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エグザメネス
かつて存在したと言われている始祖文明。
彼らの残したという「試練の石」は惑星セロメンティスの極東の大砂漠で発見された。
遺伝子を元に進化を辿っても原生物とのミッシングリンクを埋め合わせることができず、この石を元に文明を得たというのが今日の科学での成果である。人々はその時代を記憶の雪解けと呼んだ。
そしてこの始祖文明と人類は同じ種であったのだろうと考古学者は語った。
第1次太陽戦争の直前までは博物館で展示されていて多くの人々の目にとまる場所にあったという。

試練の石
極東の砂漠で見つかった遺物
少なくともこの石が示すものを古代の人間は理解しておりこの世界の単位や数式などはこれらから知恵を授かったという。
第1太陽戦争の開戦前に消息を絶った。

巨大企業
セロメンティスの時代から生き延びているコングロマリットたち。
買収を繰り返して勢力を伸ばしたというよりは宇宙の広さに対してそれぞれの役割を拡張していったというほうが正しい。
恒星間文明という重い天井を支える柱のような構造になっていて、アウターリムという屋根の下にはインナーリムがあり使命に駆られているので企業抗争をするほどの余裕はない。

オールドラインの企業
 

航宙船
深宇宙を航行する能力を持った宇宙機のこと
第2世代以降はアスプロイオと呼ばれている。(星を示すアスターと船を示すプロイオンのかばん言葉)
エネルギー資源に乏しい太陽光の届かない外軌道や、放射線の飛び交う天体の周囲でもパフォーマンスを維持できる。秒速200km以上の等速航行が可能で核融合エンジンから回収したエネルギーをフライホイールやバッテリーに保存する。熱管理は本体の外殻が放熱構造になっていて帯電に関しては装備した放電ヒューズで対応。セロメンティスから人類が旅立ってからはこのデバイスが無いと文明を維持できないほどに依存している。

移動デバイスの種類で世代が分類される。世代が古いからと言って陳腐化しているわけではない。
第1世代:化学ロケット・電気推進
第2世代:核分裂・核融合エンジン
第3世代:スタードライブ

リグ
軌道プラットフォーム
トラスに最低限のハードポイントがあるものから、巨大な質量を固定できて港や居住設備を持つものもある。
通常は天体に合わせて漂っていて最低限のスラスターだけ装備する。航宙船とは設備を共有することがあるものの構造が異なるので複数の航宙船で運んでから現地で組み立てる。

ジオチャンバー
小惑星や衛星の地下に穴を掘って居住設備としたもの
リグよりも圧倒的に巨大で設備の制限が無い。
この世界の多くの人々はこの居住設備に住んでいると言われている。

スタードライブ
いわゆる恒星間転送装置で、これを使用して恒星間の瞬間移動を行う。
転送の際には恒星の質量を消費して初期質量と入力係数に応じた転送距離を実現する。
恒星の質量が大きい場所から小さい場所ほど転送効率が良いとされる。
ただし転送には制限があって転送元となる恒星の第1天体のL3ポイントからでないと正常な転送が行えない。
そして転送先の恒星では最外縁のL3周辺で再構成される。

スプリットスペースシンセサイザという機械は転送炉と呼ばれていて製造技術を持たない文明には貴重品だ。
注意点としては瞬間移動とはいったが、転送の際には物質の分解と再構成を行う。
これは死亡と再生を繰り返すことになるので危険性の高い行為だということはあまり知られていない。

サイケネス
いわゆるサイボーグ
形式はさまざまだが合成身体や、光学結晶式記憶装置と機械骨格を組み合わせた強度の高い物などさまざまである。
人間として生まれて記憶をこの身体に転写した者が該当する。
収入や生活プランに合わせたものが提供されるが生活に制限が発生するので普及してるとは言い難い。
その場合は特殊環境での事故防止のため遠隔ボディとしてNIDIプランで契約する人もいる。

レプノイド
こちらは人造人間
労働力の改善のための、目的だけに製造されてリース契約と共に出荷される。
記憶はメモリーディーラー経由で入手した有機物合成記憶装置で必要となる記憶を皮質パッチ手術する。
身体はサイケネス・アルマフレームがベースで人間とほぼ変わらない健康なクローン構造を持つ。
記憶が欠如しているので悩むことも無ければ学習をしない。契約終了と共に廃棄処分される。
人権は無い。

フェイズドアセンブラ
組み立て設備で、アセンブラと呼ばれている。
単元素を保存したモノストレージから継ぎ目のない一体構造を作り出す。
超次元3Dプリンターという認識が正しい。
人類史におけるマテリアル技術にブレイクスルーを引き起こし、高強度フライホイール、転送炉、軽量でエネルギー回収に優れたMPDコイルなどが誕生した。

NIDI
遠隔操作インターフェイス
人体の場合、頸部に簡単なパッチをつけるだけであらゆる機器を操作することができる。
危険区画で強度の高い機械型サイケネスフレーム利用など産業への自由度が増した。

 

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