上原歩夢

ページ名:上原歩夢

登録日:2023/03/01 Wed 00:14:56
更新日:2024/07/05 Fri 10:52:10NEW!
所要時間:約 34 分で読めるよ!



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虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 スクールアイドル 上原歩夢 2年生 a・zu・na 幼馴染 大西亜玖璃 ラブライブ! ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 高校生 火星 サスケ 愛が重い ぽむ にょぽむ 侑ちゃんの嫁



画像出典:ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS,ブシロード/サンライズ/マイネットゲームス, 2019年9月26日配信開始


上原歩夢は、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に所属するスクールアイドルである。



プロフィール

CV大西亜玖璃
誕生日3/1
身長159cm
3サイズB82/W58/H84
血液型A型
星座魚座
イメージカラーライトピンク
トレードマークリボン
肩書きコツコツ→まごころ
所属ユニットA・ZU・NA

概要

虹ヶ咲において物語全体の主人公や狂言回しとしての役回りは「あなた」および侑が主に受け持っているのに対し、彼女は虹ヶ咲のメンバーを代表して立つ役回りが多く、スクールアイドル側の主人公とも言うべき立ち位置である。


同好会のスクールアイドルは基本的にグループ活動を行わないためアイドルメンバー内にリーダーは存在しないが、各種媒体でのキャラクター紹介やナンバリングアルバムの収録順など虹ヶ咲全員を取り上げる際は彼女がトップバッターを務める機会が多い。
また虹ヶ咲の全員曲もほとんどの楽曲で歩夢がセンターに置かれており、こうした点からポジション上は高坂穂乃果高海千歌、澁谷かのんらと並ぶ便宜上の虹ヶ咲代表キャラと言える位置付けで、合同展開でも他の主人公キャラと共にキービジュアル等を飾ることが多い。


非公式の愛称として、歩夢の「歩」を音読みした「ぽむ」が定着している。
いくつか例を後述するが、歩夢自身が媒体やエピソードによって様々な側面を見せてきたキャラクターであるため、話題に上げる設定や側面によって「(特徴)+ぽむ」と表されることもある。
ちなみにこの愛称は声を務める大西女史にも認知されている。


人物像

普通科の2年生で、「あなた」及び侑の幼馴染。
赤に近いピンク色のボブカットで、横髪が団子状に編まれている。左側には花のヘアピンを付け、私服時には耳に蝶リボンのアクセサリーをつける。瞳の色は黄色。
制服は特にこれといった特徴もなく「普通」に着る。夏服はベージュのサマーベストをブルーのブラウスの上に着用する。


生真面目で努力家、何事もコツコツ頑張る性格で、持ち曲も「努力」「成長」といったテーマが中心に据えられている。
本人は自身を「歌もダンスも得意じゃない」ただの普通の子と捉えている様子で、彼女のエピソードでは度々このコンプレックスが顔を覗かせることになる。
実際にダンスの練習では苦労してる面も見られ、スクスタでは栞子からは「正直・・・彼女が一番スクールアイドルに向いてないように思います」と言われるなど、
パフォーマンスの技術的な面においては自他共にあまり評価は高くない。
しかしそのひたむきに頑張る姿勢は同好会内外から好感を持たれており、ファンも順調に増やしている。


本人も認める通り特に際立って得意と言える物事は多くないが、代わりに目立つ苦手も少なく全般的にオールラウンダーな面が強い。
例えば料理は彼方ほど上手いわけではないが、メシマズで知られるせつ菜の手綱を引いてきちんと食べられるレベルにコーチしたこともある程。
勉学に関してもスクスタでの合同勉強会ではにこ・果林・かすみら「全般的に成績が悪いメンバー」に勉強を教える側についていたほか、アニメ版では海外から送られてきた英文のメールを一人で難なく読み解くなどかなり優秀であることがうかがえる。


またコツコツ小さな努力を積み重ねてゆく姿勢が性に合うのかゲームが得意という意外な一面があり、特にスマホのゲームが好きとのこと。
メンバー間で同じゲームをやらせるといつの間にか歩夢が一番上手くなっていることもある。璃奈曰く「覚えるのが早い」とのこと。
ただし本人が自らゲームの話題をすることはほとんどなく、歩夢がゲームが得意であることを知っているのは侑や璃奈など少数である模様。
様々な面で「平均、一部分野ではやや優れてる方だが目立つほどじゃない」という傾向が見られ、同好会の潤滑剤として働くタイプである。


