ウルトラマンティガ_(キャラクター)

ページ名:ウルトラマンティガ_(キャラクター)

3000万年前の時を経て復活した超古代の戦士で地球の守護神。ユザレによればかつてのオリジナルは石像を残し光となり故郷の星雲へ帰って行ったという。GUTS隊員マドカ・ダイゴがスパークレンスを手に天に掲げて変身する。劇場版『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』では、闇のスパークレンス(ブラックスパークレンス)で過去の姿、ティガダークに変身した。通常は無言で変身するが、第28話や『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では例外的に「ティガ」と叫んで変身した。ヤズミの分析によると「3分しか活動できない」という。活動エリアに制限はなく、どんな場所でも戦える[12]。

マサキ・ケイゴ曰く、スパークレンスは超古代人の遺伝子を受け継ぐダイゴの体を光に変えるコンバーターのようなシステムであるらしい。また、第15・16・32話等、ダイゴが体に怪我を負っているとティガにもそれが影響することがあった。また第43話のマサキによると、ティガに変身した状態で手酷いダメージを負うと、それがダイゴの体にも影響するらしい。

OV版に登場するツバサとアムイの変身するティガの方は両者とも青銅のスパークレンスを手に掲げて変身する[13]。

第1話ではまだ「巨人」と呼ばれていたが、第2話の終盤でユザレから届いた発言を元にダイゴ自身が提案し、それ以降から正式に「ティガ」と名付けられた[14]。なお、恐竜人類アダム・イヴやキリエルの「預言者」からは正式な名称で、超古代人ヌークと宇宙魔人チャリジャからは「ティガ」、前述の錦田小十郎景竜からは「光の人」、レナの体を借りたデシモ星系人には「光の英雄戦士」と呼ばれている。劇場版に登場するカミーラや宇宙人少女サキからは変身前と同様に「ダイゴ」と呼ばれている。

時間と光エネルギーが尽きてしまうと石像に戻ってしまい、変身していたダイゴはその石像の中でクリスタルの中に閉じ込められてしまう。

目次

変身ポーズ []

変身の際は通常時計回りに右腕を回してから行うが、緊急時など場合によってはそのポーズを省略するかスパークレンスを真横にした状態で行うこともある。また、ガッツウィング1号に搭乗している際は脱出レバーを引いて脱出した後、その反動で空中で前方宙返りを行いながら変身する場合もある(第11・31・43話)。スパークレンスの上部が開き、ティガの胸部のプロテクターになる、という演出もあった。変身にかかる時間はポーズを取るまでに2秒、登場するまでに0.1秒の約2.1秒。

デザイン []

ウルトラマンティガのデザインは、オリジナルのデザインに装飾するという従来の発想を脱し、頭部を削るという発想となった。またボディのデザインも過去のウルトラマンの多くがそうだった赤・銀主体のカラーリングではなく、赤・青紫・銀の3色が主体のデザインとなる。なお、アングルによってはマスクが初代ウルトラマンのBタイプに近く見えるという評もあるが、デザインを担当した丸山浩によると、成田亨デザインのウルトラマンをスタートに新たな発想で造り上げたと誌上でコメントしており、ベースはAタイプであるとも述べている(後のダイナがCタイプ、ガイアがBタイプに当たるとも述べている)。以後の平成ウルトラマンシリーズの基本デザインともなっている。

タイプチェンジ能力 []

ウルトラマンティガは、戦闘の場面に応じて、マルチ・スカイ・パワーの3つの形態をとることができる。このタイプチェンジ能力は基本形態であるマルチタイプの能力をある方向に特化させるものであり、これに伴って正反対の能力が低下するため、いわゆる「パワーアップ変身」とは異なる。この設定は『ウルトラマンダイナ』でも継承された。また、後発のシリーズでは『ウルトラマンマックス』を除きパワーアップの形でのタイプチェンジが導入されている。タイプチェンジの所要時間は僅か0.5秒。

タイプの数はTVシリーズで4種類登場し、映画版で3種類追加されて全7種となり、ウルトラマンコスモスと並んで最多である。変身した直後は必ずマルチタイプとなり、直接パワータイプ、スカイタイプには変身できないとされている。また、映画版で追加された3タイプはあくまでマルチタイプへ進化する過程である。

タイプチェンジポーズ []

