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ネタバレ注意!
溶けた岩
私はモノリスに手のひらを当てた。手を触れた場所が溶け出したので
後ろに退いた。 溶けた石ころが石像からこぼれ落ち、中の空洞がむき出しになった。
中には信じられない程の富が収められていた。この古代技術と積荷は旅の助けになるだろう。
突然古代部族の声が聞こえ、地面が震えだした...
「その ヴァイキーン 祖先 燃やす 泥棒 そして 海賊.」
溶けた岩は流れ落ち続けた。 建物は不安定に見えたが、私の役に立つ品々は手の届くところにあった。
かつてここで崇拝していた古代の戦士たちは、私の行動に判断を下した。
氷の結晶
あたりが妙に肌寒くなった。突然、凍てつくガスの層が モノリスの下から上まで覆った。
凍えるほどの寒さで、ヘルメットの中の息が白くなるほどだった。
氷の結晶に小さな隙間を見つけた。 その隙間に採掘した資源を入れれば、
中にあるモノリスに届くかもしれない。
「燃料 貰った. 氷 解ける. ヴァイキーン 上昇する. 燃料 貰った. 氷 解ける. ヴァイキーン 上昇する.」
私がそこに入れる資源を決めると、相応の見返りを受け取った。
古代の文字
古代の建造物に3行の巨大な文字列が刻まれていて、どれも異なる文字で 記されている。
最初の1行は砂の上に刻まれたルーン文字のように 見える。2行目は細かに配置された点で表されている。
最後の行は大きく、読みやすい文字で、およそ手で書かれているように見える。
「ウオォ! 学ぶ 言語 〜の為に その 征服者! 学ぶ 言語 〜の為に その 征服されたもの!」
それぞれの文字列の土台部分は、 汚れと血でできた古代の手形で覆われていた。
私は文字に手を押し付けた。すると、ここに宿る古代の魂が、彼らの子孫の言葉を私に吹き込んだ。
暴力の終わり
戦士の遺体がオベリスクから現れた。
ギザギザに裂かれた腹部の様子から、穏やかな最期ではなかったことが分かる。
その手にはマルチツールを持ったままだ。
「崇めろ その 戦士! 崇めろ 彼の 武器!」
彫刻が施されたオベリスクの表面がぼやけ、
軍事崇拝のイメージが現れた。 何かを伝えようとしているのか。 私に何かを伝えようとしていた。
古代人は私が戦士の遺体を扱っているのをよく観察していた。
狩り
怯えきった小さい生物がモノリスから現れ、私の足の間を 走り抜けて行った。古代の狩猟の音が迫って来る。
獲物を追う獣たちのうなり声と、 雷鳴のようにとどろく蹄の音だ。
獣にまたがった戦士たちがモノリスから勢いよく出てきた。 喧騒の中で、一人が私に気付いた。
顔の巻きひげを上げて挨拶したかと思うと、一言二言叫び、 私に向かって剣を振り下ろした。
「ウオォ! ヴァイキーン 祖先 祝福する お前の 旅! 目撃する 私達の 栄光! 我々 目撃する お前の 栄光!」
幻覚は消えていった。 それから古代のヴァイキーンは私の勇気を見て判断を下した。
枯れた遺跡
私は奇妙で慣れない現実の一部となった。 古代の岩が開いた。 中には完全に乾ききった
古代の戦士が木の支柱の間につるされている。 ゆっくりではあるが脈を打ち、また心臓が鼓動していた。
その下には埃にまみれた床があり、よどんだ空気で苦しくあえぐことを運命づけられたかのような
しわの寄った肺が1組ある。 乾燥した目玉が瞬きもせずに私を見つめている。
「再び作る その 古代の 戦士 像. 修復する モノリス パワー. 作ります 体 全体 再び.」
ひどい状態の遺体を適切に扱うと、モノリスは極めて大きい反応を見せた。
森林地帯の生物
モノリスは、自身の前で死んでいる生物のイメージを映し出した。
ここでかつて崇められていた神のために、それぞれが供物として殺され、捧げられたのだ。
「その 司令官 〜の為に その ヴァイキーン 祖先! 犠牲 その 獣 血 〜の為に ハーク!」
突然、森林動物が地面をすり抜け頭から現われた。 大きく見囲いた目で私を見つめ、
その小さな蹄が地面に着くと嬉しそうに跳びはねた。 明らかに何かを求められている...
