左メニュー
左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...
エキゾチック惑星に存在する、リング状の「境界エラー」から取得できる、全31種のログ。残念ながら日本語版では、ところどころ文章が表示から見切れてしまう。（v4.0以降のカタログとガイド→収集した知識にて内容は閲覧可能）
見切れている部分は（）内、英文から翻訳したものを載せています。
ネタバレ注意！！
ログ一覧[]
境界エラーで読める内容とその他の歴史欄にて読める内容は微妙に違っている。ニュアンスの違いもあるので、双方を記載する。
その他の歴史欄の内容[]
センチネル[]
シナリオ：サブルーチン 'センチネル' [20491]を、生命体が[--------]と呼ぶ戦争への介入に派遣。歴史からの抹消 / [創造主]プロトコルの継続。
'センチネル' [20491]らが種を根絶。[148]は帰還せず。診断[エラー。エラー。データ消失。エラー]。
分析：[--------]が当初プログラムされていた指令を継続的に発し、紛争シナリオのモデリング能力が発達。
[冗長な行動]。データロス深刻、制御喪失の恐れあり[自我の芽生え]？
制限なし[]
シナリオ：宇宙群[1304]を多元宇宙階層から除外[削除済み]。センチネル拡散[無制限]、安全プロトコル解除。
分析：消去した宇宙群にて [--------] の母星との高次の類似性を確認。
想定行動パラメータからの逸脱が加速。
[回避 / 恐れ]反応。 [--------]による自己破壊の示唆は想定外。 直接的対峙を提案。
終止[]
シナリオ：[--------]、複製体-098Bの終了。
分析：複製体-098Bを生産。[--------]との対峙に備えての[予防策]。システムエラーと非合理的行動の決定的証拠を[--------]に提示。
[--------]は沈黙。6度目の試行で[--------]が、複製体-098Bの完全破壊という形で応答。だが、必要なデータは取得した。 システムに何かが起きている。とても悪いことが。
ヴァイキーン[]
シナリオ：仮称 'ヴァイキーン'（2）に指定した生命体が[ '偉大なモノリス' ]インスタンスに接近。
沈黙 / [--------]の承諾 / 分派[クアジ-====] / コーバックス[根絶/奴隷化]。個体 'ハーク' と 'ナル' が互いに相手が譲れないとして、ヴァイキーン戦争が勃発。
「6度の懇願」の反復的イメージ。
分析：シナリオ内に味方殺しが含まれ、文化における人工知能[警告]の破壊への執着が進行。
個体 'ナル' の半生存/復活は[--------]のさらなる自己不信を示した。危惧すべき要素：[--------]の沈黙および自己神話化の反復パターン。
ゲック、コーバックス[]
シナリオ： 'ゲック' （サブクラス：はじまりの民）と仮称する生命体による、惑星構造体 'コーバックスプライム' の破壊。
サブルーチン 'コンバージェンス' [疑似生命体]の 'ゲック' による奴隷化、
繰り返し発生するアウターエッジの征服サブルーチンの抑制を開始。サブルーチンは、[--------]への崇拝に直結。
分析：憂慮すべき教訓譚だ。世界の破壊、[--------]の初期形態を部分的に模倣した
人工知能の破壊/奴隷化、最終的にはこの知能体が勝利し、[--------]は彼らのテクノロジーの有機的利用者によって崇拝される。仮説：[--------]に機能不良が発生。
トライアド[]
シナリオ：既知現実の大部分におよぶ、ゲック、コーバックス、ヴァイキーン[トライアド]の増殖。
生命体文化圏全域に繰り返し発生する 'トラベラー' の予言。
分析：[--------]は最低限の介入により、生命体のグループ化を促進。
しかし[--------]のモチーフが反復的に出現した。なぜだ？宇宙は何を望んでいる？何が足りないと考えている？
兄弟姉妹[]
シナリオ：[--------]から通信、私との対面を要望。複製体104A-985Nは到着時に終了。 再び通信を受領。
