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『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』とは、ジョージ・ルーカスによって創造されパラマウント映画によって配給された1981年のアクション・アドベンチャー映画である。初めて公開された『インディ・ジョーンズ』作品で、「コンプリート・アドベンチャーズ・オブ・インディ・ジョーンズ」ではチャプター24とされている。シリーズの続編との連続性のため、1999年のビデオ発売時に『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(Indiana Jones and the Raiders of the Lost Ark)と改題されたが映画の中で表示されるタイトルはもとのままである。ファンの間では単に『レイダース』(Raiders)と呼ばれることも多い。
ルーカスは1977年に自身の『スター・ウォーズ』が予想以上のヒットを記録するとすぐに本作の構想に取り掛かった。ハワイで休暇を取っていた彼は友人の映画監督スティーヴン・スピルバーグから「ジェームズ・ボンドのような映画」をずっと撮りたいと思っていたと言われる。ルーカスはもっといい考えがあると答えて彼と脚本家/監督フィリップ・カウフマンが1975年ごろから取り組んでいた、1930年代~40年代の様式を復活させた冒険活劇の構想を伝えた。この物語はルーカスが『スター・ウォーズ』を完成させるまで温められていた。スピルバーグのコメントが『レイダース』に新たな動きを加え、彼の監督でローレンス・カスダンが脚本を担当することになった。
舞台は20世紀前半、物語はアメリカ政府に雇われたインディアナ・ジョーンズという考古学者が神秘的で超人的な力を秘めた契約のアークをかけた争奪に加わる姿を描いている。彼は世界征服のためにアークを狙うアドルフ・ヒトラーとナチス政権の手先に先んじてこの聖書の遺物を手に入れなければならない。
73日間の撮影と約18,000,000アメリカドルで製作された『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』は1981年6月にアメリカで公開されその年の最高興行収入映画となり全世界で384,140,454ドルを稼いだ。1982年には作品賞を含む8つのアカデミー賞にノミネートされ録音賞、編集賞、視覚効果賞、美術賞の4つを受賞した。1999年にビデオが発売され2003年と2008年にはDVDが出た。2012年にはレストアが施され「インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ」の一作としてHDホームビデオが発売された。
巨石に追われるインディ
舞台は1936年、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の出来事から1年後、物語はインディアナ・ジョーンズ博士がチャチャポヤの戦士の寺院に祀られた豊穣の黄金像を求めて数名のガイドと共にペルーのジャングルを歩くところから始まる。ジョーンズは張り巡らされた罠、ふたりのガイドバランカとサティポの裏切り、寺院で迫りくる巨大な丸石を切り抜ける。外で彼を待ち受けていたのは宿敵のフランス人考古学者ルネ・エミール・ベロックとホヴィトの原住民だった。ベロックに像を奪われたジョーンズは近郊で待機していたジョック・リンゼイの水上飛行機で脱出する。
教鞭を振るうマーシャル大学に戻った彼は学部長で親友のマーカス・ブロディと共に、ふたりのアメリカ軍諜報員から講堂に呼び出される。ふたりはアブナー・レイヴンウッド教授がドイツ諜報部に興味を抱かれていることを示すナチスの暗号文を解読したと説明する。かつてレイヴンウッドの教え子だったインディはナチスが契約のアーク―神とモーゼの導きによって作られた十戒石板のかけらを収めるための黄金と宝石の箱―の発見に近づいていると解釈する。伝説が事実だとすれば、アドルフ・ヒトラーはアークを使って彼の軍隊を無敵にできるということになる。
ドイツ人たちはアークの安置所を指し示すラーの杖飾りをレイヴンウッドが持っていると確信していた。杖飾りは黄金のメダルで、ある高さの棒の先につけると太陽の光を集め、アークが隠されているエジプトの古代都市タニスの場所に光線を放つ。レイヴンウッドによればファラオのシシャクがエルサレムからアークを盗み、それを彼の都市タニスの地中魂の井戸に隠したということだった。
インディはレイヴンでトートとその部下たちと銃撃戦を繰り広げる。
