国際比叡プロダクション_ハウスルール

感情値の仕様[]

少なくとも国際比叡プロダクションの卓において、感情値の調整は『卓開始時に』反映するものとします。すなわち、卓開始時のキャラクターセッティング段階で「この卓に登場するPCおよびNPCに対する感情値」の合計がレベル＋５を超えている場合のみ、レベル＋５になるように調整してもらいます。他の卓のPC、NPC等については、関係ないので関知しません。

オリジナルアビリティの仕様[]

この卓に登場する艦娘がだいたい常に持つオリジナルアビリティについて、

１．一部については条件を満たすまでラーニング不可（「情報レベル制限」）

２．卓外持ち出しは向こうのGMの許可が必要で、おすすめしない

という扱いにします。オリジナルアビリティを修得した場合には、基本的にはこの卓内でのみ使用することにして頂いて、デフォルトでは別の戦術アビリティをつけておくと良いでしょう。

i.e.電の【戦争に勝ちますし、命も助けます】は、制限付きのためそもそも（基本的に）修得できません。電の【沈んだ敵も助けるのです】を修得した場合、別個にキャラクターメモに書いておいて、この卓に参加するときのみデフォルトの戦術アビリティと入れ替える、という形になります。

予算点[]

この卓ではPCに、トーキョーN◎VAでいう「報酬点」にあたる、「予算点」が割り振られることがあります。予算点は任務達成のために必要な資金手当てであり、様々な用途に用いることができます。金額としては、目安ですが(インフレにより消費税前でも物価がリアルの1.8倍くらいになっているとの設定の下)だいたい250万円くらいです。1000g金塊２本くらいです。用途としては、目安としてたとえば下記のようなものがあります。

①任意の資源を25だけ購入する

①5~6人からなるNPC艦隊に艦隊戦以外の手伝い（輸送船護衛など）をしてもらう

③5~6人からなるNPC艦隊を艦隊戦１回に雇う(深海棲艦討伐による報奨資源(代)は国から出るので出さなくて良い)

n+4艦娘を250人搭載できるボーイング747をn時間飛ばす（燃料代、人件費、空港代その他もろもろ）

n 社会戦の達成値をnだけ引き上げる

①難民・移民、途上国の人員を１年間にわたり週５日一日８時間雇い入れる

②難民・移民、途上国の技術者・専門家を１年間にわたり週５日一日８時間雇い入れる

③日本人や先進国の高卒者を１年間にわたり週５日一日８時間雇い入れる

⑥日本人や先進国の大卒者を１年間にわたり週５日一日１０時間雇い入れる

地上戦ルール[]

平坦な地上で戦う場合は、以下の致命的な制約条件が付きます。

①地上活動可能な兵器に対しては、命中判定に－４、回避判定に－６の補正

※射程「戦略」のミサイル攻撃も含まれる

②陸に上がった艦娘や深海棲艦に対しては、命中判定に＋１、回避判定に－１の補正

③開幕雷撃、雷撃戦を行わない

④カテゴリ：魚雷の装備アビリティは使用できない

⑤戦場表は振らない、というか、戦場：陸上

⑥「潜航」はできない。潜水艦であっても、航行序列0は選択できない。

いわゆる「水上スキー」ができず、歩いたり走ったりして戦うために、艦娘の機動性が失われて上記のようなせつない状態になるということです。GMは上記ルールを、PCの地上戦の選択肢を制限するために使ったり（「GM、空挺で山頂の人質のところに行って、途中の敵をスルーするとかどうすか」）、敵味方問わず潜水艦PCを無力化するのに使ったり、回避の高すぎるPCに対処するために使ったりすることができるでしょう。

お助けNPCルール(9月版)[]

艦隊戦にやってきたNPCが、支援攻撃をしてくれます。

※このルールは、NPCがPCよりも装備や個性等について弱体であることを前提にバランスをとってあります。強力なNPCを対象にこのルールを用いると、バランスが崩れる恐れがあります。適宜調整して下さい。

①参加するNPCは航行序列「７」に置きます。敵の攻撃の対象にはなりません。潜水艦の場合、「７」であっても潜行状態と浮上状態をPCが自由に選べます。

②PCはNPCに対して「声援」を行使することで、感情値の分だけそのNPCの【お助けポイント】をもらえます。

i.e.たとえば、PCレキシントンがNPCサラトガに２の感情値を持っていたら、レキシントンは声援にチェックをつけることでサラトガの【お助けポイント】を２もらえます。

