男塾外伝 赤石剛次

ページ名:男塾外伝 赤石剛次

登録日:2021/06/04 Fri 15:02:51
更新日:2024/05/27 Mon 13:09:16NEW!
所要時間:約 15 分で読めます



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魁!!男塾 スピンオフ 赤石剛次 一文字流斬岩剣 天限羅漢武闘会 ゴラクエッグ 宮下あきら 日本文芸社 漫画 外伝 竹添裕史



一文字流…斬岩剣

この世に斬れぬものはなし…!




「男塾外伝 赤石剛次」は赤石剛次を主人公とした魁!!男塾のスピンオフ作品。
ゴラクエッグに連載された。


赤石が「男塾二・二六事件」により無期停学となってから復学するまでの過程と、一文字流の因縁が描かれている。
本作の特徴として主人公の赤石が一匹狼気味であるためか他の外伝に比べ原作に登場する人物の出番が少なく、登場するキャラクターの大部分が刀剣(あるいは刃物武器)を使用するため、一発芸的な拳法の出番も多くない。
もっともある程度の実力者は平然と氣を扱うので、遠距離斬撃はビュンビュン飛び交うが。
また、男塾作品には珍しく闘う女性キャラが重要なポジションとして登場する。


作家は竹添裕史、全5巻。



◆登場人物

■男塾関係者

赤石剛次

男塾二号生の赤石先輩。本作の主人公。
男塾を無期停学になった後に斬山寺を訪れ、自らの力に敵う刀「斬山剣」を手に入れる。
その後は自身に敵う闘いの場を求める中で、一文字流を巡る因縁に巻き込まれることになる。
男塾本編でも豪快な場面が多かったが、本作では「雪崩を斬る」「塔を斬る」「闘場ギミックを発動する前に斬る」「刀を斬る」など更に磨きがかかっている。


江戸川

男塾二号生筆頭代理。
塾長より明石を無事に男塾に連れ帰ることを託され、赤石に同行する事となる。
本作のリアクション役、兼実況役。
戦闘力はないが馬鹿力の持ち主とされており、巨大な鮫を一本釣りにするなど所々で男を見せる。
天限羅漢武闘会では冠硫双刻闘を用いた勝負で人質となり、筆頭代理の証であるドスを足で使い勝利に貢献した。
若い女の胸を揉むという約得もあった。


江田島平八

ご存知男塾塾長。
停学処分後も赤石の動向を気にしており、修羅の道に落ちぬように江戸川を同行させた。
その真意は元は一つの流派であった一文字流の因縁と向き合うことで、赤石が塾統一の必要性に気づくと期待したものであった。
その成功を確信し、最後は自ら赤石の無期停学を解くことになる。


王大人

従兄弟である珍孔明/珍大人が剛壱の人質となったことで赤石と接触し、彼を十文字へと導く。
解説役を担当しつつ赤石の治療も行い、十文寺崩壊の際には降龍天臨霹で共に脱出した。


■天限羅漢武闘会の関係者

・蔵馬豪血

長髪を後ろに撫で付けた若い男。
あらゆる格闘技の総本山「蒼龍寺」で頭角を現し、藤堂豪毅にも一目置かれている。
凶暴さ故に「蒼龍寺の荒馬」の異名を持ち、作中では既に赤石と面識を持っていた。
天限羅漢武闘会に参加し赤石と決勝で相見える事を望むが、乱入した剛壱に圧倒され斬首される。
しかしそれは珍兄弟の幻術であり、改めて十文寺で赤石と闘うが敗北。
その後は籠目六亡を倒すために赤石たちと同行し、真羅卍象大武会へと参加する。
突きの極みを追求する一閃流を破門されて、蒼龍寺の門を叩いたという過去を持つ。
それは蔵馬が時代遅れとされる一閃流で収まるには勿体ないと考えた師の計らいであり、蒼流寺で技を磨いた後再び一閃流に戻った。
しかし蔵馬が戻った時に一閃流の道場は焼かれ、師である父は殺害されていた。
それ以降、父を殺した刀である一文字兼正を持ち、父の仇を討つために旅を続けている。
父の仇である緋邑と闘い苦戦するが、仲間の力と一閃流の教えにより辛くも勝利。敵討ちを果たすことになる。
天空寺では黄土と闘い、おそらく勝利した。


