| 名前 | 魑魅魍魎 |
|---|---|
| ひらがな | ちみもうりょう |
| 種類 | 妖怪・総称 / 中国由来の精怪 |
概要
魑魅魍魎(ちみもうりょう)とは、中国古代の伝説に由来する山川の怪物や様々な妖怪の総称である。
一般的には「ありとあらゆる妖魔鬼怪」「山や川に潜む害をなす精霊たち」を意味する言葉として使われる。
元々は「魑魅」(山の怪)と「魍魎」(川や水の怪)の2つを合わせた表現だが、日本では四字熟語として多様な化け物全体を指すようになった。
魑魅を聞かれる
「右へ行くか、左へ行くか」
「これ上等よ、一番、上等」
「予言される」
「何かの予言される」
「こっちは○○○の靴」
「こっちは○○○の草履」
魑魅聞かれる例
「右へ行くか、左へ行くか」
「これ上等よ、一番、上等」
「足、その沢で洗ったんよ」
「だから沢の水は飲まない方がいい」
「こっちはハマジの靴」
「こっちはハルミの草履」
来歴
中国の古典『春秋左氏伝』(左伝)などに起源を持つ。
山林の異気(瘴気)から生まれる「魑魅」と、水や木石の精からなる「魍魎」が、人を惑わしたり害をなす存在として描かれた。
日本へは古くから伝わり、平安時代頃の文献にも登場。
江戸時代には『和漢三才図会』などで詳細な記述が見られ、妖怪文化の中で広く認知されるようになった。
現代では比喩表現としても多用され、「魑魅魍魎が跋扈する」といった形で、社会の悪人や怪しい勢力、様々な厄介事を指す言葉としても使われている。
鉢合わせ
山神様や妖怪や旅姿(笠)が会う時に逃げられない
また、鈴の音が鳴る
場合によっては、病気をさせたり、山林の消化を人を迷わせて魂を奪う
対処法(優先順位順)
1. 無視して素早く通り過ぎる 話しかけられても返事せず、目を合わせず、まっすぐ進む(または来た道を戻る)。妖怪話の定番ですが、反応すると引き込まれやすい。2. お札・護符・鈴を鳴らす 事前に山に入るならお守りや鈴(熊よけの鈴でも代用可)を持参。魑魅は鈴の音に関連するので、逆に自分の鈴を大きく鳴らして威嚇。
3. 唱える・祈る
• 「南無阿弥陀仏」や「般若心経」の一節を唱える。
• 「すだま、退散」や「山の神様、お通りください」のように軽く声に出す(敬意を示しつつ追い払う)。
5. 予言部分は真剣に聞く 「沢の水を飲まない」などの警告は実際に役立つ予知の場合があるので、後で周囲に伝える(水源汚染や危険予知として)。
遭遇を避ける予防策
•山道では一人で歩かない、日没前に下山。
•怪しい人影や鈴の音がしたら即Uターン。
•死者の名前を出されたら「知らない」と心の中で唱えて無視。
特徴・分類
魑(ち):山林の精怪。人面獣身で四足、龍に似た姿ともされる。山の神とも関連。
魅(み):万物が長年かけて吸収した精気から生まれる精霊。しばしば美しい姿で人を惑わす。
魍(もう)・魎(りょう):水辺や木石の精。幼児のような姿、または疫神的な存在とも言われる。
これらが合わさって「魑魅魍魎」となり、特定の1体の妖怪ではなく、多種多様な妖怪の集合体を表す。
関連項目
百鬼夜行
妖怪
鬼
山の神・水神
参考文献・出典
春秋左氏伝
和漢三才図会
和名類聚抄
日本妖怪関連百科事典各種
