ARTEX

ページ名:ARTEX
名前ARTEX
種類AI自律型ペネトレーションテストツール
組織Autumn-27(個人開発者)

概要

ARTEX(アーテックス)は、中国の開発者Autumn-27(GitHub: Autumn-27)が公開していたオープンソースのAI自律型ペネトレーションテストシステム。
LLM(大規模言語モデル)を複数のエージェントとして動かし、対象の調査・脆弱性探索・実行・記録をほぼ自動で回すツール。
技術スタックはGoバックエンド + Next.jsフロントエンド + PostgreSQL。エージェント能力はnorma SDKで提供。
主な特徴は「資産グラフ」と「探索グラフ」の二重グラフ構造、Planner(計画役)と複数のWorker(実行役)によるマルチエージェント構成、人間の承認ゲート、通信記録など。
本来は許可された範囲でのセキュリティテスト・研究用として開発されたが、設計上は攻撃にも転用しやすい。


来歴

2026年7月26日には、GitHubに初回コミット・v0.1.0公開。
2026年9月3日には、百度「Agent+」攻防能力チャレンジで優勝。
2026年9月末〜10月初旬には、韓国の金融機関(新韓銀行・KB国民銀行など複数行)を狙った攻撃で使用の痕跡が確認される。CrowdStrikeなどが報告。攻撃者は中国語話者で金銭目的の可能性が高いと分析。
2026年10月8日には、開発者Autumn-27が「ARTEX安全声明」を出し、更新停止・クローズドソース化を表明。リポジトリを非公開化。韓国事案への関与を否定し、悪用は本来の目的に反すると強く非難。
2026年10月19日頃には、GMOサイバーセキュリティ byイエラエが、日本企業を狙った不正アクセスの攻撃元インフラでARTEXの使用を確認と発表。約20社が標的で、別のAI攻撃インフラも6台発見。標的企業のうち複数社が9〜10月に情報漏えいを公表。


備考

  • ライセンスはAGPL-3.0(許可されたテスト・研究のみ使用の注記付き)。
  • 開発者は更新・サポートを打ち切り。ソースコードは各種ミラーやフォークで残っている。
  • 後に中国のセキュリティ企業スレットブック経由で商用版(ARTEX PROなど)の動きも報じられた。

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