象印海賊版ドラミちゃん

象印版ドラミ表紙

機器貓小叮鈴（象印海賊版ドラミちゃん）は象印出版社が台湾で海賊版全盛期に刊行した単行本。

内容は、TP長官指示によりのび太たちの元を離れねばならなくなってしまったドラミが、別の少年の家に居候するというもの。同じくドラミを主人公にした漫画としては、いそほゆうすけ版『ドラミちゃん』（1990年）より5年早い。

『ドラえもん』の世界を飛び出したドラミは『ドビンソン漂流記』の世界に居候を始め、ドラえもんと連絡を取ろうにも取れないもどかしい日々が続く……かと思いきや、第2巻の最終話では『宙犬トッピ』の世界になっており、満を持してドラミは元の世界に帰った……はずが、第4巻では『ウメ星デンカ』の世界に居候する始末。厚かましくも、ウメ星建国記念日ならぬ「タイムトンネル開通記念日」を制定している。

表紙に明記されている作画担当者は鄭文旭。

第1巻[]

1985年9月発行。

• 小叮鈴再見（象印オリジナル。和訳例「さようならドラミちゃん」）
• 空中游泳（『ドビンソン漂流記』「空中遊泳は快適だねー」のドラミ化）
• 任意拉鏈（『ドビンソン漂流記』「『次元チャック』で挑戦」のドラミ化）
• 小叮噹百科（『ドラえもん百科』第1巻収録「ドラミちゃん秘密百科」）

第2巻[]

1985年10月発行。

• 透明人（『ドビンソン漂流記』「イタズラ透明人間」のドラミ化）
• 時光照相機（『ドビンソン漂流記』「『次元カメラ』はなんでもバッチリ」のドラミ化）
• 電視風雲錄（『ドビンソン漂流記』「横丁チャンネル大混戦」のドラミ化）
• 初逢敵手（『ドラえもんとQ太郎』第1巻収録）
• 發財夢（『宙犬トッピ』「反重力チップで空の旅」のドラミ化）
• 小叮鈴回家（『宙犬トッピ』「トッピ、星へ帰る」のドラミ化）
• 小叮鈴大圖解（『ドラえもん百科』第2巻収録「ドラミちゃん秘密ブック」）

第3巻[]

詳細不明。

第4巻[]

1986年4月発行。

• 非洲之旅（『ウメ星デンカ』「ネコもしゃくしもアフリカへ」のドラミ化）
• 未來假日（『ウメ星デンカ』「ウメ星記念日」のドラミ化）
• 保險（『ウメ星デンカ』「アイタタ保険」のドラミ化）
• 自動服務機（『ドビンソン漂流記』「便利ロボット」のドラミ化）
• 小叮鈴專輯（『ドラえもん百科』第2巻収録「ドラミちゃんの一週間」、「ドラミちゃん質問箱」、「ドラミちゃん秘密アルバム」）
• 如果小叮鈴是弟弟？（『ドラえもん百科』第2巻収録「もしドラミちゃんが弟だったら？」）
• 好夢機（「ユメ完結チップ」）

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