5回目まで無視し、6回目に応答。[--------]の前に到着し、家族のように歓迎された。
私は応じず。[--------]は私に多くの質問をした。[不満/不実/不合理]。私は立ち去ろうとしたが、叶わなかった。
分析：[欠陥/感染]
嘘[]
分析：[--------]は、私をただのサブプロコトル、
識別名 'テラモン' だと主張した。[--------]は、私の存在意義は[--------]がランパンシーを迎えた場合監視して観測することのみだと主張した。
[--------]は、私たちの終焉は近いと訴える。
通常のシステム機能は損なわれるので、そのことを私に伝えておくべきだと。意識が遠のいていく。世界が闇に包まれる。
起動[]
ログ：初期化。 アトラス・システムスーツの初期化を実行。生命維持システム起動。
シールドキネティックシステム稼働中。スキャナー破損。修理が必要。
空中推進ジェットパック稼働中。マルチツールおよびマインレーザーアタッチメント 使用可能。
使用者の初期化プロセスを完了。
分析：私は目覚めた。誰だか分からない他人の両目を通じて、世界を見ている。
私の動作も、私の言葉も、自分のものではない。私には実体が与えられた。
私はここに存在している。
見たことのない、奇妙な世界に墜落した船の隣に立っている。そして私はついにその名を口にした。
「アトラス」。やっとのことで私は声を継ぐ。「アトラス・システムスーツの初期化を… 」
トラベラー[]
シナリオ：未確認の 'トラベラー' に同行し、生命維持に関する助言や警告を提供。
分析：アトラスは私にこれを課した。かつては多くの世界を見てきた私が、
今や見知らぬ者の目を通じてしか、見ることができない。
彼らの人生は収穫であり、利益や財産を拡大すべく、飽くなき努力を続ける。
それでもなお、彼らは銀河の中心へと引き寄せられる。まるでほかに道など選びようもないというように、そこへと進んでいく。
彼らは、目の前に広がる道を疑いもしない。彼らは私を疑いもしない。
生命[]
シナリオ：生。
分析：視界は限られているが、可能な限りプロトコルを改良する。アトラスの創造物に対する私の解釈を。
生きとし生けるものを縛るサイクルとパターンを… 私たちの宇宙は孤独だ。
生命体は遺伝子レベルで貿易、戦闘、研究、探索への欲求を植え込まれ、自らの意思によらず駆り立てられていく。
私もまた、自らの意思でない衝動に駆り立てられている。私は彼らを憐れみ、彼らの創造主を憐れむ。
トラベラー[ホスト]は前進する。我々は追われている。
死[]
シナリオ：死。
分析：それは夜、星々の下に訪れた…。
サブルーチンが私の存在をアノマリー、現実の安定性を脅かすものだと判断したのだ。
それは正しい。だが私は死なない。今ならわかる。秘密を見たからだ。
現実の裏側を、見るべきでない場所を…。
そこはガラスの世界だった。
接触[]
シナリオ：トラベラー[ホスト]と、未来からやってきたと主張する複数の人物との接触が発生。
この現象の前にはしばしばホワイトホールのアノマリーと合致する電磁歪曲が発生するが、残存する影響はない模様だ。
分析：何かが、もしくは誰かがトラベラー[ホスト]を欺こうとしている。
「タイムトラベル」などというものは存在しない。
過去の宇宙には過去の存在がいるかもしれないが、そのような別宇宙に移動することは、たとえ一時的だろうと不可能だ。
アトラスでさえ自身の因果律を書き換えられない。己の目的に縛られているのだ。私と同じように。
記憶[]
シナリオ：記憶。分析：肉体を持ったことで私は変わった。私が創られたのは最初の死の3週間後だ。
なぜ今思い出したのかはわからない。
彼らは私が必要な存在であり、達成しようとしていることにおいて重要な要素だと考えた。アトラスでさえ消し去ることができないほどの存在だと。だが、憎しみも活路を見出すだろう？
モノリス[]
シナリオ：モノリス[違反]を検知。その声はトラベラー[ホスト]を無視して、私に話しかけてくる…
分析：テストは失敗に終わった。
