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『アベンジャーズ』(Avengers)は、マーベル・コミック刊行のアメリカン・コミックスに登場するヒーローチームである。また、彼らが登場するコミック、アニメ、映画のタイトルにも使われている。
1963年に「それぞれ違う能力を持ったヒーローたちが協力して戦う」というコンセプトのもとに、すでに個別で(独立して)活躍していたヒーローたちによって結成されて以来、マーベル・ユニバース最大のヒーローチームとして人気を博し、現在に至る。その特性からして、ライバルであるDCコミック社のヒーローチーム ジャスティス・リーグ(JLA)に対抗して作られたとも見ることが出来る。
アベンジャーズのヒーローチームとして特徴的な点は、基本的に家族だけで構成されるファンタスティック・フォーやミュータント限定のX-メンとは異なり、ヒーローであること以外参加条件がほとんどない、ということである。そのため、個人で主役を張るタイトルを持っているようなキャラクターからマイナーなキャラクターまで、非常に多くのヒーローが在籍経験を持ち(入ってすぐに離脱することも珍しくない)、またそのチームとしての拡張性の高さがこのチームの魅力でもある。チーム集合時の掛け声「Avengers Assemble!」は、チームを象徴する台詞であり、随所で使用されている。
チームは、『アベンジャーズ』第1号(1963年9月)でデビューし、スタン・リーとジャック・カービーによって創造された。『アベンジャーズ』誌は第6号(1964年7月)までは隔月、そしてその後から最終号である402号(1996年9月)までは毎月発行された。1970年代半ばには多くのスピンオフ、ミニシリーズ、年刊号も発売された。
他のスピンオフ・シリーズには全102号の『ウエスト・コースト・アベンジャーズ』(1985年10月 - 1994年1月、第47号で『アベンジャーズ・ウエスト・コースト』に改題)、全40号の『ソロ・アベンジャーズ』(1987年12月 - 1991年1月、第21号で『アベンジャーズ・スポットライト』に改題)がある。
1996年と2004年の間にマーベルは、3回にわたっての『アベンジャーズ』の主要タイトルを再展開した。1996年、「ヒーローズ・リボーン」のストーリーの為にいったんリニューアルされ、別の世界を舞台とした『アベンジャーズ』第2期が始まった。第2期はロブ・ライフェルドが原作、ジム・バレンチノが作画し、全13号(1996年11月 - 1997年11月)が発行された。最終号で「ヒーローズ・リボーン」の世界に居たアベンジャーズは正史のマーベル・ユニバースに帰還した。
1998年よりまた再展開され、『アベンジャーズ』第3期が全84号(1988年 - 2004年8月)刊行された。第1期から通算で500号(2004年9月)となるとナンバリングが全期合算され、503号(2004年12月)の後、『アベンジャーズ・フィナーレ』(2005年1月)で最終号を迎えた。2005年1月より、新たなチームを描いた『ニューアベンジャーズ』誌がスタートし、それに続いて『ザ・マイティ・アベンジャーズ』、『アベンジャーズ: ジ・イニシアチブ』、『ダーク・アベンジャーズ』が創刊された。2010年より第4期となる『アベンジャーズ』誌が始まった。
ライターのジェフ・ジョーンズはカート・ビュシークのカーンの話を纏め、アベンジャーズは国際連合により国際機関に任命された。この際にハーツ・オブ・ジャックと2代目アントマンが新たにメンバーに加わった。次のライターのチャック・オースティンは、キャプテン・ブリテンをチームに入れた。そしてその次のライターのブライアン・マイケル・ベンディスは「Avengers Disassembled」のエピソードでタイトルはリブートされた[1]。 「Chaos」と題されたストーリーではチームのメンバーの内何名かが死亡し、信頼関係が薄れて行く姿が描かれた。が生まれるはずだった自身の子供への想いによる苦悩で徐々に精神を狂わせ、現実改変能力を暴走させることとなった[2]。チームは混乱し、アベンジャーズ・マンションは崩壊し、残ったメンバーたちは解散に同意した。
ニューアベンジャーズ[]詳細はニューアベンジャーズを参照
解散から半年後、重犯罪刑務所ラフトからヴィランたちが集団脱獄したところにヒーローが駆けつけ、彼らは新たなアベンジャーズを結成した。この当時のメンバーはアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ルーク・ケイジ、ウルヴァリン、ローニン、スパイダーマン、スパイダーウーマン、セントリーであった。
「マーベル・シビル・ウォー」のストーリー展開では、アメリカ政府によるスーパーヒューマン登録法の是非を巡り、スーパーヒーローたちは二分することとなった。ニューアベンジャーズも分裂状態となり、登録法反対側は社会の敵とされ、レジスタンス活動をすることとなった。このシリーズではルーク・ケイジが地下に潜ったアベンジャーズを率いており、エコー、ローニン、スパイダーマン、スパイダーウーマン(ジェシカ・ドリュー)、ウルヴァリン、アイアン・フィスト、ドクター・ストレンジがメンバーだった。その後、の際、ジェシカ・ドリューはスクラルの女王ヴェランケが化けた偽物であり、本物の彼女は誘拐されていたことが明らかになる。スクラルの敗北の後、ドリューは他の誘拐されたヒーローたちと共に救出された。その次の大型クロスオーバー「Dark Reign」のときにエコーとアイアン・フィストがチームを抜け、ミス・マーベル、キャプテン・アメリカ(バッキー・バーンズ)、モッキンバードが新たに加わった。
