アニメ制作/音作業

ポストプロダクションの次の工程が「音作業」である。この工程では、映像としては仕上がっているアニメーションに音響を加えていく作業で、音響監督が全体を統括することになる。音響監督は、声優のキャスティングと演技指導、ダビングなどの音響演出を担当する。監督やプロデューサーも同席することが多く、実際にSHIROBAKO本編では音響監督と共に渡辺Pや木下監督、葛城Pが音響について相談しているシーンが多数描写されていた。

音作業は、大きく分けて「アフレコ」と「ダビング」の二つの工程に分かれる。「アフレコ」では、撮影された映像に声優がアフレコ台本を基に声を吹き込む。アフレコ演出とよばれるメンバーが直接演技指導を行うこともある。「ダビング」では、アフレコ後にサウンドトラックや演出のための効果音を加える。音作業は、アニメーション制作において非常に重要なパートであることから、SHIROBAKO本編でもかなり尺を割いて描かれていた。第4話では、坂木しずかが声優のオーディションに参加している姿も描写されたり、坂木しずかが第3飛行少女隊で役を得てそのアフレコをしているシーンなども描写されている。

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