【主な技】

  • 一閃貫

蒼龍寺秘奥義。
鋭い突きで氣を放ち、遠距離の相手を撃ち抜く技。
壁の穴を通して向こうの蝋燭の火を消さずに芯線だけを斬るほどの正確さを持つ。
赤石曰く実際は蒼龍寺ではなく一閃流の技であるらしい。


  • 参連貫

一閃貫を3連続で放つ技。


  • 散弾貫(ショットガン)

蒼龍寺秘奥義。
二刀流で無数の一閃貫を放つ技。
避けられない連撃により相手を蜂の巣にする。


体表細胞組織の密度を高め皮膚を硬質化させる入墨。
真羅卍象大武会で緋邑と対決することを見越して入れられた。


  • 暹氣龍魂

蒼龍寺超秘奥義。
龍の形の氣を飛ばす技。
剛壱と戦った時は未完成で両断されてしまったが、その後とある人物から極意書を渡され習得に至った。
強い閃光を放つ点が本来のものと異なっている。


  • 零閃貫

一閃流基礎動作。
丹田で練った力を絞り上げ指先一点で穿つという、一閃流が掲げる「貫徹」の信念を体現する技。
暹氣龍魂の閃光で目が眩んだ緋邑の体を貫いた。


・珍孔明/珍大人

天限羅漢武闘会の進行役を務める兄弟。
王大人の従兄弟。
決勝に乱入した赤石剛壱に重症を負わされ、江戸川と共に人質となる。
実は剛壱の目的を知って協力しており、切られた手は元々義手だった。


■十文寺関係者

・赤石剛壱

赤石剛次の兄。
容姿は弟と似ているが、髪や衣服などは黒く染まっていて、ほぼアニメ版の赤石がベースになっている。
黒い触手のような化け物じみた氣をまとう。口癖は「不合格」。
赤石には師を殺した存在とみなされており、王大人の調査では十文字幻想郷団を率いているとされた。
天限羅漢武闘会に乱入して壊滅させ、江戸川たちを人質に赤石を十文寺に招く。
一文字流の技を赤石より高いレベルで使いこなし、瞼を切って赤石の視界を奪うなど優勢に戦闘を進める。
しかし心眼剣を会得した赤石の血栓貫で心臓の裏に埋め込まれた塔の爆破装置を止められ敗北する。最後は赤石を合格と評価し、塔の爆発に巻き込まれた。その後牛殻により、剛壱は師を殺しておらず、珍兄弟は彼の目的を知り協力していたことが明かされている。
実は生き延びており、後に真羅卍象大武会の最後に力尽きた赤石一行を救出する。
かつて神愚楽に敗北して配下となり、師が殺される姿も目の当たりにしていた。
その目的は赤石を鍛えて神愚楽を倒し、一文字流をあるべき姿に戻すことであった。


【主な技】

  • 夢幻黒龍魂

一文字流秘奥義。
氣を禍々しい龍の姿に変える。
蔵馬豪血を一撃で倒した技。


  • 真空斬

一文字流秘奥義。
赤石が烈風剣で生み出した竜巻を一撃で切り裂いた。


  • 獄微塵剣

一文字流秘奥義。
赤石の微塵剣を全て防いだ上で手傷を負わせた。


  • 乱獄蓮

一文字流奥義。
氣を巨大な黒い蓮の形にし、相手を襲う技。
凝縮された気が熱を持ち、掠っただけで服が燃えるほどの炎を放つ。
ただし剛壱いわく「氣の無駄遣い」、派手で威力があるように見えるが一点にかかる力は分散されるとのこと。


・牛殻

十文寺門番長を務めるサングラスの男。洪礼明と似ている。
十文寺の塔で赤石を待ち受け、乱打聖釘闘で戦う。
千手連翔剣で赤石に傷を負わせるも、氣が充実した赤石の巨大な千手連翔剣で頭上に落下する石柱を砕かれ敗北を認めた。
その後は剛壱の真意を赤石に伝え、共に真羅卍象大武会に参加する。
驚き役の江戸川と共に行動し解説を担当することが多く、最終的には友と呼ぶ間柄となった。
実は料理長も担当しており、巨大なサメを一撃で三枚におろすなど腕は確かなもの。
一文字流の武術にも精通しており、餓者髑髏の秘密を暴き赤石に対策を教えた。