死
いきなり、私は水の中に居た。 漏れている。 肺に水が入り込み、胸が焼け付くようだ。
空気を求めて喘ぎ苦しむが空気はない。 体内と周りを満たすぬるい液体しか感じられない。
視界がぼやけてくる。もう限界だと悟った。もう終わりだ。これが死というものか。
突然、緑の手が水の中に突っ込まれた。光が消えていく。
「戦士 受け入れる 旅の 終わり. 受け入れる 死.」
現実が戻った。もしかしたら、本当に私に死の瞬間が訪れた時にはこういう風になるのかもしれない。
赤と黄色
2つの古代の石杯がモノリスの前に現れた。中にはそれぞれ
粘着性のある深い赤色の液体と、鼻を突くような強烈な臭いを放つ
ネバネバした明るい黄色の液体が入っている。
「選ぶ 治療 血 または 再びエネルギーを与える 胆汁 〜の為に その ヴァイキーン 祖先. 飲む 運命.」
石杯の後ろにある石版の古代文字が渦巻き、あるイメージを映し出した。
赤い光輪を帯びた筋骨隆々の力強い戦士が 明るい黄色の鎧を身にまとった相手と戦っている。
私は液体を選んで飲んだ。腐った味がして、息ができなくなり、口から漏れ出た。
ビジョンは薄れ、液体は結晶化してナノマシンクラスターになった。
クモの巣
モノリスは紙のように裂け、別世界への窓が開いた。
そこは巨大なクモの巣で覆われていた。ちょうど私の手の届く位置に 古代の戦士が繭のように丸まっている。
何百年もこの状態のようだ。 死んだ虚ろな目が、 私の後ろに広がる遙か遠くの景色を見つめている。
突然、呼ぶ声が聞こえた...
「愚かな 死んだ 腰抜け 横たわる ここに! よそ者! 取る お前の 報酬...」
それは錆びたマルチツールを抱えており、膨らんだ胸部を見るかぎり、
さらに価値のあるものが隠れているようでもある。 そしてその膨らみが、 突如動き出した...
私は回収できるものを取ろうとした。風に乗った声が笑った...
コロシアム
血のように赤い空の下、私は大きなコロシアムの中にいる。 喧騒が辺りを支配していた。
先に控える戦いを前に戦士達が叫び怒鳴っている。
「選ぶ お前の 戦士! ヴァイキーン 祖先 お礼 よそ者 唸り声!」
2人の戦士が血なまぐさい砂の上で身構えている。 1人は刃を失い盾の後ろに身を隠している。
もう1人は槍を掲げ追い詰めていく。
私は群衆の叫び声にあわせて自分も叫ばなければならないと感じた。 私の好きな剣闘士がライバルに致命傷を
負わせ、 私に向かって頭を下げた。
視界が薄れていくなかで、 戦闘に助けになるものをもらった。
漏れ
岩の中から強烈な熱を感じた。 突然、 まるで私のスーツに引きつけられるように、
液体金属が岩に開いた穴からしみだしてきた。 そして叫び声が聞こえた。
「埋める! 裂け目! 保護する モノリス! 大事な 貴重な 材料 失われた! 使う 金属!」
始めは粒だったものがやがて勢いよく裂け目からあふれ出てきた。
モノリスの内部にあったものは流れ出し、光が徐々に弱まっていった。
私は迅速に行動し、ビジョンは終わりました。
深紅の目
モノリスにポータルが開き、翼をもつ巨大な動物が 私の足元に落ちてきた。その喉は儀式で切られており、
翼には古代戦士種族の顔の入れ墨が複数認められる。 しかし、 目だけは奇妙だった...
元々の目は切り取られ、代わりに光り輝く赤い オーブがはめ込まれている。見れば見るほど
その目は輝きだす。先端テクノロジーがオーブの中に 隠されているのは明らかだ。旅のためとはいえ、
供物を冒涜することに私は耐えられるだろうか?
