ドラゴンランス_夏の炎の竜

ページ名:ドラゴンランス_夏の炎の竜

『ドラゴンランス 夏の炎の竜』は、トレイシー・ヒックマンマーガレット・ワイスが執筆したドラゴンランスシリーズの作品。『ドラゴンランス』から続いた<絶望の時代>に終止符を打つ作品で、この作品までの世界を第4紀と呼ぶ。

目次

書籍

英語版

Dragons of Summer Flame (November 1996) ISBN 0-7869-2708-9

邦訳版

夏の炎の竜

  1. 上巻(初版・2003年10月3日)ISBN 4-7577-1580-3 アスキー/エンターブレイン 1800円+税
  2. 中巻(初版・2003年12月31日)ISBN 4-7577-1669-9 アスキー/エンターブレイン 1850円+税
  3. 下巻(初版・2004年4月7日)ISBN 4-7577-1801-2 アスキー/エンターブレイン 1980円+税

翻訳は全て安田均

あらすじ

ドラゴンランス戦争から約25年。戦いに勝利した善の勢力は平和にだらけきり、分裂を始める中、<暗黒の女王>タキシスを奉じる闇の軍勢が勢力を盛り返し、かつて無い強力な軍隊となってアンサロン大陸に侵攻を開始する。そんな中、地図にもない忘れられた島で、世界の根幹を揺るがす大事件が起こる。世界に巻き起こる異常現象は激しさを増し、滅亡へ向かう中、全ての種族や勢力、そして、神々までもが参戦する壮大な戦いが始まる。

主な登場人物

パリン・マジェーレ (Palin Majere)キャラモンとティカの三男だが、叔父のレイストリンから魔法の才を受け継ぎ、白ローブの魔術師となる。レイストリンの持ち物だったマギウスの杖を持ち歩くが、まだ魔法使いとしては未熟。スティール・ブライトブレイド (Steel Brightblade)ソラムニア騎士スターム・ブライトブレイドとドラゴン卿キティアラの息子。暗黒騎士団で<暗黒の女王>タキシスに使えるが、父親と同じく高潔で騎士道を重んじる騎士。ウーシャ (Usha)金色の髪と目を持つ美しい少女。イルダの中で育つが、パランサスへ旅立つ。金色の瞳を持っているので「レイストリンの娘」と呼ばれている。レイストリン・マジェーレ (Raistlin Majere)人間。キャラモンの双子の弟。史上最強の魔術師と呼ばれたが、タキシスとの戦いに破れる。奈落にて殺されては生き返らされるという拷問を永遠に受け続けていると、人々は噂する。キャラモン・マジェーレ (Caramon Majere)人間。レイストリンの双子の兄。普通の人の2倍は有ろうかという大男で、かつては屈強な戦士だった。現在は第一線を退き、ティカと共に憩いの我が家亭を切り盛りする。3人の息子と2人の娘がいる。タッスルホッフ・バーフット (Tasslehoff Burrfoot)ケンダー。いたずら好きかつ、非常に好奇心旺盛でちょこまか動き回る。しばしば好奇心から、他人の持ち物を“少し借りて”しまう。アリアカン(Ariakan)タキシス暗黒騎士団を統べる男。父はドラゴン卿・アリアカスで、母は海の女神ゼボイムと言われる。ドラゴンランス戦争でソラムニア騎士団の捕虜となるが、そのときの体験を元にタキシス騎士団を編成、悪の勢力ながら名誉と規律を重んじる軍勢を率いる。自身も高潔な男。ダラマール (Dalamar)故郷のシルヴァネスティを追放された黒エルフ。レイストリン亡き後の上位魔法の塔の主。枢密会議では黒ローブの長。クリサニア (Crysania)パラダインの僧侶で、教団の最高指導者。失明しており、虎を盲導犬代わりに連れている。タニス・ハーフ=エルヴン (Tanis Half-Elven)本名タンサラス。ハーフエルフ。幼少時はエルフたちの間で育ったが、出自のせいで疎んじられ、長じて森を出奔した。純血のエルフには決して生えない髭を生やしているのはコンプレックスの現れである。竜槍戦争後、幼なじみでクオリネスティ・エルフの王女ローラナと結婚。2人の間には息子のギルサスがいる。ダウガン・レッドハンマードワーフ。ギャンブルに目が無く、口癖は「賭けるか?(Wanna Bet?)」。

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