ルターの改革とカトリック教会

ルターは、はじめ修道士となり、カトリック教会に属していた。

 

ルターは、カトリック勢力の、一般には知られていない様々の活動を知るに及び、密かに活動を開始したものである。
カトリック教会の中枢や上層には、實際には婦女子が多く存在していることも、ルターは把握したものである。

 

カトリック教会のネガティブな内容の書かれた紙を密かに擴散しようとする。
しかし、自分の行動をカトリック教会サイドが何故か把握しているとルターはすぐに認識する。

また、カトリック教会関係者から、「(活動内容)をしていないか？」といった忠告を受けるが、ルターはとぼけてみせる。

カトリック勢力は、ルターの親族の婦女子に対して悪質な行動をとったことをルターは認識する。
そして、ルターはカトリック教会の影響力の源泉と考えた、カトリックの聖書の影響を削ぐことを決意する。
旧来の聖書の内容のうち、良い内容を残し、良い内容を加え、新しい聖書を作成している。

カトリック中枢は、ルターの動きを探っており、ルターの新しい聖書をユダヤ系の女を近づけて入手することに成功している。
(当時のカトリック中枢はユダヤ系勢力、または近縁であったと考えられる。)
カトリック中枢は、ルターの作成した聖書が「本物の聖書」として影響を擴大することを警戒した模様である。
ルターは「新しい聖書」の普及を図るが、入手しようとする者は(カトリック中枢に近い)ユダヤの女以外は少なかったものである。
多くの民衆は、カトリック教会に敵対する活動に関して、近づこうとしなかった様である。

ドイツの支配勢力は、ドイツ圏でまで好き勝手をするカトリック教会勢力を苦々しく感覚していたものである。
ルターの彈劾状によって、ヨーロッパの良家の子女が修道女として集められ、カトリック教会に握られていることが明らかになる。
ドイツのある支配勢力は、ルターの彈劾状の内容を知るに及び、カトリック勢力でなく、ルターの勢力に身を翻している。
そして、ドイツの他の支配勢力も、彈劾状の内容を知ってルター勢力に転じている。

ルターは、ドイツの勢力を訪れ、歓迎の様な雰囲気であったが、ルターが「聖書です」と差し出しても領主は興味を示さなかった。
ドイツの支配勢力にとっては、カトリック教会への対抗が重要であり、聖書を「ドイツ的でない」とみなしていた様である。