③【お助けポイント】は艦隊戦終了時の回収判定の後の段階で、０になります。また、声援により【お助けポイント】を入手したあとで、アビリティ等によって該当NPCへの声援チェックを外した場合は、声援は復活します。

i.e.レキシントンは未使用のサラトガ【お助けポイント】を２持っていますが、ここでたとえば青葉【見ちゃいました】などによりサラトガへの感情値が１上昇して声援チェックが外れた場合、再度声援を使うことで【お助けポイント】を新たに３獲得することも可能です。艦隊戦終了時の戦果で声援を回復すれば、ミドル戦闘で【お助け】してもらったうえで決戦フェイズでも【お助け】を頼めることでしょう。

④【お助け】には以下の選択肢があります。それぞれの【お助け】には【お助けコスト】が設定されており、その分の【お助けポイント】を消費する必要があります。このとき、複数のPCの声援による【お助けポイント】を合算して使うこともできます。それぞれの行動で判定に失敗した場合の振り直しにも下記のようにコストがかかります。また、まだ使っていない声援を使って達成値やダメージを引き上げることもできます。

【お助けコスト】は、バランス調整のため高レベルのNPCほど高いコストがかかります。コスト欄に「☆」がついている選択肢については、コストを

「１＋(1/4)×｛NPCのレベル－（PCの平均レベル、小数点切り上げ）｝」倍

にします。算出したコストに小数点がある場合、切り下げにします。

i.e. PCのレベルが２、２、３、３の場合平均レベルは３になります。

NPCのレベルが５のとき、☆の選択肢はコストが6/4倍になります。たとえば「砲撃」してもらおうとすると、コスト３のところ3×(6/4)によりコスト４が必要になります。

要するに下記表のとおりです。

行：レベル差　列：コスト☆

1☆	2☆	3☆
1	1	2	3
2	1	3	4
3	1	3	5
4	2	4	6
5	2	4	6

A.砲撃　【お助けコスト】３☆

装備アビリティを使って、砲撃フェイズで攻撃を行います。このとき、適切な戦術アビリティや固有アビリティがあればこれも使用してもらえます。敵のいない航行序列にいるという扱いのため、どの敵も狙うことができます。連撃をするかどうかは、PLが選択できます。このお助けは、その距離フェイズでNPCが適切な射程の装備アビリティを持っていないと使用できません。夜戦フェイズでも使用可能であり、その場合は航行序列７なので、優位です。

i.e.短距離フェイズで【お助けポイント】を３使って、サラトガに重巡リ級を砲撃してもらいます。サラトガは【SBDドーントレス】による命中判定に成功、レキシントンが連撃を選択し、さらに【TBFアヴェンジャー】による命中判定を行います。

B.航空攻撃【お助けコスト】３☆

装備アビリティを使って、航空戦フェイズで航空攻撃を行います。このとき、適切な戦術アビリティや固有アビリティがあればこれも使用してもらえます。

i.e.たとえば航空攻撃フェイズに【お助け】を頼めば、サラトガは【SBDドーントレス】および【TBFアヴェンジャー】による航空攻撃を行ってくれますし、このとき【航空管制】によってより確実にダメージを与えてくれます。

C.雷撃【お助けコスト】２☆

装備アビリティを使って、開幕雷撃フェイズもしくは雷撃フェイズで雷撃を行います。このとき、適切な戦術アビリティや固有アビリティがあればこれも使用してもらえます。開幕雷撃のアビリティが無い限り開幕雷撃フェイズでは使用できませんし、《魚雷》の判定も必要です。

i.e.K-1は【海のスナイパー】を持つため、開幕雷撃フェイズで【魚雷】２つによる雷撃２２回を行えます。

D.超対空【お助けコスト】１☆

装備アビリティ１つを使って偵察フェイズおよび航空攻撃フェイズおよび砲撃フェイズに【超対空】をします。このとき、適切な戦術アビリティや固有アビリティがあればこれも使用してもらえます。【対空支援】があれば、対空の装備で超対空をしてもらうこともできます。

i.e.たとえば偵察フェイズで敵の偵察機が来たときに【お助け】を頼めば、サラトガは【F4Fワイルドキャット】による超対空を１回行ってくれます。【超対空】は空母以外にも頼むことができ、たとえばビスマルクは【ヴァッサーファル地対空ミサイル改（”ラインラント”レーダー誘導式）】により【超対空】、飛来した空母ヲ級の航空攻撃を軽減します。コスト１につき１つの装備を使ってくれます。

E.偵察【お助けコスト】１

プロットフェイズでのPCによる偵察のタイミングで、PCの選ぶタイミングに装備アビリティ１つを使って【偵察】をします。このとき、適切な戦術アビリティや固有アビリティがあればこれも使用してもらえます。

i.e.プロットのタイミングで、レキシントンはまずサラトガに【SBDドーントレス】による偵察を使ってもらいます。ここに空母ヲ級eliteの【超対空】が飛んだため、レキシントンは心置きなく【SB2Cヘルダイバー】による偵察を行えます。

