ショッカー_(仮面ライダー_THE_FIRST)

ページ名:ショッカー_(仮面ライダー_THE_FIRST)

ショッカーは、仮面ライダーシリーズに登場する犯罪組織。

目次

ショッカーの意味[]

"「Sacred Hegemony Of Cycle Kindred Evolutional Realm」"(直訳は“同種の血統による全体の、神聖なる支配権”)、称して"SHOCKER"。全世界を裏から支配しようとする秘密結社。改造人間を製造する技術を有し、目的の邪魔となる者全てを容赦なく抹殺する。改造の対象として選ばれた人間に「おめでとう」と言いながら花束を渡すなど、改造人間になることを名誉と考えていることを窺わせる。

組織構成[]

首領[]

シザーズジャガー達に指令を与えるショッカーの首領。その姿を現さず、声のみで指令を下す。

幹部[]

ショッカーの最上位に立つと思われる者たち。以下の3人で構成されており、巨大なモニターから改造人間たちに指示を出す。

改造人間[]

首領や幹部の命令で動く怪人。彼らは皆、元は普通の人間であり、スパイダーや『THE NEXT』のシザーズジャガーのように、改造後も普段は人間社会に溶け込んで生活している者もいるが、任務を遂行する際は、仮面を装着することにより、正体と感情を隠すことが義務付けられている。リジェクションの発生を抑えるためにショッカー施設にて定期的な血液の交換を必要とする。便宜上、“ライダー”と“怪人”としているが、裏切る前のライダーもショッカーのバッタ怪人、“ホッパー”であった。

スパイダー怪人クモ男のリメイク。蜘蛛の能力を持った改造人間。壁や木を自在に這い回り、全身から放つ糸で相手を拘束する。変身前はタクシーの運転手「山中太一」(やまなか たいち)として一般社会に溶け込んでおり、自分のタクシーには異常な愛情を注ぐ。主な任務はショッカーに敵対する者の暗殺だが、新米の改造人間であった本郷(ホッパー1)の監督や晴彦達のショッカーへの勧誘も行っていた。1号との激闘の果てにライダーキックを受け、敗れ去る。バット怪人コウモリ男のリメイク。蝙蝠の能力を持った改造人間。空を自由に飛び、小型のメカコウモリを操って偵察も行う。変身前はハイテンションかつエキセントリックな言動の黒マントの男。主な任務は改造人間候補者の拉致で、本郷も彼によって拉致された。最終決戦時に1号と2号のダブルキックを受け、死亡する。コブラ怪人コブラ男のリメイク。コブラの能力を持った改造人間。裏切り者の抹殺が主な任務で、圧倒的な腕力と、スネークとのコンビネーションを武器にライダーを苦しめる。後頭部の触手は取り外しが可能で、主にスネークが鞭として使用する。その正体は三田村晴彦。なお、デザインの時点では脚本が完成していなかったため、デザイナーの出渕が原作のコブラ男のように体格が良いイメージでデザインし、映像では変身前を演じるウエンツ瑛士とスーツアクターの体格差が顕著になっている[1]。スネーク蛇の能力を持った女性の改造人間。柔軟な身体を生かした変幻自在の足技でライダーと戦う。コブラと組んで戦うことが多く、蛇拳を得意とする。その正体は原田美代子。スネークのアクションシーンは、スタントマンだけでなく変身前を演じる小林涼子も演じており、クラシックバレエの経験からくる柔軟性をアクション監督の横山に絶賛されていた。なお、スネークはリメイク元の海蛇男が元ネタではなく、本作に登場した怪人の中で唯一旧作のリメイクではないキャラクターである。ベースになったのは石ノ森漫画版の登場キャラクターであるへび姫メドウサ。仮面の頭部にある穴は元ネタと同様にメカ蛇を装着しようとした設定の名残である。ホッパータイプの改造人間[]ナノロボットによる改造人間[]

仮面ライダー THE NEXT』では新たにナノロボットによる改造技術が導入されており、これは対象となった人間を一瞬で改造することが可能である。それによって誕生した改造人間は、リジェクションが起きない・小さな傷なら短時間で治癒する・ショッカーへの忠誠心がより強くなるなど、あらゆる面で以前よりも発達した技術である。

