登録日:2015/03/12 Thu 13:04:38
更新日:2024/01/12 Fri 10:46:46NEW!
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dm dm-20 デュエル・マスターズ 闇文明 アンコモン 不死鳥編 ティラノ・ドレイク 自壊 馬場菜緒 デュエル・マスターズ プレイス エンドブリンガー・ドラグーン 触れれば灰に出来る 触れられれば灰になる
触れられた者は灰燼と帰す。
しかし触れられれば灰燼と化す。
概要
エンドブリンガー・ドラグーンとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
DM-20「不死鳥編 第2弾 魔闘竜×機兵団(ジ・アルティメット・ノヴァ)」にて収録。レアリティはアンコモン。
フレーバーテキストをそのまま再現したクリーチャーであり、かなり珍しい能力を持つ。
スペック
エンドブリンガー・ドラグーン UC 闇文明 (3) |
クリーチャー:ティラノ・ドレイク 2000 |
このクリーチャーがクリーチャーを攻撃する時、そのクリーチャーを破壊する。(バトルは行われない) |
このクリーチャーが攻撃された時、このクリーチャーを破壊する。(バトルは行われない) |
現在でもあまり見かけないような複雑で面白い能力を持っている。
エンドブリンガーは、攻撃宣言をしてエンドブリンガーをタップしたタイミングで、対象のクリーチャーを破壊してしまう。
そして、本来なら行われるはずのバトルは行われない。
なので、相手がエンドブリンガーよりパワーが大きくても、スレイヤーを持っていても関係ない。
しかし、相手から攻撃を受ける場合も同様。
相手クリーチャーに攻撃宣言された時点で、エンドブリンガーは破壊されてしまう。
バトルは行われないので、エンドブリンガーよりパワーが小さくても関係ない。
少し複雑な効果を持つクリーチャーである以上、処理に関するルールも複雑になる。
面倒なルール上の設定について
まず、このクリーチャーの能力はアタックトリガーと同様のタイミングで誘発する。
バトルゾーンにブロッカーがいてもブロック宣言は行えない。
ニンジャ・ストライクの場合は、アタックトリガーと同様のタイミングで出せるので起動することはできる。
ただし、ニンジャ・ストライクでこのクリーチャーを除外してもあまり意味が無いことが多い。
何故ならバトルゾーンから除外されても、このクリーチャーの破壊能力は既に解決し終わっているので止められないのである。
そして能力の性質上、能力が誘発してクリーチャーが破壊された場合、アタックトリガーのタイミングで攻撃目標が消えることとなる。
それ以降のカードの能力による処理(ブロックされなかった時~とかの効果)はされない。
例えば《怪魔城 ポチョムキン》などは「ブロックされなかった時」のタイミングが来ないので、効果を使えない。
しかし、《超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー》などの破壊されても場に留まるクリーチャーは別。
このような場に留まれるクリーチャーに対して能力が誘発しても攻撃目標が消えないので、この場合は処理が行われる。
そしてバトルを行わないので、バトルに関する効果持ちのカードも意味が無い。
このクリーチャーの能力でクリーチャーを破壊しても、それは「バトルに勝った」わけではないのだ。
よって《無限掌》などは意味がないので勘違いしないように注意。
このように複雑な効果ではあるが、どんなクリーチャーでも破壊できるこの効果は強烈。
このクリーチャーで対象を破壊しても、バトルで破壊する訳ではない。
よって、相手のスレイヤー持ちを安全に撃破することが出来るし、『バトルに絶対勝つ』クリーチャーでも破壊できる。
《死神術士デスマーチ》のような、バトル時に効果を起こすクリーチャーも無意味にできる。
そしてバトルを置き換えてしまうあの《恐気の覚醒者ランブル・レクター》も破壊できる。
現在のところ、ランブルを攻撃しても破壊されない数少ないクリーチャーと言える点は大きい。
このような点から、大型クリーチャーなどには大きい脅威となるため、相手の攻撃を心理的に防げる役割も働けるだろう。
上述でも述べたが、仮に相手が大型クリーチャーを守れるブロッカーを用意していても、エンドブリンガーには意味を成さない。
ただ、逆を言えばこのクリーチャーは相手の攻撃には脆い。
パワーに関係なく相手を狩れるという事は、逆にパワーなどに関係なく狩られることもあるという事でもあり、単純にエンドブリンガーより小さいクリーチャーにも撃破されるという弱点がある。
また、エンドブリンガーのパワーが低いので除去呪文などで吹き飛ばされることも多々。
