スケバン刑事_Wiki
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おニャン子クラブ | |
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(4)新田恵利(6)樹原亜紀(8)国生さゆり(9)名越美香(11)福永恵規 (13)内海和子(14)富川春美(15)立見里歌(16)高井麻巳子(17)城之内早苗 (18)永田ルリ子(19)岩井由紀子(ゆうゆ)(22)白石麻子(25)吉沢秋絵(28)横田睦美 (29)渡辺美奈代(32)山本スーザン久美子(33)布川智子(34)弓岡真美(35)岡本貴子 (36)渡辺満里奈(38)工藤静香(40)生稲晃子 | |
性別: | 女性 |
表・話・編・歴 |
テンプレート:Infobox Musicianおニャン子クラブ(おニャンこクラブ)は、1985年、フジテレビのテレビ番組『夕やけニャンニャン』から誕生した、女性アイドルグループである。
デビューした1985年4月から解散までの1987年9月の2年半、男子中高生を相手に人気を博した。
結成当初は、『夕やけニャンニャン』番組内にて、司会を務めるお笑い芸人達の番組進行をアシストする立場であった。どこにでもいそうな素人レベルの女子高校生を中心に多数集めたグループは、それまでのアイドルとは異なる魅力で、当時の中高生男子の間に爆発的な人気をもたらした。この手法は、当時女子大生を中心に活動していたオールナイターズを低年齢化させたもので、その人気は、当時のアイドルブームの中核ともなった。[1]
またメンバーを続々とソロデビューさせたり、毎週開催される番組内のオーディションなどにより、継続的にメンバーを追加したりするなど、独自の展開がアイドルの新たな売り方を示した。ソロメンバーだけでなく、うしろゆびさされ組やニャンギラス、うしろ髪ひかれ隊などのグループ内ユニットも輩出し、一時は毎週のようにオリコンチャートを独占した(1986年のシングル1位獲得46曲中、おニャン子クラブ関係が30曲。52週中の36週。1986年のオリコン週間シングルチャートを参照)。
このアイドル選出法やクラブ活動感覚の活動手法、さらには「バラ売り」の展開方法などが、後に同じく秋元康がプロデュースを務めるAKB48のベースとなっている。
メンバー選出は必ずしも歌の上手い者やダンスの上手い者、美少女にはこだわらず、芸能人ではなくあくまで普通の女の子というコンセプトで、番組よりも学業を優先させるなど、その素人らしさと親近感が、放課後の女子校感覚や部活動感覚、バイト感覚、クラブ活動感覚をイメージさせ受けたとも言われる。
おニャン子クラブのメンバーは、基本的に芸能事務所に属さない一般素人を、毎週行われる番組内の簡単なオーディションで選出していた。オーディション合格後も、一部芸能事務所に所属していたメンバーを除いて、大部分のメンバーは、フジテレビ局預かりの芸能事務所無所属の正真正銘の素人集団であった。その為、大部分のメンバーが番組終了と同時に解散したおニャン子クラブと共に、一般の社会に戻り、芸能活動が続行出来たのは、その時点で芸能事務所に所属していた者に限られた。老舗の渡辺プロダクションや新興のボンド企画やプロダクション尾木、バーニングプロダクションはタレントを送り込んだが、スター誕生!の項目で触れている通り、既に素人オーデション番組に見切りをつけていたホリプロや、サンミュージックなどは、タレントを送り込まず、対応が分かれる結果となった。
1987年6月15日放送の『夕やけニャンニャン』で解散を発表し(番組は同年8月31日で終了)、9月20日の代々木第一体育館におけるコンサートにて解散。
その後もテレビ番組の企画などで一時的な再会はあったものの、2002年、初期メンバーのうち賛同者のみの14名によって一時的に再結成し、シングル「ショーミキゲン」をリリースした。リリース後にはイベント・テレビ出演なども果たし、中でも2002年12月5日放送の『2002FNS歌謡祭』では、後期メンバーを含めて「ショーミキゲン」「セーラー服を脱がさないで」を歌唱した。また2010年にはテレビCM上で11名のメンバーが再結成し、セーラー服を脱がさないでのサビを俳優・伊藤淳史とともに歌い踊り、アラフォーになったおニャン子クラブの姿を披露した。おニャン子クラブメンバーのうち、NHK紅白歌合戦に出場経験があるのは現在工藤静香のみである(「夕やけニャンニャン」が既に放送終了している1988年が初)。
