登録日:2020/12/20 Sun 13:58:05
更新日:2024/05/23 Thu 13:02:06NEW!
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小説 サイバーパンク sf ハヤカワ文庫 勘違い日本 不朽の名作 海外文学 sf小説 ウィリアム・ギブスン スプロール三部作 勘違いニッポン ニューロマンサー
港の空の色は、空きチャンネルに合わせたTVの色だった。
概要
ニューロマンサーとは、1984年にウィリアム・ギブスンによって書かれた長編SF小説。
短編小説「記憶屋ジョニィ(1981)」「クローム襲撃(1982)*1」に続く、ギブスンのシェアードワールド「スプロール・シリーズ」の第3作でもある。
日本では黒丸 尚によって翻訳され、1986年にハヤカワ文庫から出版された。
1982年の''ブレードランナーは「薄汚れた未来都市」を映像で表現しビジュアル的な「サイバーパンク」を創造した作品として知られるが、対する本作では文章を用いて「コンピューターネットワークの普遍化」「ハッカーたちのハッキングによる情報戦争」「巨大企業の台頭」「サイボーグ化による能力強化」といった、映像で表現不可能だった各種ガジェットとそれが当たり前のように使われる社会を描き、ブレードランナーの未来描写から更にもう一歩踏み込んで設定的な「サイバーパンク」を創造した''。
このため厳密に言えば起源というわけではないものの、「サイバーパンク」というジャンルを語る際には避けて通れない、重要な位置を占める作品として知られている。
日本での翻訳版では、黒丸 尚氏による大量のルビが振られた独自用語と独特な文体が特徴。ネオチバ・シティが汚染されまくった無法都市と化していたり、護身用武器として平然と手裏剣が登場したり、ニンジャが出て殺したり、一般人描写に「さらりまん」という奥ゆかしい表現が使われるなどしているため某サイバーパンクニンジャ活劇小説の祖とも言われる。
第一部 千葉市憂愁
第二部 買物遠征
第三部 真夜中のジュール・ヴェルヌ通り
第四部 迷光仕掛け
結 尾 出発と到着
ストーリー
コンピューター技術の発達した、西暦2058年の地球。
ネットワークの発展に伴う情報社会化は国家に代わって企業の台頭を招き、巨大企業は互いの情報を狙って企業戦争を繰り返していた。
世界中で環境汚染が深刻となり、野生生物の多くは絶滅。
人類の一部は宇宙コロニーを建設し、地球の環境汚染から逃れていた。
麻薬中毒になりながら日本の仁清で用心棒生活を送るヘンリー・ドーセット・ケイスは、情報の横流しがバレたことで依頼人に神経を損傷され、サイバースペースへの接続が不可能となった元凄腕ハッカー。
街の犯罪者の依頼をこなし辛うじて生き延びていた彼は、ある日モリイと名乗る黒髪の傭兵に遭遇する。
彼女の依頼主であるアーミテジによれば、依頼に協力するのならば神経を治療し、再びハッカーとしてサイバースペースへ接続可能にしてやるという。
依頼を承諾し再びハッカーとなったケイスは、人工知能「ニューロマンサー」を巡る戦いに巻き込まれていく。
登場人物
- ヘンリー・ドーセット・ケイス
スプロール出身の男。24歳。
元々優秀なハッカーだったが、盗んだ情報を横流ししようとしてクライアントに捕まり、ロシア産マイコトキシンで内部から神経系を損傷されハッカーとしての道を絶たれた。
その後治療方法を求めて千葉へ流れ着くが、闇医者でも治すことが出来ず、薬物中毒になりながら用心棒生活を送っていた。
とある作戦に参加すれば治療するというアーミテジの取引を受け入れ、半ばサイボーグ化に近い形で治療された。
再びハッカーとしてネットワークへの接続が可能になったが、アーミテジが治療の段階で時限式の毒を仕込んでいたことが判明し、作戦成功と解毒のために奔走することになる。
- モリイ
アーミテジに雇われた「レイザーガール」。目へのレンズ埋め込みや爪の仕込みナイフなど身体を部分的にサイバネ化しており、戦闘力は高い。
千葉で落ちぶれていたケイスを追跡し、アーミテジの結成した実行班の一員として招き入れた。
「記憶屋ジョニイ」や「モナリザ・オーヴァードライヴ」などの別の作品にも登場する。
- アーミテジ
実行班リーダー。ケイスやモリイ、リヴィエラを雇用した。
ケイスの治療時に毒を仕込んでおり、報酬に解毒剤を与える予定だった。
ケイスにとっては自らの命綱も同然の存在。
怪しい言動の目立つ男だったが...