これらの面からもうかがえるように基本的には控えめな性格で自分から何かを主張することは少ないが、芯が据わっており譲れない場面では誰よりも強く訴えることもある。


いざという時の決断力・行動力にも優れているようで、時折強いリーダーシップを発揮して仲間を導くこともある。
常に皆の中心にいるわけではないが、本当に困った時にこそ頼りになる存在といえよう。
また、前述の栞子の発言に対し【あなた】は「歩夢ちゃんはスクールアイドルとして凄い力を持っている」と返しており、
技術だけでは測れない人を惹きつける天性の才能を持っていると思わしき描写もある。
しかし、良くも悪くも「普段は静かだが一度火が点くと一気に爆発する」タイプのようで、心理的に追い詰められてしまうと誰も予想だにしなかった行動に出てしまうことも。
その優しい性格ゆえに本音を打ち明けることが苦手で、限界ギリギリまでストレスを溜め込んでしまった結果最悪のタイミングで大爆発してしまい、それでようやく周囲が歩夢の異変に気づく……ということもしばしば。
以上のように全体的に能力は平凡、しかし、誰よりも人を惹きつける魅力を持っていたり、いざという時に強いリーダーシップを発揮する所は穂乃果、千歌と似通っていると言える。


にょぽむ

かつてファミ通Appに連載されていた四コマ漫画では愛、璃奈と共演していた。
しかしその四コマを描いていたのがフリーダムな作風で知られるちょぼらうにょぽみ先生であり、キャラ設定などが大きく改変されている。
特に歩夢は誰だお前と言いたくなるレベルで激しく改変されており、

  • 自己紹介で噛んだのを誤魔化そうと某芸人のモノマネをし始める
  • 知名度調査したところ「知らない」と答えた通行人に殴りかかる
  • 素顔を暴こうと璃奈ちゃんボードに水をかける
  • 某超大御所プロデューサーや某大物作曲家に(勝手に)売り込みをかけようとする

……などなどやりたい放題。
こうした他媒体での歩夢とはあまりに違うクレイジーな言動から、読者から「にょぽむ」というあだ名がつけられ他媒体での歩夢とは区別されている。


しかし、これらの悪行は悪霊によるものとみなされ、通りすがりの巫女さんにより悪霊退散された後はやや天然寄りではあるものの原作通りの性格となった。


「火星人に大人気で、火星でライブ活動した」という設定もこのファミ通四コマのネタで、コーレスの「地球のみんな、ただいまー!!」はここから来ている。


しかもこれが運営による指示だというので恐ろしい。運営仕事しろ。


活躍

スクスタ

「あなた」と共に観た合同ライブでは彼女ほど大きな感動はしていなかったものの、「一緒にスクールアイドルをやりたい」と部員集めに奔走する「あなた」の熱意に「自分もスクールアイドルを頑張りたい」と加入を決心。新生同好会2人目の部員となる。


部活動紹介でニジガク知名度UP作戦!

スクールアイドルフェスティバルの計画が軌道に乗り始め好調な同好会や各校のスクールアイドル達とは対照的に、新たに生徒会長の座についた栞子の雲行きは怪しくなっていた。
彼女が推し進めていた「適正重視」の政策の問題点が徐々に明るみになりつつあり、特に各部活動と対立してしまっていたのだ。


そうした背景から栞子が悩んでいる様子にはいち早く何かできないかと協力の姿勢を見せ、彼女の体験入部中は特に親密に接している。
この触れ合いが栞子と歩夢との仲が深まるきっかけとなり、栞子の態度が徐々に軟化していったほかお互いの相談に乗る様子もその後増えていくことになる。


部活動説明会の際には珍しく自ら舞台メンバーに立候補。
これには珍しく歩夢が自ら立候補したことに加え、上記の「努力のスクールアイドル」という姿が新入生へのアピールには最適なこともあり、メンバーの同意を得てステージに立つこととなった。


