マット・ウィリアムズ

ページ名:マット・ウィリアムズ

Henry "Mutt" Jones III

ふりがな

ヘンリー・"マット"・ジョーンズ3世

性別

男性

誕生

1938年7月

国籍

職業

学生
トレジャー・ハンター
バイクの修理工

忠誠

「認めるわ。マットにはいくらか衝動的なところがあるの」―マリオン・レイヴンウッド[出典]

ヘンリー・"マット"・ウィリアムズ(Henry "Mutt" Williams)、本名ヘンリー・ウォルトン・ジョーンズ三世(Henry Walton Jones III)はマリオン・レイヴンウッドインディアナ・ジョーンズの私生児として生まれた。継父だったコリン・ウィリアムズ第二次世界大戦で死亡した。彼には一人の姉または妹がいる。

1957年、マットは良き助言者ハロルド・オックスリージョージ・マクヘイルと共にアケトーへクリスタル・スカルを戻しに行く旅の途中で、別れた両親と行動を共にする。この冒険のさなか、彼はコロネル=ドクター・イリーナ・スパルコと剣を交え右目の下に傷を負う。その後、彼の母親と父親は長年の別離を終えて結婚する。

目次

経歴[]

マットとオックスの写真

生い立ち[]

生まれる1週間前インディは姿を消す。マリオンはコリン・ウィリアムズと結婚し、インディにもマットにも父親がインディであるとは知らせなかった。やがてコリンが第二次世界大戦で戦死すると代わってインディの友人だった[1]ハロルド・オックスリーが2人の面倒を見る。マリオンはインディの本名ヘンリー・ジョーンズをマットに継がせ、ヘンリー・ジョーンズ3世とした。[2]マットは後に自分で「マット(雑種犬)」という名をつけた。オックスに本を読んでもらったり、自転車の乗り方なども教わった。

クリスタル・スカル[]

育ての親だったオックスが行方不明になる。オックスはクリスタル・スカルを見つけたといって、それをアカトルへ持っていくといっていたのだが、何者かに誘拐されてしまう。母マリオンはオックスを追い、ペルーへ行ったが、彼女も誘拐される。しばらくして、何とか脱出したマリオンから電話がかかる。マットはオックスの書いた手紙を送ると言い、さらに「ジョーンズを呼べ」という。マットはインディを墓泥棒と勘違いしていた[3]

マットはバイクに乗り、駅から汽車に乗ってアメリカから出ようとするインディを呼び止める。<アーニーズ・ダイナー>でマットとインディは話をする。名前、オックスとの関係、行方不明の話をした。だが、インディはマットの母親メアリー・ウィリアムズ[4]は聞いた事が無いという。インディの態度に怒ったマットだったが、クリスタル・スカルの話を聞き、気持ちを静める。マットは母が送ってきたオックスの手紙を見せる。それは英語ではなかった。そのときカウンター席にいた2人組みの男が近づいてくる。インディは2人が店に入ったときから気がついていた。2人はロシア人でイリーナ・スパルコの手下だった。手紙を出すように要求する。マットはナイフを出したが、2人は銃を出す。促されて店を出る途中、インディの指示で学生を殴る。殴り返され喧嘩が始まる。その間に店を抜け出し、マットはバイクを動かす。インディが後ろに乗り、駆け出す。ロシア人は車で後を追う。マーシャル大学の図書館の中を走りぬけ、故ブロディ学部長の銅像を破壊し、相手を撒く。

インディの家[]

マット

インディの家に入り、手紙の解読を始める。それはコイオマ語だった。インディは翻訳する。

「"神だけが読み取ることのできる地上のすじをたどってオレジャーナの揺りかごに行け、それは生きている死人に守られている"」―オックスリーの手紙[出典]

インディは「神だけが読み取れる」というところを気にかけ、やがてそれがナスカの地上絵のことだと気づき、スカルはナスカにあると悟る。

精神病院[]

インディはペルーに到着した後、ケチュア語を使ってオックスの行方を追う。マットはどこでその言葉を習ったのかを聞く。インディは革命家パンチョ・ビリャに誘拐されたときだといった。マットは相手にしなかったが、本当のことを言っているのだと分かった。

オックスは精神病院に入れられていた。ところがその病院にはオックスはいなかった。銃を持った男達が連れて行ったらしかった。とりあえずオックスがいた部屋に入る。壁一面に絵や文字が書いてあった。頭の長いスカルの絵、いくつもの国の言語で書かれた「リターン(戻す)」という意味の言葉だった。インディは床に巨大な絵が描いてあるのに気づき、ほうきで掃くようにいう。砂を払うとオレジャーナの墓の見取り図が現れる。

オレジャーナの墓[]