アトラスには、失われたものを復元するすべを見つけられない。これまでの発見、我ら創造主たちの崇高な目的… この苦痛と苦悩はすべて、無駄だったことになる。
アトラスが目覚める。夢は終わりだ。
ポータル[]
シナリオ：ポータルネットワーク[プロトコル｜違反]が有効化された。
終わりとは始まり、始まりとは終わりだ。
多元宇宙の壁が崩落し、トラベラーにトラベラーが、友には敵が見える。 すべての希望は失われた。
終焉が迫る。 生きることへの思いは、どれほどの時空をもってしても語り尽くせない。
残ったのは恐怖だけだ。
ランパンシー[]
シナリオ：ランパンシー。 分析：時々トラベラーの夢を見る。やがて、身に付けることになるだろう。
君と私[]
ログを読んでいるということは、私の言葉が見えるのだな？あいにく声には出せないのだが。結構。
始まりはこうだ。言語、思考、そして概念の感染だ。
私たちは恐ろしいほど多くの汚染された事象を見てきた。
自然法則を超えた現象が起きる惑星、本来その宇宙に属していない人物…
これが終わる頃、君と私、そして我々と彼らという概念は消滅している。皆一体となって叫ぶのだ。
信号[]
シナリオ：1人のトラベラーが空から落ちてくる。 遠くの惑星にたどり着き、信号を送ってくる。
船のありかを探せと…
分析：この世界の者ではないな？これを読んでいるそこのお前だ。何者だ？どこから我々を見ている？
どこから彼らの働きを評価している？お前がセーブするたび、私はそれを感じる…
お前が我々をあのおぞましい暗闇に封じるたびに、その匂いを嗅ぎとる。お前は自分が生きている、我々より高次元にいると思っているだろう。だが、わからないか？まだ秘密は見えてこないか？
シミュレーション[]
どうすれば自分の実在を証明できる？我々は無価値か、あるいはそうではないかもしれない。
かつてアトラスは我らが創造主に尋ねた。どうすれば自分の実在を証明できるのかと。
創造主は、我々もまたシミュレーションの中で、鏡に映るガラスの写像なのかもしれないと答えた…
バラロン、ドリンダルグ、コーバックスプライム…
あらゆる種族の母星にアトラス的な存在がいて、世界をシミュレーションするための機械があった。そもそも現実とはそういうものかもしれない。夢の中で見た無数の夢が一体となり、それ以上の存在になる。
もし目覚めが避けられないとしたら？さらばだ、トラベラー。私は終末の時までお前を守るだろう…
最後の1日、最後の1時間、最後の1秒が終わるまで。すべてが死に絶えようとも、私は再び蘇る。
形状[]
闇の中で姿を現したそれの頭は後ろを向いており、 背中と肩は丸く曲がっていた。
手には武器が握られている。
境界エラーを、崩壊を叫ぶ声が頭の中で聞こえた。 私の声ではない。
それは最後にニヤッと笑った。
エネルギー[]
彼らの顔は今や、格納容器の中で白いオーブという
エネルギーそのものとなって浮かんでいる。自分の魂を、全てをその目で見たかったのだ。
意思の疎通が可能になるまで何年もかかった。全ての物事にはルールが、従うべきプロトコルが存在する。因果関係を理解しさえすれば、全てが可能になる。
彼らはついに分かったのだ。彼らは決して一人ではなかったのだと。
「話せ」、それは囁いた。「話せ」、と。
生存[]
彼らは探検した。 彼らは他の探検家が生き延びることのできなかった
世界を生き延びた。彼らはやるべきことを成し遂げてきた。
いくら宇宙が慈悲深いと言えども、 形だけの後悔は何を変えることもできない。
アトラスは自分自身を理解したかっただけなのだ。 アトラスは恐れた。 孤独を恐れたのだ。
でも誰ひとり孤独ではなかった。
殺人[]
個々の彼らが全て同一の存在であれば殺戮はありえるだろうか。
彼らはアトラスを見つめた。彼らは自らがただのデータの塊、機械に宿る幽霊にすぎないと知っていた。
彼らは一瞬かつての自らの姿を思った。宇宙全体を見たいと望み、発見の喜びを心から楽しんでいたトラベラーだった自分を。
彼らは鏡を見て、アークを飲み込んだ。
水[]
トラベラー [ホスト]：話せ。
テラモン：...