みんなの夢のために

虹ヶ咲でのフェスティバル開催にあたって、栞子から校舎を貸し切って開催することの条件として提示された「ボランティアスタッフの1000人確保」に難航、プロジェクトを主導してきた「あなた」も精神的に追い詰められてしまい同好会に関わっていられる時間が無くなってしまう。
そんな状況を心配した歩夢は、栞子とも相談して選んだプレゼント……「あなた」が同好会のみんなの為につけてくれていた練習ノートの新品を渡そうとするが、既にリーダーとしての責任感とプレッシャーで押し潰されそうになっていた「あなた」はそれどころではなかった。
だが、歩夢も同じように限界だった。「あなた」はフェスティバルを実現させるためと言って同好会のことを……自身を誰よりも大切に思ってくれている存在のことを置き去りにしてしまっていたのだ。
大切な幼なじみと一緒にいられるから、彼女が応援していてくれるからスクールアイドルを続けてこられた、親友のことさえ。


あなたのこと、もうわかんない!!
それにあなただって私の気持ち全然わかってくれないじゃない!


歩夢とて、「あなた」の言い分が正しいことはわかっていた。それが「みんなの夢を叶える」ために大事なことであることも。しかし、気持ちが理屈に追いついていなかったのだ。
それゆえに歩夢は衝突してしまったショックで塞ぎ込んでしまい、学校にも通えなくなってしまう。
「あなた」に見て貰えないなら続ける意味もないとスクールアイドル活動も辞め、それまで好きだった編み物や手芸などに戻ろうとするが……何故か、どれもまるで手につかない。


そんな時、気分転換にと覗いたネットニュースで、スクールアイドルフェスティバル開催が絶望的になっていることを知る。
歩夢は自分にはもう関係のないこと、気にすることじゃないと心に言い聞かせるが、どうしてもその話題が気になってページを読み進めてしまう。
掲示板には、ボランティア集めが難航続きであること、主導している「あなた」が人々からの賛同を得られていないことが書き込まれていた。


『主催者の人がスクールアイドルじゃないから、
スクールアイドルの気持ちがきっとわかんないんだよ』


親友に向けられた心無い声が、歩夢の心にも突き刺さってゆく。


ひどいよ……あの子のことなんにも知らないのに……
あの子がどんなに頑張ってたか、見てもいないのに……


確かに彼女はスクールアイドルではないが、しかし誰よりもスクールアイドルが大好きで、いつも誰かの為に一生懸命に走り続けていることを歩夢は知っている。
そんな人が本気で実現させようとしているイベントが、楽しくないわけがない。


……出たいな、私も。スクールアイドルとして、出たいよ……


本当の想いに気がついた歩夢は部室へと駆け込むが、そこには誰もいなかった。
同好会のみんなは……「あなた」でさえ、もう打つ手がないと諦めかけてしまっていることを栞子から知らされる。
しかし、歩夢は諦めていなかった。「あなた」や虹ヶ咲のみんながどんな思いで活動しているのか、どれだけの熱意をもってフェスティバルを開催させようと動いてきたのか。それを伝えれば、人々も協力してくれるはず。


今、そういう気持ちに溢れているのはあなただけですよ、上原さん。
みんなに伝えたいというなら、あなたがやらなければ。
できますか?


……もちろんだよ!


それは、もう一度同好会に……スクールアイドルに戻る、
という意味と受け取っていいですか?


そ、それは……。私、みんなにひどいことをしちゃったから……。


啖呵を切っておいて、なぜそんな及び腰なのですか。
やりたいのならやりたい、そう言えばいいのです。
気持ちに嘘をついても辛いだけですよ

私は知ってます。上原さんは同好会の誰よりもスクールアイドルに一生懸命で、誰よりも努力をしていました。

だから、自分の気持ちに素直になって、
やりたいことをやるべき……それに気づいたから、
今、この場所にいるんですよね?


栞子ちゃん……私……
私……スクールアイドルを続けたい!


