ワーラー帝国

ページ名:ワーラー帝国

ワーラー帝国は、『時空戦士スピルバン』に登場する犯罪組織。

目次

概要[]

守護神ワーラーを頂点とする悪の組織。ワーラーは綺麗な真水の中でしか生きられないため、ワーラーの生存と機械の洗浄に必要な水を狙って幾多の惑星を壊滅に追いやってきた。地球侵略の際、当初はカナダに前線基地を建設していたが、第1話の前半でスピルバンたちによって前線基地が壊滅させられた後は真水が豊富で科学技術や産業が発展している日本を攻撃目標とする。奇城ガメデスを本拠地としている。クリン星以外にもピアス惑星やリリィ星・プラント星・ポーコス星を滅ぼしている。

メンバー[]

守護神[]

守護神ワーラーワーラー帝国の支配者。本体は液状の生命体で、真水の中でしか生きられない。ワーラーが使い果たした水にはワーラープランクトンが蔓延してしまい、生命が生きるのに適さない状態になってしまう。作戦が失敗した幹部に対して強烈な制裁を加える。また、ワーラープランクトンには人間を洗脳する効能がある。実はパンドラと同一人物であり、スピルバンとの最終決戦の末に敗北した。女王パンドラ巫女として守護神ワーラーの意思を解することのできる唯一の存在で、ワーラー帝国を束ねる実質的な最高権力者である。優しい物言いをするが悪趣味な作戦を思いついてはそれを楽しんでいる節がある。戦闘の際には光線を放つ杖を使う。スピルバンのことを「スピルバン坊や」と呼び、侮っている。第43話ではパンドラ生命体とパンドラ戦闘機械人に分離し、スピルバンたちに連携攻撃を仕掛け、アークインパルスを受けても蘇った。最終話では真の姿であるパンドラ生命機械人となって背中の触手による攻撃を行うが、ベンにウイルスを打ち込まれて弱体化したところをスピルバンのアークインパルス二連発により敗れ去る。パンドラ生命機械人の背中にあるヒトデ型の有機部分こそが、ワーラーの真の姿だった。

デスゼロウ将軍の配下[]

デスゼロウ将軍ワーラー帝国機械軍団を率いる機械人間。戦闘機械人たちを製作・指揮し、自らも分離機能を持つ大戦車スカルドンで戦地に赴いたり、スピルバンと剣を交えたりする武人だが、非常に好戦的で、短絡的な思考の持ち主でもある。手持ち武器の剣に加えて左腕に小型ミサイル砲を搭載するほか、デスゼロウ魚雷(別名・デスゼロウ特攻ミサイル)という自らをミサイルに変形させる攻撃技を持つ。最初はギローチンに反発していたが、反逆すれば死刑との宣告を受けワーラーとパンドラの命もあり、ギローチンを認めることになる。第40話では作戦失敗後、必死になって命乞いを行い、第41話では結婚して家庭を持てば自らが強くなり、それでスピルバンを倒せると思い込んだことから、捕らえたダイアナと結婚しようとした。第42話では滝に打たれて反省するが(滝に打たれるシーンは描かれず)、パンドラに完全に愛想を尽かされたことから謀反を企み、ドクターバイオに協力を持ちかけるが拒否されてしまい、ポスの密告で謀反を知ったパンドラが態度を改めたふりをしたことで謀反を中止。パンドラに埋め込まれた究極回路でパワーアップして「デスゼロウ大将軍」を名乗るが、パンドラに究極回路を介して操られてしまう。スピルバンとの激闘の末、アークインパルスを受けて戦死。究極回路だけが残された。死後、キンクロンからは敬礼を送られるが、パンドラからは死後も罵られてしまう。戦闘機械人(せんとうきかいじん)デスゼロウ将軍が作り出すロボット怪人。当初は名前の最初に「メカ」と付いていたが、途中から付かなくなった。メカガンマン、ブロッカー人間体、サータン人間体など一部の戦闘機械人を除いて言語は話さず、機械音を発する。非人間タイプ、あるいは非人間タイプに変形する戦闘機械人もいる。戦闘機械人ドーベラーはスピルバンに倒されはしたが劇中で唯一、使命を果たしている

