ガチレウス

ページ名:ガチレウス

登録日:2019/08/12 Mon 19:34:57
更新日:2024/04/19 Fri 10:58:42NEW!
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なぜ基地そんなものが必要だ?そんな暇があったらリュウソウ族を早く根絶やしにしろ。




ガチレウスとは騎士竜戦隊リュウソウジャーに登場する敵キャラクターである。


CV:稲田徹


データ

属性/ルーク級幹部
分類/ドルイドン族
身長/191cm(巨大魔強化身長/46.8m)
体重/287kg(巨大魔強化体重/703.2t)
分布/真剣勝負の深海
経験値/503(ゴリ押す)


登場話:第14話~第16話、第27話~第39話


概要

第14話「黄金の騎士」から登場した戦闘民族ドルイドンの2人目のルーク級幹部。


白い戦艦と海軍の司令官を混ぜたような屈強な外見をしており、そのゴツイ見た目故に歩く度に鈍い金属音のような足音が鳴る。
頭部は提督風の軍帽を被ったような形をしており、鋭く尖った髭が伸びている。


彼の来訪を知って口喧嘩の末に任務を事実上放棄したワイズルーに代わり、ドルイドン族3人目の作戦指揮官として君臨する。



人物像

一人称は「俺」。
その性格は強権的な上に融通が全く利かない超堅物の冷血漢ともいうべきものであり、自身の考えと全く異なる他者の考えには何事に対しても「なぜ〇〇する必要がある?」と問い、頭ごなしに否定する。


常に敵の殲滅のみに邁進する度を越した合理主義者でもあり、ユーモアに理解を示さず自分が無駄と感じる行為・思想には一切の興味を持たず、聞く耳も持たない。
そのスタンスは徹底しており、自身が死に至らないと判断した攻撃であれば避けることも無駄と称して回避すらしない。


作戦立案能力自体は合理的だが、肝心の作業労力や作業効率については一切考慮されておらず、タンクジョウ以上に強引な作戦指揮を行うのがガチレウス最大の欠点。(詳しくは後述)
クレオンにはブラック企業も真っ青の超絶過重労働を強いる傾向にあり、
無茶苦茶な命令を無理矢理強行させて心身ともにボロボロにし、実際に過労で気絶させた。



そんな堅物すぎる上に愛想も無い性格なのでワイズルーとは昔から完全な水と油の関係。
ワイズルーは「そのなぜ返しやめろ!会話が跳ねない!」と蛇蝎の如く忌み嫌い、ガチレウスの来訪早々僅かな会話だけで気分を害して戦線を離脱。
ここまで仲が悪いのは、かつて異世界因縁があったからかもしれない。


一方で無駄を嫌う割には目先の利益にしか見えていない節があり、クレオンに無理を強いたせいでマイナソーの元となる液体を大量に失ってしまい、戦いが終わって安堵しているリュウソウジャーの前に現れても、顔見せ程度で済ませて撤退してしまい折角のチャンスを自ら逃したり、
再生能力を持つクレオンを粉砕して余計に反感を煽る等、それこそ第3者視点からすれば無駄と感じられるような行動も多い。


当然ながら人望も皆無。
クレオンには表面上は様付けされているが、裏では「ガチの奴」と不満タラタラで呼び捨てたり愚痴る荒んだ関係性になっている。
上記の通りワイズルーとの相性は最悪で、また劇場版では同じルーク級幹部のタンクジョウとも不仲な事が判明した。最もタンクジョウは彼の「なぜ返し」に慣れているのか、ガン無視する形で対応していたが。
そして当然というべきかこの人望の無さが自身の破滅を招くこととなる。



戦闘能力

武装として両肩に備えた水陸両用の大砲「ガチレイド砲」と、両腕に装備する高速回転する爪「スクリュークロー」を保有。
戦闘ではガチレイド砲による射撃やスクリュークローによるパンチ攻撃を得意としており、並大抵の攻撃ではびくともしない装甲も相まって遠近ともに高い戦闘能力を持つ。


さらに水中では無類の強さを誇り、水中戦闘形態に変形してガチレイド砲から発射する魚雷で敵を粉砕する。
一方で右胸の耐久性が低く、唯一の弱点とされているのだが、ここを破壊されると自己防衛機能が作動し、オレンジ色の結晶外殻に包まれてエネルギーを蓄え始め、エネルギーが満タンとなることで巨大魔強化を行う。
ただしエネルギーが満タンになるまでの間は蛹の如く一切動くことはできない。



カリブディスマイナソー


『ナーゼー!』


属性/海獣型モンスター
分類/給水塔目カリブディス科
身長/185cm~45.3m
体重/281kg~688.4t
分布/満ち足りたダム
経験値/396(サイクロン)


第38話に登場した、幻獣「カリブディス*1の伝説を司るマイナソー。
ガチレウスの「プリシャスに心臓を奪われもう後がない」というマイナス感情から誕生したガチレウス最後の奥の手。