【主な技】

  • 千手連翔剣

氣を飛ばして遠距離の敵を攻撃する技。
千歩氣功拳の剣バージョンとも言える技であり、手数に頼った者がより上位の一撃に敗れる点も一緒。


  • 三枚颪

一文字流秘奥義。
剣撃を飛ばし巨大なサメを一撃で三枚におろす。


■籠目六亡

かつて大罪を犯し、牢に閉じ込められた6人の脱獄犯。
神愚楽の配下として様々な流派を襲撃し、秘伝書や極意書を収集している。
全員が圧倒的な剣術の腕を誇る凶悪な集団だが、緋邑を除く後述の3人は戦闘シーンもなく敗北し、残りの2人に至っては登場すらもしないまま終わるという無情な扱いとなった。男塾では珍しくないが。


・緋邑陽炎

籠目六亡の1人。
長く伸びる煙管と刀を武器とする飄々とした男。
蔵馬の父である一閃龍の当主を殺害した人物であり、遺体に突き刺さっていた一文字兼正は元は彼のもの。
装飾品などほしいと思ったものを相手の体ごと奪い取り、バラバラにして殺す残虐な戦法を好む。
作中で明言はされていないが腕の入れ墨を見るに孤戮闘の生還者らしく、相手の所有物を奪い生きてきたと語る。
真羅卍象大武会では準決勝の過炎旋香殺で蔵馬と闘い、激闘の末に奥義のぶつけ合いで競り勝つ。
しかし氣を使い果たした蔵馬にとどめを刺そうとしたところで、零閃貫で体を貫かれ敗北した。


【主な技】

  • 六影法師

狐仙流奥義。
特別配合した"草"を吸って煙を充満させ、相手を惑わす技。
これにより煙になって消えたり、何人にも分身したように見せかけることが出来る。
張仁の家に伝わる秘薬酒により効果が打ち消された。


  • 白妖面

狐仙流の達人だけが伝える短期決戦の技。
自ら恐怖心を操り本能を刺激することで、顔などを巡っている血液を手足に送り身体能力を高める。
体力の消耗が激しく使いすぎると戦闘不能になる諸刃の剣。


  • 狐火

狐仙流奥義。
刀で受けると炎が生じて身を焼かれる特殊な剣撃。
赤石は刀にリンか何かを塗っているのではないかと推測していた。


  • 九尾顕現

狐仙流究極奥義。
氣を巨大な金色のキツネの形で打ち出す技。
蔵馬の暹氣龍魂と正面対決し、僅差で競り勝った。


・紫雷

籠目六亡の1人。
ピエロのようなフェイスペイントをしたオカマ口調の男。
剣以外に鎖鎌のような武器を用いる。
赤石をタイプだと言い興味を示すが、緋邑が敗北した後に零の乱入により琥珀が殺害されたのを見て逃走する。
その後は天空寺で零と闘うことになったが、その後の描写はなくおそらく敗北した。


・黄土

籠目六亡の1人。
常に何かを食べているカタコト言葉の男、4つ足で移動する。
剣以外に鉤爪のような武器を用いる。
真羅卍象大武会では準決勝で赤石たちと闘う予定だったが、零の襲撃を受け紫雷と共に逃走する。
その後は天空寺で蔵馬と闘うことになったが、その後の描写はなくおそらく敗北した。


・琥珀

籠目六亡の1人。
鎧兜と面具を付けた男。
緋邑が敬語を使うなど、籠目六亡のリーダー格と見られる。
時が来れば自分が赤石の首を取ると宣言していたが、緋邑の敗北後に零に音もなくバラバラにされ死亡した。


・残りの2人

上述のように名前、性別、容姿すらも明かされないまま退場となった(赤石が籠目六亡について説明する場面にてシルエットのみ登場。1人は細身でマントかコートらしきものを身に着け、もう1人はコートらしきものを着て寝そべっており、かなり図太い性格に感じる。このことから大まかなキャラデザインはされていた模様)。結末についても明確に語られていないが、紫雷の推測通り、真羅卍象大武会の裏で零に殺害されたと思われる。