※活動期間中のみの出演作品
詳細は各人の項を参照のこと。太字の12人は現在も芸能界で活躍している。
会員番号 | 名前 | よみ | 加入時期 | 卒業時期 | 所属事務所 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 奥田美香 | おくだ みか | 1985年4月1日 | 1985年4月25日(A) | その後、雑誌でヌードに。 | |
2 | 榎田道子 | えのきだ みちこ | 後にテレビ東京『ASAYAN』のオーディションに登場。 | |||
3 | 吉野佳代子 | よしの かよこ | ||||
4 | 新田恵利 | にった えり | 1986年9月26日(2) | ボンド企画 | 1997年、フジテレビ社員と結婚。一時期芸能活動を休止していたが現在は復帰。 | |
5 | 中島美春 | なかじま みはる | 1986年3月31日(1) | 歯科衛生士を目指す為、卒業と同時に芸能界を引退したが、おニャン子クラブの復活イベントなどには頻繁に顔を出し、その縁で1997年にとんねるずのマネージャーであるボブ市川と結婚。 | ||
6 | 樹原亜紀 | きはら あき | 1987年3月30日(5) | ニャンギラスのメンバー。フリーライターとして活動し、オランダ人男性と結婚し、オランダに在住。2児の母。 | ||
7 | 友田麻美子 | ともだ まみこ | 1985年4月25日(A) | |||
8 | 国生さゆり | こくしょう さゆり | 1987年3月30日(5) | エイプリル・ミュージック | 国生さゆり with おニャン子クラブとしても活動。現在も芸能活動中。結婚→離婚→(元夫と)同棲→同棲解消。2009年12月24日、甲田英司と婚約。 | |
9 | 名越美香 | なごや みか | 1986年9月26日(2) | ニャンギラスのメンバー。香港人パイロットと結婚し、香港に在住。1児の母。 | ||
10 | 佐藤真由美 | さとう まゆみ | 1985年4月25日(A) | |||
11 | 福永恵規 | ふくなが さとみ | 1986年9月26日(2) | ボンド企画 | 全部で4枚のソロシングルを出した。1988年に芸能界を引退し、1994年に結婚。2児の母。 | |
12 | 河合その子 | かわい そのこ | 1985年4月5日 | 1986年3月31日(1) | 渡辺プロダクション | 1994年に作曲家の後藤次利と結婚し、芸能界を引退したが、2010年に石川秀美(現・薬丸秀美)、伊藤つかさ、荻野目洋子とともに、資生堂のアンチエイジング商品「IN&ON」のCMに出演。1児の母。 |
13 | 内海和子 | うつみ かずこ | 1987年3月30日(5) | ホリプロ | 1972年に子役でデビュー。解散後、ヌード写真集を発表。1993年に結婚し、芸能界を引退。1児の母。 | |
14 | 富川春美 | とみかわ はるみ | 解散時メンバー | 解散時メンバー中会員番号が最少(=在籍期間最長)で、「ザ・スカウトアイドルを探せ」オーディション出演を含めると初回から出演していた。一時シャンプーのCMに出るなど、タレント活動をしていたがその後引退。1児の母。 | ||
15 | 立見里歌 | たつみ りか | 1985年4月19日 | 1987年3月30日(5) | ニャンギラスのメンバー。引退後ポニーキャニオン入社→退社。1991年に結婚→離婚。現在はタレントの傍ら雑誌編集者として活動中。1児の母。 | |
16 | 高井麻巳子 | たかい まみこ | 1985年4月26日 | 田辺エージェンシー | うしろゆびさされ組のメンバー。1988年に作詞家の秋元康と結婚し芸能界を電撃引退。1児の母。 | |
