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モリアーティはシャーロックとジョンを殺そうとする。しかし、モリアーティの携帯電話に着信があると、気が変わった彼は、2人を見逃して立ち去る。電話の主はアイリーン・アドラーという女性だった。
モリアーティとの事件後、シャーロックとジョンは日常を取り戻す。シャーロックは数々の事件を解決し、ジョンはそれをブログに掲載する。ブログは人気サイトとなり、やがて2人はマスコミも注目するほどの人気者となる。
ある日、2人はバッキンガム宮殿に連れてこられる。そこで、マイクロフトから“高名な方”に関するプライベートな事件の収拾を依頼される。それは、アイリーン・アドラーという女に撮られてしまった不名誉な写真を取り戻すことだ。
2人は通り魔に襲われたフリをしてアイリーンの家に訪れる。しかし、彼女は2人のことをすでに知っていたため、あっさりとバレてしまう。しかし、ジョンがボヤを起こして火災報知器を鳴らすことで、シャーロックは隠し金庫の場所を見つける。事件解決と思えた直後、謎の男達が襲撃に会い、シャーロックたちは捕まってしまう。シャーロックは謎の男に脅され金庫を開けるが、罠の銃が起動して謎の男達を撃退する。彼は金庫の中の携帯電話を手に入れるが、ロックを解除できない。すると、アイリーンはシャーロックを毒で眠らせて、携帯電話を取り戻して逃亡する。
シャーロックは彼女は写真をゆすりには使わないため、写真を取り返す必要はないとマイクロフトに伝える。そして、シャーロックは謎の男たちがアメリカ人と見抜き、写真以外にも彼女が何かを持っているのではないかとマイクロフトに尋ねる。しかし、彼はこれ以降は関わるなと言って立ち去る。
クリスマスの日、221Bのシャーロックの部屋に皆が集まってプレゼントを渡し合う。プレゼントの1つに、アイリーンからシャーロック宛の携帯電話があった。シャーロックはこれがアイリーンが殺される前兆だと気づく。彼は聖バーソロミュー病院でアイリーンの死体と対面する。
感傷的になるシャーロック。彼は一日中ヴァイオリンを弾き続ける。ジョンが呆れて外に出ると、彼はマイクロフトの秘書らしき人物に車に乗せられて、人気のない建物に連れてこられる。しかし、そこにいたのはアイリーンだった。彼女は鑑定士を抱き込んで死を偽装していたのだった。彼女はジョンに携帯電話を取り返して欲しいと願うが、彼は拒否する。そのやり取りを建物の裏にいたシャーロックは見ており、彼はアイリーンが生きていたことを知る。シャーロックが221Bのアパートに戻ると、アメリカ人たちの襲撃者がハドソン夫人を人質に取っていた。シャーロックは襲撃者を撃退し、ハドソン夫人を救出する。
年が明けたある日、シャーロックは部屋にアイリーンが寝ているところを見つける。彼女は殺し屋に狙われていると言い、手に入れた国防省の暗号メールが原因ではないかと、シャーロックにメールを見せる。彼は暗号を解読する。そこには飛行機の座席番号が記載されていた。そこからシャーロックは飛行機を特定するが、その飛行機の情報は以前、マイクロフトが口にしていた情報だった。さらにアイリーンはその情報をモリアーティーに教えてしまう。
シャーロックは、政府が飛行機に爆弾が仕掛けられていることを知っているが、情報源を隠すために黙認しようとしていることに気づく。マイクロフトの部下により、飛行場に連れてこられるシャーロック。そこには大量の死体が乗った飛行機が用意されていた。マイクロフトは、テロが実行されても死人が出ないように計画していたが、モリアーティーに知られてしまい、計画を中止していた。そして、その場にアイリーンが現れる。
アイリーンは解除できない携帯電話の情報と引き換えにマイクロフトに要求を飲ませようとする。しかし、取引直前に、シャーロックは携帯電話の解除コードを見つけてしまう。シャーロックは慈悲を請うアイリーンのもとを立ち去る。
後日、マイクロフトはアイリーンがパキスタンで殺されたと、ワトソンに伝える。ジョンは221Bのアパートに戻り、シャーロックに彼女が生きているとウソをつく。シャーロックは窓から外を見ながら物思いにふける。実はアイリーンがパキスタンで殺される時に、シャーロックはその場にいて、彼女を助けていたのだった。
ベルグレービアの醜聞<考察>を参照。
このエピソードに出てくる場所。
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