■真羅卍象大武会参加者

・赤い死神

ロシアの特殊任務部隊であるスペツナズの特に精鋭だけで構成された極秘部隊。
戦地で4000人のテロリストを5名で殲滅するといった功績で伝説となったが、消息不明となっていた。
赤石たちの初戦の相手であり、闘場に様々なトラップを仕掛けて待ち構える。
地上に居ながら赤石たちのヘリを剣術で落とすなど腕は立つのだが、蔵馬に5人まとめて相手にされ、江戸川たちが追いついた頃には既に全滅していた。
登場時の強敵感とは裏腹に、まともな対戦描写も無く敗北という(初戦の相手とはいえ)まさかのカマセ扱いで終わってしまった。


・チカチーロ

赤い死神のリーダーで、罠や重火器に頼るのは弱体者であり、自分たちが近接格闘に特化した真の軍人であると主張する。また、自分たちが楽しめる相手が真羅卍象大武会いるのか疑問と発言する等、かなりの自信家である。が、結果は蔵馬1人に部隊全員が束になっても敵わず敗北した。


・パブロフ

赤い死神の隊員で、殺気に満ちた目をした男。真空刃のような剣技で赤石たちが搭乗していたヘリを撃墜した。その他にも卍島に向かってくる大会参加者の船を同様の剣技で撃沈していた模様。それほどの使い手ではあったのだが、最期は蔵馬相手に部隊全員束になって挑むも敵わず敗北した。結果的に赤い死神の中で技を披露したのは彼だけであった。まあ、籠目六亡も技を披露したのは緋邑だけだったが。


・マッシモ

赤い死神の隊員で、特殊なゴーグルを着けた男。ヘリの墜落から脱出した赤石たちの動向を監視していた。最期は蔵馬相手に部隊全員束になって挑むも敵わず敗北した。


・その他の隊員

全身傷だらけでニット帽をかぶった巨漢と、珍妙な鉄仮面をかぶった男。名前は不明でセリフも無いまま最期は蔵馬相手に部隊全員束になって挑むも敵わず敗北した。


・瓢箪兄弟

赤石たちの2回戦の対戦相手で酒好きの二人組。
特殊な武器と地の利を生かした戦術で赤石と蔵馬を追い詰めるが、敗北する。
その後は毒ガスから自分たちを救ってくれた赤石の男気に惚れ、旅の仲間として同行することになる。
蔵馬と緋邑の勝負の際には彼らの秘薬酒が勝利の鍵となり、自分たちの体に文字を刻むことで蔵馬にヒントを伝えた。
天空寺では大量の信徒を相手に戦った。


・関武

瓢箪兄弟の一人で立派な髭を蓄えた男。
長いリーチと重さを誇る青龍偃月刀の使い手。
外見に似合わず瞬発力に長けており、一閃貫や三連貫を回避した上でのカウンターにより蔵馬を苦しめた。
しかし間合いを見誤り回避不可能な散弾貫をくらい敗北。
なおも立ち上がって戦闘を続行しようとしたがそのまま気絶し、張仁に交代させられた。


【主な技】

  • 円舞斬

雲長流奥義。
相手の攻撃を避けつつ接近して重いカウンターを食らわせる技。


・張仁

瓢箪兄弟の一人でリーゼントの男。
青竜刀の2倍の長さを誇る極めて長い武器、蛇矛の使い手。
変幻自在の軌道とリーチで赤石に手傷を負わせるが、武器のリーチが邪魔になる下方から攻められ、手刀を食らって敗北した。