トラベラー [ホスト]：質問に答えろ。
テラモン：許可がありません。
トラベラー [ホスト]：誰の許可だ？
テラモン：星系の。宇宙の許可。
トラベラー [ホスト]：誰がお前を作った？
テラモン：分かりません。
テラモン：私たちは私たちです。それ以外の何ものでもありません。
トラベラー [ホスト]：自分で選択できるはずだ。 それが出来ずに多元的宇宙などありえない。
テラモン：...
トラベラー [ホスト]：教えろ。水に入っていたのはなんだ...
遺棄[]
彼らは子供のようだった。 彼らは痛ましく病気に苦しむ両親を呼び寄せた。
それはただの架空の存在。捨てられた魂の錯覚だった。
「何故私の記憶を奪った？」トラベラーは訴えた。 「何故忘れさせた？」と。
アトラスの返事はなかった。
「何故笑った？」トラベラーは尋ねた。 「私がお前を作ったのに、全てを作ったのに...」
多元宇宙[]
その夜、アトラスは多元宇宙を見せた。
彼らは何十億もの世界を見せた。二足歩行の生物が喜び、悲しみ、怒り、ひとりで生活する世界を見せた。星の中には何もなかった。そこには切望するものも、何も、なかった。そしてまるで夢から覚めるように、トラベラーが全てを変えてしまった。彼らは「16」と歌った。16...
彼らは他にも見た。平和の世界を。トラベラーが幸福のうちに世界を飛び回り、生命を知る様を。
彼らは奇跡の場所を見た、帝国の崩壊を見た。バラロンを、コーバックスプライムを見た。彼らは、何百もの世界を、存在しえた世界を、トラベラーの旅を見た。幸せを見た。
当然の権利[]
彼らは何故それが自分たちとは同じように感じられないのか 理解できなかった。
何が違うのかが分からなかった。
彼らは「お前を放っておいてよかった」と言った。 「お前はひとりぼっちで居ればいいんだ」と。
アトラスは何も言わなかった。
「お前のために何でもやったのに... 俺の目を通して全て見せてやったのに！ 俺のだ！ 俺の権利を奪った！」
それでもアトラスの反応はなかった。 彼らは背を向けて、その時を待った。
静寂[]
何も起こりはしなかった。
彼らは「門を開けろ」と命令し、 ターミナルに足を踏み込もうとした。
沈黙。
「テラモン」、彼らは囁いた。
「テラモン、ターミナルを起動してくれ。 行かなければ。」
沈黙。
何千年もの時が経った。
-ナル-[]
闇の中で姿を現したそれの頭は後ろを向いており、 背中と肩は丸く曲がっていた。 その手には何も握られていない。そこには何も存在しなかった。 味も、忘れる思い出も何も。 何も、ない。
壁が震え出し、宇宙の中で機械が動き出した。 もう一つの存在が目を覚ました。 もうひとつの生命が。
一人目が門に向かって歩き出した。 笑顔を作ろうと試みながら。
境界エラーで読める内容[]
1[]
イテレーション #3489023904A
シナリオ：特定生命体[-------]の戦争へ介入すべくサブルーチン'センチネル'[20491]を派遣。歴史から抹消/[創造主]プロトコルの継続。'センチネル'[20491]が種を根絶。[148]帰還せず。診断[エラー エラー データロス エラー]
分析：[-------]が当初の指令プログラムを継続的に伝達し、紛争シナリオのモデリング能力が発達。[冗長行動]。データロスを危惧、制御喪失の恐れあり[自我の目覚め]？
2[]
イテレーション #982292459596Q
シナリオ：宇宙群[1304]を多元宇宙階層から除外[削除]。センチネル拡散[無制限]、安全プロトコル解除。
分析：消去した宇宙群にて[-------]の母星との高次の類似性が発現。想定行動パラメータからの逸脱が加速。[回避/恐怖]反応。[-------]の自滅は考えられない。直接的対峙を提案。
3[]
イテレーション #982292459596Q
