| 名前 | バック |
|---|---|
| 別名 | 後背位、犬交位、doggy style |
| 分類 | 体位(挿入を伴う性行為) |
| 主な挿入経路 | 膣、肛門 |
概要
バックとは、受け手が四つん這い、うつ伏せ、または立った状態で腰を突き出し、与え手が後方から挿入する体位の総称。日本語では「バック」、英語圏では doggy style、rear-entry position などと呼ばれる。
挿入の角度が浅くなりやすく、子宮口や前壁(Gスポット周辺)への当たり方が対面位と異なる。与え手側からは腰の動きを制御しやすく、受け手側は顔が見えないため視覚情報が減り、触覚や音に意識が向きやすいとされる。受け手の上体の高さ(肘をつく、胸をベッドにつける、立位で前屈する等)や膝の開き具合で深さと角度が変わる。
対面位に比べ視線や表情のやり取りが少なく、支配・被支配の演出や「見られない」安心感と結びつけて語られることが多い。一方で首や腰への負荷、挿入の深さの制御が難しい点は欠点として挙げられる。
避妊・感染症対策は他の挿入を伴う体位と同様で、体位そのものがリスクを下げるわけではない。肛門への挿入(アナルバック)の場合は、潤滑と衛生、膣との使い分けが別に必要になる。
来歴
後方からの性交そのものは、人類に限らず多くの哺乳類で観察される姿勢であり、特定の文化の発明ではない。美術・文学上の描写は古代から散見される。
古代ローマの風刺詩やポンペイの壁画には後背位と解釈される図が残る。インドの『カーマ・スートラ』にも、女性が四つん這いになる体位が複数挙げられている。日本では春画に四つん這いや後ろからの挿入が繰り返し描かれ、江戸時代の艶本でも定番の構図の一つだった。
現代日本語の「バック」は、英語の back に由来する俗称として戦後以降に広まった呼び方とされる。アダルトビデオや同人用語では「正常位」「騎乗位」と並ぶ基本体位として定着し、受け手の上体の角度や手の位置で「寝バック」「立ちバック」「腕押さえバック」など下位分類されることが多い。
関連する体位
- 寝バック(受け手がうつ伏せで腰だけ上げる)
- 立ちバック
- 座位の後ろからの挿入(背面座位)
注意
腰を大きく反らせたまま強い突きを続けると、受け手の腰椎や与え手の膝に負担がかかる。痛みが出た場合は角度と速度を変えるのが一般的な対処とされる。