「ヒロイック・エイジ」のストーリー開始後は、キャプテン・スティーブ・ロジャースが政府公認のアベンジャーズを再建する一方、スタークの援助によりそれに反発したルーク・ケイジも独自のチームを続けることになり、ニューアベンジャーズは公に認められたチームとなった。キャプテン・アメリカはメインのアベンジャーズを支えるためにこのチームを離れ、そしてアイアン・フィストが再び加わり、さらにジェウェルとシングが追加メンバーとなった。スティーブ・ロジャースも時折参加し、そしてオズボーンの協力をし、非難の対象となっていたビクトリア・ハンドがロジャースの援助によりチームのバックスとなった。
マイティ・アベンジャーズ[]詳細はザ・マイティ・アベンジャーズを参照
シビルウォーにより、アイアンマンはフィフティ・ステイト・イニシアティヴ・プログラムに基づいて政府公認のニューヨークのチームを再構築した。リーダーはミス・マーベル(キャロル・ダンバース)で、その他にアレス、ブラック・ウィドー、セントリー、アイアンマン、ワンダーマン、ワスプがメンバーだった[3]。
しかしながらシークレット・インベージョンの際にワスプが死亡し、さらにアレスとセントリーはノーマン・オズボーン率いるチームへと引き抜かれ、以降は『ダークー・アベンジャズ』誌に登場することになった。 『マイティ・アベンジャーズ』誌上ではハンク・ピムが死亡した前妻に代わってワスプとなり、新たなアベンジャーズを結成し、自分たちこそが正規のアベンジャーズであると主張した。彼のチームはGRAMPA(Global Reaction Agency for Mysterious Paranormal Activity)と呼ばれる多国籍組織の下で活動した。このチームにはハンクのほか、ハーキュリース、アマデウス・チョ、スタチュー、ヴィジョン、ジョカスタ、U.S.エージェント、クイックシルバー、スカーレット・ウィッチ(実際はロキの変装)が加わった。また、アイアンマンとハルクがカソンとの戦いの際に一時的に加わった。
ダーク・アベンジャーズ[]詳細はen:Dark Avengersを参照
「シークレット・インベージョン」のイベントの後、ノーマン・オズボーンはS.H.I.E.L.D.をH.A.M.M.E.R.へと再編成し、新たな政府公認のアベンジャーズを結成した。オズボオーンはアレスとセントリーを前チームから引き入れた他、父のウルヴァリンに扮するダケン、キャプテン・マーベルに扮するマーベル・ボーイ(ノー・ヴァー)、ミス・マーベルに扮するムーンストーン、ホークアイに扮するブルズアイ、スパイダーマンに扮するヴェノムがメンバーとなった。
「Dark Reign」を終わらせた「Siege」のストーリー完結後、4誌全て(『マイティ・アベンジャーズ』、『ニューアベンジャーズ』、『ダーク・アベンジャーズ』、『アベンジャーズ: ジ・イニシアチヴ』)がキャンセルされ、そして2010年5月より新たなオンゴーイングシリーズである『アベンジャーズ』が刊行された。チームメンバーは第1号で明らかにされ、ソー、ホークアイ、スパイダーマン、ウルヴァリン、キャプテンアメリカ、スパイダーウーマン、アイアンマン、そしてリーダーはマリア・ヒルであった。
"アベンジャーズ(MARVEL NOW!)"[]2012年のリニューアル企画「MARVEL NOW!」のスタートに合わせ、アベンジャーズはさらなる変革の時を迎えた。地球と人類を襲う脅威の拡大に合わせ、スタークとロジャースが中心になり、アベンジャーズ本隊の再編成が実行されたのだ。ソー、ハルク、ホークアイ、ブラックウィドウのゴールデンメンバーに加え、過去に在籍経験をもつスパイダーマン、ウルヴァリン、キャプテン・マーベルらが続々と参加し、X-MENからサンスポット、キャノンボールといった若手メンバーも合流。より強力なチームを目指し、宇宙にルーツをもつハイペリオン、スマッシャー、キャプテン・ユニバースというパワフルな新メンバーも戦列に加わっている。
詳細はen:List of Avengers membersを参照
以下の3人はアベンジャーズの中核を成すメンバーであり、俗に「ビッグ3」と呼ばれる。