その正体は元軍人のウィリス・コート大佐。
ソビエト領内へ侵入しコンピューターへハッキングを仕掛ける極秘作戦に参加したものの失敗し廃人になっていたところをウィンターミュートに接触され、彼の操り人形として使役されていた。
一応自我も残っていたようで終盤でコートとして目覚めるが、作戦当時の記憶も思い出し錯乱。
解毒方法を捜すケイスの静止も聴かず、用済みとしてウィンターミュートに殺害されてしまう。
- ピーター・リヴィエラ
任意の場所に望んだホログラフィック映像を自由自在に表示させられるインプラントを用いたエンターテイナー。
イスタンブールでショーを行っていたが、ヴィラ・ストレイライト潜入の鍵として誘拐された。
サディストで麻薬中毒者。
- レディ・3ジェイン
フリーサイドを運営するティスエ=アシュプール社現社長にして、会社の所有する各AIの制御権を握る存在。
ティスエ=アシュプール一族の一人レディ・ジェインの三番目のクローン。ザ・お嬢様な性格をしており、世間に疎い。
- ヒデオ
幼少期から3ジェインを警護している日本人のニンジャ。
3ジェインと同じくクローン。
高い戦闘能力を持ち、目隠しでも矢を命中させることができる。
- ジュリアス・ディーン
細胞治療による若返り療法を実践する135歳の爺さん(外見はおっさん)。好物は生姜漬け。
仁清裏通りに倉庫を構えており、アンティークなどの雑貨を収集・販売していた。
- リンダ・リー
仁清在住時のケイスの元ガールフレンド。ケイスに勧められて麻薬中毒に陥った。
日立の「やばいRAM」を仁清を発つ際のケイスから受け取るが、それをディーンに売った際に目を付けられてディーンの部下に始末されてしまう。
- ディクシー・フラットライン
ケイスの師匠であり、伝説的ハッカー。
作中では既に故人だが、彼の脳を再現した擬似人格データをセンス/ネット社が保存していた。
計画の一環としてモリイとケイスがセンス/ネット社ビルを襲撃し強奪される。
その後ケイスに協力を依頼され、計画終了後に擬似人格データを削除すること(=完全な死)を条件に彼に協力する。
- マエルクム
独自文化を発達させた宇宙コロニーであるザイオン集合体の住民。独特な訛りで話す。
宇宙曳航船マーカス・ガーベイのパイロットであり、ウィンターミュートがザイオン指導者をカーゴカルト的な手法で騙した味方に付けたことでケイス達に同行、協力する。
- ウィンターミュート
ティスエ=アシュプール社の高性能AI。自我を確立しており、兄弟機のニューロマンサーと統合して更なる性能向上を目論んだ。
作中ではアーミテジを手駒として洗脳し、ケイス・ディクシー・モリィ・リヴィエラら実行班を雇用。
ニューロマンサーのロックを解除させて接続するため、ティスエ=アシュプール社幹部の住むフリーサイドへと向かわせた。
- ニューロマンサー
ティスエ=アシュプール社の高性能AIにして、ウィンターミュートの兄弟機。
彼と同じく自我を確立しており、ウィンターミュートに統合されて自我が抹消されることを恐れている。
登場用語
- 電脳空間
コンピューターネットワークを擬似的に3次元空間として再現したもの。作中では各所に企業のサイトなどが点在しており、接続した者は電脳空間を移動してこれらにアクセスすることができる。
ユーザーは専用デッキと脳を直接接続(ケイスの場合は額)し、視覚的な表示ではなく脳をジャックする形で使用する。このため移動やハッキングの自由度は高いが、ICEに攻撃された際に致命傷を負いやすい。
- ICE
侵 入 対 抗 電 子 機 器。機密情報を保護するセキュリティプログラムの通称。要するにウイ○スバスター。
単に防衛し、ハッカーの侵入を阻止するだけのものは金属や石、氷といった無害な外観で表示されるが、進入者を逆に焼き殺すものは真っ黒の暗黒空間として表示される。