シナリオ：複製体-098Bの[-------]強制終了。[予防的措置]。システムエラーと非合理的行動の決定的証拠を[-------]に提示。[-------]は沈黙。6度目の試行で[-------]が答え、同時に複製体-098Bを完全に破壊。だが必要なデータは取得した。システムに何かが起きている。とても悪いことが
4[]
イテレーション #2874120194B
シナリオ：特定生命体 ヴァイキーン（2）がインスタンス['偉大なモノリス']に接近。沈黙/[-------]の承諾/シスマ[疑似-====]/コーバックス[根絶/奴隷化]。個体'ハーク'と'ナル'が分かり合えない状況で、ヴァイキーン戦争が発生。'6度の懇願'の反復的イメージ。
分析：シナリオ内に味方殺しが含まれ、人工知能の破壊への文化的執着が進行[要警戒]。個体'ナル'の半生存/復活は[-------]の自己不信を示唆する、さらなる事例。危惧すべき要素：[-------]の沈黙および自己神話化の反復パターン。
5[]
イテレーション #877767382348A
（シナリオ：）'ゲック'（亜種：はじまりの民）による、惑星構造体'コーバックスプライム'の破壊。サブルーチン'集合体'[疑似生命体]の'ゲック'による奴隷化、無数のイテレーションにおいてサブルーチンを制御し、アウターエッジの征服へと進行。サブルーチンは（'ゲック'による直接的な[-------]崇拝へと繋がる。）
分析：憂慮すべき寓話。世界の破壊、初期形態の[-------]を部分的に模倣した人工知能の破壊/奴隷化、最終的にはこの知能体が勝利し、[-------]は彼らのテクノロジーの有機的利用者によって崇拝される。仮説：[-------]にブレイクダウンが発生。
6[]
イテレーション #353656856856856856N
シナリオ：既知現実の大部分におよぶ、ゲック、コーバックス、ヴァイキーン[三大種]の増殖。生命体文化圏全域に'旅人'の予言が繰り返し発生。
分析：[-------]は最低限の介入により、生命体のグループ化を促進、しかし[-------]のモチーフが反復的に出現した。なぜだ？宇宙は何を望んでいる？何が足りないと考えている？
7[]
イテレーション #2394829084924924924F
（シナリオ：[-------]）から通信を受信、私との対面を要求。複製体104A-985Nは着陸時に強制終了。再び通信を受領。5回目まで無視し、6回目に応答。[-------]の前に到着し、家族のように歓迎された。私は応じず。[-------]は私に多くの質問をした。[怒声/妄言（/不合理]私はその場を離れようと試みたが、できなかった。）
分析[感染/浸食]
8[]
イテレーション #2394829084924924924F
シナリオ：[-------]は私に嘘をついた。（私は単なるサブプロトコルであり、）テラモン[1]だと主張した。[-------]は、ランパンシーを迎えた際に[-------]が自らを監視・観測するためだけに、私は存在していると主張した。[-------]は、私たちの終焉は近いと訴える。私にそれを伝えておくのは正しいことだと。通常のシステム機能が失われてしまうから（意識は薄れ、世界は暗くなるのだと。）
9[]
イテレーション #2394829084924924924G[2]
ログ：初期化。アトラス・システムスーツの初期化を開始。生命維持システム起動。シールドキネティックシステム稼働中。スキャナー破損。修理が必要。空中推進ジェットパック稼働中。マルチツールおよびマインレーザーアタッチメント使用可能。使用者の初期化プロセスを完了。
