| 名前 | 北海道函館商業高等学校 |
|---|
概要
北海道函館商業高等学校（ほっかいどうはこだてしょうぎょうこうとうがっこう）は、北海道函館市にある公立の商業高等学校です。略称は「函商（かんしょう）」。1922年創立の伝統校で、商業科・情報処理科・流通経済科・会計科の4学科を設置し、ビジネス教育に特化したカリキュラムが特徴です。函館市内の商業教育の中心校として、地元企業との連携や資格取得支援が充実しており、毎年高い就職率を誇っています。校訓は「誠実・勤勉・自律」で、部活動も活発です。
来歴
1922年（大正11年）に函館市立函館高等女学校商業部として創立。戦後の学制改革で1948年に北海道函館商業高等学校となり、男女共学化。1950年に現在地（函館市千代台町）に移転しました。以降、商業教育の専門校として発展し、1980年代に情報処理科を新設、2000年代に学科改編（流通経済科・会計科）を行いました。2022年には創立100周年を迎え、記念式典や記念事業を実施。2025年現在も、地域のビジネス人材育成に貢献しています。
学科
- 商業科：簿記、マーケティング、ビジネス基礎を学ぶ。
- 情報処理科：プログラミング、情報システム、資格取得（情報処理検定など）を重視。
- 流通経済科：流通・販売、経済学、店舗実習。
- 会計科：簿記・会計専門教育、日商簿記1級合格を目指す。
全学科で検定資格（簿記、情報処理、英語、珠算など）の取得を積極的に支援。
校舎・施設
校舎は千代台町の丘陵地に位置し、函館市街や函館山を望む眺望が良い場所です。実習室（パソコン室、店舗実習室、簿記実習室）や体育館、グラウンドが整備されています。
部活動
運動部（野球、サッカー、バスケットボール、陸上など）と文化部（簿記、珠算、コンピュータ、吹奏楽など）が活発。特に簿記部や珠算部は全国大会出場実績があり、商業高校らしい強みを活かしています。
進路
卒業生の多くが地元企業（金融、流通、サービス業）や全国企業に就職。大学・短期大学・専門学校への進学も増加中。就職率はほぼ100%を維持しています。
著名の出身者
江口隆哉（ダンサー、モダンダンス指導者）※
- 永沢富士雄(元プロ野球選手)※
- 益田喜頓(俳優、コメディアン)、※中途で北海中学校（現・北海高等学校）に転学。
- 瀬川伸（歌手）※[5]
- 藤野文三郎(元プロ野球選手)※
神彰（国際芸能プロモーター、居酒屋チェーン「北の家族」創業者）※
- 宮崎郁雨（歌人、石川啄木の親友）※
- 遠藤吉三郎（藻類学者）※
- 八木隆一郎（脚本家）※
- 本田延三郎（演劇プロデューサー）※
- 東出三郎（ニッポン放送副社長、アジアビジョン会長）※
- 佐々木憲昭（日本共産党元衆議院議員）
※は函館商業学校時代の在籍者
アクセス
- 住所: 北海道函館市千代台町23-1
- 市電「千代台」停留場から徒歩約10分
- JR函館駅からバスで約15分
関連項目
- 北海道の商業高等学校
- 函館市内の高等学校
