🕵️♂️ 陰謀の聖堂騎士とは
「陰謀の聖堂騎士」という言葉は、歴史上実在した聖堂騎士団(テンプル騎士団)と、それにまつわる数多くの陰謀論・伝説・フィクション設定が結びついた呼び方です。
現実の騎士団は中世カトリック世界で重要な軍事修道会でしたが、その急速な台頭と劇的な滅亡が、後世に「秘密結社」「世界支配の黒幕」といった物語を生み出しました。
1. 聖堂騎士団(テンプル騎士団)の史実
- 創設:1118〜1119年頃、第1回十字軍後にエルサレム巡礼者を護衛するため、フランス貴族ユーグ・ド・パイヤンら9人の騎士が結成
- 活動:
- 聖地防衛と巡礼者保護
- ヨーロッパ各地に拠点を持ち、寄進や資産運用で巨大な経済力を獲得
- 初期の国際銀行システムを構築(預かり証・為替手形など)
- 滅亡:1307年、フランス王フィリップ4世が莫大な債務を帳消しにするため、異端や背教の罪で騎士団を一斉逮捕。拷問・処刑を経て1312年に教皇庁が解散を宣言
- 現代の評価:20世紀以降、冤罪説が定説となり、カトリック教会も公式に名誉回復を表明
2. 「陰謀」のイメージが生まれた理由
- 秘密儀式:入団儀式の詳細が外部に知られず、異端告発の口実に利用された
- 莫大な富と国際ネットワーク:国王や貴族すら借金するほどの資金力と、国境を越えた自由な行動権限
- 急な失脚:権力者の策略で一夜にして崩壊した経緯が、裏の政治劇を想像させた
- 近代以降の創作:ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』やゲーム『アサシン クリード』などで、秘密結社・陰謀組織として描かれ続けた
3. フィクションでの「陰謀の聖堂騎士」
- 世界支配を狙う古代からの組織
- 聖杯や秘宝を守る守護者
- 他の秘密結社(フリーメイソン、イルミナティなど)と絡む設定
- 歴史の裏で戦争や政変を操る黒幕
🎲 ボードゲーム『陰謀の聖堂騎士』とは
『陰謀の聖堂騎士』(原題:Templar Intrigue)は、
中世フランスを舞台にした正体隠匿系カードゲームです。
プレイヤーは「王家側」か「聖堂騎士団側」に分かれ、会話と推理、そして告発を駆使して勝利を目指します。
🏰 ゲームの背景
- 時代設定は14世紀初頭、フランス王フィリップ4世による聖堂騎士団弾圧の時代
- 王家は騎士団を解体しようとし、騎士団は存続を図る
- プレイヤーはどちらかの陣営に属し、限られた情報をもとに味方を探し出す
🎯 ゲームの特徴
項目 | 内容 |
---|---|
プレイ人数 | 7〜10人 |
プレイ時間 | 約15〜30分 |
対象年齢 | 13歳以上 |
デザイナー | マイケル・ミンデス |
メカニクス | 正体隠匿・ブラフ・推理・告発 |
内容物 | 役割カード10枚、ルールブック1冊 |
🔍 遊び方の概要
- 役割カード配布
- 王家側と騎士団側に分かれる(両陣営に裏切り者がいる場合も)
- 会話フェーズ
- 自分の正体を隠しつつ、質問や発言で相手の正体を探る
- 告発フェーズ
- 陣営ごとに敵を特定し、告発
- 勝敗判定
- 味方を守り、敵を排除できた陣営が勝利
💡 魅力
2025.09.10 copilot
https://irineko.hatenablog.com/entry/2025/09/10/010432
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