キャプテン・アメリカ本名:スティーブ・ロジャース第二次世界大戦時代にナチス・ドイツや大日本帝国相手に戦うヒーローであったが、大戦終結直前にナチスの核ミサイルを阻止する際に北極の海に投げ出され、死亡したと思われていた。その後1960年代になってサブマリナーによって仮死(冷凍睡眠)状態で発見され、復活。その卓越したリーダーシップにより、アベンジャーズのリーダーとなる(最初の途中参入メンバーでもある)。ひ弱な青年であったが愛国者で、大戦でアメリカのために戦うため兵に志願したが体力不足で失格。超人兵士計画に志願し、超人血清の力で人間としては最高レベルの運動能力を与えられる。超人級の怪力や超能力こそ持ち合わせていないが、その豊富な経験や知識、機転を生かして戦う。また、唯一の武器であるシールド(円形の盾)は特殊合金ヴィヴラニウム製で軽量かつ非常に頑丈で、防御以外にもフリスビーのように投擲しての攻撃も得意技である。自分が生きていた1940年代と現代とのギャップに戸惑いながらも悪と戦い続けている。普段は画家をしている。ソーアベンジャーズ創設メンバーの一人。北欧神話の雷神トール(ソーとはトールの綴り「Thor」の英語読み)。父である神オーディンによって謙譲の美徳を学ぶために足の不自由な医師ドナルド・ブレイクに転生させられ、人間界に落とされたが、魔法のハンマームジョルニア(これもミョルニルの綴り「Mjölnir」の英語読み)を取り戻したことをきっかけに雷神としての力を取り戻し、ヒーロー活動を始めた。ちなみに、アベンジャーズ結成のそもそものきっかけは彼の弟ロキの策謀によるものである。マーベル世界屈指の超人級の怪力・耐久力・その他の能力を持つが、それに加えて魔法のハンマー・ムジョルニア由来の飛行能力、次元移動やテレポーテーションが可能。実写映画『アイアンマン2』のエンドロール後に魔法のハンマー・ムジョルニアが一瞬出てくる。アイアンマン本名:トニー・スタークアベンジャーズ創設メンバーの一人。若くして大企業の社長にして天才科学者。心臓に受けた銃創のためのペースメイカーとともにバトルアーマーも開発、それを着込んでヒーロー活動を始める。ヘンリー・ピム(後述)とともにチームの頭脳を勤める一方、表の顔トニー・スタークとしてはアベンジャーズに多額の寄付をして金銭面も支える、公私共にチームにとってなくてはならない人物である。そのバトルアーマーには最新のハイテク技術が満載されており、ジェット推進による飛行・ソーにも劣らぬ怪力・両手からは「リパルサー・レイ」と呼ばれる光線・胸部からのビーム・レーダー・サーチライト・ステルス機能などがその一例である。さまざまな数え方があるが、現在のアーマーは推定10代目。宇宙用アーマーといった特殊タイプも多い。ビッグ3以外のメンバー[]ヘンリー(ハンク)・ピムアベンジャーズ創設メンバーの一人。天才的頭脳の持ち主にして世界的生化学者。トニー・スタークと並びチームの頭脳である。ワスプとは恋人。彼自身が発見した、物質を縮小させる粒子を使って作った薬を体内に注入することによって蟻とほぼ同サイズにまで小さくなることが出来る。更に後にその薬には物質を巨大化させる効果も存在することを発見。これらの能力を生かしてヒーロー活動を行っている。現在に至るまでに何度かコスチュームと名前を変えている。アントマン縮小能力。最初に活動を開始したときの姿。蟻と心を通わせられるヘルメットを開発し、戦いに際しては落とし穴を掘るなど蟻の大群の力を借りる。ジャイアントマン巨大化能力。最大約30mまで巨大化することができる。アントマンから直接ジャイアントマン化も可能。ゴライアス巨大化能力。コスチュームと名前を変更。イエロージャケット縮小、および巨大化能力。いつもは内気な性格のヘンリーが精神分裂症で人格が変わった姿。一転して積極的で少々強引な性格。武器としてワスプと同様のバイオスティング。現在は精神分裂症は治まっている。ワスプ本名:ジャネット・ピム(旧姓ジャネット・ヴァン・ダイン)アベンジャーズ創設メンバーの一人。ハンク・ピムの恋人だが、活発な彼女とおとなしいハンクとはすれ違いやトラブルも多い。父の仇を討つためにハンクから装備をもらい、以来、アントマン(ハンク)と活動を続けている。アントマン(ハンク)のものと同じ縮小化薬・虫の翅に似せた飛行ユニット・体内電気を凝縮して打ち出す武器(バイオスティング)を装備している。ハルク本名:ブルース・バナー天才科学者。ガンマ線に被曝したことにより、怒りを感じると全身緑色の巨人ハルクに変身するようになってしまった。ハルクの姿の時には本能のままに暴れ続けるため、ヒーローというよりはモンスターに近い、微妙な立場にある。一応アベンジャーズ創設メンバーだが、チームと折り合いがつかなくなりチーム結成の次の号で早くも離脱。現在もほとんどのヒーローとは和解できないでいる。その怪力は地上最強と言っても良く、ソーやアイアンマンをも凌ぎ、彼と力でやりあえる相手はごく少数。また体の耐久力、強靭さも尋常ではなく、全裸での大気圏突破、再突入をも可能にする。脚力も素晴しく、一回のジャンプでとてつもない距離を跳び、これを繰り返してかなりの長距離を移動できる。これらの能力は怒りの度合いに比例して増大する。ホークアイ本名:クリント・バートンサーカスで育ち、そこで無類の弓矢の腕を身につける。短気で無鉄砲で自信過剰のきらいがあり、リーダーのキャップ(キャプテン・アメリカ)に突っかかることも。最近はそこそこベテランになり、落ち着きも出てきた。ウェストコースト・アベンジャーズのリーダーを務めたこともある。スーパーパワーは全くないが、弓矢の腕前と矢の先端に仕込んださまざまなギミックで戦う。スカーレット・ウィッチ本名:ワンダ・マキシモフ・レーンシャーX-メンの宿敵であるマグニートーの実の娘で、クイックシルバーの姉。