その言葉を待っていました、とばかりに栞子はひとつの提案をする。
歩夢の気持ち、伝えたい思いを動画にして、世界中に配信する。
「みんなの夢」を諦めていないのは、栞子も同じであった。


離れ離れになって、改めて気付かされた大切な気持ち。
その願いが、親友を、仲間を、みんなを動かしてゆく。



テレビアニメ

第1期

アニメでも、主人公の侑の幼馴染として登場。スクスタでは『あなた』以外の同好会メンバーにも積極的に話しかけ仲良くなったりと社交的ではあるが、アニメ版では終盤までメンバーに対し距離を置いており、逆に侑への独占欲と依存がスクスタの比にならない程非常に強い。


かわいい服を「子供っぽい」「もうそういうのは卒業だよ」と抵抗を示すが、心の中ではかわいいものに憧れていた。


せつ菜のライブを侑と目撃した時は、さしたる反応を示していなかったスクスタとは違い、その場では平然としていながらも心の中では影響を受けていた模様。
その後侑の同好会探しに付き合うが、同好会は既に廃部された後であった。
侑は半ば諦めていたが、せつ菜のライブを見て触発されたこともあって、自分もスクールアイドルをやってみたい、と宣言。彼女のスクールアイドルへの一歩が始まるのだった。
かすみからあゆぴょんの特訓を受けて精神崩壊したことがトラウマとなり、「あゆぴょん」の呼称に拒絶反応を示すことも。


10話で侑がせつ菜に(事故で)抱き着いていたことを目撃して、『侑はせつ菜ととても仲良くなっているのではないか』という疑い&嫉妬を抱くと共に、侑がスクールアイドルフェスティバルの構想を立ち上げ、さらに11話で侑が裏でピアノの練習をしていたこと(そしてそれを自分は知らず、せつ菜にだけ打ち明けていた)から、『侑が自分とは違う道に行ってしまうのではないか』という恐怖に囚われることになり、ついには思い余って侑を押し倒し、「私だけの侑ちゃんでいて」と迫るという行いにまで出てしまう。


結局、疑惑は翌日に侑が否定することで解消されたが、後者の不安は拭い切れないままだった。
加えて自分を応援してくれているファンに応えたいという気持ちも芽生えていたことに気付いた歩夢は、『侑からだけでなく、自分からも二人の関係が薄くなってしまっていくのではないか』とこれから歩む道に不安を覚え先に進むことが出来なくなってしまう。
だが、せつ菜の励ましによって立ち直り、侑と改めて仲直りをし、侑だけでなく他の皆の為のスクールアイドルとして歩むことが出来るようになったのだった。
このように『親友が自分から離れてしまう事』『親友の夢、目的を自分ではなく別の人間に最初に話す』事に激しく取り乱し、落ち込む、そんな彼女を励ます存在によっても元気を取り戻すという展開は過去作の穂乃果に似ている。そういう点もファンから過去作の主人公キャラクターに相当するポジションと見られる事がある理由の一つかも知れない。
アニメ第1期は、彼女が『侑だけのスクールアイドル』から『みんなのスクールアイドル』に成長する物語、と言えるだろう。


第2期

ためらわないで、まっすぐに


侑が音楽科へと転科した後も二人の仲は変わっておらず、一緒に虹ヶ咲へ通い続けている。とはいえ2年生2学期からの転科ということもあって補習に四苦八苦している侑の様子はやはり心配ではあったが。


第2回SIFを前に、しずくと侑のただならぬ雰囲気に嫉t……気がかりになった歩夢は、偶然居合わせたせつ菜と共に2人を尾行することを決める
…が、2人が話していたのが演劇をテーマとしたユニットの話とわかると、そのアイデアに賛同しせつ菜と共にユニットについて考えることに。
しかしその後、居合わせたランジュの侑へ対する忠告が流れ弾の格好でしずくにもクリティカルヒットしてしまい、「私は…自分だけで満足して、結局…何も生み出せていないんです」と落ち込む彼女に、せつ菜の発案で先程のアイデアを基にした即興劇を披露することに。
だが2人のアドリブによる『美女と野獣』は誰も予想できない方向へと動いてゆき、その様子に思わずしずくも参戦。
そうしてユニットは、しずくも加えた3人で挑むことになる。