- アイスブレイカー
ICEに「穴を開ける」クラッキング・ソフトウェア。ソフトウェアによって解除可能なICEは異なり、ハッカーは複数のアイスブレイカーを組み、使い分けてハッキングに挑む。
セキュリティ会社が高性能ICEを開発する度に新しいアイスブレイカーが登場するといういたちごっこに陥っている。
- ザイバツ
日本を拠点に、ハッカーの聖地スプロールなどに幅広く進出している暗黒メガコーポ巨大企業。
作中では看板製作の富士電機、さらりまんが勤務する三菱ジェネンティック、一般向けPCの日立、眼球移植のニコン、宇宙行きシャトルのJAL、電脳空間デッキのホサカなど、さまざまな場面で日本企業の姿を見かけることができる。
- コフィン
カプセルホテル的なもの。ケイスらが住居としている。
- AI(人工知能)
HALとかSHODANとかGlaDOS的な、一般的なSFにおけるAIと同じようなもの。
本作においてはウィンターミュートとニューロマンサーが該当する。
本作のAIも3次元の電脳空間上に存在でき、会話することもできればアクセスすることもできるが、内部に侵入したハッカーなどの異物に対しては「内部に取り込んで同化することができる」という特殊な性質を持つ。進入しようとして取り込まれAIの一部分と化した場合は意識のみがAI内部に移行し、肉体が一時的に心肺停止したりする。
作中ではディクシー・フラットラインがこの現象を体感し一時的に「フラットライン」となったほか、ケイス自身もニューロマンサーとの同化によって精神だけを仮想空間に取り込まれたり、同化したウィンターミュートの演算能力を無意識に利用して天文学的な数字(電脳空間上に生成された浜辺の砂の数など)を瞬時に導き出すといった奇妙な現象に遭遇した。
地名
- 日本
ご存知日本。ザイバツが牛耳るディストピア国家となっており、環境汚染もかなり深刻。
麻薬取引や銃取引が平然と行われ、千葉や東京、横浜では外国からの移民が溢れているなど治安の下がり具合は異常。
なおメジャーな武器として普通にシュリケンが売られており、日本人なら護身用にシュリケンを使えて当然のようだ。
他にもスシ屋台やヤキトリ屋台があるなど、サイバーパンクに定番のガバガバ日本描写は健在。
- チバ・シティ
第一章「千葉市憂愁」の舞台。
そのまんま日本の千葉県千葉市。現実同様に東京湾に面しているが、モノレールは廃止されたらしい。
「仁清通り」、「滋賀通り」、「ベンクレーン通り」「杯溢通り」といった複数の通りで構成されている。
テクノロジーの遊び場とも形容される無法都市であり、コンピューター技術からサイバネティクス、人体実験に臓器売買、違法手術と法を逸脱した独自の発展を遂げている。
その惨状から、ついた渾名が「ナイトシティ」。
東京湾は汚染が深刻すぎて発砲スチロールが大量に浮かんでいる。
- スプロール
正式名称B.A.M.A。第二章「買物遠征」の舞台。
ボストン・アトランタ・メトロポリタン・アクシズの略で、合衆国東部三都市が統合された巨大ドーム都市。
ケイスの出身地であり、ハッカーの聖地。地下鉄が張り巡らされている。
センス/ネット社のビルにはケイスの師匠ディクシーを再現したAIデータが保管されていたが、襲撃したケイス達によって強奪された。
- イスタンブール
スプロールを発ったケイス達が向かった場所。第二章「買物遠征」の舞台。
リヴィエラが住んでおり、捕獲作戦が行われた。
- フリーサイド
紡錘体型の宇宙コロニー。第三章「真夜中のジュール・ヴェルヌ通り」の舞台。
イスタンブールで仕事を終えたケイス達が向かった、宇宙コロニーの集合体の一つ。
