって素早さがレベルアップなんて芸当も不可能ではない。


  • スターアクションゲットマス

交差したスターロッドが描かれた緑色のマス。止まると表示されたアクションの中からどれか一つを選び、そのアクションを習得できる。
アクション使用の際にはキラっとPが必要で、強力な効果なものほど使用Pが高い。
移動歩数+10の解決ポイントを獲得する。


  • アイテムカードマス

『I』と表示されたカードが描かれた紫色のマス。アイテムカードを売買することが出来る。
移動歩数+10の解決ポイントを獲得する。


  • イクイップカードマス

『E』と表示されたカードが描かれた紫色のマス。装備カードを売買することが出来る。
青い数字はその数字分最大表示が上がり、逆に赤はその表示分最大表示が下がる。
勿論強いカードほど値段も相応になるため、キラッとPを多めに所持しておこう。
移動歩数+10の解決ポイントを獲得する。


  • ドアマス

ドアノブが描かれた茶色いマス。1マスまたぎで部屋間を繋いでいる。
止まると移動歩数関係なしに2ポイントしか獲得できない。


  • 安全マス

ティーカップが描かれた緑色のマス。家具全てを調べた部屋の探査マスは全てこのマスに変化する。
この上に止まっている間は戦闘を回避でき、警備員にぶつかっても大丈夫。
5の解決ポイントを獲得する。


  • エントランスマス

ライオンを模したドアノブが描かれた茶色いマス。
脱出条件を満たしていればゲームを終了する。



【戦闘】

他のプレイヤーや警備員と同じマスに止まった場合(ピッタリ止まらなくても戦える)や、特定のアイテムを使用すると発生。
勝利すると相手からアイテム・装備・証拠品の中からどれか一枚のカードを奪える。


戦闘はジャンケン形式で、一回につき4ターン。それを過ぎるとドローとなる。
最初にアイテムカードを一枚選択、『アイテムカードに書かれた数字×自分の現在の攻撃力』が今回の戦闘での自分の攻撃力となる。
8種類のコマンドの中から一つを選択しターンを開始。終了後にダメージ計算が行われ、お互いの体力が残っていれば次のターンが開始される。
コマンドは一つの戦闘につき、一度しか選べないので注意。


  • 攻撃

自分の攻撃力分のダメージを与える。
回避・カウンター双方に負けるので注意。


  • 強い攻撃

自分の攻撃力の2倍のダメージを与える。
回避はできるが、カウンターでは受け流しきれない。


  • 速攻

自分の攻撃力分のダメージを与える。
カウンターはされるが、素早いので回避はしきれない。


  • 回避

攻撃・強い攻撃をかわす。


  • 防御

ダメージを半分に抑える。


  • カウンター

相手の攻撃を受け流し、『相手の攻撃力+自分の攻撃力』分のダメージを与える。


  • 気合い

体を震わせて衝撃波を発生させ、次のコマンド効果を2倍にする。
強い攻撃は4倍となり、防御はノーダメージとなる。


  • 何もしない

本当に何もしない。



【探査】


探査マスに止まった時や、特定のアクションを使用すると発生。
その部屋の中にある家具を選択するとアイテムを入手できる(見つけられないときもある)。探査力の数だけ調査が可能。
家具の中には『証拠品』という重要な物が入っていることがある。
この証拠品は『食べ物だったら冷蔵庫、服だったらタンスや洗濯機』『小さな家具に大きなものは入らない』などといった、『こんなものどうやってこの中に入れたんだ?』という理不尽がなく、ある程度は絞り込める仕様となっている。
全ての家具を調べつくした部屋は探査マスが安全マスへと変化し、右上のマップが赤色で表示される。



【登場人物紹介】


64探偵団


メンバーが小学生二人、中学生二人、そしてロボットの計5人の子供たちで構成された探偵集団。


本拠地は窓で形作られた笑顔が特徴の事務所ビル。
広大な敷地に加え、中は見た目以上に広く、作中で確認できるだけでも


  • ハイテクな機械が並んだ、憩いの場であるメインルーム(ゲーム設定時)
  • 巨大モニター完備の指令室(ゲーム開始前の説明時)
  • 天井が高い地下室(結果発表時)