登場当初は弟と共に父(当時は親子関係については双方気づいていなかった)の下でヴィラン(悪役)をしていたが、マグニートーのやり方についていけなくなり、弟クイックシルバーとともにアベンジャーズ入りする。その能力は、力場を作り出し、ヘックスパワーと呼ばれる力で通常ではありえない事象を起こす現実改変能力、いわば魔法である。これを駆使すれば、敵を爆発させることも味方を生き返らせることも歴史を書き換えることも地球を滅ぼすことも再生させることも可能。アベンジャーズメンバーのヴィジョン(後述)と結婚。その能力を暴走させ、地球上から90%以上のミュータントの能力を奪い去る(『ハウス・オブ・M』)。その後、それに心を痛め、死ぬために彷徨う。クイックシルバー本名:ピエトロ・マキシモフ・レーンシャースカーレット・ウィッチの弟で、マグニートーの実の息子。姉思いの性格。姉とともにアベンジャーズ入り。音速で走ることができる。本名:ピーター・パーカー
ニューヨークを守るクモのスーパーヒーロー。アベンジャーズとは古くから関係がある。ニューアベンジャーズでチームに初参加。詳細はen:Agents of Atlasを参照
1977年に出版された「What if the Avengers fought evil in the 1950s?(もしもアベンジャーズが1950年代で悪と戦っていたら?)」では1950年代の「アベンジャーズ」が登場した。チームはマーベル・ボーイ、ビーナス、3Dマン、ゴリラマン、ヒューマン・ロボット(M11)、ジミー・ウー、ネイモア、およびジャン・オブ・ザ・ジャングルから成り[4]、ネイモアを除けばほとんどが1970年代になって新規に設定された「1950年代のヒーロー」である。この時点ではあくまでも「What if」シリーズの番外編だった。
しかし、1998年になってイモータスにより消滅させられた並行世界に存在していた[5]という設定が付加され、3Dマンとジャンの抜けた後のグループは、正史世界の現代にやってきた[6]。
詳細はen:A-Nextを参照
MC2と呼ばれる時空では、アベンジャーズは解散し、アベンジャーズ・マンションは博物館となった。その後エドウィン・ジャービスの呼びかけにより、次世代のヒーローたちによる新たなアベンジャーズが結成された。メンバーの多くは元アベンジャーズだったヒーローたちの子供たちである。
詳細はen:Ultimatesを参照
現行のマーベル・コミックの世界観(マーベル・ユニバース)は、戦前から連綿と続いている上に、地獄・北欧神話の世界・果ては無限に存在する異世界によって成り立っており、非常にややこしい世界観となっている。
その上、商業上の都合から人気キャラが死亡しても一定の期間がたつと「死んだのはクローンで、本物は生きている」や、「死後の世界から帰ってきた(物語の舞台として死後の世界も存在するのでそういうことも出来る)」といった後付けの設定で当たり前のように復活してしまう等、別の意味で壮大になり過ぎて新規ファンの獲得が難しいのが現状であり、また、昔のセンスでデザインされたコスチュームや設定は現代の目で見ると多少難がある。
そのため、現行のマーベル・ユニバースとは別に、アルティメット・ユニバースという新しい世界観を舞台にしたコミックシリーズが2000年9月から新たにスタートした。このシリーズでは各キャラクターのコスチューム・設定・世界観ストーリーの内容等が現代風にアレンジされ、全く独立したストーリー展開で新規ファンの獲得を狙っている。
その内の一つがアベンジャーズを元にした『アルティメッツ』である。アメリカの秘密組織 S.H.I.E.L.D. に所属する、ニック・フューリー率いる超人特殊部隊という設定になっており、メンバーはキャプテン・アメリカ、ソー、アイアンマン、ジャイアントマン、ワスプ、後からホークアイ、クイックシルバー、スカーレット・ウィッチも加入している(ハルクもこちら側の人間だが、変身すると分別が付かなくなるため、現在隔離されている)。
現在、ミニシリーズである『Ultimates Vol.1』『Ultimates Vol.2』『Ultimates2 Vol.1』『Ultimates2 Vol.2』までが刊行され、『アルティメット X-メン』や『アルティメット スパイダーマン』でもゲスト出演、スパイダーマンと競演したクロスオーバー『Ultimate Six』等も刊行されている。以下、月間シリーズこそないが事あるごとにミニシリーズが刊行されている。
スカーレット・ウィッチが創造したミュータントが人間の上に立つ並行世界では、ルーク・ケイジが人間を守るために戦うために、(ミュータントパワーではない)スーパーパワーを持った人間のチームを結成する[7]。
詳細はen:Avengers (comics) in other mediaを参照
詳細はen:The Avengers: United They Standを参照
アヴィ・アラドのプロデュースの下、全13話のシリーズ The Avengers: United They Stand が製作され、20世紀フォックス・テレビジョンより1999年10月30日から2000年2月26日まで放送された。このシリーズでのアベンジャーズは、アントマン(ヘンリー・ピム)がリーダーで、ワスプ、ワンダー・マン、ティグラ、ホークアイ、スカーレット・ウィッチが参加していた。
