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謎の惑星を航行するUNSC インフィニティと謎の船
UNSC インフィニティ(UNSC Infinity)(船体分類番号 INF-101) はUNSC海軍に属する艦船で、コヴナント戦争終結後の2553年に確認された。[2]インフィニティは、コヴナントとフォアランナーの技術を駆使して建造された艦船である。[3]艦載AIは2553年~2557年までがAine、2558年以降ローランドである。
インフィニティはエリザベス・サーク中将、オスカー・グレイソン中佐、ダナ・ウルフ博士、佐田の阿国博士らが中核となって行われていたProject: OUROBOROSの一環として建造されていた。この船は戦争が最悪の状態に陥った際、人類を存続させるための移民船となることを目的として建造された。
当艦は2544年より、太陽系外部のオールド雲にて建造を開始した。
建造中、ONIはコヴナントに、その存在を隠し通していた。その為に建造に携わっていた人員全てをオールド・クラウドに恒久配置し、通信すらも遮断していたほどである。インフィニティの目的としては、地球が失われた際に人類の最終兵器として、コヴナントを打ち負かすことにあったとされる。
しかし、ONIにはインフィニティを維持するだけの予算が無かった。建造するために使われた費用が膨大であったためである。コヴナントだけでなく、UNSCにすら隠されていたはずのインフィニティではあったが、UNSC海軍内部には何人か存在を知っていた人物が居た。サイード・シャフィク少将はその一人である。
この艦は、フォアランナー由来の技術を利用している。それは主に推進用エンジンとスリップスペース関係の航法支援用である。この技術の存在は、艦の完成に大きく寄与したとされる。艦の開発には7体のハラゴック(エンジニア)も関与していた。彼らの協力によって船の就役前にアップグレードを行うことができた。この際行われた改良にはより正確なスリップスペース航法システム、スリップスペース内においても通信可能な通信システムなどが含まれている。これらの変更によって、インフィニティの配備までにかかる時間が長引くものとされた。
やがて、船の指揮官としてアンドリュー・デル・リオが就任した。この時、スパルタンIVの部隊も配属された。
艦そのものは工事中であった。しかし、Ilsa Zane率いる反乱分子によって占拠される事件が発生した。この際、スパルタン指揮官サラ・パーマーらの活躍で船は奪還された。
2553年3月22日、インフィニティは就役した。
就航後、すぐにサンヘイリ内乱によってサンヘリオスで戦闘が始まったとき出撃し、ゼル・ヴァダム陣営に就いた。インフィニティは支援攻撃を行い、反ゼル・ヴァダム陣営に多大なる損害を与えた。
戦争終戦より4年後、2557年、インフィニティは正式にUNSC海軍に配備された。最初の任務としての一つが、残りのHaloの調査であった。人類が後々にそれらを停止させられるようにするためである。Installation 03からコンポーザーを採掘し、イヴァノフ研究ステーションに輸送中、レクイエムに通じる一連の座標を受け取った。
接近途中、UNSC Forward Unto Dawnから発せられたProtocol 117-Alpha, の信号を受信。[5]惑星に到着と同時にFLEETCOMに状況を報告し、フォワード・オントゥ・ドーンの生存者2名との連絡を試みた。しかし、直後に船の制御をダイダクトに奪われて惑星地上部に不時着。プロメシアンとジュール・ムダマ率いるコヴナント残党軍の攻撃を受ける。
不時着直後に艦内への敵の侵入を一時的に許すが、直ぐに撃退し艦内から敵を一掃、艦の動力と防衛システムを復旧した。 その後レクイエムから脱出するための障害となっていたレクイエムの防衛システムの一部を地上部隊を持って攻撃させ、脱出路を確保した。この戦闘後にマスターチーフは船から離脱。インフィニティはレクイエムを離脱後、ダイダクトを無視してカリーナステーションに向けて進路をとった物と推定される。
レクイエムでの戦闘後、無事地球に帰還した際に艦長がアンドリュー・デル・リオ大佐からトーマス・ラスキー大佐に交代させられた。 マスターチーフを見捨てた事が原因であった。 レクイエムで再び蘇ったダイダクトが地球に侵攻。マスターチーフがブロードソードにHAVOK核弾頭を搭載してダイダクト艦内部への侵入を試みた。この際、ダコタ戦闘集団や軌道防衛グリットと共にダイダクトの艦に応戦、2発のMACガンを撃ち込み艦とコンポーサーの破壊を援護した。
フェニックス事件によって街が壊滅してから6ヶ月がたった頃、再びインフィニティは惑星レクイエムに向けて出撃した。目的はレクイエムに調査基地を設営、惑星を調査することにあった。