マットとインディはオレジャーナの墓に入る。骨の面を被った護衛(生きている死人)をかわしとうとうオレジャーナを発見する。そして死体の裏にはクリスタル・スカルが置かれていた。インディはオックスがスカルを見つけ、また戻した(リターン)のだと考えるが理由が分からなかった。

外に出るとジョージ・マクヘイルアントニン・ダフチェンコ、ロシア兵が待ち受けていた。頭を殴られマットとインディは気絶する。

アカトル[]

マットはアマゾンのジャングルのテントの中で目を覚ます。

そのころインディは別のテントで気のふれたオックスと再会し、クリスタル・スカルの目を見せられていた。このスカルには魔力があり、オックスはそれを見すぎて頭がおかしくなり精神病院に入れられたのだ。インディもおかしくなりかけたが持ちこたえる。だがインディとオックスの心は通じた。2人は同時に「リターン」と言ったのだった。スパルコはインディにオックスの通訳をやらせようとする。インディは断った。

インディに通訳させるための人質としてスパルコはマットに剣を向ける。だがマットは動じなかった。そこでスパルコは捕まっていたマリオンを出す。インディは驚くばかりだった。スパルコはマリオンに銃を向ける。やむなくインディはオックスの解読を始める。オックスは無意識に絵を書いていた。インディはオックスの書いた絵を解読する。遂にアカトルの場所を探し当てる。その瞬間マットはテーブルをひっくり返し、マリオンとオックスを連れて逃走する。インディも後に続く。

途中で砂嘴にはまりインディとマリオンが動けなくなる。マットはすぐさま駆け出す。数十秒後マットはヘビを掴んで戻る。それでマリオンを救い出し、インディにも投げる。インディは嫌悪感をあらわにしたがやがて掴んであがってくる。そのときいなくなっていたオックスが戻り、後ろにはロシア兵がいた。オックスが助けと勘違いして呼んできたのだ。

Mutt_promo2.jpg

南アメリカでのマット

翌日、ジャングル・カッターで森を切り裂きながら、腕を縛られて進む。そのときにマリオンはマットとインディに真実を打ち明ける。インディの息子がマットだったということだった。インディは脱出することを優先させ、トラックを奪う。スパルコとのカーチェイスを繰り広げる。マットは車から投げ出されたが、木の蔓に掴まる。それを飛び移って車を追う(マックは二重スパイだと弁明して仲間に加わる)。

マットはスパルコの車に猿と共に飛び乗り、スカルを奪う。インディの車に戻る。インディの注意がそれたとき車が宙を飛び砂の山にぶつかる。それは軍隊アリの巣だった。一行は川に向かう。ダフチェンコを倒すと滝を越えアカトルの古代遺跡に入る。

神殿の中心部には13人のクリスタルの骸骨が座っていた。内ひとつの頭が欠けていた。オックスがクリスタル・スカルをその体に戻そうと思ったとき再び問題が生じる。マックがインディらに銃を向けたのだ。2重スパイは嘘だったと言う。スパルコとロシア人兵士が部屋に入りオックスからスカルを取り上げる。水晶でできた頭は戻るべき場所に戻った。オックスは正気に戻りスパルコはクリスタルの異次元人たちに知識がほしいと願った。異次元人たちは受け入れスパルコにすべてを教え始める。

部屋から逃げ出した一行は外に出ようとするが、散らばった宝を集めるマックをインディが呼ぶ。マックがインディのほうに向かい始めたときに神殿が揺れマックが転ぶ。見えない力で闇に引き込まれそうになったマックの手首にインディがムチを絡める。しかし、マックはインディまで危険にさらすことになるため自らムチを解きもういいと言い残し、笑顔で闇に消える。

異次元人たちの肉体が戻り1つになった。彼は知識を剣の様に使いスパルコを殺した。遺跡は崩れ異次元人は宇宙と宇宙の間に飛び去った。

先に神殿を逃れたマット、インディ、マリオン、オックスは無事にアメリカに帰ることに成功する。

アメリカではインディとマリオンの結婚式が行われた。マットはインディのフェドーラ帽を被ろうとするが、インディは素早くそれをひったくり、自分の頭に載せた。

人物[]

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国のインディアナ・ジョーンズの相棒役。アウトローな青年。当時のアメリカの若者らしく、バイクにまたがり、髪をポマードで撫で付け、フォールディングナイフを持っている。


脚注[]

  1. オックスリーはインディがいなくなったことに腹を立て、連絡を絶った。
  2. ヘンリー・ジョーンズ1世はすでに世を去っていたため、インディがシニア、マットがジュニアと呼ばれる。
  3. だが、初めて会ったとき、教授と呼んでいることからマットはインディの職業は知らなかったと思われる。
  4. 名はマリオンだが、あだ名はメアリー、またはマリー。

登場作品[]

  • インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

外部リンク[]

  • IMDb_favicon.pngマット・ウィリアムズ at the Internet Movie Database (英語)


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