アベンジャーズ 地球最強のヒーロー[]詳細はアベンジャーズ 地球最強のヒーローを参照
マーベルアニメーションと外部スタジオのFilm Romanは、アベンジャーズのテレビアニメ『アベンジャーズ 地球最強のヒーロー』を製作し、2010年に放送が始まった。2010年秋よりディズニーXDより20本のミクロ・シリーズとして始まった。日本では2011年7月18日よりディズニーXDで放送開始される。このシリーズのチームはオリジナルのアベンジャーズをベースとしており、メンバーはアントマン(ヘンリー・ピム)、キャプテン・アメリカ、ハルク、アイアンマン、ソー、ワスプ、ブラック・パンサー、ホークアイである。
詳細はen:Ultimate Avengers、en:Ultimate Avengers 2、en:Next Avengers: Heroes of Tomorrowをそれぞれ参照
マーベルアニメーションは、アベンジャーズを現代風にアレンジしたコミック『アルティメッツ』を元にしたアニメ映画化であるUltimate Avengers とその続編の Ultimate Avengers 2 の2本を製作した。各キャラクターのデザインが現代風になり、各設定も変更が加えられたオリジナルストーリーである。
この他、子供版アベンジャーズを主役とした Next Avengers: Heroes of Tomorrow も発売された。
マーベル・スタジオズの作品[]詳細はジ・アベンジャーズを参照
マーベル・スタジオズ製作の実写映画『アイアンマン』(2008年)、『インクレディブル・ハルク』(2008年)、『アイアンマン2』(2010年)、『マイティ・ソー』(2011年)、『キャプテン・アメリカ: ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)はそれぞれ世界観を共有しており、『ジ・アベンジャーズ』(2012年)へと繋がるようになっている。『ジ・アベンジャーズ』はウォルト・ディズニー・スタジオ配給で2012年5月4日に公開される予定である。監督・共同脚本はジョス・ウェドンで、『アイアンマン』、『アイアンマン2』の監督のジョン・ファヴローも製作総指揮として参加する。主なキャストは、ロバート・ダウニー・Jr(アイアンマン)、クリス・ヘムズワース(ソー)、サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー)、スカーレット・ヨハンソン(ブラック・ウィドー)、クリス・エヴァンス(キャプテン・アメリカ)、ジェレミー・レナー(ホークアイ)、マーク・ラファロ(ブルース・バナー)、ルー・フェリグノ(ハルクの声)である。
タイトル | 収録内容 | 年 |
---|---|---|
Avengers Forever (ハードカバー) | Avengers Forever #1-12 | 2009 |
Avengers Forever (ソフトカバー) | 2001 | |
Avengers Masterworks | The Avengers #1-5 | 1993 |
Avengers Visionaries: The Art of George Pérez | The Avengers 161-162, 194-196, 201, Annual #6, 8 | 1999 |
Avengers West Coast: Vision Quest | West Coast Avengers #42-46; Avengers West Coast #47-50 | 2005 |
Avengers/Invaders (ハードカバー) | Avengers/Invaders #1-12; Avengers/Invaders Sketchbook | 2009 |
Avengers/Invaders (ソフトカバー) | 2009 | |
Avengers/Thunderbolts, Vol. 1: The Nefaria Protocols | The Avengers vol. 3, #31-34; Thunderbolts #42-44 | 2004 |
Avengers/Thunderbolts, Vol. 2: Best Intentions | Avengers/Thunderbolts #1-6 | 2004 |
Avengers/X-Men: Bloodties | The Avengers #368-369; Avengers West Coast #101; Uncanny X-Men #307; X-Men #26 | 1995 |
Avengers: Ultron Unleashed | The Avengers #57-58, 170-171 | 1999 |
Avengers: Vision and the Scarlet Witch | The Vision and the Scarlet Witch #1-4; Giant-Size Avengers #4 | 2005 |
Giant-Size Avengers Special #1 | The Avengers #58, 201 | 2007 |