F.アビリティ【お助けコスト】２

１つの戦術アビリティもしくは固有アビリティを使用してもらえます。アビリティの使用タイミングはそのアビリティに依存します。このとき、適切な別の戦術アビリティや固有アビリティがあればこれも使用してもらえます。

i.e.レキシントンはサラトガに、固有アビリティ【古強者】を使用してもらえます。

G.判定の振り直し【お助けコスト】２

上記の行動を取る中で、判定に失敗してしまうことがあります。このとき、判定の振り直しを頼むと、行動力を1d6消費して振り直しを行います。これによって行動力が0になった場合、【お助けコスト】は消費しますが振り直しは行われません。

H.かばう【お助けコスト】２

elite、flagshipがその効果により同航行序列全体に攻撃するときのみ、これを肩代わりしてNPCに受けてもらうことができます。NPCは代わって回避判定を行い、失敗すればダメージを受けます。

i.e.空母ヲ級eliteが航行序列５にいるレキシントンとオーストラリアに攻撃してきました。このとき、レキシントンは航行序列７のサラトガに【お助け】してもらって、攻撃の対象をサラトガに移すことができます。

⑤艦娘以外のNPCに対して声援を使う場合、GMの判断により、別の関係する艦娘NPCに【お助け】を代行してもらうこともできます。もちろん、艦娘以外のNPCに戦闘能力を持たせても構いません。

雷撃修正[]

そのうち試験的に採用したいです。やることは単純。雷撃・開幕雷撃のダメージ算出を以下のように変更します：

・装甲力ではなく（装甲力＋回避力×４）でダメージを判定する

・このとき、「回避判定に補正を入れるアビリティ」の効果は適用されない

・代わりに、雷撃によるダメージ値の算出を「雷撃の値d6＋雷撃の値×１」とする

回避力がさらに強くなってしまうという問題がありますが、魚雷ってもうちょっとかわせるもんだろーということを反映できます。

ドロップルール

国際比叡プロダクションの隠し世界設定に基づいた、艦娘の「ドロップ」です。ドロップした艦娘はだいたい近代化改修や解体により普通の女の子になります。

　このルールは、深海棲艦と艦娘とが戦った艦隊戦の回収判定時に判定します。

GMは、その艦隊戦中に使用された声援の合計レベル数を記録しておきます。この数値を「妖精さんパワー値」と呼びます。ドロップの判定は以下のように行います。

①ドロップの有無の判定

1d6を振り、ターゲット以下の目が出たら②に進みます。ターゲットは、艦隊戦に敗北した場合は０、艦隊戦に勝利した場合は１、このとき敵の過半数（６隻以上の場合は過半数＋１小数点切り下げ）を撃沈した場合は２、すべての敵を撃沈した場合は３になります。加えて、決戦フェイズの艦隊戦ならターゲットを＋１します。つまり、決戦フェイズでS勝利すれば１，２，３，４の出目でドロップします。

確率をさらに低めに設定するのも良いでしょう。

②艦種の決定

4d6を振り、これに「妖精さんパワー値」を足します。この数値に応じて、下記のようにドロップする艦種を決定します。4d6で24の目が出た場合は、「スペシャル」となり、GMの判断により「レア」な艦娘を選択します。

15以下 ドロップ無し

16〜19駆逐艦

20〜22軽巡洋艦

23〜25重巡洋艦

26〜28軽空母

29潜水艦

30〜32戦艦

33〜35空母

36〜プレイヤーの指定に従う艦種

③情報レベルブルー以上のPC、NPCは、4d6を自分で振ることを選択できます。このとき、感情値による声援を受けて達成値を感情値分引き上げることができますし、さらにこのとき使った感情値も「妖精さんパワー値」に加算されるため、事実上2上昇することになります。

④情報レベルグリーン以下でも、他の艦娘がこの4d6判定を行う、つまり艦隊戦終了時に海に手を突っ込む様、そうして艦娘を引き上げる様を見たことがあれば、この4d6判定を実行できます。しかし詳細な情報を知らないため、上記テーブルを参照することはできず、また判定値に対して声援を使ってもらうこともできません。

⑤ドロップする艦種が決定したら、公式サポートページにある「艦娘ランダム決定表」に従って、ドロップする艦娘を決定します。「レア過ぎる」「ドロップしない」艦娘になった場合は、GMの判断により任意に変更して下さい。

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