集合体建設からはおよそ30年が経過しており、コロニーの中にはザイオン集合体など老巧化の激しい場所もあるが、フリーサイドは整備が徹底しており宇宙旅行客の観光名所となっている。
先端部には仏系企業ティスエ=アシュプールが建設した別荘であるヴィラ迷光がある。
- ヴィラ・ストレイライト
フリーサイドにあるヴィラ(別荘)。第四章「迷光仕掛け」の舞台。
ティスエ=アシュプール幹部が管理し、移住している。AIの制御権を握る人物が住んでおり、作中ではリヴィエラのショーに乗じて潜入が行われた。
スプロール・シリーズ
本作を筆頭に世界観を共有した短編・長編が複数発表されている。
各作品は舞台(スプロール)や企業(ホサカ、センス/ネットなど)、職業(ハッカー・ニンジャ・引き抜き屋など)、登場人物などが共通しており、また一貫して「アート」の重要性が高い。
シリーズのうち長編小説の「ニューロマンサー」「カウント・ゼロ」「モナリザ・オーバードライブ」は三つで「スプロール・トリロジー」とも呼ばれる。
- 記憶屋ジョニィ(1981)
- クローム襲撃(1982)
- ニューロマンサー(1984)
- ニューローズホテル(1984)
- カウント・ゼロ(1986)
- モナリザ・オーバードライブ(1988)
漫画化
1989年にはフルカラーのグラフィックノベルとしてトム・デ・ヘブンとブルース・ジェンセンによる「William Gibson's Neuromancer」が発売された。
小説前半部である「チバ・シテイ・ブルーズ」と「ショツピング・エクスペデイシヨン」部分を漫画化したのだが、残念ながら後半部が発売されることはなく未完となっている。
ゲーム化
ボイジャー社によってAppleコンピューター向けの電子書籍(Expanded books)として発売された。
その後、1988年にはRPG要素のあるアドベンチャーゲームとしてInterplay開発、Mediagenic(後のアクティビジョン)によって発売された。
対応機種はAmiga、Apple II、Apple IIGS、Commodore 64、MS-DOSと当時一般的なのPC機種を網羅。
やや描画性能不足ながら、当時のPC雑誌からは軒並み高い評価を得ている。
ラジオドラマ化
イギリスのBBCによって合計2時間の短編ラジオドラマとしてアレンジされ、2002年9月に放送された。
また、フィンランドでもYLE(フィンランド放送会社)が原作通りの4部構成でラジオドラマを製作、放送している。
映像化
1990年代から現在まで多くの企画が挙がっては消えを繰り返し、現在まで一度も正式な作品としては映像化されていない。
「マトリックス」も元々本作の映像化企画だったが、オリジナルストーリーとなった。
そうこうしているうちにコンピューター技術に関する一部要素は既に現実が小説を上回ってしまっており(VRの登場やPCの小型化、スマホの普及など)、さらに元の小説で当時衝撃的だったハッキングや企業戦争といった要素も、サイバーパンクジャンルの普及と共に「お約束」と化したせいでそのまま映像化してもイマイチ衝撃的でないというのが現実。
しかしそれでも小説ファンからの映像化を望む声は多く、さまざまな監督・脚本家による製作発表→頓挫が繰り返されている。
なお、スプロールシリーズ全部がそうというわけではなく、1995年には「記憶屋ジョニィ(邦題JM)」が、1999年には「ニューローズホテル」が映画化されている。「キアヌが奇妙なヘッドマウント装置をつけて歯をくいしばると即座にサイバーパンク(鼻血が出るとなお良い)」という視覚的テンプレートを完成させた、記念碑的サイバーパンク映画作品でもある。
関連項目
- ''ブレードランナー''
本作より先に公開され「サイバーパンク」の概念を確立したと言われるポストモダンSF映画。