17 | 城之内早苗 | じょうのうち さなえ | 1985年5月10日 | 解散時メンバー | プロダクション尾木 | 現在は演歌歌手として活動中。2004年にフジテレビ社員と結婚。 |
18 | 永田ルリ子 | ながた るりこ | 1985年5月17日 | DVDの映像否定問題。 | ||
19 | 岩井由紀子 | いわい ゆきこ | 1985年6月21日 | 渡辺プロダクション | うしろゆびさされ組のメンバー。一時期愛称の「ゆうゆ」で活動。1997年に青年実業家の相手と結婚し、芸能界を引退。2児の母。 | |
20 | 寺本容子 | てらもと ようこ | 1985年7月19日 | 1985年9月(B) | ||
21 | 五味岡たまき | ごみおか たまき | 1985年7月26日 | 1985年9月20日(D) | 1988年、「チープにならないで」でソロデビューの予定が突如中止に。 | |
22 | 白石麻子 | しらいし まこ | 解散時メンバー | ニャンギラスのメンバー。国生さゆり with おニャン子クラブのボーカルの一人。卒業後はジャガー・ジャパンに勤務。4児の母。 | ||
23 | 林香織 | はやし かおり | 1985年8月2日 | 1986年3月27日 | 大阪駐在員。最終回には出演。 | |
24 | 三田文代 | みた ふみよ | 1985年8月16日 | 広島駐在員。最終回には出演。元モモコクラブ(桃組出席番号611番)。ニューヨークにて演劇の勉強中。 | ||
25 | 吉沢秋絵 | よしざわ あきえ | 1985年8月30日 | 1986年9月26日(2) | 田辺エージェンシー | 合格後、すぐにソロデビュー。「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」で役者デビュー。1991年に芸能界を引退し、1996年に結婚。現在は海外在住。1児の母。 |
26 | 赤坂芳恵 | あかさか よしえ | 1985年9月27日 | 1985年10月4日(C) | 元モモコクラブ(桃組出席番号2142番)。諸事情から在籍期間一週間。 | |
27 | 松本亜紀 | まつもと あき | 1985年10月25日 | 1985年10月25日(C) | 元モモコクラブ(桃組出席番号1861番)。合格したのみで活動はなし。2児の母。 | |
28 | 横田睦美 | よこた むつみ | 1985年11月29日(Y) | 解散時メンバー | 現在はヨーガを教えている。 | |
29 | 渡辺美奈代 | わたなべ みなよ | バーニングプロダクション | 国生さゆり with おニャン子クラブのボーカルの一人。現在はママタレントとして芸能活動中。2児の母。 | ||
30 | 三上千晶 | みかみ ちあき | 1986年3月(D) | トライアングル・ブルーのオーディションも合格。二度目で合格を果たす。 | ||
31 | 矢島裕子 | やじま ゆうこ | 1986年2月(D) | |||
32 | 山本スーザン久美子 | やまもと すーざん くみこ | 1985年12月13日 | 1986年9月26日(2) | おニャン子唯一のハーフ。 | |
33 | 布川智子 | ふかわ ともこ | 1986年1月17日 | 解散時メンバー | 元シブがき隊の布川敏和の妹。解散とともに引退したが、その後大阪府の男性と結婚し、大阪府に在住。3児の母。 | |
34 | 弓岡真美 | ゆみおか まみ | 1986年1月10日 | 1986年12月25日(3) | 中学を卒業して1986年3月14日から活動。1児の母。 | |
35 | 岡本貴子 | おかもと たかこ | 弓岡同様3月14日から活動。 | |||
36 | 渡辺満里奈 | わたなべ まりな | 1986年3月27日 | 解散時メンバー | エイプリル・ミュージック | 現在も芸能活動中。2005年、お笑いトリオ・ネプチューンの名倉潤と結婚。2児の母。 |
