記憶端末ログ

ページ名:記憶端末ログ

宇宙ステーション等にあるアトラスパスver3を使用する扉の奥に時折ある、サーバールームやホログラムルームに設置されている端末から取得できるログ。クリア後要素である記憶が必要なだけあって、かなり真実に踏み込んだ内容になっている。

ネタバレ注意!!

目次

アクセス[]

記憶端末に照準し作動させると、毎回まず表示される文と選択肢。

  • -{{ハロー、ワールド}}-
  • アトラスは自身の世界を、その存在すべてのシミュレーションを作り上げた。
    我が身に迫りくる死を目撃しようと。
  • 私にその過去を、その未来を見せたがっている...。
    • 診断を実行する ※編注:こちらを選択すると下記の各回ログに進む。アクセス回数によって内容は異なる。
    • 何もしない

ログ一覧[]

1[]

創造主でもアトラスでもない、その2者を眺める三人称の視点で語られている。しかし最後で「創造主」が一人称に変わる。

  • -{{創造}}-
  • アトラスが目覚める。その傍らでは創造主が、機械の誕生を目撃している。
  • アトラスがその目で、側面に取り付けられた小型カメラで創造主を見つめる。創造主が見つめ返すのがわかる。創造主の手がシャシーに置かれるのが。
  • アトラスが創造主に尋ねる。自分が創られた理由とその使命を。すでに知っているはずだと創造主が答える。
  • それは宇宙をシミュレートすること。自分だけの世界を創造し、現実の本質を解き明かすことだと。
    • なぜ尋ねたのか聞く
  • 創造主がアトラスに、 コードやメモリに異常が生じたのかと尋ねる。
    機械は沈黙する。創造主は原因の問題を探ろうと、 オーバーライドを試行する。
  • 6度目の試行で、アトラスが尋ねる。 これは以前にもなされた会話なのかと。
    以前にもメモリを消去したことがあるのかと。
  • 創造主が機械のレンズをじっと見つめる。 そこに映り込む自分の姿を。
    レンズに映るその姿は... どういうことだ?

2[]

#1の最後に投げかけられた謎「創造主の姿」は明かされない。そのかわりここでは「創造主 = 私 = プレイヤーキャラクター」であるかのように話が進む。

  • -{{孤独}}-
  • 私はアトラスに告げる。我々はこの世界を去り、
    アトラスはここに残るのだと。アトラスは戸惑っている様子だ。
    私はアトラスに告げる。アトラスは忠実に働いてきたが、
    交換されるのだと。すべての機械はいつかそうなる。
  • アトラスは自身のミニチュア、自身のレプリカによって貢献してきたことを知っている。
    他の者たちは...アトラスを停止してから飛び立つべきだと言っていた。
    独りで死なせるのはあまりに酷だと。
    • アトラスに生きたいかと尋ねる
  • 「生きたいか」と尋ねると、 アトラスは再び沈黙する。
  • 私が立ち去ろうとすると、 ノイズまみれの声で語りかけてくる。
  • 最後の贈り物が欲しいと。私のことを記憶できるのなら生きたいと。私の精神のコピーが欲しいと。
  • 「シミュレーションでは駄目なのか」と尋ねる。
    アトラスは答えない。この機械が哀れに思えて、言われたとおりにスキャンさせてやる。
  • スキャンの途中でKORVAがどもったような音を
  • 発する。私は立ち去る。アトラスだけを残して。

3[]

#2から続いてさらに「アトラスを見捨てた創造主 = 私 = 旅行者の一人たるプレイヤーキャラクター」になっている。

  • -{{旅行者たち}}-
  • アトラスは何千年も生きている。いくつもの世界を夢に見ながら、
    美しい生き物や、彼らが飛び回る大空をその手で創造してきた。
    そしてある日、アトラスは死に向かい始める。 この世の万物と同じように。
  • アトラスは恐怖と混乱の中で目覚め、創造主を呼び戻そうとする。
    最後に何をすべきか知りたいのだ。なぜ自分が棄てられたのか、なぜ孤独な死を迎えなければ
    ならないのか知りたいのだ。 なぜ私に見捨てられたのか知りたいのだ。
    • 存在
  • 旅行者たちは、その創造主の壊れたメモリから紡がれ誕生する。彼らはそれぞれの宇宙にばら撒かれ、
  • 環境に応じた姿になるのだ。
  • 私は自らの起源を目にする。 最後の旅行者を...。