腕から河川や噴水などから水を奪い取り、頭部の貯水タンクに吸収した水を蓄えることができ、蓄えた水を放射する強力な「激流ショット」を武器とする。
また、ダムといった大量の水が大量にある場所でなら、超強力な「サイクロン攻撃」を起こすことが可能。
しかし、貯水タンクに貯められる水には上限があり、無くなってしまうと一気に弱体化してしまう為、定期的に水を取り込んでエネルギーを補給する必要がある。



各話の活躍

第14話

開幕早々基地を探すクレオンとワイズルーの元に現れ、上記の台詞を投げかけたことで機嫌を損ねたワイズルーが離脱した為、新たに指揮を執る。
手始めにバジリスクマイナソーを生み出させるが、それがリュウソウゴールド瞬☆殺されると足早に次のマイナソーを生み出そうとする。
そして、次に生まれたケルピーマイナソーが強力*2であることを知るとそれを500体生み出すようクレオンに要求。人間個人によって出来上がるマイナソーは異なるため、本来無理な作戦であるはずだがそれには気づかなかったようだ。
しかも、散々酷使されて「もう(マイナソー作成用の体液が)出ません……」と訴えても「弱音を吐ける余裕があるならまだいける」と一蹴している。


その後、高所から汁の雨を降らせるよう指示するが、その作戦の最中余りの疲労にクレオンがダウンし、汁を全てこぼした為に失敗。
いつまで経っても作戦を実行しないクレオンに業を煮やし、「500体のマイナソーはどうなった!」などと怒鳴っていたが、当のクレオンは既に疲労で気絶していた。
そのケルピーマイナソー、目の前でビリビリソウルに完封されましたよね…


その後はリュウソウジャーの前に現れ、宣戦布告だけして去っていった。


こうしてリュウソウゴールドと共に鮮烈なデビューを果たした。
…が、視聴者の多くは虚ろな瞳で*3不穏なモノローグを呟き、働く意味を考えることすら放棄し、タンクジョウやワイズルーにこき使われていた頃を「楽しい夢」とまで言うほど追い詰められたクレオン、通称「社畜クレオン」の誕生にガチなレベルで胸を痛め、一方のガチレウスは愛嬌の無さも合わさり「無能な上司の典型」「日曜日の朝にこんなの見せるな」などと言われて見事に嫌われたのであった。


第15話

パーンマイナソーを生み出し暴れさせるもコウとカナロの参戦によってマイナソー共々撤退したクレオンに対し、策も無く出撃したことを激しく問い詰め、遂には手を上げようとし、半ば強制的に再出撃させた。


その後、カナロの妹のオトを人質にして、ゴールドとリュウソウジャーの同士討ちを謀るクレオンの前に現れ、「リュウソウジャーを攻撃すればオトを解放する」という約束を果たそうとした彼を遮り、「お前(ゴールド)が死んだら解放してやる」と脅迫。
しかし、ゴールドとモサレックスの一計によってオトが解放され、パーンマイナソーも追い詰められ始めるとクレオン共々撤退した。



第16話

冒頭にて前回の敗戦ぶりを必死に謝るクレオンに対し、「奴らの弱点は握った。ご苦労だった」と珍しくその苦労を労った。
...のだが、クレオンが安堵した直後、彼に用済みを宣言し、スライム状のクレオンが物理攻撃で死なないことを知ってか知らないでかガチレイド砲で粉々に吹き飛ばしてしまった。


その後、ドルン兵を率いて町で暴れまわることでコウ・メルト・アスナとカナロをおびき出した。
自身はレッド及びゴールドと交戦し、そのパワーと防御力で優位に立つが、レッドに弱点を見抜かれ、強竜装した二人のフレイムディーノスラッシュ・ファイナルサンダーショットの同時撃ちを喰らうと「やはり強かったな…貴様は…!!」と言い残して敗北するが、直後に自己防衛機能が発動。
一晩活動を停止する。
...が本来ならばこれで不意打ちを行う筈が、今まで散々ストレスをため込んでいたクレオンが仕返しと言わんばかりに様子見に来たバンバ・トワにこれをばらしてしまい、当然リュウソウジャー全体に知られてしまう。


結果不意打ちは失敗し、強化されたパワーで猛威を振るうも覚悟と戦闘態勢を崩さなかったキシリュウオーファイブナイツには持ちこたえられてしまうが、水中戦に持ち込んで完全なワンサイドゲームを繰り広げた。


しかし、あと一歩のところでカナロの説得に心動かされたモサレックスがアンモナックルズと共に駆け付けキシリュウネプチューンに合体
同じく水中戦を得意とする相手に手も足も出ず、最期はキシリュウネプチューントルネードストライクを喰らい爆散。
しかし散り際に、「これで、終わりと思うなぁぁぁっ!!」という意味深なセリフを残しており……?



その後


ガ…ガチレウス!…様!? 死にやがっ…お亡くなりにおなられたのでは!?