37 | 大貫かおり | おおぬき かおり | 1986年5月9日 | 不明(C) | 元モモコクラブ(桃組出席番号1809番)。諸事情から合格後番組に1日だけ出演。タレント・モデルとして活動中。 | |
38 | 工藤静香 | くどう しずか | 1986年5月23日 | 解散時メンバー | プロダクション尾木 | うしろ髪ひかれ隊のメンバー。元セブンティーンクラブであり、元モモコクラブ(桃組出席番号480番)。現在も歌手として活動中。2000年、SMAPの木村拓哉と結婚。2児の母。 |
39 | 高畠真紀 | たかばたけ まき | 1986年5月30日 | 1986年12月25日(3) | 新・会員番号の唄に参加。東海大学卒業。 | |
40 | 生稲晃子 | いくいな あきこ | 1986年6月13日 | 解散時メンバー | プロダクション尾木 | うしろ髪ひかれ隊のメンバー。解散後にソロデビュー。その後も芸能活動を継続、CBCの昼ドラマ『ドラマ30・キッズ・ウォー』シリーズに長らく出演していたこともある。結婚・出産期に活動を一時休止していたが再開。1児の母。 |
41 | 貝瀬典子 | かいせ のりこ | 1986年8月10日(M) | ミス・セブンティーングランプリ。当初うしろ髪ひかれ隊に入る予定だった。 | ||
42 | 斉藤満喜子 | さいとう まきこ | プロダクション尾木 | うしろ髪ひかれ隊のメンバー。ミス・セブンティーン準グランプリ。解散後にソロデビュー。1998年にめいらくグループの御曹司と結婚し、芸能界を引退。2児の母。 | ||
43 | 守屋寿恵 | もりや としえ | 1987年3月20日(4) | ミス・セブンティーン準グランプリ。ソロデビューの予定もあった。2児の母。 | ||
44 | 高田尚子 | たかだ なおこ | ミス・セブンティーン特別賞。3児の母。 | |||
45 | 吉田裕美子 | よしだ ゆみこ | 1986年9月19日 | 単独でCM出演し、ソロデビューの予定もあった。 | ||
46 | 中島早苗 | なかじま さなえ | 1986年9月25日 | 元モモコクラブ(桃組出席番号1319番)。子役出身で『宇宙刑事ギャバン』などの作品にも出演。 | ||
47 | 山森由里子 | やまもり ゆりこ | 1986年10月24日 | 解散時メンバー | 二度目で合格を果たす。 | |
48 | 我妻佳代 | あがつま かよ | 1987年1月23日 | 元モモコクラブ(桃組出席番号368番)。解散後にソロデビュー。現在も芸能活動中。芹沢直美の妹。結婚→離婚。1児の母。 | ||
B組1番 →49 | 吉見美津子 | よしみ みつこ | 1986年8月10日(M) 1987年4月(昇格) | ミス・セブンティーン特別賞。元モモコクラブ(桃組出席番号1956番)。解散後ヌードを披露。 | ||
B組2番 →50 | 杉浦美雪 | すぎうら みゆき | ミス・セブンティーン特別賞。解散後はタレント・レースクイーンとして活動、杉美雪と名乗っていたこともある。現在はモデルで、芸名は杉浦未幸。 | |||
B組3番 →51 | 宮野久美子 | みやの くみこ | ミス・セブンティーン特別賞。解散後は故郷の名古屋でローカルタレントとして活動、「Kiss」というグループに在籍。現在も芸能活動中。 | |||
52 | 鈴木和佳子 | すずき わかこ | 1987年4月17日 | 最後の合格メンバー。 | ||
B組4番 | 冨永浩子 | とみなが ひろこ | 1986年8月10日(M) | 1987年3月20日(4) | ミス・セブンティーン特別賞。 | |
B組5番 | 山崎真由美 | やまざき まゆみ | 1986年9月25日 | 解散後にソロデビュー。卒業後は、グラビアを中心に活躍。一時期、イエローキャブに所属。ヌードも披露。現在、主婦兼ハワイアンキルトの講師として、地元で暮らす。 | ||
研修生 | ヨリンダ・ヤン | よりんだ やん | 1987年7月13日 | 1987年7月31日 | おニャン子研修生。唯一の外国人(香港人)。 |
2002年再結成時のメンバー(レコーディング参加メンバー)
