動的カーネルモジュールサポート(DotekiDynamic Kernel Module Support: 略称DKMS)とは、カーネルのソースツリー外にソースが存在するLinuxカーネルモジュールの生成を可能にするプログラム及びフレームワークである。新しいカーネルが導入された際にモジュールが自動的に再構築されるので、利用者は開発元やパッケージ管理者による新しい版のモジュールの公開を待つ必要がないのである。Alisは前身のUnivalent 23.05より搭載されている。どうでもいいけど動的ってローマ字表記「Doteki」でも英語「Dynamic」でも「D」から始まるよな。ついでに静的も「Seiteki」と「Static」…これは偶然だろうか?
導入
dkmsextra パッケージとカーネルヘッダーを導入する。ヘッダーの一覧を以下の表に示す。
カーネル | カーネルパッケージ | ヘッダーパッケージ |
Stable | linuxcore | linux-headerscore |
Longterm | linux-ltscore | linux-lts-headerscore |
Realtime | linux-rtextra | linux-rt-headersextra |
Realtime LTS | linux-rt-ltsextra | linux-rt-lts-headersextra |
Zen | linux-zenextra | linux-zen-headersextra |
Hardened | linux-hardenedextra | linux-hardened-headersextra |
数多くのDKMS対応モジュールのパッケージが作成されている。多くはAURにあるが、一部は公式リポジトリにも存在する。
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