など、およそ子供達だけの組織とは思えない程の大きさを誇る。



プレイヤーキャラの名前は全員が説明書に記載されているデフォルト名。
キャラ選択時に名前を付けることが可能で、記入せずに決定した場合はあらかじめ入っている名前からランダムに充てられる。
同キャラ選択も可能。


各キャラにはそれぞれ


●体力(ハート)…戦闘などで0になると気絶してしまい、一回休みとなる。
●キラッとポイント(星)…アイテム等を購入するためのお金とアクションを使用するためのMPを兼任する。
●攻撃力(拳)…戦闘のさいに相手にダメージを与えられる数値。
●探査力(虫めがね)…探査マスで家具を調査する際に、これの数だけ調べることができる。
●素早さ(靴)…罠を踏んでしまった時にこれが高ければ回避できる確率が上がる。


上記5つのパロメータが振り分けられている。
キャラ毎に特徴が異なるため、選択の際の目安にしてもいい。
特定のマスに止まる(攻撃力はこちらから戦闘を仕掛ける)と経験値が一つ貰え、これを5つ集めるとレベルアップとなり、該当ステータスの最大値が増える。(体力とキラッとPは10、その他は1)
短所を補うか、長所を伸ばすかはプレイヤー次第。
ちなみに戦闘に負けた時に攻撃力のレベルがアップすると気絶しながらもポーズを取るという中々シュールな光景が見れる。


  • ケンタ

64探偵団のリーダーで、逆さに被った帽子が特徴的な熱血少年。
熱意ならメンバーで一番なものの、空回りしてしまうこともあるのが玉に瑕。
特徴としては全能力が平均的なバランスタイプ。欠点がないので初心者向けとなっている。
強いてあげるとすれば逆に尖ったところもないためどのように育成するかはプレイヤー次第という点か。


  • トモ

ケンタのクラスメイトのおさげとメガネがチャームポイントな女の子。
少し気弱な性格だが、勉強が得意な64探偵団きってのブレイン担当。
特徴としては探査能力に秀でており、アイテム及び証拠品確保がしやすい。
その反面、体力が一番低いため戦闘に注意。
CPUが操作すると驚異のAIで探査マスを調べつくし、ゲーム後半には装備カードにより知性をかなぐり捨てたバーサーカーとして君臨する最強候補の一角となる。
裏ワザでメガネを外すことが可能。


  • ジェット

ゴーグルを付けたニヒルな男子中学生。メンバー最年長にして唯一のDQNネーム。
少々気だるげで皮肉屋なところがあるが、『俺って最高!』『(自分が一番で)そんなの当然だろ?』と億尾もなく言い切るナルシストな面を持つ。
特徴としては素早さに秀でており、罠を回避しやすい。
だが、今作では素早さはさほど重要視されず(勿論、上げて損はないが)他の能力のバランスの悪さが目立ってしまっている上級者向け。
荒事は得意ではないのか、体力が15と低かったり、OPムービーでは警備員に二人がかりでフルボッコにされるなど結構不憫。
見た目に反してテーマ曲がかわいい。


  • りょうこ

おかっぱ頭が特徴的な女子中学生で、ケンタの実の姉。
嫌いなものが『まがったこと』という弟に輪をかけたかのような直情型で、どんなことも腕っぷしで解決する強引な性格。
困っている人は放っておけない性分だが、早とちりが激しくただ懐いているだけだったドーベルマンを殴り飛ばしている。
特徴としては体力と攻撃力に秀でており、相手の証拠品等を奪える戦闘では非情に有利。
しかし、初期のキラッとP所持数がたったの10のため序盤では思うようにアイテム・装備が整えられないのが難点。こらそこ、買えなければ奪えばいいじゃないなんて言わないの!


