名前 | ロシア領事館 |
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住所 | 北海道函館市元町33-14 |
概要
旧ロシア領事館(きゅうロシアりょうじかん、ロシア語: Старое русское консульство、英語: Old Russian Consulate)は、北海道函館市船見町に位置する歴史的建造物である。函館山のふもと、幸坂の急斜面に建つレンガ造りの和洋折衷建築で、日本で現存する唯一のロシア帝国による在外公館建築である。1908年(明治41年)に再建された現在の建物は、函館市の「景観形成指定建築物」に指定されており、赤レンガの外壁、白い漆喰の窓枠、青い屋根が特徴的である。かつてはロシア帝国およびソビエト連邦の領事館として使用されたが、1944年(昭和19年)に閉鎖されて以降は領事館としての役割を終え、現在は改修工事が進められ、2025年春にホテルおよびレストランとして再生される予定である。
来歴
旧ロシア領事館の歴史は、幕末期の1858年(安政5年)に遡る。この年、日露和親条約に基づき、箱館(現在の函館市元町、大工町)に日本初のロシア領事館が開設され、初代領事にヨシフ・ゴシケーヴィチが着任した。1860年(万延元年)に大工町(現・函館ハリストス正教会の敷地)に領事館が竣工し、付属の教会やロシア病院も設置された。しかし、1861年(文久元年)および1865年(慶応元年)の火災で建物が焼失し、度重なる再建が行われた。1872年(明治5年)に一旦閉鎖されたが、1906年(明治39年)に現在地(船見町)に再設置され、1908年(明治41年)の大火後の再建で現在の建物が完成した。設計はドイツ人建築家リヒャルト・ゼールによるもので、ジョサイア・コンドルやハバロフスクのヤジコフ陸軍大佐の案が却下された後に採用された。
ロシア革命後、1925年の日ソ基本条約締結によりソビエト連邦の領事館として再開されたが、太平洋戦争末期の1944年(昭和19年)に閉鎖された。戦後は外務省の管理下に置かれ、1964年(昭和39年)に函館市が購入し、「函館市立道南青年の家」として青少年宿泊研修施設に転用された。1996年(平成8年)に同施設は廃止され、長期間非公開の状態が続いた。2013年や2020年には市民団体やNPOによる一般公開が行われたが、老朽化が進んだため、2021年に名古屋市の企業「ソヴリン」に売却され、2023年3月からホテル・レストランへの改修工事が開始された。この改修では、ロシア料理を提供するレストランや日ロ交流の歴史を伝える展示が計画されており、2025年3月の開業を目指している。
2025年4月開業した。
2025年5月には、バラクッキー販売開始した。製造元:かいせい東川製造している。
2025年5月30日には、バラクッキー予想以上大人気なりバラクッキー大ヒット商品になった。その後売り上げ20万円以上大ヒットなった。