【遍し風の葉】
「あまねしかざのは」、と読む。
特殊な発音の単語を英訳し、さらに日本語に意訳した名称。
英語では「Shrouding Incantation Winds」。
アイレム近郊で発掘された金属製の三角形板の一枚に記されていた「伝染系呪詛」呪文。
おそらく太古の蛇人間一派が開発したと思われる。
特定単語を純金属の板にアクロ語で刻み込み、それを三角形板に記された儀式手順を用いて、溶解させる。
その際生じた霧には呪詛が籠り、以後その霧が混入された空気を吸い、特定単語を口にした人間は段階を経て怪物化する。
段階1:高熱を出し、まる一日倒れる。
段階2:高熱が下がる頃、激しい嘔吐、痙攣とともに体に鱗が生え始める。
段階3:1日後、激しい乾きとともに徐々に手足が変異し始め、鱗は触手へと変形していく。
段階4:3日後。完全に心身ともに人の形を失う。同時に周囲の人間の血肉を求めるようになる。
この間、感染者がどの段階であれ、感染者に傷つけられた者は呪詛が感染する。(武器も込み。血液を流すほどの傷(ダメージ判定が発生する傷)であればなんでもよい)
霧の効果時間は一晩。感染者が存在する限り、感染者の半径5M以内で効果は持続される。
今回設置された特定単語は「怖い/恐ろしい」。(言語的表現に関係するため日本語の場合どちらか)
この呪詛は人間以外には効果がない。
効果
- 特定単語を口にした人間を怪物に変化させる。
感染者はINT0、POW0、STR+2D10、CON+1D20、SIZ+1D6の効果が付与される。
- 段階4まで進むと上記の効果が永続効果になる。加えてDEXが+5。
その他
- 今回、術者に求められる蛇人間特有の技術が未熟だったがために制御できない危険なものに仕上がっている。
→解除呪文が効果なし。
→霧の効果時間が2日に伸びている。ただし被ダメージ一回では感染しない。5回以上ダメージを受けると感染。
→特定単語も、一回口にする度にCON*5(口にする回数が増えるたびに数字が下がる)を自動的に行い、失敗で感染。
- 解除呪文は金属製の三角形板に記されている。
- 特定のAFを用いれば、呪文効果を強制的に解除させる香を合成できるかもしれない。
これを記した金属製の三角形板はAF(魔導書)扱いとする。
解読には<アクロ語>が必要。解読用のラテン語メモが付属している。
正気度喪失1D4/3D3;<クトゥルフ神話>に+6%;研究し理解するために平均3週間/斜め読みに5時間。
これを読んだ者には<オカルト>技能および<アクロ語>技能の経験ロールを行うことができる。
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