同年の『FNS歌謡祭』に出演した際には上記のメンバーに加え(白石除く)以下のメンバーも参加し話題になった。
また、過去にも何度か番組の企画等でおニャン子クラブの何名かのメンバーが集まった事がある。
おニャン子クラブおよびそのメンバーは(解散前もしくは卒業前・脱退前においては)、フジテレビ専属とされ、他局の番組や主催イベントに出ることは原則としてなかった。
『ザ・ベストテン』(TBS)には彼女らの楽曲(卒業組含む)が1986年7月31日から1987年4月2日の間には多数チャートインし、1985年8月29日の初登場から1986年7月中旬までは出演していたものの、その後減少した。司会者は、おニャン子クラブの欠席理由に関して、1986年10月2日までは、「定期試験中」「コンサート中・レコーディング中」等の理由を述べていたが、1986年10月9日以降は「各方面の調整がいまだ取れず今回は欠席」という欠席理由を述べていた(うしろ髪ひかれ隊に関しては、番組出演が決まり、専用のセットまで組まれていたが、直前になり出演が取り止めになり、苦肉の策として、リハーサルで歌ったスタッフに歌わせている)。1987年3月に、河合その子、4月9日にゆうゆ with おニャン子クラブが第10位にランクインを機に出演拒否を解除したが、おニャン子クラブとしての出演は解除後も一度もなく、ソロ出演かうしろ髪ひかれ隊のようなユニット出演のみしかなく、解除後にランクインされた曲では、「金輪際、出演する事はない」という理由で歌が披露される事はなかったなど、特に『ザ・ベストテン』との関係はおよそ良好とは言い難かった。
この件に関しては、当時のプロデューサーが出した本では「おニャン子クラブの歌にランキングは付けられない」と言う理由だと説明していたが、一方で日本テレビの『歌のトップテン』には出演していたり、夕ニャン内でオリコンのコーナーを作り、おニャン子関係でランキングされるとそれを祝うという活動も行っていた。またそれ以外にも、当時発売されたおニャン子関連の書籍「おニャン子白書」内テンプレート:要出典で、「ザ・ベストテンのランキングは、レコード売り上げ、有線放送リクエスト、ラジオ放送のリクエストチャート、番組に寄せられたハガキのリクエスト等の総合ポイントにて順位付けがなされていたが、放送される週によってそれらの比重が変化し(例:レコード売り上げがランキングに最重視される週もあれば、ハガキのリクエスト、もしくは有線・ラジオのリクエストが最重視される週がある等)、順位付が公正になされていなかった為、出演を遠慮していた」との記述もあるが、真偽の程は定かでない。なお、当時のランキングの基準はオリコンではなくザ・ベストテンであったが、ザ・ベストテンにおけるおニャン子関連での初の1位獲得は解散からちょうど1年後に工藤静香の「MUGO・ん…色っぽい」でようやく達成している。
話題性や楽曲のセールス実績だけ見れば、年末の『NHK紅白歌合戦』の出場者選考で俎上に挙げられても十分に然るべき存在であったが、1985年・1986年のいずれも選出されなかった。なお、おニャン子クラブの行動の決定権を握っていた秋元康やフジテレビの関係者が紅白出場の意向を持っていたがNHK側の選考で落選したのか、あるいはあくまでフジテレビ専属として最初から出場の意向が無かったかは不明である。
また、テレビ放送によって支えられていた知名度であったことから、メイン番組となる「夕やけニャンニャン」が地元県域局(テレビ長崎)で放送されていなかった長崎県においては、おニャン子の知名度はほとんど伸びなかった。
1987年9月20日(日曜日)、国立代々木競技場第一体育館ではおニャン子クラブ解散コンサートが行われ、全国から3万人近いファンが会場に集まった。また会場前の広場には チケットを手に入れられなかった数百人のファンが押し寄せ、その数は原宿駅に渡る歩道橋まで埋め尽くす程であった。そうしたファンは皆一丸となって会場から微かに聞こえてくる歌声を聞きながら声援を送っていた。