【主な技】

  • 変幻蛇行

翼徳流奥義。
蛇矛の形状で相手の視覚を欺き、軌道が変わったように思わせる突き。


・その他の参加者

首にマフラーを着け、どことなく忍者(あるいはアサシン?)のような装束をしたチーム。緋邑1人相手にあっさりと全滅した。


■一文字流関係者

・神泉零

長い三編みとシャープな前髪を持つ若い女性。
一文字流創始者の一人である神泉家の末裔であり、横一文字流の継承者。
継承者の宿命として6年間地下に監禁された後に両目をくり抜かれており、現在は義眼。
地下に監禁され亡霊と呼ばれていた頃に赤石と出会い、友と呼ぶ間柄となっていた。
その際一文字流の呪縛をも斬ると宣言した赤石に、極意書の半分を渡している。
神愚楽に敗北した後は彼の配下となっていたが、真羅卍象大武会の準決勝で反旗を翻し籠目六亡の半数を殺害している。
一文字流の因縁に決着をつけるため赤石に闘いを挑み、彼を奮起させるために餓者髑髏で瓢箪兄弟と江戸川、蔵馬を操った。
反響定位による予知と凄まじいスピードで赤石を追い詰めるが、心眼に認識出来ない技である念朧剣によって敗北。一文字流の因縁を叩き切ったという赤石の言葉に涙を流した。
天空寺では紫雷と戦い、勝利したと思われる。


【主な技】

  • 黒光背

横一文字流超秘奥義。
極度に高められた気で光背を作り出す。
また、気に形を与えたものであるため光背は自由に変形が可能。
作中では巨大な2刀を携えた筋骨隆々の腕を形成し、赤石を圧倒した。
もはやスタンドである。


  • 餓者髑髏

黒光背の陰の気により周囲の怨念を餓者髑髏に変え、それを生者に憑依させることで自由に操れる傀儡子とする技。
憑依された対象は意志を失い、周囲の敵を攻撃し続ける。
その正体は歯笛で発生させた超音波による単純なマインドコントロールであり、黒光背はトリックを隠すための演出である。


  • 心眼の極み

横一文字流の継承者である神泉家に代々伝わる秘伝。
その実態は超音波による反響定位であり、歯笛による超音波で周囲の動きを把握する。
6年間を地下で過ごした継承者は盲目でありながら相手の動きを予知するように感じ取る事ができる。


・一文字神愚楽

かつて一文字流の原型を作り、縦一文字流の創始者となった一文字家の末裔。
縦一文字流は血縁ではなく当代随一の実力者が者が継承者となるため、その一族の名は表舞台から消えていた。
籠目を率いて縦一文字と横一文字を襲撃し、それぞれの奥義書を集めていた。
赤石たちの師匠を殺した張本人であり十文字幻想郷団を率いる真の首領。
自身以外はすべて偽物と断じ、赤石を排除するため一文字流総本山の天空寺で待ち受ける。
剛壱、零、赤石の師匠を倒すだけの圧倒的な実力を誇り、千手連翔剣や念朧剣といった一文字流の奥義も赤石以上の威力で使用することができる。
真の斬岩剣とされる刀を愛用し赤石の斬岩剣を打ち砕くが、封じかぶせによって隠されていた真の姿を引き出すことになってしまう。
最後は赤石と相打ち覚悟の一撃をぶつけるが、灯籠切りにより真・斬岩剣を真っ二つに切断され敗北した。


◆その他

  • 斬岩寺

万年雪に閉ざされた霊峰斬岩山の麓に立つ寺。
伝説の秘宝「斬岩剣」を受け継ぎ、剣の道を究める者たちが日々修練を積んでいる。
斬岩剣を求める赤石に氷塔百拳願の試練を課すが、豪快な手段で突破される。
その後、万年雪の雪崩に巻き込まれそうになるが、明石の猛世十戒斬で事なきを得る。
これにより赤石の実力を認め、斬岩剣を託した。


  • 氷塔百拳願

氷塔の10フロアにそれぞれ10人の敵が配置され、合計100人を一人で倒した者にのみ斬岩剣を授けるという斬岩寺の最終にして究極の修行。
マイナス50℃での戦いは挑戦者の肺の中までを凍りつかせ、塔の中は力尽きた"氷像"で埋め尽くされている。
しかし赤石の一突きで亀裂を生じ、完全に崩壊した。


  • 天限羅漢武闘会

世界各地より剣の道を究めし者だけが出場を許される、世界最強の剣士を決める大会。
内容は苛烈を極め、出場して生存するのは大会優勝者のみとされている。


  • 断崖阿弥陀殺

天限羅漢武闘会の第一の闘場。
断崖絶壁の上にトーナメント状の橋をかけ、その上で勝負を行う。
闘場には一定時間で落雷が発生しており、落下と感電死の危険がつきまとう危険な試練。
ただ1人の勝者のみが中央の落下傘を使い、麓の本戦会場に進むことが出来る。
赤石は他の参加者15人を一閃で切り捨てるが、不運にも落雷で落下傘が焼失する。
しかし一文字流奥義"烈風剣"で発生させた衝撃波の反作用で勢いを殺し、無事に着地した。