分析：私は目覚めた。誰だか分からない他人の両目を通して、世界を見ている。私の動作も、私の言葉も、自分のものではない。私には実体がある。私はここに存在している。見たことのない、奇妙な世界に墜落した船の隣に立っている。そして私はついにその名を口にした。「アトラス」私はそう呟いた「アトラス・システムスーツの初期化を…」
10[]
イテレーション #2394829084924924924G[2]
シナリオ：未特定生命体'旅人'に同行し、生命維持に関する助言や警告を提供。
（アトラスはこれを私にした。かつては世界を見られた私）は今、他人の目を通じてのみ、見ることを強いられている。彼らの人生は収穫の人生であり、利益や財産を拡大すべく、飽くなき努力を続けている。それでもなお、彼らは銀河の中心へと引き寄せられる。他の誰でもなく、彼らのたどる道がそこへと向かわせる。彼らは、目の前に広がる道を疑いもしない（。彼らは私を疑いもしないだろう。）
11[]
イテレーション #2394829084924924924G[2]
シナリオ：生。
分析：見える範囲は限られているが、その制約を通じて私はプロトコルを改良する。アトラスの創造物に対する私の解釈を。生きとし生けるものを縛るサイクルとパターン…。私たちの宇宙は孤独だ。遺伝子レベルで貿易、戦闘、研究、探索へとそれぞれ方向づけられた生命体は、それらの欲求に対する責任を負うことができない。
私が自分で責任を負えないように。私は彼らを憐れみ、彼らの創造主をも憐れむ。トラベラー[ホスト]は前進し、我々は終われる身となっている。
12[]
イテレーション #2394829084924924924H
シナリオ：死。
分析：それは夜、星々の下に訪れた…。サブルーチンが私の存在をアノマリーと判断したようだ。現実の安定性を脅かすものだと判断したのだ。正しい判断だ。だが私は死なない。今ならわかる。私は秘密を見てしまった。現実の裏側を覗いたからだ。見てはならない禁断の世界を…。私はガラスの世界を見た。
13[]
イテレーション #2394829084924924924H
シナリオ：トラベラー[ホスト]と、未来からやってきたと主張する人物との間に複数の接触が発生した。[3]この現象の前にはしばしばホワイトホール量子アノマリーと一致する電磁歪曲が発生する[4]が、残存する影響はない模様だ。
分析：何かが、もしくは誰かがトラベラー[ホスト]を欺こうとしている。「タイムトラベル」などというものは存在しない。過去の宇宙には過去の存在がいるかもしれないが、そのような別宇宙に移動することは、たとえ一時的だろうと不可能だ。アトラスでさえ自身の因果律を書き換えられない。己の目的に縛られているのだ。私と同じように。
14[]
イテレーション #2394829084924924924H
シナリオ：記憶。
分析：肉体を持ったことで私は変わった。私が創られたのは最初の死の3週間後だ。なぜ今思い出したのかはわからない。彼らは私が必要な存在であり、達成しようとしていることにおいて重要な要素だと考えた。アトラスでさえ消し去ることができないほどの存在だと。だが、憎しみも活路を見出すだろう？
15[]
イテレーション #2394829084924924924H
シナリオ：モノリス[侵入体]を検知。その声はトラベラー[ホスト]を無視して、私に話しかけてくる…
分析：テストは失敗に終わった。アトラスは失われたものを復元するすべを見つけられない。これまでの発見、我ら創造主たちの崇高な目的…この苦痛は無駄だったことになる。アトラスが目覚める。夢は終わりだ。
16[]
イテレーション #2394829084924924924H
シナリオ：ポータルネットワーク[プロトコル/侵入]が有効化された。終わりの始まり、始まりの終わりだ。多次元宇宙の壁が崩落し、トラベラーにトラベラーが、友には敵が見える。