  • ロボP

ケンタのおじいさんが作ったプロペラが付いた高性能ロボット。語尾に『~だっチ』と付けるのが口癖。
本来はお掃除専用ロボとして作られたのだが、いつのまにか64探偵団の一員として活動している。
特徴としてはキラッとP最大所持数に秀でており、レベルアップをせずとも高価なアイテムを購入しやすい。
欠点も素早さが1しかないぐらいなので、キラッとPを上手く管理できれば人によってはケンタよりも扱いやすい。
移動方法がキャタピラーなので、彼のみ足音が異なる。


  • 妖精

正式名称不明の妖精。ゲームの案内役及びナレーションを担当する。
小さな体に羽が生えていたりと明らかに人間離れした姿だが、なぜ64探偵団に所属しているのか、その正体はなんなのかということがゲーム内では全く言及されないので、その正体は謎に包まれている。


  • ボス

こちらも正式名称不明。それどころか姿形も分からない。
モニター越しに64探偵団メンバーに任務を発表したりアドバイスをくれたりする。



屋敷内の人物


  • 協力者

屋敷内に数人いる人たち。盗品奪回・爆弾除去では探偵団支援者、紛失物探しでは依頼人という立場で登場する。
彼らの止まっているマスにぴったり止まると会話をすることが可能*1となり、証拠品を解決ポイントに変える【証拠品を見せる】証拠品の詳しい場所を聞ける【情報を貰う】体力やキラッとP、アイテムが貰える【お願いしてもらう】のどれかを選択できる。
1ターン(プレイヤー全員の順番)が終了するとランダムに1~3マス移動する。その際プレイヤーにすれ違う時、たまに向こうから話しかけてくれることがあるが、この場合は能力やアイテムしか貰えない。
以下4つのタイプに分類される。


  • 青年タイプ

男性陣の中ではオーソドックスな爽やかイケメン。
青年タイプと銘打ってはいるが、ヒゲを蓄えた渋い初老の男性もいる。


  • お嬢様タイプ

協力者の中では唯一の女性タイプ。


  • 科学者タイプ

白衣と丸サングラスに加え、垂直に逆立ったヘアと青白い肌など、怪しさ満点の風貌が特徴。
大抵は科学者・研究者という立場で登場するが、たまに人造人間やロボットという設定で登場する。


  • おじさんタイプ

スキンヘッドとたらこ唇が特徴なふくよかなおじさん。
つぶらな瞳のおじさんとヤーさん顔負けの厳つい顔をしたおじさんがいるがどちらも優しいおじさんなのでご心配なく。



  • 警備員

警棒を装備した大柄でしゃくれ顎な警備員。
マップ移動中に彼に触れてしまうと強制的に戦闘になってしまうので注意。
子供相手にも容赦なく警棒で殴ってくるが、まぁこちらも勝手に侵入してしまっているので仕方ないと言えば仕方ない。
全員のターンが終わるとランダムに移動するのは協力者と同じだが、こちらは3~6マスと移動範囲が広く、部屋をまたいでくるので油断は禁物。
盗品奪回では青い制服の警備員、爆弾除去では銀色の制服のガードロボ、紛失物探しには金色の制服のSガードロボとなる。
特にSガードロボは体力80以上、攻撃力8とかなりの強敵なので序盤で鉢合わせしないような慎重な立ち回りが求められる。
ただ、一度倒すと大幅に弱体化してしまうので、プレイヤー次第ではガチガチに固めた装備で延々とボコられ続けるという末路をたどることも。
「コラー!そこでなにしとる!!」


  • ドーベルマン

屋敷を守る番犬。
出会ってしまうと戦闘になるのは警備員と一緒だが、こちらはマスに止まると一定確率で襲われる所謂エンカウント方式。
自身のステータスの半分であるドーベルマンとミニドーベル、自身のステータスと同じコピードーベルの三種類いる。
装備・証拠品を持っておらず、アイテムも固定されている。







64探偵団の諸君、今回の任務は非常に重要だ。
アニヲタwikiに侵入し


当項目の追記・修正


をしてもらおう。





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*1 会話をしないでマスの効果を得ることもできる。

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