新入りのスパルタンIVチームを加えたインフィニティは、レクイエム軌道上に展開するジュール・ムダマ率いるストーム艦隊を艦載していたストライデント級フリゲートと共に殲滅した。
軌道上のストーム艦隊を制圧した頃、フォアランナーの遺物が進攻した地上軍によって搬入された。遺物が突然艦内で動作しEMPパルスを放出、艦の動力を喪失させられ再びレクイエムに引き込まれそうになるがEMP効果が停止したことにより動力は復旧、惑星に引き込まれる寸前で動力を再起動して安全距離に移行する。
プラウラーからハルゼイ博士が移送され、艦内に置かれた異物の調査と動力部の調査を依頼するが、とんでもない事実を知らされることになった。『レクイエムを調べるはずが、逆に調べられている』彼女のこの言葉がそれを知らせていた。
後に最悪な事態を迎えた。インフィニティ艦内にストームとプロメシアンが侵入し再び艦内が戦場になった。ラスキーは艦のレクイエム軌道上からの退避を命じたが、先に搬入された遺物が原因でスリップスペースの楔が形成され、脱出は不可能だった。艦に侵入した敵は殆どがスパルタン部隊、海兵隊が制圧したが、局地的な強襲を受けハルゼイ博士が誘拐された。
そして事態は更に急変する。レクイエムに侵入したストームのリーダー、ジュール・ムダマが探し求めていた物を確保し、レクイエムの軌道を変更する細工をして、レクイエムから脱出したのである。インフィニティでは変化した軌道の最終通過予想地点を弾き出したが、最悪なものだった。このままでは星系の太陽に激突し、インフィニティ諸共吹き飛ぶことが明らかとなった。
インフィニティは惑星に展開するスパルタン2個中隊に楔を形成する二つの物体を停止するための最終作戦を命じ、脱出を図る。レクイエムが太陽に衝突する直前に作戦は成功、艦はレクイエムから脱出した。脱出の混乱で若干の軽傷者が出たが船は無事だった。
インフィニティのレクイエム脱出後、テレンス・フッド卿とゼル・ヴァダミー両名を含む代表団をEalen IVに護衛する任務を請け負った。ラスキーが地上に降りるため、この間の船の指揮はブラッドリーが代行した。だが、会議はVata 'Gajat率いる一団の待ち伏せ攻撃により失敗した。彼らは通信をかく乱し、インフィニティの介入を阻止しながら代表団を始末しようとしていたのであった。しかし、スパルタンらの行動で通信かく乱装置は破壊され、代表団はインフィニティに収容され無事であった。だが、この作戦でファイアチームベイリーのデマルコが犠牲となった。
事件の直後、フッド卿とラスキー大佐らは内部情報源について調査を開始した。ラスキーは待ち伏せを行った敵集団に関する調査を行う間、フッド卿はインフィニティを率いて遺棄された船を調べていた。この船は罠で、自爆準備を整えていた。船からはUNSC スピリット オブ ファイアの所在に関する手掛かりがもたらされた。フッド卿は連中の罠にはまり、連中が待ち伏せていた場所にインフィニティを突入させてしまう。コヴナントのステーションに乗り込んだサラ・パーマ率いるマジェスティックによってインフィニティは救われた。
Main Article: Battle of Ven IIIOth Lodon待ち伏せより2か月後、インフィニティは修理され、新たな任務を命じられた。ONIの命令でVen IIIに2名のスパルタンを送り込み、ジャッカル海賊の拠点を探し出し、生物兵器を発見した。スパルタンが捕らわれると、ラスキー大佐は地上部隊を送り込み、彼らを救出すると共にインフィニティを支援のために急行させた。宇宙と地上双方での激戦の末に海賊団は壊滅させられた。
ジュール・ムダマ率いるコヴナント残党軍との小競り合いが続く中、ハルゼイ博士がヤヌスキーの半分を回収した事から、ONIはOperation: ATHENAの発動を決定。Breath of Annihilationにサラ・パーマー率いる一部隊が潜入した後にインフィニティを呼び出す計画であったが、実行不能となったために現場の部隊だけで対応を余儀なくされ、コヴナントにレコードの支配権を与えないようにして、無事脱出した。
2558年10月17日までにインフィニティは修理の為に地球に帰還する。この際に船体や兵装の一部が2番艦UNSC ''Eternity''用の物に交換される。
この間、インフィニティは複数の戦闘や事件において移動基地として機能した。カムチャッカにおける戦闘や、ブルーチームによるArgent Moonの強襲においてはインフィニティと直接連絡していた。また、サンヘリオスにも配備され、ファイアチーム・オシリスとサラ・パーマー、ハルゼイ博士らを惑星に配置する。