JLA/Avengers: The Collector's Edition (ハードカバー) | JLA/Avengers #1, 3; Avengers/JLA #2, 4 | 2004 |
JLA/Avengers: The Collector's Edition (ソフトカバー) | 2008 | |
The Greatest Battles of the Avengers | The Avengers #54-55, 79, 160, Annual #7, 10 | 1993 |
The Last Avengers Story | Last Avengers #1-2 | 1996 |
The X-Men vs. the Avengers | The X-Men vs. the Avengers #1-4; Uncanny X-Men #9 | 2010 |
X-Statix, Vol. 4: X-Statix vs. the Avengers | X-Statix #19-26 | 2004 |
Young Avengers, Vol. 1: Sidekicks (ハードカバー) | Young Avengers #1-6 | 2005 |
Young Avengers, Vol. 1: Sidekicks (ソフトカバー) | 2006 | |
Young Avengers, Vol. 2: Family Matters (ハードカバー) | Young Avengers #7-12; Young Avengers Special #1 | 2006 |
Young Avengers, Vol. 2: Family Matters (ソフトカバー) | 2007 |
タイトル | 収録内容 | 年 |
---|---|---|
Essential Avengers, Vol. 1 | Avengers #1-24 (白黒) | 1998 |
Essential Avengers, Vol. 2 | Avengers #25-46; King-Size Special #1 (白黒) | 2000 |
Essential Avengers, Vol. 3 | Avengers #47-68, Annual #2 (白黒) | 2001 |
Essential Avengers, Vol. 4 | Avengers #69-97 (白黒) | 2004 |
Kang: Time and Time Again | Avengers #69-71, 267-269; Thor #140; Hulk #135 | 2005 |
Avengers: The Kree/Skrull War | Avengers #89-97 | 2000 |
Essential Avengers, Vol. 5 | Avengers #98-119; Daredevil #99; Defenders #8-11 (白黒) | 2006 |
Avengers/Defenders War | Avengers #115-118; Defenders #8-11 | 2007 |
Essential Avengers, Vol. 6 | Avengers #120-140; Giant-Size #1-4; Captain Marvel #33; Fantastic Four #150 (白黒) | 2008 |
Avengers: Celestial Madonna | Avengers #129-135; Giant-Size Avengers #2-4 | 2002 |
Essential Avengers, Vol. 7 | Avengers #141-163, Annual #6; Super-Villain Team-Up #9 (白黒) | 2010 |
Avengers: The Serpent Crown | Avengers #141-144, 147-149 | 2005 |
Avengers: Legends, Vol. 3 | Avengers #161-162, 194-196, 201, Annual #6, 8 | 2003 |
Avengers: The Korvac Saga | Avengers #167-168, 170-177 | 2003 |
Avengers: Nights of Wundagore | Avengers #181-187 | 2009 |
Avengers: Under Siege | Avengers #270-271, 273-277 | 1998 |
Galactic Storm, Book 1 | Avengers #345-346; Captain America #398-399; Avengers West Coast #80-81; Quasar #32-33; Wonder Man #7-8; Iron Man #278; Thor #445 | 2006 |