その反面、成功率は極めて低く、多くの人間はナノロボットに適合できず死んでしまう。改造の際は対象者が適合できるか否かを問わず無差別にナノロボットを大気中に散布するため、改造が終わった後はナノロボットに適合できたわずかな者だけが生き残り、その周囲には不適合者の死体の山が築かれることになる。

なお、基地内で首領の命令を受ける際、怪人たちは全裸に仮面だけを手にした姿で待機していた。

シザーズジャガー「LEGEND OF GATHERING」と呼ばれるレストランのオーナーを務める眼鏡の男(本名は不明)がマスクを被ることで変身する。テンションの高いエキセントリックな言動が特徴。ナノロボットによる日本の人間全てを改造人間にする計画の指揮を執り、風見志郎を含むエクサストリーム社社員のナノロボットによる改造実験作戦の指揮も執った。両腕のブレードが武器で、その切れ味は壁を紙のように切り裂く。ブレードを合体させて巨大なハサミとして扱う事も出来る。ブレードは普段は使わずに収納しているため通常の手がある。レストラン「LEGEND OF GATHERING」もレストランとしては仮の姿でしかなく、その実体はショッカーの基地の一つであった。最終決戦で、次世代改造人間としての戦闘能力を遺憾なく発揮。ダブルライダーは束になってもその高い戦闘能力の前に苦戦を強いられる。しかし、最終的には1号と2号のライダーダブルキックとライダーダブルパンチの連続攻撃に倒された。仮面ライダーV3のデストロン怪人・ハサミジャガーのリメイクであるが、本作ではショッカー所属の改造人間である。チェーンソーリザードエクサストリーム社の社長秘書であった女(本名は不明)がマスクを被ることで変身する。ナノロボットにより改造される前は清楚な雰囲気を携えた風見の優秀な秘書であったが、改造後は冷酷で残忍な性格の持ち主になり、妖艶な振る舞いも見せるようになった。恐るべき切れ味[2]を誇る右腕の巨大チェーンソーが武器で、着脱も可能。また、ナノロボットによる改造の影響で再生能力も備えている[3]。上記の「LEGEND OF GATHERING」の地下(ショッカーの基地の地下)で、かつての上司であった志郎にV3反転キックで倒された。『仮面ライダーV3』のデストロン怪人・ノコギリトカゲのリメイクであるが、本作ではショッカー所属の改造人間である。また、チェーンソーに市松模様がついているのはノコギリトカゲへのオマージュ。関連書籍によるとチェーンソーを起動させても模様に変化がないことを知りつつ採用したという[4]。女性怪人という点も共通している。ショッカーライダー全員がナノロボットで改造された上級戦闘員。ショッカーライダー (仮面ライダー THE FIRST)を参照。

戦闘員[]

ショッカー戦闘(斗)員怪人たちの下に位置し、集団で動く簡易型の改造人間。常人の3倍の力を持つ。黒尽くめのスーツにガスマスクをつけている。通常の部隊の他に、モトクロスマシンに乗るオートバイ部隊、白いスーツの科学班が存在。機能が停止すると泡となって消える。「イーッ」としか喋らない。戦“斗”員と表記されることもあるが、これは旧作の放送当時、「闘」の字が簡体字である「斗」と表記されることが多かったことに基づく。ショッカー戦闘員に関しては前作を参照。『仮面ライダー THE NEXT』では、前作と異なり「戦斗員」ではなく「戦闘員」と表記されている。『仮面ライダー THE NEXT』では黄色い防護服を着用した科学班員も存在し、シザーズジャガーの指揮下でナノロボットの散布に当たっている。

脚注[]

  1. ウエンツは「自分がスーツを着るシーンでは、ベルトをゆるく締めても腹があまってしまった」と語っている。
  2. ライダーに準じる性能のショッカーライダーの片足を切り飛ばし(誤って味方に攻撃が当たったため)、レストランの手すりや壁を紙のように切り裂いた他、果てはレストランの床を斬り、基地まで通じる穴を一撃(三角形に斬ったので正確には3発)で作っている。一方ライダー達を2度チェーンソーで攻撃したが、いずれも胸のコンバーターラングに命中し、ライダーを弾き飛ばしたが切断や外傷には至らなかった。
  3. これはトカゲの尻尾の再生能力を表現しているともとれる。
  4. ノコギリトカゲのバズソー(丸ノコギリ)が市松模様なのは「回転」を表現するためである。

関連項目[]


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