ただし厳密に言えば「ポストモダニズム建築のロサンゼルス描写が後のサイバーパンク作品に流用されまくった結果、いつの間にか代表作扱いされるようになった」というだけであり、インターネットも暗黒メガコーポもサイボーグも登場せずストーリー部分にサイバーパンク要素は殆どない。
このため、「環境汚染が広がり、巨大企業が台頭し、サイバネティクスが発達し、ハッカーがネットワークを駆使して情報を奪いあい...」といった方向の設定・ストーリー的な「サイバーパンク」ジャンルはこちらが始祖となる。
映画の公開当時、ギブスンは本作を1/3書き終えた段階であり、そのあまりのビジュアル一致に開幕20分で耐え切れずに退場してしまったという。
映画を見て「このままでは失敗する」と確信した彼はその後小説の2/3を12回もボツにし、2年後になんとか出版に漕ぎ着けた。
- ''ニンジャスレイヤー''
読者数サンオクニンを突破した大人気サイバーパンクニンジャ活劇小説。
忍殺著者のブラッドレー・ボンドは甥からの資料で日本の隠されしニンジャ真実を補っているが、本作執筆時のギブスンも日本人学校で英語を教えていた妻からの情報だけでヘンテコ未来都市チバ・シティを創造したという共通点がある。
なお、ニューロマンサーにおけるニンジャはただの戦闘能力の高い傭兵であり、別にニンジャソウル的ななんかは宿していない。
もともとは本作の実写映画化の企画だった映画作品。実写化自体は叶わなかったものの、結果として21世紀の映画に大きな変革をもたらすことになったエポックメイキングな一作。
根幹的な世界設定こそ大幅に異なるものの、「ハッカーが仮想現実で攻撃されると現実の肉体もダメージを負う」「会話手段として公衆電話をハッキング」「異なる容姿に自在に変異する管理者AI」「社会から隔離された都市ザイオン」「仮想空間上で主人公が人知を超えた能力を得る」といった本作の要素が多く見られる。
また、ミステリアスな女性に連れられてある組織に招かれた天才ハッカーが、電脳空間を駆使してAIと戦うという物語の構成は本作のものを受け継いでいる。
- ''リモートロマンス''
『ジョジョの奇妙な冒険』を題材とした展示会『ジョジョ展』のリモート観覧企画に際してデザインされたスタンド。
元々の本体であるディキシー・フラットラインの名前は本作のディクシーが由来で、本人とスタンドという違いはあれど、死後もデータとして残り続けたという設定も類似している。
追記・修正は電脳空間デッキの操作卓にプラグを差し込んで、額に電極を接続して没入してからでお願いします。
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▷ コメント欄
- 独特の訳文と固有名詞の多さで最初読んだときは理解できんかったなぁ。時間おいて再読して面白さがわかったわ -- 名無しさん (2020-12-20 14:16:39)
- 黒丸尚版はお世辞にも読みやすい翻訳とは言えないからそんなに好きじゃないけど、横文字をとりあえずどういうものか一目で分かる創作単語に置き換えてあるのは本当に英断 全部横文字だったら絶対に読めずに挫折した -- 名無しさん (2020-12-20 16:13:04)
- ニュー・ロマンサー? -- 名無しさん (2020-12-20 16:46:31)
- ↑ニュー・ロマンスでありニューロンにかけたネーミング。 -- 名無しさん (2020-12-20 18:02:38)
- ウィンターミュートを元ネタとする冬寂(トージャク)さんはTRPGでちょくちょく見かける気がする -- 名無しさん (2020-12-20 19:09:45)
- ニューロン+ネクロマンサーだと思ってた -- 名無しさん (2020-12-20 19:25:21)