タイプチェンジを行う際は額にある「ティガクリスタル」の前で両腕を交差させて組んだ後、両腕を左右に振り下ろす(場合によっては片手を額の前に当てるかティガクリスタル自体を発光させてポーズなしで行うこともある)。これは超能力を額の「ティガクリスタル」の一点に集中させているためであるとされている。このようなタイプチェンジが出来るようになったきっかけは第1話でゴルザとメルバによって破壊された他の2体の石像の力が宿ったためであるともされている。第2話ではこのポーズの勢いでガクマβの石化光線で体表に張り付いた石を振り払っている。

  • 出身地:不明(劇場版では3000万年前の超古代遺跡ルルイエともされている)
  • 身長:ミクロ~53メートル(ツバサの変身したティガは、不完全なため身長は20メートル)
  • 体重:4万4千トン(ツバサの変身したティガは、不完全なため体重は1万7千トン)
  • 活動時間:3分間(劇場版に登場したティガダークの場合は時間制限はないものとされている)

身体特徴(ボディデータ) []

以下に示すのはウルトラマンティガの体中の各部位の名称とその特徴である。

ティガクリスタルティガの額にある結晶。この部位にタイプチェンジに必要な光エネルギーが詰まっている。スカイタイプにチェンジする時はこの部分が青く輝き、パワータイプにチェンジする時はこの部分が赤く輝く(マルチタイプに戻る際は白色に輝く)。いずれもこの部位一点に超能力を集中させているためである。ティガアイ乳白色に輝くティガの目。暗黒空間でも物陰に隠れている敵の存在を瞬時に把握することが出来る。カラータイマーの点滅が止まるとこの部位の輝きも消えてしまう。エノメナの怪電磁波を受けた際はこの部位が紫色になってしまったことがある。カラータイマー胸の中央にあり、従来のウルトラシリーズと同様の機能を持つ。活動エネルギーが減るとランプが青から赤に変わり、点滅する。この部位の点滅が止まると力尽きてしまう。第1話、第2話の時点ではこの部位の点滅音は未完成だったらしいが、第3話から正式に完成している。プロテクター上記のカラータイマーの両脇にあるプロテクター。敵の攻撃を受けてもびくともしない頑丈な鎧。大概の攻撃はこれで跳ね返す。黄色いラインが左右両脇に二つずつあるのが特徴。ティガスライサーを使う際はこの部位に両手を添えてから放つ。ティガ皮膚高熱に耐えられ、極低温でも活動できる体。怪獣の火炎やビーム攻撃を受けても直接傷付きはしない。パワータイプになればその強度は更に増す。腕接近戦にて数百万馬力のパワーを発揮し、ほぼ全ての光線技の類等はここから繰り出される。第21話、第50話ではエノメナやゾイガーの破壊光弾を受け止めてそのまま投げ返したり、第37話での等身大戦ではマノン星人が放った赤色破壊光弾を素手で防ぐなど防御の面においても使用される。第5話ではここからエネルギーを放射して敵を吹き飛ばしたり、第29話ではウルトラクロスバリヤーを使用する際に腕を交差させている。ティガフット反重力エネルギーを発生させて空を飛ぶことが出来る。

TVシリーズで登場する主なタイプ[]