インディはパンナム・クリッパーに乗って雪の降る山間の国ネパールに降り立ち、教授の勝ち気で自立した娘マリオン・レイヴンウッドに会う。だが彼女の父親は既に死亡し、彼女は杖飾りを手放したがらなかった。インディが立ち去った後、この考古学者を尾行していたサディスティックで残虐なナチ・エージェント・アーノルド・トートが現れ、灼けた火かき棒で彼女を脅し強引にメダルを奪おうとする。騒ぎに気づいたインディがバーに戻りトートとその部下たちを相手に激しい銃撃戦を始める。マリオンはインディに協力する。ふたりは襲撃者を撃退するが、そのときトートはうっかり戦闘中に炎にさらされたメダルをつかみ、手のひらに遺物の模様を焼き付けてしまう。
ジョーンズとレイヴンウッドはカイロに飛び、杖の高さの特定に必要な杖飾りの紋章解読のため、インディの友人で熟練した発掘者、考古学者サラーと会う。
カイロの市場を歩いていたインディとマリオンは雇われたソードメンに襲撃され大規模な市街戦を繰り広げる。インディは襲撃してくるバザールの傭兵たちを倒していくが(彼はリーダーを一撃で射殺した)、ナチスの諜報部員はマリオンを捕まえてトラックに乗せる。インディが運転手を射殺するとトラックは横転し爆発してしまう。自責の念に駆られたインディは酒場に入るが、アーク捜索のためナチスに雇われたルネ・ベロックと再び遭遇する。アークの秘密に関するフランス人の意見を無視して立ち上がったインディはサラーの子供たちに囲まれてベロックの用心棒からうまく逃げおおせる。
その夜、サラーはインディを紋章の解読ができるイマム老人の所に連れて行く。老人は片側に、ヘブライの神への敬意から杖を短くしなければならないと書いてあると注意する。これはナチスが杖飾りを誤読していることを示していた(ナチスはトートの火傷から片側だけ復元していた)。ナチスの杖は長すぎであり、間違った場所を発掘していた。
LostArk.jpg魂の井戸でのインディとサラー
インディアナ・ジョーンズはタニス発掘現場でマリオンが生きていると知る。彼女は縛られさるぐつわをかまされていたが、彼女を逃がすとアーク発見が危うくなるため、ジョーンズは後で助けることにしてそのまま置き去りにする。
発掘現場に潜入したインディとサラーは地図の間で杖飾りを使いヘビのうごめく魂の井戸の奥深くでアークを見つけ出す。ベロック、トート、サディスティックなディートリッヒ大佐と助手のゴブラー、彼らの率いるドイツ兵たちは入り口を包囲しアークを奪ってマリオンを穴に突き落としインディとマリオンをヘビのうごめく魂の井戸に取り残して殺そうとする。ふたりは傷んだ石壁を破って脱出しドイツ空軍機がアークのベルリン空輸の準備に取り掛かっているところを目撃する。
パイロットを抑えようとしたインディは飛行機の開店するプロペラ付近で屈強な兵士との格闘にもつれ込む。マリオンがパイロットをノックアウトし飛行機のマシンガンで歩兵たちを蹴散らしている間、インディは苦戦していたが、相手がプロペラに切り裂かれると顔をそむける。ふたりは飛行機がガソリン引火で爆発する前に逃亡する。ベロックとディートリッヒはカイロからベルリンへ空輸するよりトラックに積むことにする。
ウマを駆って輸送隊に追いついたインディはアークのトラックのハンドルを奪い乗っていたナチスの兵士や他の護衛車を払いのけ、ベロックとディートリッヒをまく。アークを持ってカイロについたインディとマリオンは上機嫌なサラーに別れを告げ荷物と共に<バンツー・ウインド>に乗って海に出る。船はサイモン・カタンガ船長のもと、イングランドへ向けて出発する。
ベロックとディートリッヒの乗ったナチスのUボートが船を止めアークとマリオンを奪うがインディはひそかに潜水艦について行く(艦体にしがみついていた)。艦はエーゲ海の島にドッキングしインディは軍服を盗む。ロケット・ランチャーでアークを破壊すると脅すが、インディはベロックの説得により、考古学者としてアークの中身を見たいという欲求にかられ降伏する。
マリオンとインディは縛られ、ベロックがドイツ兵たちの前でアークを開ける儀式を見守らなければならなかった。不思議で神秘的な精霊たちが飛び出し、魂をあの世に吸いだしてベロック、ディートリッヒ、トートら(それぞれ、頭が破裂、頭が内破、顔が溶解)と他の兵士たちを殺していく。ジョーンズがこの精霊を見てはいけないと気づき、マリオンに目を閉じるよう言ったため、インディとマリオンは助かる。ふたりは神の逆鱗を逃れる。
その後、ふたりのアメリカ軍諜報員はワシントンDCでインディに、「トップの者たち」がアークを調査中だと告げるが、実際のところアークは刻印された木箱に入れられ、幾千もの似たような箱が積み上げられた巨大な政府の倉庫に安置されていた。
『新たなる希望』で一度解散した視覚効果チームはインダストリアル・ライト&マジックとして再結集。『帝国の逆襲』の次作が『レイダース』となった。視覚効果監督はリチャード・エドランド。現在は映画監督となったジョー・ジョンストンがSFXシーンの絵コンテを担当。インディがアメリカを発つ際に乗る飛行艇、追跡シーンでジープが転落する崖、ラストの薄暗い倉庫などマット・ペインティングも効果的に使われた。