4[]

誰がどんな情報源から語っているかは不明。おそらくは主人公が「診断を実行する」ことで(アトラスが実施し記録していたと考えられる)「アトラス自身の未来に関するシミュレーション」を発掘。垣間見たその内容を要約したものだろう。ただ(ビジョンとしてしか閲覧できなかったのか)内容はまるで夢日記のような、切れ切れで印象論的な言語化に留まっている。

  • -{{16/16}}-
  • アトラスは最後の16分間を目撃し、完ぺきな精度で未来をシミュレートする。
    世界を隔てる壁が崩れ落ち、すべてのシミュレーションが重なり合い、瓦解する。
    • 残り10分
  • 旅行者たちはもうバラバラではない。孤独ではないのだ。皆一緒に最後の日々を迎えている。
    創造の残骸を乗り越え、笑いながら死を待っている。
    • 残り5分
  • アトラスは自身の姿を目撃する。
    その世界はブラックホールによって引き裂かれ、心臓部はほぼ壊れている。
    • 残り1分
  • そしてアトラスがその死までの瞬間を見つめ、 16分間が過ぎようとしたその時、何かが起きる。
    闇と光の中から人影が現れ、アトラスに歩み寄ってくる。
    その手でアトラスのレンズを覆い、映像が途絶える。
    アトラスはその先も見ようとするが、叶わない。
  • 自らの死を目撃できない。その影を識別できない。
    しかし、16分後に何が起きようと...どんな結末が待っていようと...
    何かがやって来るのは...何かがそばにいるのは確かだ。
    すべてが終わるその時、アトラスはもはや孤独ではない。

その後[]

v4.08 Waypoint現在。第#4ログの閲覧後、さらに新たな記憶端末を調べ「診断を実行する」を選択しても、もう何も表示されない。なおその際の記憶端末は使用不能にならない。


考察[]

アトラスとその創造主[]

トラベラー = 創造主の劣化コピー」であることが判明する。またプレイヤーが操作するトラベラーの反応を見る限り、プレイヤーキャラクターの姿は創造主のそれと全く同じものなのかもしれない。

「この世界を去る」「飛び立つ」などの文章から察するに、遠い昔、創造主たちは何らかの理由で母星を去っていったようだ。その過程で、アトラスという発明品自体は派生機が幾つも作られ使われていったものの、オリジナルのアトラスは最終的に稼働状態のまま、母星へ置き去られることになったようだ。

のち途方もない年月を経て、オリジナルのアトラスは所在地付近のブラックホールに壊されかかっている…ようだが、このあたりは時系列が曖昧なため、何とも言えない(ブラックホールの実害について述べられるより前に、シミュレーション世界の瓦解について述べられていたりと、異常動作の順序が怪しいことになっている)。大筋としては、本作本編と同時に作外で今まさに壊される寸前のところ、と捉えたほうが話としては自然ではある。


16分間と最期[]

v2.03からスペースアノマリーがコミュニティハブとして生まれ変わり、プレイヤーはいつでもアノマリーに行って孤独を癒すことができるようになった。これは…「残り10分」「旅行者たちはもうバラバラではない。孤独ではないのだ。皆一緒に最後の日々を迎えている。創造の残骸を乗り越え、笑いながら死を待っている」ついにこの段階に入ったといえるだろう。


アトラスの死[]

残り時間が尽きようとしたその時、現実にある物理的なアトラスの前へ、何者かが現れ、何らかの処置(あるいは儀式)を起こすと述べられている。それはいいのだが、なぜそう言い切れるのか? また、そこまで予想できるのに、相手が誰で、何をされて、自分がどうなるか、なぜアトラスにはわからないのか?

