ネタ地名

ネタ地名（ネタちめい）は、架空地図において、何らかの元ネタを念頭に置いて創作した架空地名のことである。

同様の意図を持って作られた架空鉄道の駅名の場合はネタ駅名、架空言語の単語であればネタ単語と称される。

概要

ネタ地名は多くの架空地図に見出すことができ、読み方が「ダジャレ」になっている類型や、実在の固有名詞を元ネタとするものが多く見受けられる。一目見ただけで判別できるものがある一方で、普通の架空地名の中に紛れ込ませてあったり、あるいは一見するとそれがネタ地名であるのか分からないものもある。

意義

現実世界にも、あたかもネタであるような地名が実在し、それらは珍地名と称される。現実世界にそのような地名が少数だが一定割合実在する以上、架空地図にもそのような地名が一定割合で存在する方がリアルであると言える。多すぎても少なすぎてもリアルから離れる。

また、広域型の架空地図の場合、非常に多くの架空地名を創作する必要があるため、地名の語彙を増やす目的でもネタ地名は作られる。そのような目的で作られたネタ地名は、作者も元ネタを忘れてしまう場合があり、結果的にはネタ地名ではない普通の架空地名に化けてゆく。

実在物との関係

前述したとおり、ネタ地名には、実在の固有名詞を元ネタとするものも多い。しかし、架空地図はトラブルを避けるために「地図上の地名は実在のものとは無関係」とされている場合が多い。このため、作者が元ネタを明示することを嫌う場合がある。

作者に元ネタを問いただすのは野暮であろう。

関連項目

• スキタラ法

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