とは言え、相手がパワー2000のエンドブリンガーよりもパワーの低い小型クリーチャーしか出してこないという状況は少ない。
エンドブリンガーの性質上、少なくともクリーチャーを一体でも撃破できれば最低限の役割は果たせるだろう。
除去呪文で破壊されることもあるが、逆にエンドブリンガーのような小型に除去呪文を消費させたと考えれば良い。
場合によっては、場に残しておきたいティラノ・ドレイクの囮要員としての役割も出来ないわけでも無い。
このことから、ティラノ・ドレイクデッキには大型クリーチャーへの対策カードとしての投入が検討できるだろう。
またティラノ・ドレイクデッキだけでは無く、タップ&デストロイを戦略とする光文明デッキとも非常に相性が良い。
ティラノ・ドレイクに縛られずとも働けるクリーチャーであるとも言える。
相性の良いカード
ラプトル・ドラグーン R 火文明 (5) |
クリーチャー:ティラノ・ドレイク 4000 |
自分のブレイブ・スピリットが1体でもバトルゾーンにある時、自分のティラノ・ドレイクとブレイブ・スピリットは攻撃されない。 |
特定条件下で、ティラノ・ドレイクとブレイブ・スピリットが攻撃されなくなる。
エンドブリンガーとは抜群の相性を誇り、攻撃されると脆いエンドブリンガーの弱点を消してしまう。
そうすれば、毎ターン相手クリーチャーを破壊できる状態となり、相手は容易に攻撃が出来なくなる。
相手から見れば、エンドブリンガーを除去呪文などで消すしかなくなるのだ。
疾風のスウザ C 火文明 (2) |
クリーチャー:ブレイブ・スピリット 1000 |
バトルゾーンにある自分のティラノ・ドレイクはすべて「スピードアタッカー」を得る。 |
ティラノ・ドレイクをスピードアタッカーにしてくれる頼もしいやつ。
スウザがいれば、エンドブリンガーを即座にタップされているクリーチャーに突撃させられる。
マナカーブ的にも綺麗に繋がれるので、かなり相性が良い。
両者ともに軽いので、終盤でもまとめて出しやすい点も評価点。
関連カード
ドルドブリンガー・ドラグーン C 火文明 (6) |
クリーチャー:ティラノ・ドレイク 4000 |
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい) |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。 |
新章以降のシリーズで定番となっていた旧種族の低レアのパロディカードであり、なんとエンドブリンガーが元ネタのクリーチャー。
エンドブリンガーの「エン→円」と解釈し、こちらは「ドル」にしたのだろう。
相手クリーチャーを除去する性質こそエンドブリンガーと共通しているが、こちらは火文明の上に除去能力はエンドブリンガーは行なわないバトル誘発である。
インフレが激しい双極篇時期のカードと考えると力不足気味な部分はあるが、まともな新規カードがなかなか来ないティラノ・ドレイクの種族デッキには十分入るスペック。
デュエル・マスターズ プレイス
DMPP-07 第7弾「超神星爆誕 -GATE OF DISASTER-」にて収録。特に本家からスペックの調整はなくそのまま輸入された。
性能が変わっていないのでゲーム的に語る点は特にないが、ボイスの存在から女性型ティラノ・ドレイクだったことが判明した。
「アタシに触れる覚悟はある?」などと強気な姿勢を見せているが、破壊される時は「触っちゃダメ……!」などと言い出す。設定がちゃんと反映されている反応だが、何かあざとい。
補足
- エンドブリンガーは上記でも記載したように、ランブルは破壊できるが《神羅スカル・ムーン》は破壊出来ず、それどころか、スカル・ムーンの効果でエンドブリンガーの方が一方的に焼かれる。
一方でスカル・ムーンはエンドブリンガーが一方的に破壊できるランブルが天敵となるため、まるでジャンケンの様な図式が完成する。
…まあ、エンドブリンガーは攻撃時限定でしかランブルを倒せないし、環境に出るレベルで活躍した経験があったのはランブルくらいだったのだが。
- カードイラストではグレートメカオーと見られるクリーチャーを破壊している姿が描かれているが、これは不死鳥編背景ストーリーにてティラノ・ドレイクとグレートメカオーの戦争が起こっていたため、その際の戦場における場面だとみられる。
調子が良さそうなエンドブリンガーではあるが、背景ストーリーではティラノ・ドレイクの敗北に終わった事と触れられれば灰になる性質を考えるとその末路には不安が残る。
追記・修正した項目は良項目と帰す。しかし追記・修正しなければクソ項目と化す。
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