| 名前 | 三陸沖地震 |
|---|---|
| 発生日 | 三陸沖を震源とする地震の総称(主な歴史的地震は本文参照) |
| 震源地 | 日本・三陸沖(太平洋側、日本海溝付近) |
概要
三陸沖地震(さんりくおきじしん)は、東北地方の三陸海岸沖(太平洋側、日本海溝付近)を震源とする地震の総称です。この地域は太平洋プレートが北米プレートの下に沈み込む海溝型地震の発生しやすい場所で、歴史的に巨大地震やそれに伴う大津波を繰り返し引き起こしてきました。
三陸沖は「三陸津波」や「三陸地震津波」と呼ばれるほど津波被害が特徴的で、波高が数十メートルに達するケースもあり、沿岸部に甚大な被害をもたらします。気象庁の震央地名としても「三陸沖」が用いられ、主に東経143度以東の海域を指します。
主な被害要因は地震動よりも津波であり、特にリアス式海岸の三陸沿岸では津波が増幅されやすい地形です。2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)もこの地域を震源域に含む大規模連動型地震でした。
来歴(主な歴史的地震)
三陸沖および周辺海域では、古くから大地震と津波が記録されています。以下に主なものを挙げます(M7.4以上や被害の大きいものを中心に)。
869年(貞観11年) 貞観地震
M8.3〜8.6程度と推定。多賀城などで津波被害、溺死約1,000人。津波堆積物調査で巨大地震と確認。
1611年(慶長16年) 慶長三陸地震**
M8.1〜Mw8.5以上と推定。三陸沿岸で大津波(20m以上?)。
1896年(明治29年)6月15日 明治三陸地震
M8.2〜8.5。震源は岩手県釜石町東方約200km。地震動自体は比較的小さかったが、巨大津波(最大38m超)が発生。死者・行方不明者約21,959人、家屋流失・全半壊1万戸以上。三陸沿岸を中心に甚大な被害で、「津波(tsunami)」が世界的に知られるきっかけとなった地震。
1933年(昭和8年)3月3日 昭和三陸地震
M8.1〜8.4。三陸沖で発生。津波高は綾里湾で28.7mなど。死者・行方不明者約3,064人、家屋被害約1万戸。地震動被害は少なく、主に津波被害。
1968年(昭和43年)5月16日 十勝沖地震(三陸沖北部)
M7.9。青森・北海道南部・東北で被害。死者52人、津波も発生(三陸沿岸で3〜5m)。
1994年(平成6年)12月28日 三陸はるか沖地震
M7.6。青森県などで最大震度6。死者3人、負傷788人。津波も観測。
2026年3月8日頃
M6.0(三陸沖)。最大震度3。
2026年3月14日 04:55頃
M5.1(三陸沖)。最大震度3。
2026年3月26日 23:18頃
M6.4〜6.5(三陸沖、深さ約10km)。最大震度4(岩手県盛岡市など)。
以降、同日・翌日にM4.9、M4.5などの余震が発生。津波の心配はほとんどなし。
2026年3月27日 複数回
M4.9(23:37頃、最大震度1)、M4.5(01:20頃、最大震度1)、M4.9(04:56頃、最大震度1)など。
2026年4月20日 16:52〜16:53頃
三陸沖(宮古の東約100km付近)を震源とする強い地震。
その他、2011年3月9日の前震(M7.3)や、2011年東北地方太平洋沖地震(Mw9.0、本震)も三陸沖を震源域に含みます。最近では2025〜2026年にかけて三陸沖でM7クラスやM6クラスの地震が複数発生しており、北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されるケースもあります。
参考
- 気象庁・地震調査研究推進本部などの資料