死んでいたら、此処にはいない


死んだかに思われていた彼だが、実は爆死の寸前にギリギリのところで宇宙に逃走し、生き延びていた。
そして、傷が癒えた後の第27話にて地球に帰還し、ワイズルーやクレオンと合流した。


尚これ以降自身の行為を「逃げた」と称するワイズルーに対して「逃げたのでは無い。回避だ!」言い訳にならない言い訳で反論した結果、子供染みた口喧嘩に発展したり、自分の計画が無に帰すと地団駄を踏みながら「おのれ!おのれ!おのれ!ニェーイ!!」という奇声を上げながら悔しがるという今までには見せなかったかわいい幼稚な一面を垣間見せる様になった。
あまりに嫌われていたのでギャグキャラに転向させて愛嬌を出そう、という制作陣の配慮があったのかもしれない。


しかし、折角戻ってきても強化や成長等は一切していない為*4、戦闘能力は一切変わっておらず、既に一度自身が退場した時から大いにパワーアップしていたリュウソウジャーには歯が立たず、そして一時退場前に見せていた洞察力の高さも焦りからか発揮出来ず、辛酸をなめる状況ばかりが続くようになる。


更には第34話にて帰還したプリシャスによって心臓(=命)を握られて以降は余裕のない立場が更に悪化。
これまで同様幾度もリュウソウジャーに敗北してはプリシャスに心臓を介して痛めつけられてしまい、プリシャスに「弱虫がっちゃん」と罵倒半分に嘲笑される始末になってしまった。
そして第38話にて「状況がいつまで経っても変わらずもう後がない」というマイナス感情から自らカリブディスマイナソーを生み出すほどにまで切迫。
プリシャスにはカリブディスマイナソーを用いた作戦を「最後のチャンス」と宣言し意気込むも苦戦。これまで扱き使っていたクレオンに頭を下げて罵倒され、マイナス感情を生み出すなど上司の威厳もプライドも捨てる姿勢まで見せたが結局カリブディスマイナソーは敗北して作戦は失敗に終わった。


そして、第39話では虎の子のカリブディスマイナソーが倒され最後のチャンスすら失いながらも、名誉挽回とばかりに進行中だったワイズルーの作戦を奪ってまで戦おうとする自己中心的極まりない往生際の悪さを披露。
だが自身の行動を先読みしていたプリシャスに見限られ、致命傷を負わされたことよって巨大魔強化を無理矢理発動させられ意図せず巨大化。
やけっぱちになりながら暴れるも最後はキングキシリュウオーとの戦いに敗北。自身の本領が一切発揮できない宇宙に飛ばされた挙句、「キングキシリュウオービックバンエボリューション」の一撃を受け、小惑星に叩き付けられながら爆散し本当の死を迎えた。


こんな筈ではァァァァァッ!!


他人をぞんざいに扱い続けた彼が、他人からぞんざいに扱われた末に果てたのは自業自得、因果応報と言える。
彼の死後、その心臓が入ったカードはドロドロに溶けて消滅。その様を見ていたプリシャスだがそもそも最初からガチレウスには一切期待しておらず、「がっちゃん、使えなかったなぁ~」と辛辣なコメントを残している。





余談

  • 名前の由来は「ガチンコ」+「アキレス」と思われる。モンハンのあいつとは関係ない…筈。

  • (途中で再登場したとはいえ)初登場回も含めたった3話という、本作のみならずスーパー戦隊シリーズ全体の敵幹部の中でもかなりの短期間でのリタイアとなった。しかし、これまで幹部に対する忠誠心をほとんど持ち合わせていなかったクレオンがガチレウスの死後に喜びの雄叫びを上げ、17話で戻ってきたワイズルーとは以前より生き生きと仕事(悪だくみ)をするようになり、21話ではタンクジョウの復活を喜び、22話で彼が再び退場した際は大号泣していた。ガチレウスの登場と退場を期にクレオンのキャラクターが大きく変わったため、物語全体に与えた影響は大きい。




  • 前述通りある意味当然、それでもブラックな末路となったガチレウスだったが、後にプリシャス自身も終盤、同じく保身に腐心した結果生き延びるためにプライドすら捨てるというガチレウス以上の醜態を晒すこととなった。しかし、プリシャスは最終的に生存。劇中で成長し変わっていったワイズルーやクレオンに連れられ(無理やり)地球を去ることになった。そういう意味では全く成長せず、他人を道具のように扱う性格が変わらず二人から嫌われ続けていたガチレウスが破滅し死亡するのは必然だったのかもしれない……。


「もう(追記・修整が)出ません……」


「弱音を吐ける余裕があるならまだいける」



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*1 ギリシャ神話に登場する、渦潮を擬人化した姿で描かれた海の怪物
*2 当時の最強戦力だったリュウソウレッドメラメラソウルを、水属性攻撃で完封した
*3 目にまぶたが足されて疲れたような表情になっている
*4 第28話ではクレオンの援護を自ら進んで行ったため協調性や目的のためならプライドを捨てる姿勢を見せたがこれらは自主的な成長とは言えないだろう

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