ドクターバイオの配下[]

ドクターバイオワーラー帝国バイオ軍団を率いる幹部。侵略した星の人々に人体実験を繰り返し、戦闘生物を作り出す悪魔の科学者。守護神ワーラーと女王パンドラに心酔しており、その忠誠心は厚い。剣と蔦状の鞭が武器。実はスピルバンとヘレンの父・ベン博士の洗脳され変わり果てた姿であり、かつてのベン博士としての記憶はいくらか残っておりスピルバンのことも覚えているが、息子に対する愛情は全て切り捨てられている。だが洗脳完了直前に見たヘレンの姿だけが記憶に焼き付けられたためにヘレンだけを溺愛し、ヘレンのためなら自らの命を捨て去る覚悟でいる。第21話で背信行為が発覚、自らバイオロイドとなってスピルバンに戦いを挑むが剣術の腕は拙く、変身して腹部の目から放つ分身と胸部の触手、ゲル状化能力や手からの光弾、巨大な花に変化しての花粉攻撃でスピルバンを追い詰めた。ワーラーの仕掛けたトラップによってヘルバイラ共々爆炎に消えたが、脳と眼球だけの姿となって辛うじて生き延びる。この状態でもバイオロイドに変身したり、目から他者を転送する光線や当たった対象を消滅させる光線を出すことが可能。第30話以降は生命維持装置に保管されるも、第43話でギローチンがスピルバンたちを追いつめたことから上機嫌なパンドラの確固たる忠誠心に免じた恩赦によってデータカードを介して復活。彼女を助ける一心でコントロールボックスに無暗に触れて暴走させてしまい、それにより生じたワーラー光線を浴びたことでベンの姿と記憶を取り戻す。ヘルバイラ第3話から登場(ヘレン自体は第2話から)。スピルバンの姉ヘレンが、ワーラー帝国に変身装置を埋め込まれ、変身させられた姿。戦闘生物(せんとうせいぶつ)ドクターバイオが作り出す人工生物。名前の最後に「ジャ」と付く。登場数は三体と数は少ないが、いずれも強力。ヘルバイラも戦闘生物である。

リッキーの配下[]

リッキーワーラー帝国スパイ軍団を率いる女戦士。諜報活動で活躍する。残忍な性格で目的のためなら子供すら利用する。ギローチンによってシャドー・ガシャーが爆弾にされた際には怒りを見せたが、その後は忠誠を誓い、第36話でギローチン皇帝の地位を奪いかねないヨウキが登場した際にはデスゼロウ将軍を唆して作戦を邪魔するが、その事で守護神ワーラーの怒りを受けて、石化ビームによって四つん這い状態で固められ、ヨウキ専用の椅子「リッキーチェア」にされてしまった。ヨウキ亡き後も残されていたが、ワーラー城崩壊と共に消え去った。第42話でデスゼロウはリッキー同様に石化して「デスゼロウデスク」という机に変えるとパンドラから脅された。シャドー、ガシャーリッキーの部下たち。シャドーは金色、ガシャーは銀色の衣装を纏っている。第25話でギローチン皇帝に目をかけられ、彼の右腕(大幹部)になれると信じて打倒スピルバンの特訓を行い、アークインパルスでエネルギーを消耗したスピルバンに対し、ギローチン皇帝の命令により不意討ちを仕掛け、ハイテククリスタルスーツの生命維持装置とクリスタルメインコンピュータを破壊しようとするが、残った力を振り絞ったスピルバンのツインブレード(片刃形態)で返り討ちに遭い、直後にギローチンに持たされた爆弾入りの短剣が起爆して2人とも戦死した。その正体はバイオ機械人だった。バイオ機械人戦闘機械人と戦闘生物を合わせたような存在。シャドーとガシャーもバイオ機械人である。

ヨウキの配下[]