マルチタイプティガの基本形態。スピードとパワーと攻撃力と心のバランスがとれている万能戦士。特殊能力、光線技も多い。必殺技はゼペリオン光線。格闘能力は高いが、重量級の敵には苦戦を強いられることが少なくない。その一方で、前述の格闘能力と光線技を生かしてキリエロイドIIやイーヴィルティガなどの強敵を撃破している。劇場版ではブラストの状態からマルチタイプに変身を遂げている。
  • 飛行速度:マッハ5
  • 走行速度:マッハ1.5
  • 水中速度:マッハ1.5
  • 潜地速度:マッハ1.5
  • ジャンプ力:800メートル
  • 握力:50000トン(人間換算で50キロ)
スカイタイプ超高速で空を飛び、素早く多くの技を繰り広げる俊敏な戦士。スピードや空中戦に優れる反面、パワーが劣る。体色は青紫・銀。必殺技はランバルト光弾。劇中での登場回数がパワータイプに比べて少ないため、活躍の機会は少ないがパワータイプでは動きに追いつけないメルバを圧倒して初陣を制したりなどの戦績を残す。登場回数は11回。
  • 飛行速度:マッハ7
  • 走行速度:マッハ2
  • 水中速度:マッハ1
  • 潜地速度:マッハ1
  • ジャンプ力:1000メートル
  • 握力:30000トン(人間換算で30キロ)
パワータイプ怪力と高い持久力を持つ気力の戦士。パワーや水中戦に優れる反面、技の命中率やスピードが劣る。重量級の敵に対して使用する事が多く登場回数の関係もあり、状況を好転させることが多い。体色は赤・銀。必殺技はデラシウム光流。登場回数は21回。
  • 飛行速度:マッハ3
  • 走行速度:マッハ1
  • 水中速度:マッハ1
  • 潜地速度:マッハ1
  • ジャンプ力:500メートル
  • 握力:70000トン(人間換算で70キロ)
グリッターティガガタノゾーアと“闇の力”に敗れ、石像に戻ってしまったティガが、人類(世界中の子供達とレナ)の“光”を得て蘇った姿。デザインはTVシリーズの方は登場直後の一瞬だけ全身が金色に輝いた後でマルチタイプと同一の体色になるが、劇場版に登場した方は終始常に全身が光り輝いている形態となっている。前者は打撃技を繰り出すと、金色の光線が螺旋状に放たれて敵を撃つ(後述)。グリッターゼペリオン光線とタイマーフラッシュスペシャルでガタノゾーアと闇の眷属を打ち破り、闇に支配された地球を救った。『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』ではデモンゾーアに倒されたティガがルルイエの遺跡で光の巨人の石像から光をもらい全身黄金色のグリッターティガになった。こちらは超古代のウルトラ戦士それぞれの優れた超能力が結集していることから、あらゆるシチュエーションでパワフル、かつスピーディな戦いをすることが出来る。体を覆う光「グリタリングシールド」は敵のあらゆる攻撃を跳ね返す。
  • 出身地:地球
  • 身長:120メートル
  • 体重:10万トン
  • 飛行速度:マッハ10
  • 走行速度:マッハ5
  • 水中速度:マッハ5
  • 潜地速度:マッハ5
  • ジャンプ力:1500メートル
  • 握力:100000トン(人間換算で100キロ)

劇場版『THE FINAL ODYSSEY』で登場するタイプ[]

ティガダークティガの過去の姿。光ではなく闇の存在である。闇の最強戦士だが、ダイゴが変身したダークは心が光だったため、その力を十分に発揮できなかった。最初に変身した時に逃げ遅れた少女めがけて拳を振り下ろして殺してしまうが、これは幻覚だった。体色は黒・銀。この形態で敵を倒せる程の必殺光線は持ってはいない。
  • 飛行速度:マッハ2.5
  • 走行速度:時速900キロ
  • 水中速度:時速900キロ
  • 潜地速度:時速800キロ
  • ジャンプ力:400メートル
  • 握力:30000トン(人間換算で30キロ)
ティガトルネード光の心を持ったティガダークがパワータイプの力を取り戻した姿。パワータイプに相当するが、能力を完全には発揮出来ない。闇の戦士ダーラムの必殺技“ファイアマグナム”を受けて誕生した。パワータイプと同様にデラシウム光流を放つ。体色は黒・銀・赤。
  • 飛行速度:マッハ3
  • 走行速度:マッハ1
  • 水中速度:マッハ1
  • 潜地速度:時速900キロ
  • ジャンプ力:450メートル
  • 握力:65000トン(人間換算で65キロ)
ティガブラストティガトルネードがスカイタイプの力を取り戻した姿。スカイタイプに相当するが、能力を完全には発揮できない。闇の戦士ヒュドラの必殺技“ヒューガスト”を受けて誕生した。スカイタイプと同様にランバルト光弾を放つ。体色は黒・銀・赤・青紫。デザインはマルチタイプと殆ど同一だが、頭部や本来銀色の部分の皮膚の色がブロンズ色のままで、胸のプロテクターのラインに黒が残っている。
  • 飛行速度:マッハ7
  • 走行速度:マッハ1.5
  • 水中速度:マッハ1
  • 潜地速度:マッハ1
  • ジャンプ力:900メートル
  • 握力:25000トン(人間換算で25キロ)

劇場版『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』で登場するタイプ[]

ウルトラマンティガ グリッターバージョン人々が信じた未来や希望の“光”を得てパワーアップした姿。TVシリーズのグリッターティガのようなマルチタイプと同一の姿ではなく、『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』のグリッターティガのように全身黄金色であり、身長と体重だけが通常のティガと同じである。ウルトラマンティガ グリッターバージョンのみでの戦闘は無いが、マン、セブン、ジャック、A、ダイナ、ガイア、メビウスと力を合わせ『スペリオルマイスフラッシャー』を巨大暗黒卿 巨大影法師に放ち消滅させた。

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