終盤のディートリッヒ、トート、ベロックが死ぬ場面はクリス・ウェイラスによる特殊メイクアップ効果。それぞれの俳優の頭部から型取りされたモデルを、(1)真空ポンプで潰す・(2)熱で溶ける様子を低速度で撮影・(3)ショットガンで破壊という手段で作られた。(3)の効果はデヴィッド・クローネンバーグ監督の『スキャナーズ』でも使われている。
当初、インディの役はトム・セレックが予定されていたが、セレックは当時テレビを中心として人気が絶頂で、テレビシリーズ(『探偵マグナム』)の仕事を選んでこの役を断り、結局ハン・ソロ役としてでしか当時世間一般では知られていなかったハリソン・フォードが演じる事となった[1]。
ヒロイン・マリオンの役には、デブラ・ウィンガーをスピルバーグは望んだのだが、「私は演技を必要としないような作品には出演しない」と断られ、スピルバーグは激怒したという。またスピルバーグは当時交際していたエイミー・アーヴィングにもマリオン役を打診している。オーディションにはショーン・ヤングも参加していた[2]。
映画全篇でセリフは13行しか与えられていないものの、ドイツ語の「死」に聞こえる名前の通り、恐怖感を煽るゲシュタポのアルノルト・エルンスト・トート[3]少佐を演じたロナルド・レイシーは英国で舞台演出や演技コーチも務めたベテランである。オランダ時代のポール・ヴァーホーヴェン作品やテレビシリーズ『シャーロック・ホームズの冒険』のショルトー兄弟役(『四つの署名』)[4]などでも知られ、『最後の聖戦』ではセリフもクレジットも無いがヒムラー役で顔を見せている。1991年没。2度の結婚でもうけた子供2人も俳優になった。
『ショコラ』や『スパイダーマン2』に出演したアルフレッド・モリーナは本作が映画デビュー作品である。ペルーでインディが乗る飛行艇のパイロット=ジョック役を演じたフレッド・ソレンソンは、10年以上を経た後『ジュラシック・パーク』のハワイ・ロケがハリケーンで頓挫した際に奇遇にも空港に居合わせ、スピルバーグ率いる撮影チームのハワイ撤退を助けた。ILMの視覚効果監督デニス・ミューレンがインディを尾行し飛行艇に乗るスパイ役で数カット映る。この役は脚本段階ではトートと同一人物だったが、無名のゲシュタポだったトートが名前のある役に昇格したために別人となっている。
後ろの柱には『スター・ウォーズ』のR2-D2とC-3POが描かれている。
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望]]』を監督したジョージ・ルーカスが、興行的失敗の可能性を感じハワイに逃避していた時、『未知との遭遇』の撮影を終え休暇を取っていたスティーブン・スピルバーグが合流。『007シリーズ』のような作品を作りたいと言うスピルバーグに「それならこんなアイデアがあるよ」とルーカスが明かしたのが、この『レイダース』である。製作はルーカスフィルムで行い、ハワイから帰った半年後に正式にスピルバーグに参加を依頼、スピルバーグは監督を引き受けた[5]。
ルーカスが『アメリカン・グラフィティ2』と『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の製作、スピルバーグは『1941』監督が決まっていたので企画そのものは一時棚上げとなったが、延期した間にスピルバーグがローレンス・カスダンの脚本『OH! ベルーシ絶体絶命』を発掘、『帝国の逆襲』の脚本家リイ・ブラケットの死で危機に陥ったルーカスにカスダンを紹介、「ヒトラーのオカルト趣味」という実在の要素を盛り込んだフィリップ・カウフマンの原案もカスダンが脚本化する事になった。当初スティーヴ・マックイーンの『ネバダ・スミス』に因んだ[6]主人公の名前「インディアナ・スミス」はスピルバーグの「平凡過ぎる」という意見から「ジョーンズ」に変更[7]。「インディアナ」はルーカスの愛犬の名前でもあり、シリーズ第3作でこのエピソードが活用された。
スピルバーグはそれまで予算や日程をオーバーする傾向があったが、本作では撮影前に絵コンテを描いて第2班に任せる場面(トラックの追跡)を選定。撮影スタジオは低コストで済むという理由からイギリスで行い、セットやロケ地のミニチュアを作らせて撮影方法や機材を検討するなど入念に準備し、4回以上テイクを重ねず1日平均40シーンも撮影するというハイペースを維持。エジプトのシーンを撮影中ハリソン・フォードが体調を崩し(ジョン・ウー作品にも負けないと豪語する)三日月刀とムチの決戦を演じられなくなった際に「銃で撃つ」アイディアを用いるなど撮影ペースを停滞させないよう常に心がけた結果、配給のパラマウントに申し入れていた撮影予定を12日節約した[8]。コストマネージメントの感覚はプロデューサーとして経験を積んでいたルーカスから学んだものとも言えるが、本作の撮影開始を延期してまで取り組んだ『1941』が興業的に惨敗を喫した教訓とも無関係ではないと思われる。ルーカスはスピルバーグに「絶対に予算オーバーしないこと、撮影スケジュールを厳守する」という条件を付けた。「もし守れないなら、いつでも私と交代させる。」と話していた。
