キャンペーンシナリオ_蒼天の旭

キャンペーンシナリオ：蒼天の旭

使用鎮守府　新横須賀鎮守府

世界は、深海棲艦という非人類の侵略に曝されていた。

海洋諸国は、その交流の道を絶たれそれは日ノ本でさえ例外ではなかった。

東アジアでは政争、宗教、人種といった問題が火種となり、大陸は大動乱を迎えている

横須賀鎮守府、ここは深海棲艦に対抗できる存在、艦娘を運用するための海軍一大施設である。

第一回、異界からの客人

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物語の始まる三年前、深海棲艦によって占拠された合衆国領・ハワイ諸島の奪還作戦が米国主導で行われた。

「オペレーション･バンカーショット」である

日米同盟の元、新たに制定された「日米相互海上防衛ガイドライン」に従って日本は本作戦の西方軍を担うこととなった。

当時日本海軍隷下に存在していた横須賀鎮守府にも、当然出撃命令が下った。

鎮守府は本海戦において、正規空母：赤城、加賀、蒼龍、飛龍、翔鶴、改装空母千歳を中核とした二個機動部隊を編成し臨んだ。

作戦決行のその日、北はダッチハーバー、東はサンディエゴ、西は横須賀からハワイ諸島へ向けて陸･海･空･海兵隊の四軍は出撃する。

結果から言えば作戦は当初の目的を遂行した。

北方集団と鎮守府第二機動部隊、西方軍の活躍によりハワイに巣くっていた中間棲姫をはじめとした陸上棲艦は跡形もなく消し去られ、ハワイは人類の永久要塞として再構築されることとなった。

しかしサンディエゴの東方軍壊滅を初めとして、人類に強いられた代償は計り知れなかった。

鎮守府でも、主力を構成していた赤城・蒼龍・翔鶴の第一機動部隊は作戦途上で音信途絶。

戦後に行われた同盟艦隊協力の元での懸命な捜索にも関わらず彼女たちの行方はつかめずじまいに終わった。

大海戦から一年後。

当時の鎮守府運営陣は声明を出すことが決まった。

「（前文割愛）第一機動部隊は西方軍の先方として奮迅。しかし力戦及ばず旗艦赤城以下は全滅。彼女らを某月某日をもって軍から除籍するものである。」

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