しかし、最終公演のアンコールに差し掛かった時に事件は起きた。「突っ込めー!!」の合図と共に親衛隊を中心とした数十人のファンが入り口のガラスを折りたたみ椅子で割るなどして乱入、これにつられて他のファン数百人も「俺達だって中に入る権利があるんだ!」と叫びながら警備員の制止を振り切って一気になだれ込んだ(この一件は翌日のニュースやスポーツ新聞で大きくとり上げられている)。 また会場内でも多くのファンが誰彼かまうことなく肩を組みながら歌を熱唱し始め、ステージとファンが一体となった。
これ以後、毎年9月20日にファン有志が代々木競技場近くの代々木公園に集まって集会(解散コンサートのビデオ上映会)が行われている。[2]
テンプレート:独自研究テンプレート:出典の明記解散により「元メンバー」となった者たちの大多数は、フジテレビによるマネジメントと「庇護」からそのまま放り出される形で芸能界の激烈な生き残り競争に晒され、少なからぬ元メンバーが短期間の内に芸能界の華やかな場所から姿を消していった。
既にソロ・デビュー等で独自に芸能事務所と所属契約を結んでいたメンバーや、番組終了のタイミングで芸能事務所に声を掛けてもらい所属することができたメンバーは、各々の芸能活動を展開・継続出来た。しかし、最後までフジテレビ専属のまま芸能事務所から声が掛からなかったメンバーは、番組スタッフにより番組終了と同時に芸能界から引退して「一般人の生活」へと戻る様に説得された。
おニャン子クラブでは最大のセールスポイントであった「素人臭さ」は、番組終了・解散後はそれが裏目に出て大きな壁となって元メンバーの前に立ちはだかった。実際、ゆうゆ(岩井由紀子)が初の舞台出演をした際に、共演者からの「元おニャン子に出来るのか?という疑問もあったが、ステージという場慣れはしているので、覚えもアドリブも良かった」とコメントがスポーツ紙の芸能面に掲載された様に、芸能界内部にも「素人集団の元おニャン子に、まともな演技などできるはずがない」という偏見が少なからず存在したと言われている。歌手活動についても、1990年代前半にヒット曲を連発した工藤静香と、おニャン子メンバーの中では異端と言える演歌歌手に転じ息の長い活動を続けている城之内早苗以外に、最終的に音楽業界のメジャーシーンで生き残った人物はいなかった。芸能活動を継続した元メンバーの多くが最終的にはバラドル路線に活路を求めることとなった。
おニャン子クラブの終焉後も芸能事務所に籍を置いて活動を継続した者にしても、すでに多くが芸能活動から引退しており、同様に一時的に引退をした者も少なからず見られる。この様な芸能界からの引退の際も、ワイドショー番組内の芸能ニュース枠やスポーツ新聞の芸能面のトピックコーナーなどで結婚引退を報じてもらえた者はまだいい方で、その大半は芸能界の激しい生き残り競争の中でフェードアウトし、所属事務所との契約満了などを機に、結婚・転職などそれぞれの道を歩むことになった。
その様な状況に至り、芸能界でどうにか仕事を続けようとした者でも、仕事の確保が難しくなった者に出版業界が目をつけて、ヌードグラビアの勧誘を行うようになった。1988年、『PLAYBOY日本版』10月号で元おニャン子初のヌードを披露したのは奥田美香であった。他にも、内海和子(『From Pheonix』)、大貫かおり(『MISTRESS』など)、吉見美津子(『feminine』など)、山崎真由美(『Last Century』など)らがヌードになっている。他にもヌードやセミヌードとなった元メンバーも存在する。渡辺美奈代は、一時はスポーツ新聞などで実現間近と報じられたが、妊娠が判明したためヌード写真集の企画が取りやめになったとされる。
2005年秋、サンセイアールアンドディからパチンコ台「CRおニャン子クラブ」がリリースされた。
ザ・ベストテンのランキング発表のような反転フラップ表示的な演出が特徴である。もっとも、視覚的には番組と同じなのはロゴとキャラクターの振り付けのみで、会員の実名は一切使われておらず、アニメ絵のキャラの顔も、特に会員に似せてはいない。登場キャラクターは全員学生服を着ているが、実際の番組では制服のまま出演することは許されなかった。
テンプレート:おニャン子クラブテンプレート:秋元康
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