エジプトの野外ロケはチュニジアで行う事が早々に決まった。ルーカスが『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で訪れており土地勘があったためである。エジプトの場面以外にも儀式のためにアークを運搬する途上の谷が『新たなる希望』でR2-D2が彷徨っていたタトゥイーンの谷と同じ場所である。
冒頭の洞窟に入る場面ではタランチュラ、アークの眠る「魂の井戸」の場面では無数の毒蛇がインディたちを脅かす。撮影スタッフはゴム製の長靴と手袋で身を固め、コブラを含む蛇六千匹を配置した撮影では血清と医者も待機した。動物に脅かされる場面は第2作では大量の虫、第3作では大量のネズミが登場するほか、「何故インディは蛇が苦手なのか?」という疑問にも第3作で回答がなされた。
パラマウント・ピクチャーズはこの作品を製作するにあたって、『インディ・ジョーンズ』の5作品製作の契約を結んだ。その内、スピルバーグとハリソン・フォードは3作の契約をしている。
冒頭に登場する複葉機の胴体の文字はOB-CPO。『スター・ウォーズ』のオビ=ワン・ケノービとC-3POに掛けたものだが、「OB」はペルーの国籍記号である。
序盤、講義の終了後に男子学生からリンゴをプレゼントされてインディーが困るシーンがある。これはリンゴは同性愛者の愛の告白に使用されるためである。それをマーカスがくすねるが、演じたデンホルムは両性愛を公言している。
ネパールでの銃撃戦、長身でシリーズ常連となったパット・ローチ(後半インディと殴り合いになるドイツ人兵士と二役)が演じたシェルパとインディが揉み合いになり、トートは部下に二人まとめた射殺を指示。"Shoot, Him"というセリフに部下が一瞬戸惑うのは、トートのドイツ語訛りで"showtime"とも聞こえるから。『最後の聖戦』でも訛りを活用したシーンがある。その後、炎にあぶられた「ラーの杖飾り」をトートが拾い上げ火傷をする。手に残った火傷の痕から杖飾りが複製されるという展開は逆にインディのアーク発見に繋がるが、手を火傷するシーン自体は後に『ホーム・アローン』にパロディとして使われる事になった。日本テレビの『レイダース』吹替え版で火傷した手を雪に突っ込み「ああ気持ちいい!」と言わせていたところ、『ホーム・アローン』でも同様「ああ気持ちいい!」と言わせて原典からの継承となった。原音はどちらもうめき声だけでセリフになっていない。
90年代に出たワイドスクリーン版レーザーディスクのためのリマスターでも音響効果が再編集されていたが、DVD化に際してフィルムの傷や埃が除去された上、幾つかの場面がデジタル修正された(ペルーの遺跡からインディが脱出する際のトンネルを転がる大石についた棒と、「魂の井戸」で撮影時に立てられていた安全用のガラスにインディと向かい合ったコブラが映る)。
BantuWind.jpg前に写っているのがUボート。後ろの船はバンツー・ウインド号。
作中に登場するドイツ潜水艦Uボートは、ドイツ映画『U・ボート』で、撮影に使われたものを借用した。
「魂の井戸」の中で、インディとサラーがアークを持ち上げるときに、インディ側の柱を見ると、C-3POとR2-D2が描かれている。
追跡シーンのテリー・レナードらによるスタントは『駅馬車』が参照された。インディがアークの載ったトラックを奪いドイツ軍が追いかけるシチュエーションはまさに『駅馬車』であろう。スピルバーグの絵コンテに基づく撮影はハリソン・フォード自身により演じられたシーンも含め8週間が費やされた。レナードは1994年の『マーヴェリック』で第2班監督を務め、やはり『駅馬車』にそっくりのスタントを演出している。
スピルバーグは『未知との遭遇』に続き友好的な異星人を主人公に据えた映画を作ろうと考え、ハリソン・フォードと親密だった脚本家のメリッサ・マシスンをチュニジアに呼んでアイディアを話した。ハリソンとマシスンは83年に結婚。またマシスンによって脚本化された『E.T.』は『レイダース』終了後製作に入り、82年に公開され記録的な大ヒットとなった。しかし、同時にハリソン主演の同年公開SF映画『ブレードランナー』を興行的失敗に追い込むこととなった。
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