ガーディアンが解き放たれた時、インフィニティはまだウルス星系に展開していた。サンヘリオスに2体目のガーディアンが姿を見せた時、インフィニティは直ちに地球に帰還した。地球軌道上にもガーディアンが現れた為に、再び緊急脱出を余儀なくされる。インフィニティはガーディアンのEMP放出直前に何とか地球より逃れた。サンヘリオスのハルゼイ博士より連絡があるまでランダムジャンプを開始した。その後、インフィニティはハルゼイ、パーマー、オシリス、ブルーチームを収容するために15分程展開する予定であった。
地球脱出より暫くして、UNSC セントリー オブ エルモロより救難信号を受信する。ローランドはインフィニティが向かっていることを告げた。
UNSC インフィニティはInstallation 07(ゼータヘイロー)に到着するが、現地でAtriox率いるBanishedの大艦隊による奇襲を受けた。インフィニティは戦闘によって重大な損害を被り、アトリオックス率いる部隊が艦内に侵入。大型格納庫でUNSCと交戦する。ジョン117はアトリオックスと戦うも敗北、宇宙空間に放り出される。ラスキーは脱出艇で艦より脱出するが、インフィニティの現状や所在などは不明である。
数か月後にジョン117がEcho216に回収された時、UNSCの敗北を明らかにした。この戦闘でインフィニティは破壊され、乗員7,150名中1,986名が失われた。
ゼータヘイローにはUNSCが幾つかの前哨基地を築いていたが、最終的にほとんどの兵力がBanishedに圧倒されて壊滅。ジョン117が地上に降り立った時にはごく少数の兵力しか生存していなかった。スパルタンチームも何とかヘイローに降り立つが、追い詰められ、殆どの者が失われるか捕らえられてしまった。
主砲は4基のCR-03 シリーズ8 MACガンである。
艦にはアーチャーミサイルポッド(350基)、レイピアミサイルポッド(250基)、ハウラーミサイルポッド(500基)の三種類合計1100基のミサイルポッドを装備している。合計装填数は25900発にもなる(アーチャー計8400発、レイピア計7500発、ハウラー計10000発)。ポッド数、種類、合計装填数、どれを取っても他のUNSC艦艇を凌駕する。
対戦闘機や対上陸用舟艇への近接防護火器システムとして830基のM965 70㎜ PDSを装備している。また、地上軍への近接航空支援にも使われるかもしれない。
その他、艦上部のデッキにMark 2488 MACを装備していた。ただしこのMack 2488 MACはスペックシートには存在しない。
UNSCの他の艦艇やスピリット・オブ・ファイアのような従来型のUNSC艦とはデザインが大きく変わっている。 目立つ物だと船外活動が想定されているような設計の露出した外部デッキがある。これらの各デッキには複数のM965 PDSやミサイルポッド、一門のMark 2488 MACが搭載されている。なお、このMark 2488 MACはコンピューターないし艦載AIに制御される。またこのデッキは大型メンテナンス用区画によって地上兵器が格納されたハンガーに直結している。
艦底部にはストライデント級フリゲート専用の大型ハンガーが存在する。これは艦ごとの個別のハンガーではなくハッチが分割されているだけの一つの大型ハンガーであるようだ。ハンガー内部には2列×5列の計10隻が艦首側を下に垂直に搭載される。
艦には895のデッキが存在した。
また、艦を覆うシールドは極めて強力らしくRCS級装甲巡洋艦に側面から衝突して自艦は無傷だがRCS級は轟沈していた。
2553年からアンドリュー・デル・リオ大佐がインフィニティの艦長として就任していた。
後に2557年からトーマス・ラスキー大佐が艦長となっている。
乗員は1万7000名で、戦闘要員の海兵隊員やODST、スパルタンIVもいれば技術者、艦艇を操作するための要員もいた。彼らは人類の中で"優れた兵士"達であったと見られる。
ONIとUNSCはこの艦をコヴナントに対する切り札として使う予定であったようだ。 2552年末に地球が本格的に侵略され始めた段階で、地球が陥落した場合に備えての作戦を計画していた。
しかし、その計画は2553年の停戦と共に必要では無くなった。艦はスパルタンIVたちのトレーニング施設としても使用される。 サンヘリオスの反乱が初の実戦参加である。
2557年時点でのインフィニティの任務は、インストレーション05やインストレーション03、ほかに存在するヘイローアレイなどのフォアランナー施設の発見と、調査基地の設営にあった。 03と05の調査は進み、03には調査基地を軌道上に造営するまでに至っていた。
海軍要員
海兵隊
インフィニティ科学班
スパルタンIV
戦闘部隊
以前のクルー
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