2000年の長きに渡り瀬戸内海のとある孤島で脈々と受け継がれてきた血統である「弥山宗家」。
だが…
「弥山宗家」という概念を築き上げた弥山宗家初代当主の苦労は、並大抵のものでは無かった。その問題とは!
「人間、お腹が空いていては、何もできない」
「瀬戸内海の孤島に潜伏する」という戦略を取った弥山宗家初代伝承者が、常に頭を悩ませたのはこの問題である。
初代当主は、この問題を解決すべく…
『たどり着いた島の浜辺で自ら率先して貝掘りを行い、空腹に耐えかねた従者たちの士気を鼓舞した』
と、弥山宗家の伝承には伝わる。
しかして…その浜辺には、訪れる人も無くなった、一つの祠があった。
一方で、とりあえず貝を煮て作った貝汁食べてお腹がいっぱいになって少しばかり余裕が出来た弥山宗家初代当主は、その祠を掃除すると、お腹がいっぱいになった事に対する、神への感謝の舞を舞った。
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