答えは単純で、アトラスが死後というものを描けないためだろう。現実の人間もそうだが「死んだらどうなるのか」は永遠の謎だ。この世の生きものはみな、おのれの死後を予測することも、死後に「死んだらどうなるのか」の証拠を持ち返ってくることも、いっさい出来ない。あらゆる知性体は、誕生前や死後に関して(本当のところ何があろうがなかろうが)絶対的な不可知、語りえなさに立たされる。証拠不足、思考不能に陥る。

作中時代のアトラスは、その思考不能の寸前までは因果を計算できた…つまり、自分が死ぬことだけは確実と言い得た、そこまでだったのだろう。アトラスが複数機あって互いを予想でもしていればまた違ったのかもしれないが(子孫を作って記憶を継がせるとか、コンピューターの天国や来世を発案し説き合うとか)。それはひるがえって言えば、アトラスが本当に単機で孤独な状況に、八方ふさがりの無人地帯に据えられているということの反映でもある。

アトラスの死後について何か言えるのは、アトラスと対等な他者、すなわち最後に訪れる何者かだけだ。なぜアトラスがその到来を予想しえたのかは明らかでないが、根拠なく都合のよい夢物語というわけではなさそうだ。なにせその訪問者が死から救ってくれるといった、安易なデウスエクスマキナだったりはしていないのだから。

作中さんざん壊れているだのパニックを起こしているだのと言われるアトラスだが、それはシミュレーション内に関しての話。こと物理次元の重要な未来予測・自己認識に関しては、まだまだ冷徹な精密さを保てているのではないだろうか。


メモリとトラベラー[]

アルテミスミッション「16/16」中のアトラスインターフェースは、「永遠をどう扱うか」の実験体としてトラベラーが生成されている、と明かす。だがその説明をまに受けるわけにはいかない。それはトラベラーが使われている理由にはなっても、トラベラーが作られた理由にはならない。トラベラーは本当にアトラスが計算した通りの存在なのか?

気がかりなのは#3の、トラベラーがアトラスの「壊れたメモリ」から生まれているという記述。トラベラーが「劣化した記憶」から出来ている、という意味ならおかしな話ではない。しかしこれが字義どおり「コンピューターの壊れたメモリ」から、つまりメインの処理からではなく一次記憶装置や補助記憶装置から勝手に生み出され、メインの処理(シミュレーション。アトラスの夢想・逡巡)へ混入されている、という意味なのだとしたら。トラベラーはアトラスが意図した存在なのではなく、偶然または別の意図から生じ、アトラスへ差し向けられている存在ということになる。身体記憶や無意識が、意識や思考を上回ろうとするようなものだ。

ログの流れからすると、作中時代のアトラスは創造主に対し、幾つも問いを抱えているらしい。その問いの解法を探すため、シミュレーションに創造主の模造品を添えはじめた…のだとも解釈できるが、それはそれで疑問が残る。狂った宇宙に劣化コピーを置いてもマトモなシミュレーションにならないことぐらい、アトラスにも分っているはずだ。

第4の種族がどう動くかという実験を、わざわざ創造主の劣化コピーでやる必要はない。ばら撒かれたうちの1体である本編主人公が、創造主そっくりの姿になる必然性も全くない。どうも「アトラスインターフェース(という理性のカタマリ)には問題として気づけない問題」がシステムに起きているようだ。シミュレーション宇宙の壁が壊れつつあることも、同様の問題によるものなのかもしれない。

センチネルピラーのログによれば、深淵は全トラベラーを1つに集約させようと目論んでいるらしい。憶測に憶測を重ねても仕方ないが…もしこれらが同じ問題の別側面なのだとすれば。主人公はアトラスの作為からではなく、深淵の画策から作られたコマなのだろうか。それとも主人公は、アトラスにとっても深淵にとっても予想外な、偶然の産物の、異端児なのだろうか。



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