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Ulysses
ユリシーズ(Ulysses)は1994年10月にシールズブリッジ大学のジョナサン・パイエクによって発見された直径1マイルほどの小惑星である[1]。発見当時の仮符号は1994XF04であった。1999年7月8日[注 1]に地球のロシュ限界を突破し、ユージア大陸の全域およびアネア大陸のエストバキアに甚大な被害をもたらした[2]。
ユリシーズは古代ギリシアの長編叙事詩『オデュッセイア』の主人公オデュッセウスの英語形である。
1994XF04は現実世界のIAU(国際天文学連合)の小惑星仮符号の命名規則と似たフォーマットになっており、「1994XF₄」なら実際に仮符号として解釈できて、1994年12月前半に発見された小惑星のうち106番目のもの、という意味になる。ただし、これは10月に発見されたとする設定と整合しないため、作中世界のIAUと現実のIAUはやや異なる命名規則を持つと考えるのが自然だろう。
1994年10月、シールズブリッジ大学のジョナサン・パイエクによって岩石の塊で出来た直径約1マイル(約1.6km)の小惑星が発見された。この小惑星は当初「1994XF04」と呼ばれていたが、後に「ユリシーズ」と名付けられた。同年12月、国際天文学連合(以下IAU)によって、小惑星が数年内に地球に接近し、地球に衝突して深刻な被害を引き起こす可能性があるとする情報が発表された。
IAUは小惑星の軌道を詳しく追跡調査する必要があると中央ユージア政府(FCU)に指摘し、IAU主導で近隣各国の天文学、天文物理学、地質学の学者により編成される特別チームが発足した。コモナ大学のコンピューターによる予測軌道計算により、ユリシーズはユージア東部時間1999年7月3日午後3時30分にロシュ限界を突破し、ユージア大陸を中心として赤道から北半球の広範囲に分散した破片が降り注ぐとの予測がなされた。またその衝突規模は核爆弾200万個分に相当し、予測上の誤差を差し引いても間違いなく核の冬が到来することが判明した。
FCUは当初この件を国家保全の最重要事項と判断し、政治的、文化的配慮により軌道確定の公表を抑制していた。その間にFCU政府は航空宇宙学会と連携し有効な衝突回避策を模索し、連携対策には同盟国を含めた国際協調が不可欠と判断したため、1996年4月20日、FCU大統領により小惑星の地球衝突が確実という情報が全世界に発表された。その後ユージア大陸ではFCUの主導の下、サンサルバシオンの砂漠地帯ハッティーズ砂漠に隕石迎撃砲を建設するSTN計画が始動した[3]。
1998年6月、コモナ天文台が探査衛星による追跡調査を継続して42ヶ月目(1998年6月)に探査衛星がユリシーズに接近し、撮像と重力測定結果を総合した結果、小惑星本体の組成がより鮮明化し、ユリシーズの内部構造に空洞もしくは隙間が存在している可能性が明らかになった。この内容をもとにIAU天文物理学チームが予測軌道の再計算を行い、シールズブリッジ大学も検算を受託した。地球の重力とユリシーズの質量から換算すると、分裂したユリシーズは大別して2つのグループに離散し、従来想定されていた以上の広範囲に渡り岩石の破片が地表面に分散するものと判明。具体的には東経135度から西経30度までの子午線を貫く形で破片が分散すると予測され、アネア大陸東部にも落着すると見込まれた。調査結果は被害予測パターンの月次更新報告としてIAU単独で7月に公表された。
新たに加えられた落着予測範囲はSTNの射程外であったが、FCUは難航している国家間の調整や、計画全体の安定性確保と確実な遂行を同盟国間で行う事を優先し、STNの迎撃可能範囲の拡大は見送られた。ユリシーズ落着までおよそ1年しかなく、IAUの公表にアネア大陸諸国は騒然とした。急遽エメリアではシェルター、エストバキアではソーン島に隕石迎撃を目的とした巨大レールガン「シャンデリア」の建造が始まった[4]。
1999年7月8日、ユリシーズは千以上の核と無数の塵に分裂し地表へ降り注いだ。完成したSTNによる射撃を始めとした破砕手段が講じられたものの、多数の破片が大気中で燃え尽きることなく地表へ落着した。ユージア大陸では最初の2週間で約50万人が死亡し、大陸全体のGDPにして約18ヶ月分の経済的損失を被り、その後も数年間に渡って軌道上に残った破片の断続的な落下に悩まされることとなる。ユージア大陸全体で直径1マイル(約1.6km)を超えるクレーターは30個以上に上った。隕石落下に伴う被災難民は大陸全体で数百万人に上り、難民問題の深刻化が後に大陸戦争を引き起こす一因となった。
またアネア大陸東部のエストバキアでは隕石迎撃システム「シャンデリア」の計画が頓挫したため甚大な被害を被り、産業基盤や物流インフラ崩壊による経済破綻から後にエストバキア内戦に突入した[5]。一方、アネア大陸のエメリア、ノルデンナヴィク、南北オーシア大陸やベルーサ大陸の被害は軽微であった。
ロシュ限界突破の日付として7月3日を挙げる資料と7月8日を挙げる資料が混在している。
上に挙げた ACE COMBAT 04 および ACE COMBAT 6 の攻略本の記述はいずれも AC04Web の文章をそのまま載せたに過ぎないことがわかる。特に ACE COMBAT 04 の攻略本は3冊中2冊が AC04Web の World セクションを、1冊が "Usea Today" Topic をそれぞれ使用しているが、後者がその記述がコモナ大学による予測に過ぎないことを明記しなかったため3冊の間で完全に矛盾してしまっている。
AC04Web の段階では、コモナ大学による予測が5日外れただけなのだと解釈することができる。コモナ大学による予測がいつ行われたのかは明言されてはいないが、記事中では
一昨年の 12 月、国際天文学連合(IAU) は、小惑星が数年内に地球に接近し、 最悪の場合、地球に衝突して深刻な被害を引き起こす可能性があるとの予測を発表していた。 その後、この小惑星の軌道を詳しく追跡調査する必要があると FCU 政府に指摘。
としており[3]、FCUによる発表が1996年4月20日なので、「一昨日の12月」である1994年12月以降、1996年4月までのどこかで予測が行われたと考えられる。したがってこの仮説の場合、落着の良くて3年前、最悪5年前の段階での予測で5日の誤差ということになる。
ACE COMBAT 6 の攻略本は、明らかに意図的に AC04Web のふたつの記述両方から表現を借りていることから、この5日の誤差を設定の齟齬とみなし辻褄を合わせようとしたものだった可能性がある。その場合、ACES at WAR および ACES at WAR 2019 はその後に作られた冊子であるから、ACE COMBAT 6 時点で試みられた辻褄合わせが無視され設定が7月8日に統一されたということとなる。なお、ACE COMBAT 6 攻略本の設定はロシュ限界突破後に落着まで5日間も地球の重力圏に漂っていたというものだが、ロシュ限界とは小惑星が地球の潮汐力によって破壊される点のことであるから、5日間もの間破砕された状態で重力圏内にいてもなお落着地点がユージアからアネア東部という小さい地域に集中するのは想定しがたく、やや非現実的な設定ではある。
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