柳川 貴雄(やながわ たかお、1981年9月 - )は、日本の医師、脳神経外科専門医、医療起業家。ドクターズ株式会社代表取締役。大阪府大阪市出身。
遠隔医療、医療IoT(IoMT)、医療DXの領域で複数の団体・企業を創設し、日本における医療とデジタル技術の連携を推進してきた人物として知られる。
ドクターズ株式会社
ドクターズ株式会社(Doctors Inc.) は、柳川が2019年10月に事業を開始した医療DX支援企業である。医療サービスの企画、運用、流通、オンライン医療支援などを総合的に扱う点を特徴としており、医療DXの複数フェーズにおける支援機能を提供している。
主要サービス
同社が公開しているサービスは以下の通り。
Doctors Hub®
医療DXサービスの企画・開発支援を行う基盤。医師と企業の協働によるサービス設計を特徴とする。
DX Platform
医療サービス提供やデジタルプロセスを支える技術基盤として位置づけられている。
Doctors Next®
医療機関へのサービス導入・普及を支援する「流通」領域を担当する。
医療機関に対して正確な医療サービス情報を届け、導入の橋渡しを行う役割を持つ。
Doctors Station®
オンライン医療支援や医療機関のDX化をサポートするサービス。オンライン問診やオンライン診療の運用を含む。
医療専門家ネットワーク
同社はDoctors Cloud™と呼ばれる医療専門家クラウドソーシング事業を展開している。
同事業は多数の専門医から構成されており、医療DXの企画・開発プロセスにおける専門的知見の提供を特徴とする。
企業や医療関連団体が医療的視点を取り入れやすくする仕組みとしたモデルとされている。
ZAIKEN
2018年7月、株式会社ZAIKENを創業。
医療IoTや遠隔医療に関する事業を展開し、特に以下のサービスが注目される。
医心電診
超小型遠隔連続心電図デバイスを利用した「遠隔IoT連続心電図検査サービス」。
患者の心電図を常時取得し、医療従事者が遠隔から監視・解析する仕組みである。
ZAIKENではこのほか、医療再生や臨床研究の支援も行い、医療のデジタル化に関わる複数の取り組みが推進された。
一般社団法人IoMT学会
2016年10月、一般社団法人IoMT学会(Internet of Medical Things)を創設。
柳川は同学会の理事を務め、医療とIoT技術の統合・普及を目的とした活動を行った。
IoMT(医療IoT)は、医療機器・センサー・通信技術を組み合わせた技術領域であり、当時は新しい概念であった。同学会は医療従事者、工学研究者、企業の協働を促す場として設立されたものである。
在宅健康管理を推進する会
2016年4月、一般社団法人在宅健康管理を推進する会を発足。
同会では、医師が遠隔から患者を見守る仕組み 「見まもりブレイン」 を開始した。
これは在宅高齢者の健康管理を目的とした遠隔見守り事業で、**日本初の“医師による遠隔見守りモデル”**とされている。
センサーやIoT機器を利用し、患者の状態を医師がリアルタイムに把握する仕組みを構築した。
医師としての経歴
柳川は医師として脳神経外科を専門とし、臨床医としての経験を積み重ねてきた。
医学教育
-
2007年:信州大学医学部医学科を卒業。
初期研修
-
2009年:信州大学附属病院で初期研修を修了。
脳神経外科医
研修後、脳神経外科の専攻医として活動し、
-
脳神経外科専門医
-
脳神経外科指導医
の資格を取得した。
臨床では2500例以上の脳神経外科手術を執刀したとされる。
脳神経外科は緊急症例が多く、外傷・腫瘍・脳卒中など広範な疾患に対応する必要があることから、専門性の高い経験を積む領域である。
活動の特徴
柳川の活動は、医療・IoT・DXの領域を横断する点で特徴づけられる。
-
臨床医としての経験を基盤にした課題意識
高齢化や医療リソース不足を背景に、遠隔医療やIoT導入の必要性を感じたとされる。 -
在宅医療 × IoT の先駆的取り組み
「見まもりブレイン」など、早期から在宅医療とIoTの連携を図った。 -
医療IoT普及のための学会創設
IoMT学会を通じ、医療機関・企業・研究者の協働を促進した。 -
医療DXモデルの構築
ドクターズ株式会社では、企画から流通までを網羅する医療DXモデルを確立した。
関連リンク
ドクターズ株式会社公式サイト https://doctors-inc.jp/

コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