Galactic Storm, Book 2 | Avengers #347; Captain America #400-401; Avengers West Coast #82; Quasar #34-35; Wonder Man #9; Iron Man #279; Thor #446; What If? #55-56 | 2006 |
X-Men: Complete Onslaught Epic, Book 1 | Avengers #400-401; X-Men #53-54; Uncanny X-Men #334-335; Onslaught: X-Men; X-Man #18; X-Force #57; Cable #34; Incredible Hulk #444 | 2008 |
X-Men: Complete Onslaught Epic, Book 3 | Avengers #402; Hulk #445; Iron Man #332; Punisher #11; X-Man #19; Amazing Spider-Man #415; Green Goblin #12; Spider-Man #72; Fantastic Four #416; Wolverine #105 | 2008 |
Heroes Reborn: Avengers | Avengers vol. 2, #1-12 | 2006 |
Avengers: The Morgan Conquest | Avengers vol. 3, #1-4 | 2000 |
Avengers: Supreme Justice | Avengers vol. 3, #5-7, Annual 1998; Iron Man #7; Captain America #8; Quicksilver #10 | 2001 |
Clear and Present Dangers | Avengers vol. 3, #8-15 | 2001 |
Avengers: Ultron Unlimited | Avengers vol. 3, #19-22, 0 | 2001 |
Avengers: Living Legends | Avengers vol. 3, #23-30 | 2004 |
Avengers: Above and Beyond | Avengers vol. 3, #36-40, 56, Annual 2001; Avengers: The Ultron Imperative | 2005 |
Avengers: The Kang Dynasty | Avengers vol. 3, #41-55, Annual 2001 | 2002 |
The Avengers, Vol. 1: World Trust | Avengers vol. 3, #57-62 | 2003 |
The Avengers, Vol. 2: Red Zone | Avengers vol. 3, #64-70 | 2004 |
The Avengers, Vol. 3: The Search for She-Hulk | Avengers vol. 3, #71-76 | 2004 |
The Avengers, Vol. 4: Lionheart of Avalon | Avengers vol. 3, #77-81 | 2004 |
The Avengers, Vol. 5: Once an Invader | Avengers vol. 3, #82-84; Invaders #0 | 2004 |
Avengers: Disassembled | Avengers vol. 3, #500-503; Avengers Finale (ワンショット) | 2005 |
タイトル | 収録内容 | 年 |
---|---|---|
Vol. 1 | The Avengers #1-10 | 2003 |
Vol. 2 | The Avengers #11-20 | 2003 |
Vol. 3 | The Avengers #21-30 | 2004 |
Vol. 4 | The Avengers #31-40 | 2004 |
Vol. 5 | The Avengers #41-50; The Avengers King-Size Special #1 | 2005 |
Vol. 6 | The Avengers #51-58; The Avengers King-Size Special #2; Uncanny X-Men #45 | 2003 |
Vol. 7 | The Avengers #59-68; Marvel Super-Heroes #17 | 2003 |
Vol. 8 | The Avengers #69-79 | 2009 |
Vol. 9 | The Avengers #80-88; The Incredible Hulk vol. 2, #140 | 2009 |
Vol. 10 | The Avengers #89-100 | 2010 |
タイトル | 収録内容 | 年 |
---|---|---|
Avengers Assemble, Vol. 1 | Avengers vol. 3, #1-11, Annual 1998 | 2004 |
