名鉄犬山線

ページ名:名鉄犬山線

登録日:2017/09/21(木)10:22:54
更新日:2024/02/15 Thu 13:22:42NEW!
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名鉄犬山線(めいてついぬやません)とは、東枇杷島駅(厳密には枇杷島分岐点)から新鵜沼駅までを結ぶ名古屋鉄道の鉄道路線である。
路線記号はIY


犬山・鵜沼方面への観光路線、名古屋方面への通勤路線という2つの側面を持つ路線であり、また名古屋本線に並ぶ名鉄の主力路線である。


以下、犬山方面を下り、名古屋方面を上りとする。

◎駅一覧

枇杷島分岐点…起点。名古屋本線とここで分岐する。
乗り換える場合は名鉄名古屋駅、栄生駅、東枇杷島駅のどれかを用いる。
デルタ線構造のため、配線上は直接名鉄岐阜方面に乗り入れることもできる*1


下小田井…犬山線では唯一の清須市の駅。
CoCo壱の1号店であり、記念館が併設された西枇杷島店の最寄り駅。


中小田井…名古屋市西区に戻る。庄内緑地への名鉄における最寄り駅。小中井田井ではない。


上小田井…快速急行停車駅。
地下鉄鶴舞線乗り換え駅で、地下鉄から犬山方面に直通する列車もある。
10分程歩くが、東海交通事業城北線小田井駅との乗り換えも可能。


西春…快速急行停車駅。
上りはこの駅以降名古屋を超えるまで待避できないため、普通列車の多くが当駅で待避のため長時間停車する。
現在は北名古屋市の中心駅となっているが、合併前は西春町と師勝町の境界線上にホームがあった。
小牧空港の最寄り駅であり、中部国際空港開港以前は数本の特急が特別停車していた。


徳重・名古屋芸大…その名の通り名古屋芸大や県立西春高校への最寄り駅。


大山寺…何が始まるんです?と聞かれたら答えたくなる駅名。「たいさんじ」と読む。


岩倉…全列車停車駅。
岩倉市の中心駅で、留置線があり普通列車の半数以上が当駅で折り返す。
地下鉄直通列車も朝夕の一部列車以外は当駅で折り返す。


石仏…すぐ上を名神高速道路が通る。東側にはちょっとしたロータリーがある。


布袋…快速急行停車駅。2020年に完全高架化された。待避可能で留置線もある。布袋の大仏の最寄り駅。
中部の駅百選に選定。


江南…全列車停車駅。
江南市の中核と位置づけられている。


柏森…快速特急停車駅。
扶桑町で一番利用者があり、町名を冠した扶桑駅よりも便利な他、大口町へのアクセス駅も兼ねる。
2面3線構造の駅だが、1番線は名古屋方面への発着しか出来ないため、平日朝と夕方以降に鶴舞線直通の始発列車のみ使用されている。


扶桑…町役場はこちらが最寄りな他、待避可能になっている。一本だけ当駅止まりの列車が設定されている。
名鉄で最後までパタパタこと反転フラップ式案内表示機が残っていた駅でもある。


木津用水…「こつようすい」と読む。近くを流れる川の別名と同じ駅名だが、そちらは「こっつようすい」。


犬山口…かつてはここから広見線が分岐していた。


犬山…全列車停車駅。犬山市の中心駅。
小牧線、広見線(直通有)の乗り換え駅であり、名鉄各務原線の列車も当駅発着。
駅前からは明治村などの観光スポットへのバスが多数出ている。


犬山遊園…全列車停車駅。かつてのモンキーパーク線の接続駅。
現存12天守である犬山城や日本モンキーパークなど、犬山市の一部の観光地はこちらのほうが近い。
各務原線と犬山線を乗り継ぐ場合、新鵜沼・犬山両駅では階段を使って乗り換えなければならないが、当駅では同一ホームで乗り換えられる。


新鵜沼…犬山線の終点駅で各務原線の起点駅。JR高山本線鵜沼駅と自由通路で繋がっている。
犬山遊園寄りにはかつて鉄道と道路の共用橋だった犬山橋が存在する。
2001年まで運行された特急「北アルプス」用に高山本線と犬山線の短絡線が存在したが、現在は撤去されている。


◎種別

基本早い順。

ミュースカイ

中部国際空港連絡特急。全車指定席で、乗るには360円のミューチケットを購入する必要がある。
日中以外に中部国際空港~神宮前~新鵜沼間で毎時1本運行されている。停車駅は後述の快速特急・特急の停車駅から柏森を抜いたもの。
朝夕には広見線新可児発着、各務原線三柿野始発、神宮前始発の列車もある。
新可児発着の列車は犬山で新鵜沼・三柿野発着の列車と分割併合する。


快速特急・特急

名鉄の主力。
昼間は本線に直通する列車が下り快速特急、上り特急で毎時2本運転されるが、犬山線内の停車駅は同じ。
一部特別車が連結された編成が使用される。特別車利用にはミュースカイ同様、ミューチケットの購入が必要。


【快速特急・特急の標準停車駅】
岩倉、江南、柏森、犬山、犬山遊園、新鵜沼


快速急行・急行

優等種別その2。
快速急行は上り2本のみ運行される。停車駅は栄生に停車しない以外は急行と同じ。
日中は河和線直通の急行が毎時2本運転される。名鉄の急行にしては珍しく終点まで先着するのが特徴。
犬山を超えて運転する場合、普通に種別変更する。
朝には地下鉄から直通する急行も運転される。


【急行の標準停車駅】
上小田井、西春、岩倉、布袋、江南、柏森、扶桑、犬山、犬山遊園、新鵜沼


【特別停車駅】
中小田井、下小田井(平日朝上り1本、下り4本停車)


準急

優等種別その3。
日中は常滑線・空港線直通の広見線新可児発着が毎時2本運転される。
やはり犬山を超える場合、普通に種別変更する。
日中の名古屋~岩倉間は準急急行快速特急・特急合わせて10分ヘッドのダイヤとなっている。


【準急の標準停車駅】
上小田井、西春、岩倉、岩倉からの各駅


普通

各駅停車。
日中は岩倉発着と犬山発着がそれぞれ2本ずつ運転され、ともに名古屋本線東岡崎発着であるが、岩倉発着の列車は東岡崎で伊奈行きになるので実質伊奈発着である。
これに加えて鶴舞線直通の列車が設定されている。本数は平日昼は毎時1本、平日夕方と休日は毎時2本で、運転区間は昼間は岩倉までだが朝夕は柏森、犬山まで延長される。
西春駅で通過待ちをする列車が多いが、他の路線ほど待避は多くない。


◎利用実態

通勤路線としては名鉄屈指の路線であり、朝は非常に混雑する。その為、朝方の普通列車の多くが鶴舞線直通系統になり、下小田井・中小田井に停車する普通の数は少なくなる。
しかし、昼間は鶴舞線直通の列車の需要は少ない。
観光路線としては、一般特急毎時2本体制で対応しているが、多客期には普通列車の延長運転などで対応している。


追記・修正よろしくお願いします。



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*1 ただし、営業運転では使用されない。

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