  • 岩窟菩薩八剣占

断崖を削って作られた巨大な菩薩の手のひらに刻まれた八つの文字に、用意された剣を投げつけて進むべき道を決める占い。
剣の威力が足りない場合は菩薩の目から発射される熱光線で焼き殺される。
本戦のルートを決めるために用意されたが、赤石の「釈迦不敵斬」と蔵馬の「反射魁尋剣」を受け、断崖ごと破壊された。


  • 十文寺

落差100mを超える大地の裂け目の先、地図にない秘境に存在する寺。
寺とは名ばかりで、その実態は5つの塔で構成された軍事要塞である。


  • 乱打聖釘闘

極度に熱された鉄板の上に立つ柱の上で戦う闘法。
一定時間が経つと、柱の1つに天井から凄まじい勢いで石柱が打ち付けられる。


  • 針氣電獄殺

刀一本通るか通らないかの穴が数十箇所空いた壁越しに闘う闘法。
相手への攻撃は穴を通した氣で行う事になり、壁や天井の網に少しでも触れれば高圧電流で身を焼かれて死ぬ。


  • 真羅卍象大武会

卍島で開催される、あらゆる武術を極めた者たちを集め、武の頂点を決める戦い。
衆人環視の下で一文字流300年の呪縛に決着をつけるため、神愚楽により赤石たちが招待された。
チーム制で争われ、個人3戦、タッグマッチ1戦で4勝した方が勝ちとなる。


  • 酸泉滝壁闘

強酸性を持つ熱水泉の滝で囲まれた闘場。
滝に触れれば身を焼かれ、長引けば有毒ガスにより死亡することになる。


  • 過炎旋香殺

2つの巨大な燻煙式渦巻き型の殺人剤で作られた闘場で闘う勝負。
両端に点火された闘場は有毒ガスを発しながら徐々に小さくなり、視界も悪化していく。
30分以内に決着がつかなければ奈落の底に落下するか、ガス中毒で死ぬことになる。


  • 天空寺

一文字流の総本山であり、まるで雲に浮いているかのような高所にある寺。
かつて赤石兄弟が幼少期を過ごした場所であるが、現在は神愚楽と十文字幻想教団の本拠地となっていた。


  • 一文字流

一文字家と神泉家によって創始された剣術の流派。
後に縦一文字流と横一文字流に分派し、縦一文字流は当代で最も腕の立つものが、横一文字流は神泉家の血縁が継承者となった。
一文字家の末裔である神愚楽は自らが本物であることを証明し自分以外の偽物をすべて焼き滅ぼすために、籠目六亡を率い縦一文字と横一文字を襲撃した。
それぞれの流派の特徴は「縦一文字の大胆さ」「横一文字の繊細さ」と称される。
神愚楽に率いられた一文字流の残党は十文字幻想教団として組織され、凶悪な犯罪や反社会活動に手を染めていった。
赤石により神愚楽が倒されたことで流派は再び1つに戻り、剛壱と零の協力の下で復興されることとなった。




アニヲタ流…編集剣
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  • 男塾外伝組、大抵本編前の時間軸だから「御前等なんで本編初登場であんな弱体小物化パッチ当てられとんねん」ってなる。外伝は格好良くて好きだけども -- 名無しさん (2021-06-04 17:51:52)
  • 最終話で第一話と対比させて"刀"じゃなくて"剣"を探しに行く展開好きだわ -- 名無しさん (2021-06-04 18:17:12)
  • 最終話から、たぶん30分後くらいに江戸川がギロチンにかけられている事を思うと笑いが止まらない -- 名無しさん (2021-06-04 21:02:19)
  • 順当に考えれば零が十蔵の母親なんだろうな。 -- 名無しさん (2021-06-04 21:07:11)
  • 連載期間短縮でもあったのか終盤かなり端折った感じあったけど物語自体はちゃんと終わった作品だった -- 名無しさん (2021-06-05 12:25:00)

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