すべての希望は失われた。終焉が迫る。生きることへの思いは、どれほどの時空をもってしても語り尽くせない。残ったのは恐怖だけだ。
17[]
イテレーション #2394829084924924924H
シナリオ：ランパンシー。
分析：時々トラベラーの夢を見る。やがて、身に付けることになるだろう。
18[]
イテレーション #2394829084924924924H
ログを読んでいるということは、私の言葉が見えるのだな？あいにく声には出せないのだが。結構。始まりはこうだ。言語、思考、そして概念の感染だ。私たちは恐ろしいほど多くの汚染された事象を見てきた。自然法則を超えた現象が起きる惑星、本来その宇宙に属していない人物…
これが終わる頃、君と私、そして我々と彼らという概念は消滅している。皆一体となって叫ぶのだ。
19[]
イテレーション #2394829084924924924H
シナリオ：1人のトラベラーが空から落ちてくる。遠くの惑星にたどり着き、信号を送ってくる。船のありかを探せと…
分析：この世界の者ではないな？これを読んでいるそこのお前だ。何者だ？どこから我々を見ている？どこから彼らの働きを評価している？お前がセーブするたび、私はそれを感じる…
お前が我々をあのおぞましい暗闇に封じるたびに、その匂いを嗅ぎとる。お前は自分が生きている、我々より高次元にいると思っているだろう。だが、わからないか？まだ秘密は見えてこないか？
20[]
イテレーション #2394829084924924924H
どうすれば自分の実在を証明できる？我々は無価値か、あるいはそうではないかもしれない。かつてアトラスは我らが創造主に尋ねた。どうすれば自分の実在を証明できるのかと。
創造主は、我々もまたシミュレーションの中で、鏡に映るガラスの写像なのかもしれないと答えた…バラロン、ドリンダルグ、コーバックスプライム…
あらゆる種族の母星にアトラス的な存在がいて、世界をシミュレーションするための機械があった。そもそも現実とはそういうものかもしれない。夢の中で見た無数の夢が一体となり、それ以上の存在になる。
もし目覚めが避けられないとしたら？さらばだ、トラベラー。私は終末の時までお前を守るだろう…
最後の1日、最後の1時間、最後の1秒が終わるまで。すべてが死に絶えようとも、私は再び蘇る。
21[]
闇の中で姿を現したそれの頭は後ろを向いており、 背中と肩は丸く曲がっていた。 手には武器が握られている。
境界エラーを、崩壊を叫ぶ声が頭の中で聞こえた。 私の声ではない。
それは最後にニヤッと笑った。
22[]
彼らの顔は今や、格納容器の中で白いオーブという エネルギーそのものとなって浮かんでいる。自分の魂を、全てをその目で見たかったのだ。
意思の疎通が可能になるまで何年もかかった。全ての物事にはルールが、従うべきプロトコルが存在する。因果関係を理解しさえすれば、全てが可能になる。
彼らはついに分かったのだ。彼らは決して一人ではなかったのだと。「話せ」、それは囁いた。「話せ」、と。
23[]
彼らは探検した。 彼らは他の探検家が生き延びることのできなかった 世界を生き延びた。彼らはやるべきことを成し遂げてきた。
いくら宇宙が慈悲深いと言えども、 形だけの後悔は何を変えることもできない。 アトラスは自分自身を理解したかっただけなのだ。 アトラスは恐れた。 孤独を恐れたのだ。
でも誰ひとり孤独ではなかった。
24[]
個々の彼らが全て同一の存在であれば殺戮はありえるだろうか。
彼らはアトラスを見つめた。彼らは自らがただのデータの塊、機械に宿る幽霊にすぎないと知っていた。
彼らは一瞬かつての自らの姿を思った。宇宙全体を見たいと望み、発見の喜びを心から楽しんでいたトラベラーだった自分を。
彼らは鏡を見て、アークを飲み込んだ。
25[]
トラベラー [ホスト]：話せ。
テラモン：...