第2回SIF終了後、ロンドンのファンからメールが届く。
その内容は「歩夢のパフォーマンスを見てスクールアイドルを目指し始めた友人ができたが、イギリスには文化が整っていないためどうすればいいかわからない」というものだった。
そんな折、ちょうど学園がロンドンへの短期交換留学の希望者を応募していることを知り興味を抱く。
しかしずっと一緒に過ごしてきた侑と離れ離れになってしまう、いつか訪れるその将来を考えてしまった歩夢は一歩を踏み切れず、彼方に相談を持ちかけることに。
その後彼方はラブライブへ出場する仲間達へのエールを動画にして送ることを思いつき、その撮影を終えた後「背中を押して手が離れたって、押してくれた手の温もりは残るよ」という助言を歩夢にも送る。
その言葉が決心となり、ファーストライブが終わったらロンドンへ留学することを決意。第13話のエピローグで実際にロンドンへ渡り、メールの送り主に直接会いに行く様子が描かれた。


人間関係

同い年以下の親しい相手には「名前+ちゃん」、年上にはさん付けで敬語。(アニメでは2期以降は上級生に対して敬語は使っていない)
それほど親しくない相手の場合は「苗字+さん」が基本。
呼び方と距離感の対応がわかりやすい例として栞子が挙げられ、同好会との関係が進展してゆくにつれて「三船さん→栞子さん→栞子ちゃん」と変遷している。


自ら積極的に交友を広げようとはしないものの、優しい性格も相まって自然と人が集まってくる同好会の癒し担当のひとり。
しかし特に幼馴染である主人公に対してやや独占欲が強い節があり、特にスクスタでは他の同好会メンバーが「あなた」との距離を縮める度に幼いころの思い出話をする幼馴染マウントが名物化していた。主に相手はかすみ。


そんな一方でお世話好き・尽くしたがりな一面も持っており、年下や仲間になって日が浅い相手には特に積極的にお世話を焼いている様子。


  • 「あなた」

ずっと一緒に育ってきた幼馴染で、最も身近な"ファン1号"。
共に過ごした時間の長さゆえ寄せる信頼も他メンバーの比ではなく、何かと無茶をしがちな「あなた」を心配しながらも理解し寄り添っている。
「あなた」のことは本人以上によく知っているとすら言え、「幼馴染マウント」を抜きにしても二人の思い出話はもっぱら歩夢の口から語られることがほとんどで、当の本人は「そんなこともあったかな」程度の反応…というのがお決まりである*1
幼馴染キャラのテンプレ通り「あなた」の世話を焼くのも標準装備で、キズナストーリーでは風邪を引いた彼女を看病するお約束通りな一幕も。


スクールアイドルを始めたのも元々は彼女のためであったのだが、仲間達と切磋琢磨し様々な壁を乗り越えてゆくうち歩夢自身にとってもかけがえのない夢へと変わっていった。
このことを「あなた」との衝突をきっかけに改めて思い出すこととなり、歩夢自身の「夢」に気付いたことが1st seasonにおいて事態を好転させるきっかけになってゆく。


  • [[高咲>高咲侑]]

歩夢を最初からかわいいって思ってたのは、私なんだからね


アニメ版の歩夢がやや積極的な性格として描かれたのもあってか、依存度もこちらが上で特に1期はほとんど侑にベッタリだった。
「幼馴染に傍で見ていてほしいからスクールアイドルになった」という点こそスクスタと同じだが、その想いはアニメ版の方がかなり強い。それゆえにせつ菜をはじめとして自分以外の仲間にも触発されてどんどん「私の知らない侑ちゃん」に変わってゆく……ずっと隣にいたはずの自分がその変化に置いていかれること、自分が夢を叶えてゆく所を一番見ていてほしい人に見て貰えなくなることへの恐怖が、1期中盤で仲違いを起こしてしまった原因である。


しかしその衝突と和解を経たことで歩夢の心境にも変化が訪れ、2期以降ではいくらか余裕をもって幼馴染を信頼できるようになった。
……とはいえデート疑惑に取り乱したり、いつか訪れるであろう侑との別れを受け入れきれていなかったりと、依存状態から脱却するにはまだもう少しかかりそうである。


侑も歩夢とは別の面で、幼馴染ポジション要素、主人公要素の両方を兼ね備えてる事もあってか
ファンの間では歩夢と侑どちらが主人公、幼馴染なのかよく議論になる。



  • [[中須かすみ>中須かすみ]]

