| 名前 | 任意整理(にんいせいり) |
|---|---|
| 別名 | 任意和解、債務整理(任意整理手続) |
| 英語 | Voluntary Debt Settlement |
概要
任意整理とは、裁判所を介さずに債権者(消費者金融・銀行・カード会社など)と直接交渉して、借金の返済条件を見直す債務整理手続の一つです。主に将来利息のカットや分割回数の延長(通常3〜5年)を合意し、月々の返済負担を軽減します。
法的手続ではなく私的和解のため、柔軟性が高く、対象とする債権者を選べる点が特徴です。弁護士や司法書士に依頼して交渉を代行するのが一般的です。
来歴
任意整理という名称・手法は、2000年代以降に多重債務問題が社会的に注目される中で広く知られるようになりました。
利息制限法を超えるグレーゾーン金利が問題視された背景があり、過払い金返還請求と合わせて利用されるケースが多いです。
2010年代以降、貸金業法の改正によりグレーゾーン金利が撤廃されたため、現在は主に「将来利息のカット」と「分割返済の合意」が中心となっています。
2020年代現在も、自己破産や個人再生に比べて手続きが簡易で周囲に知られにくい点から、比較的利用しやすい債務整理方法として定着しています。
手続の流れ
- 債権者から取引履歴を取り寄せる
- 利息制限法に基づく引き直し計算を行う(過払い金の有無も確認)
- 弁護士が各債権者に対して和解案を提示
- 和解成立後、合意内容通りに返済を開始
メリット
- 裁判所を通さないため手続きが比較的早い
- 対象債権者を選べる(保証人付きの借金などは外せる)
- 家族や職場に知られにくい
- 過払い金が発生していれば取り戻せる可能性がある
デメリット
- 信用情報(CIC・JICCなど)に事故情報として登録される(5年程度)
- 元本自体は基本的に減らない
- 全ての債権者が合意するとは限らない
- 一定の安定収入が必要
関連項目
参考
任意整理は個別の事情により結果が大きく異なるため、専門家(弁護士・司法書士)に相談することを強く推奨します。