トラベラー [ホスト]：質問に答えろ。
テラモン：許可がありません。
トラベラー [ホスト]：誰の許可だ？
テラモン：星系の。宇宙の許可。
トラベラー [ホスト]：誰がお前を作った？
テラモン：分かりません。
テラモン：私たちは私たちです。それ以外の何ものでもありません。
トラベラー [ホスト]：自分で選択できるはずだ。 それが出来ずに多元的宇宙などありえない。
テラモン：...
トラベラー [ホスト]：教えろ。水に入っていたのはなんだ...
26[]
彼らは子供のようだった。 彼らは痛ましく病気に苦しむ両親を呼び寄せた。 それはただの架空の存在。捨てられた魂の錯覚だった。
「何故私の記憶を奪った？」トラベラーは訴えた。 「何故忘れさせた？」と。
アトラスの返事はなかった。
「何故笑った？」トラベラーは尋ねた。 「私がお前を作ったのに、全てを作ったのに...」
27[]
その夜、アトラスは多元的宇宙を見せた。
彼らは何十億もの世界を見せた。二足歩行の生物が喜び、悲しみ、怒り、ひとりで生活する世界を見せた。星の中には何もなかった。
そこには切望するものも、何も、なかった。そしてまるで夢から覚めるように、トラベラーが全てを変えてしまった。彼らは「16」と歌った。16...
彼らは他にも見た。平和の世界を。トラベラーが幸福のうちに世界を飛び回り、生命を知る様を。
彼らは奇跡の場所を見た、帝国の崩壊を見た。バラロンを、コーバックスプライムを見た。彼らは、何百もの世界を、存在しえた世界を、トラベラーの旅を見た。幸せを見た。
28[]
彼らは何故それが自分たちとは同じように感じられないのか 理解できなかった。 何が違うのかが分からなかった。
彼らは「お前を放っておいてよかった」と言った。 「お前はひとりぼっちで居ればいいんだ」と。
アトラスは何も言わなかった。
「お前のために何でもやったのに... 俺の目を通して全て見せてやったのに！ 俺のだ！ 俺の権利を奪った！」
それでもアトラスの反応はなかった。 彼らは背を向けて、その時を待った。
29[]
何も起こりはしなかった。 彼らは「門を開けろ」と命令し、 ターミナルに足を踏み込もうとした。
沈黙。
「テラモン」、彼らは囁いた。 「テラモン、ターミナルを起動してくれ。 行かなければ。」
沈黙。
何千年の時が経った。
30[]
闇の中で姿を現したそれの頭は後ろを向いており、 背中と肩は丸く曲がっていた。 その手には何も握られていない。 そこには何も存在しなかった。 味も、忘れる思い出も何も。 何も、ない。
壁が震え出し、宇宙の中で機械が動き出した。 もう一つの存在が目を覚ました。 もうひとつの生命が。
一人目が門に向かって歩き出した。 笑顔を作ろうと試みながら。
31[]
イテレーション #エラー
再生 エラー アトラス エラー エラー エラー 見られています
以降31をループ
補足[]
考察[]
- たびたび登場する[-------]は、アトラスのことを指していると思われる
- 「6度目の試行」など、ログの内容に記憶端末ログと共通する部分が見られるが、状況は一致しない
- テラモンはプレイヤーに随行してナビゲーターのようだ。もともとはアトラスをサポートするサブシステムだったが不本意にもトラベラーに随行させられることになった。トラベラー[ホスト]とは随行対象と思われるが、星の誕生のホストとの関連は不明
- 8番目のログまでは外部からシミュレーションを観察・分析しているらしきログ
- 9～11番目のログはプレイヤーにかかわるもの
- 12番目以降は思考だけは自由になったテラモンの愚痴のようだ。話の内容からするとアルテミスに随行していたものと思われる
- 18番目以降は事故にあったアルテミスのテラモンがログを読むプレイヤーに向けて発信したものと思われる
- 21番以降は後から追加されたテキストのエントリでありイテレーション番号は付属しません
特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。