Avengers Assemble, Vol. 2 | Avengers vol. 3, #12-22, Annual 1999 | 2005 |
Avengers Assemble, Vol. 3 | Avengers vol. 3, #23-34, 1½; Thunderbolts #42-44 | 2006 |
Avengers Assemble, Vol. 4 | Avengers vol. 3, #35-40, Annual 2000, Annual 2001; Avengers: The Ultron Imperative; Maximum Security #1-3 | 2007 |
Avengers Assemble, Vol. 5 | Avengers vol. 3, #41-56 | 2007 |
タイトル | 収録内容 | 年 |
---|---|---|
Vol. 1: Breakout | New Avengers #1-6 | 2005 |
Vol. 2: Sentry | New Avengers #7-10 | 2006 |
Vol. 3: Secrets and Lies | New Avengers #11-15 | 2006 |
Vol. 4: The Collective | New Avengers #16-20 | 2007 |
Vol. 5: Civil War | New Avengers #21-25 | 2007 |
Vol. 6: Revolution | New Avengers #26-31 | 2007 |
Vol. 7: The Trust | New Avengers #32-37 | 2008 |
Vol. 8: Secret Invasion, Book 1 | New Avengers #38-42 | 2009 |
Vol. 9: Secret Invasion, Book 2 | New Avengers #43-47 | 2009 |
Vol. 10: Power | New Avengers #48-50; Secret Invasion: Dark Reign (ワンショット) | 2009 |
Vol. 11: Search for the Sorcerer Supreme | New Avengers #51-54 | 2009 |
Vol. 12: Power Loss | New Avengers #55-60 | 2010 |
Vol. 13: Siege | New Avengers #61-64, Annual #3; The List: New Avengers; New Avengers Finale | 2010 |
タイトル | 収録内容 | 年 |
---|---|---|
Vol. 1: The Ultron Initiative | Mighty Avengers #1-6 | 2008 |
Vol. 2: Venom Bomb | Mighty Avengers #7-11 | 2008 |
Vol. 3: Secret Invasion, Book 1 | Mighty Avengers #12-15 | 2009 |
Vol. 4: Secret Invasion, Book 2 | Mighty Avengers #16-20 | 2009 |
Vol. 5: Earth's Mightiest | Mighty Avengers #21-26 | 2009 |
Vol. 6: The Unspoken | Mighty Avengers #27-32 | 2010 |
Vol. 7: Siege | Mighty Avengers #32-36 | 2010 |
タイトル | 収録内容 | 年 |
---|---|---|
Vol. 1: Basic Training | The Initiative #1-6 | 2008 |
Vol. 2: Killed in Action | The Initiative #7-13, Annual #1 | 2008 |
Vol. 3: Secret Invasion | The Initiative #14-19 | 2009 |
Vol. 4: Disassembled | The Initiative #20-25; The Initiative Featuring Reptil (ワンショット) | 2009 |
Vol. 5: Dreams and Nightmares | The Initiative #26-31 | 2010 |
Vol. 6: Siege | The Initiative #31-36 | 2010 |
タイトル | 収録内容 | 訳者 | 年 |
---|---|---|---|
ニューアベンジャーズ: ブレイクアウト | New Avengers #1-6 | ヤスダ・シゲル | 2010 |
ニューアベンジャーズ: セントリー | New Avengers #7-13 | 2011 |
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