ヨウキ第36話から登場。第35話ラストにて守護神ワーラーの命令でパンドラが地球上に蓄積された人間の怨念から作り上げた新幹部。物腰は柔らかいが無機質で野心家。金と暇を持て余す各界の著名人を操り、「秘密結社無・無・無」を組織し、地球人に対して攻撃できないスピルバンに心理的ダメージを与える。人間に憑依することも可能(第38話)で死亡しても時間はかかるが蘇生することも可能。第39話でワーラー帝国乗っ取りを画策し、パンドラ・幹部連と戦うが、パンドラが杖から発した光線により絶命。亡骸は特殊なカプセルに封印されたことで蘇生できなくなり、カプセルごとワーラー城の地下深くに落とされた。ヨウキ戦闘機械人ヨウキがスクラップから妖力で作り出した戦闘機械人。

ギローチン皇帝の配下[]

ギローチン皇帝第24話から登場。23世紀の未来からやって来た守護神ワーラーの子孫。スピルバンがワーラー帝国を壊滅させた後の未来の東京で落ちぶれた生活を送っていたが、秘められた能力が覚醒し、ワーラーの力で現代にタイムスリップ、帝国の新幹部として君臨した。最初は浮浪者の格好をしていたが、徐々に力が覚醒し、ガメデスにやってきた後ワーラーの手でギローチン皇帝の姿となった。短剣が武器。バイクテクニックも一流である。飄々としているが蛇のような狡猾さを持ち、心攻戦を得意とする。長くこの戦術でスピルバンを苦しめたが、38話でスピルバンに完全に打ち破られ、ヨウキに嘲笑われた後は力押しの作戦にスタイルを変え、スピルバンの打倒を目指した。それも果たせずに終わると時空のクレバスから地獄に行き、そこで得た力で幽鬼となってグランナスカに侵入。幽鬼となったことで一切の攻撃を受け付けず、右腕を毒蛇の頭に変化・分離させてヘレンに噛みつかせ、呪いをかけて幽鬼にしようと目論むが、グランナスカのクリンエネルギータンクから放出されたエネルギーによって消滅した。消滅前に放った蛇による抵抗も失敗。ヘレンは助かるが、グランナスカは航行不能となる。パンドラからの信頼は厚かったため、パンドラはギローチンが消滅した際には嘆いた。ワーラー帝国軍の中で唯一、最強の必殺技アークインパルスが通用しなかった敵でもある(デスゼロウ将軍やパンドラ女王は最終的にアークインパルスを受けて散華しているが彼だけはアークインパルスで倒すことができなかった)。ポスギローチンを20世紀に導いた、言葉を話せるハムスター。以後は常にギローチンの傍らにいて、他の幹部たちに皮肉を言う。噛み付きとそれによる毒を注入する攻撃が得意。正体はバイオ生命体。おしゃべりで、なおかつ毒舌。密告魔でもあり、第42話でデスゼロウがパンドラへの反逆をドクターバイオに持ちかけていた所をパンドラに密告し、デスゼロウは粛清されることとなった。最終話でドクターバイオから元の姿に戻ったベンがスピルバンたちを助けるために研究室でウイルス菌を手にした際、ベンに毒を注入するも、ベンにウイルス菌を振りかけられて溶解し、絶命した。ニュー戦闘機械人( - せんとうきかいじん)ギローチン皇帝が作り出した強化型の戦闘機械人。基本能力として言語を話し、戦闘機械人以上の能力を持つ。何体かはギャグとしか思えない者もいるが、悪辣極まる能力を持っていたりその一翼を担っていたりと、戦闘機械人以上に恐ろしい敵である。

キンクロン[]

ロボット戦闘員。全身の黒装束と吊り上った細い目と不気味に笑う口が描かれた金色の仮面が特徴。武器は短剣やバズーカ、ライフル。頭を外して爆弾とすることも可能で、人間に変身する能力を持つ。稀に表情が緩むことも。戦闘機械人レベルの力を持ち、頭部の形状が異なる強化型や、短剣を二つ持った強化型(第9話に登場した5体組、ゴールデンファイブ)、巨大な拘束具に変形する個体も作られている。人語を発する際はコンピュータを操作しての人工音声を行う(第8話)。変身中は人語を普通に話しているが、独特の駆動音は完全には消せない。



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