リクレイマー

リクレイマー(ラテン語名：Homo Sapiens Augeous（強化された人類、超人類の意）[1])とは、どのような経緯であれヘイローの機能を管理している者である。リクレイマーはヘイロー起動の鍵となる「インデックス」を回収し、ヘイローアレイを起動させる使命を持つ。

リクレイマーの資格[]

フォアランナーが作ったリクレイマーを表す記号。この記号はマラソンのロゴでもある。

リクレイマーにどのような資格が必要かは明らかになっていない。人類だけがリクレイマーとなる資格をもち、それは脳に損傷をうけていない全ての人類が対象のようである。ゲームをはじめ様々なヘイロー作品群でこの単語が出てくるが、その定義のようなものは明らかになっていない。

初めてこの単語を口にしたのはHalo: Contact Harvestに出てくるメンディカント・バイアスである。ルミナリーによるコヴナントの誤訳を修正すると、メンディカント・バイアスはこの単語を、全てではないかもしれないが、ハーベストに入植していた人類に対して使っていたようだ。また、メンディカント・バイアスは自分を創ったのは人類であると主張しており、それはHalo 3で343 ギルティスパークがマスターチーフに対し”あなたは私の創造主たちの子供であり、全てを相続する権利があります。あなたがリクレイマーなのです。”と語っていたことからも裏付けられる。

次にこの単語が出てくるのはHalo: The Floodで343 ギルティスパークがマービン・モブト二等軍曹に呼びかける場面である。そして彼が死亡すると、343 ギルティスパークはマスターチーフに対してリクレイマーと呼ぶようになった。そして2401 ペネテントタンジェントも同様にマスターチーフを見ると即座にリクレイマーとして認識していた。マスターチーフの他にジョンソン上級曹長やミランダ・キース中佐もリクレイマーと呼ばれており、343 ギルティスパークはマスターチーフに対してするのと同様にこの二人にも敬意をもって接している。また、アンダース教授は悔恨の預言者よりも容易にフォアランナーの遺跡にアクセスする事ができ[2]、彼女もまたリクレイマーであるかもしれない。

どの様な者がリクレイマーと呼ばれないのかを考えるのも重要だ。全てのコヴナント達は侵入者と見なされており、彼らはヘイローやアークにあるフォアランナーの兵器を全て利用する事はできない。これはHalo 3において、真実の預言者がジョンソン上級曹長にアークの起動を強いている事から分かる。

またHalo: Ghosts of Onyxでは、センチネルはオニキスにいる人類をリクレイマーとして認識していない。しかしこれは、モニターが近くにいないセンチネルは極めて限定的な知能しか持っていないため、と考える事も可能ではある。これは、ヘイローの施設を管理しているモニターが、付近のセンチネルに友好的なものとそうでないものを判断する情報を送っているという考えに基づくものである。

更に、オニキスにおいてセンチネルが初めて認識した人類がスパルタンIIIのアッシュ-G099であった事も重要である。スパルタンIIIは全て、脳の前頭葉に刺激を与え闘争本能を増強する違法ドラッグ・カクテルを接種している。この事が原因でセンチネルは彼を人間やリクレイマー以外の何者かであると判断したのかもしれない。（後にアッシュ-G099が語った事によると、センチネルは”リクレイマー以外に再分類、先住民の亜種と判断。”と言っていたようである[3]。）そしてセンチネルはそれ以降、オニキスにいる人類をすべて同じカテゴリーに分類した可能性がある。またこの「再分類」は、アッシュ-G099がセンチネルからの問いかけに対し適切な応答をしなかった事が原因とも考えられるだろう。更にセンチネルはアッシュ-G099に対し、感染の可能性あり、とも言っている。オニキスは高いセキュリティ体制がとられている事もあり、これらの要因が重なった結果、センチネルが人類に敵対行動をとったのだろう。

また、343 ギルティスパークは複数の人間をリクレイマーと呼んでいるが、それらを別々ではなく同一の存在と認識してる可能性がある。アルファ・ヘイローにて、ヘイローの真の目的を知り驚愕するマスターチーフに対し、343 ギルティスパークは”知っていたはずだ。違いますか？この危機を回避するためにシステム起動を一緒に行ってきたではありませんか。なぜ今になって躊躇するのです。”と語っている[4]。これは会話を行っているリクレイマーがマスターチーフではなく、10万年前にこの施設を作りそして起動したフォアランナー（恐らくはダイダクトであろう。）であると考えれば辻褄が合うのではないだろうか。

トリビア[]

• リクレイマーを表す記号は、ヘイローシリーズを作ったBungie社の過去の作品「マラソン」にも登場する。また、Halo 3でフォアランナーの記録を閲覧できる「ターミナル」が出てくるが、これを全て見た際に解除される実績は「マラソン　マン」である。

• Halo 3の「ターミナル」で、メンディカント・バイアスはプレイヤー（マスターチーフ）を「リクレイマー」と呼んでいる。

• Halo: Combat EvolvedとHalo 3に出てくるモニターは、目にあたる部分にリクレイマーの記号が刻印されている。

• Halo 3では仲間であるエリートはプレイヤー（マスターチーフ）を主に「悪魔｣と呼ぶが、中には｢リクレイマー｣と呼ぶものもいる。なぜ「悪魔」ではなく「リクレイマー」と呼ぶのかは不明である。ファンの中にはエリート達が預言者の欺瞞と、マスターチーフのこれまでの活躍を聞いた結果である、と推測している者がいる。

情報源、脚注[]

1. ↑Bestiarum
2. ↑Halo Wars
3. ↑Halo: Ghosts of Onyx page 133
4. ↑ Halo: Combat Evolved,

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