- マンサーが占い師とか指してるから、ニューロ・マンサーでもあるんだろうね。しかし指輪物語といい、原点近くは映像化難しいのかなぁ -- 名無しさん (2020-12-20 22:34:28)
- キアヌ・リーブスがサイバーパンク概念の一部とかしてるの笑える -- 名無しさん (2020-12-20 23:35:06)
- 人生における一冊を選べと言われたら、俺の場合はこれになる。それほど愛してる一冊だ。 -- 名無しさん (2020-12-21 00:20:19)
- ここまで近未来的なのに作中最強が(クローンとはいえ)改造少なめの生身の忍者おじさんなの笑う -- 名無しさん (2020-12-21 01:48:42)
- ブレードランナーはビジュアルこそサイバーパンクと言われるけど、作品の内容は人間そっくりの反乱を起こした惑星開拓用アンドロイドを追う話だから、そっちのほうは従来のSFであり全然サイバーパンク的ではない。 -- 名無しさん (2020-12-21 10:45:27)
- 新円という単語とかBTLの没入の仕方とか、アメリカ産TRPGのシャドウランにも影響多大そうだけどもどうなんだろう? -- 名無しさん (2020-12-21 11:20:04)
- というより企業が強大な権力を持ち肉体を機械で強化しコンピュータネットワークに神経を接続する作品は全部ニューロマンサーの血統と言っていい。どの作品が、とかじゃなくてこれ移行のほぼすべてのサイバーパンクが影響下にある。 -- 名無しさん (2020-12-21 11:36:57)
- ↑その先祖にも「接続された女」とかあるけどね。 -- 名無しさん (2020-12-21 18:17:31)
- 部分的な要素だけでサイバーパンク認定していくとキリがなくなるから... -- 名無しさん (2020-12-21 21:01:09)
- 現実だと日本がIT後進国になっているから、今やこの辺りのサイバーパンク描写を見ていてもしっくり来ない事が多くなってしまった。これからサイパン作品を新規に作るなら、アメリカのリベラル州や中国の重慶あたりをモチーフにした方が説得力は出るだろうね。 -- 名無しさん (2021-07-05 00:17:21)
- 文字がすらすらはいってくるような感覚がするくらいに読みやすくておもしろ。それゆえにつづきを読むのが惜しくて手が止まってしまった本末転倒な自分ガイル -- 名無しさん (2021-11-27 21:15:05)
- 14↑そういう意味だったんだ、すっごく納得 -- 名無しさん (2021-11-27 21:17:32)
- 「ニューロマンサー」は高橋幸宏のアルバムのタイトルが元ネタだったはず -- 名無しさん (2022-09-15 12:08:05)
- サイバーパンクの映像化ではマックス・ヘッドルーム(未来テレビ局ネットワーク23)がニューロマンサーに多大な影響を受けている。勘違い日本もジックザック社とかいうのが出てきたり。 -- 名無しさん (2022-09-24 09:12:42)
- ↑5 逆にいっそブレードランナーまで戻してサイバー要素無しのサイバーパンクを書いてみるのも手かもしらんね。既に現実のネット技術そのものがサイバーパンク以上になってるし。 -- 名無しさん (2022-10-09 05:14:45)
- 高橋幸宏もこれも1980年に興った「ニューロマンティック」って音楽ジャンルが名前の元ネタの一つだから、高橋が直接の元ネタとは言いづらい -- 名無しさん (2022-12-08 00:34:28)
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