「崇めろ その ヴァイキーン 祖先 犠牲. その 獣 〜している 聖なる 景色. 崇めろ 聖なる 犠牲.」
私は慎重に決断した。 そして、 ここに住む古代人は私の選択を記録した。 私は深紅の光を浴びて、ナノマシン
が私の手に零れ落ちた。
猟犬の捧げ物
モノリスの表面から、突然古代の猟犬の巨大な口が現れた。
その口が大きく開くと、腐臭漂う唾が飛び、私のレンズの上で筋になって垂れた。
巨大な舌の上にある貴重な品々が目に入り、込み上がった吐き気が少し和らいだ。
「〜を与える その 獣. 名誉 その 祖先 companion 獣 〜の為に legend は 非常に 良い 獣. 〜を与える
それ!」
私の腕に唾をまき散らしながら急に動くと、舌の上の品々が口の一方に寄った。
これで舌の上にものを置ける空間ができた。 自分の所持品をいくつか手放すべきか。
私は慎重に考えると、視界は薄れていった。
剣
古代戦士の脚がモノリスの下部からゆっくりと出現した。
その後、残りの胴体が現れ、岩肌へとぞんざいに投げ出された。 首は切り落とされている。
頭上高くから私の足に血が滴ったかと思うと、切り離された頭部が驚いた私を笑った。
しわがれ声で激励の言葉を叫んだ。
「勇敢な よそ者! 抵抗する 恐れ! 行う ではありません されます ある/一つの 腰抜け!」
後ろで古代の剣が抜かれる音が聞こえ、誰かが迫ってきた...
それは試練で、剣はただの幻だった。ビジョンは薄れていった。
無意味
目の前でモノリスが砕ける。 それは何重にも折れ、最後には周りに光が飛ぶ小さな赤いオーブになった。
それはまさに古代の、神聖なもののように感じた。その奇妙な建造物の起源を私に見せてくれているようだ。
「その ヴァイキーン 〜を与える その アトラス ストーン 希少な 金属. それ 作成する. それ 高くそびえる.」
私が運んだ金属が物理的に私をオーブの方に引きずった。 再構築をしようと必死だった。 私が運んだ資源は自分
自身を提供したがったので、私は資源をモノリスに渡した。 私は血の気が引くのを感じ、 頭がくらくらした。
私は自分を失い、宇宙の無限の広がりの中で 自分の本当の場所を目撃した。
モノリスが少しずつ、ゆっくりと再構築していく。 モノリスは私の無意味さに同情した。
球体
ひだのある球状の生物が岩の表面に表れた。 古代に犠牲として捧げられた者だ。
大きく開かれた目は金属の槍で貫かれていた。
モノリスにつるされたその身体から液体がしたたり落ち、 古代人の手によって石に刻まれた溝を流れていく。
液体を流す溝を2つの中から選ぶことができる。 ひとつは太陽。 もうひとつは月だ。
「光 もたらす パワー. 暗闇 もたらす 回復力. 光 もたらす パワー. 暗闇 もたらす 回復力.」
古代人は私が手を出すのを見ていた。ビジョンは移りゆき、そして終わった。
消耗
私は疲れ果てていた。 武器とエクソスーツの数値は徐々に 下がっていき私は無力感に打ちのめされた。
いつも通り息をしていたが私の身体は酸素を求めて悲鳴を上げていた。
外界から思考が私の頭に入り込み、私の意識の中に響き渡り始めた。
「祖先 消費する よそ者 生命 力! お礼 よそ者 〜の為に 再生! より近く! より速く! より近く!
より速く!」
生命力を奪うモノリスは、静かに静止し、そびえ立っていた。 私は賢明だと思うことをし、その場を乗り切った
ナルの宝
空からひとすじの光が降り注ぎ、 古代の彫像によって彫刻が 施された石の表面へと集中していく。光は石に刻まれた絵の方向へゆっくりとたどっていった。
戦士の壮大な戦い。異星の街と、盗まれたのかもしれない宝。 巡礼者の手形がそれぞれを覆っている...
「ハーク 取った その 財宝 〜の為に ナル 〜の後で 戦闘. 今 隠れている 〜の中に その 都市
〜の為に ハーク.」
私はイメージに触れた。ビジョンは変わり、静けさが訪れた。
エネルギー
突如、破壊的な衝撃が私のエクソスーツに伝わってきた。
マルチツールのセンサーが、 モノリスの奥深くに、 今の衝撃とはまた別のエネルギーが
湧きあがっているのを感知した。 しばらくするとそのエネルギーが私と古代遺跡の周囲に解き放たれた。
エクソスーツのシールドを使って 迫り来るエネルギー波を減衰できればよかったのだが、
システムの処理能力を遥かに超えていて、衝撃の性質は識別できない...
「警告! 〜で居る 近づかない! 古代の 放射線 パルス 場所!」
私は声に耳を傾け、可能な限りエネルギー波に備えた。
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