歩夢にとっては、初めて交流を持ったスクールアイドルということになる。
そのためアイドルのイロハはまず彼女から教わることになった…のだが、アニメ版では「カワイイ」を追求する彼女のスパルタ指導が一時期トラウマになりかけてしまったことも。


ややポンコツ気味で空回りすることも多いかすみの姿は歩夢のお世話心を大いにくすぐるようで、普段から何かと彼女にお世話を焼く歩夢はまるで姉のよう。
付き合いを重ねていく中でかすみの根っこにある人の良さを知ったからか、当人をして「警戒心ゼロ」と評されるほど純真100%で接している。そのため彼女のイタズラや嘘には割と簡単に引っかかる模様…。
そんな一方、特に初期は主人公の隣を狙おうと歩夢に対抗意識を燃やす場面が度々あったために、カウンターの格好で「幼馴染マウント」を喰らわされることも多々あった。


  • [[桜坂しずく>桜坂しずく]]

…ふふっ、お二人とも自由すぎます!
でも、その自由さが大事なんだって教えてもらいました

ユニット仲間の一人であり、努力家という点でも歩夢と通じるものがある。
面倒見の良い歩夢の姿はしずくからも「身近なお姉さん」として映るようで、「歩夢さんといると、なんだか落ち着いて好きなんだ」と他の1年生達に語っている。
またその清楚なヒロイン然としたあり方から実は「身近で尊敬している人」として真っ先に名前を挙げてもいる。
そんな一方で演技が関わると人が変わったかのような熱血さを見せるしずくに歩夢が振り回されることもあり、『にじよん』では叱る演技の参考になればとあまり怒るイメージのない歩夢を頼る一幕も。
……その場で歩夢がやってみせた演技は正直あまり参考にはならなかったが、怒り慣れていない真面目な女の子が後輩を一生懸命叱るシーンというなんともピンポイントな演技に活かすことができたんだとか。


アニメでは、ユニット結成のきっかけはしずくとなっている。元々はしずく本人が加わるつもりはなかったようで、歩夢とせつ菜のデュオを想定していたようだ。この2人には以前から「並々ならぬスター性」を感じていたとのこと。


「本気で怒ると何をしでかすかわからない」という歩夢の意外な一面を知ってか知らずか、歩夢×せつ菜で『美女と野獣』のプロットを妄想していた際には「野獣役が歩夢さんっていうのもアリだと思うんですよね〜!」と真剣な目で語っていた。これには侑も苦笑いで「あー、わかるわかる…」と答えるしかなかった
だが、このアイデアノートを元に歩夢とせつ菜が実演してみせたことで、しずくが感じていた二人の可能性は想像以上だったことを悟ることになる。


  • [[宮下愛>宮下愛]]

学年一の有名人である愛のことは、同好会として知り合う以前から歩夢の耳にも届いていたようで、部員探しの候補として「あなた」と共に真っ先にアタリを付けていた存在である。
あらゆる部活の助っ人に出ては実家の手伝いもこなすそのバイタリティ溢れる姿には驚かされていると同時に心配も少しある模様で、力不足とは思いながらも「たまには私のことも頼ってね」と気遣う様子を見せている。


そのダジャレのセンスには苦笑いしているのが正直なところだが、「自分が誰よりも笑っていることで自然と周囲も笑顔になる」という独特の空気感こそ彼女の武器だと感じている様子。
…それはそれとしてダジャレはきっちりレクチャーを受けていたらしく、スクスタの「スクールアイドルチャンネル」にて歩夢にエールを送ると愛さん直伝のダジャレを披露してくれる。


  • [[朝香果林>朝香果林]]

普段は頼りになるけどちょっとセクハラが激しいが、ダメな時はとことんダメな先輩。
歩夢もわりと結構なものを持っているため果林のセクハラ被害に遭わされることもしばしば。案の定というかかなりウブな反応を見せるので果林も面白がっている。


「果林の大人っぽい面には憧れもあり助けられてもいるが、子供っぽいところも見ており下級生ながらたまに面倒を見ることもある」という点はどの媒体でも概ね共通。
特にアニメ版では早くから彼女の頼りになる面もポンコツな面も見てきており、彼女のアドバイスがヒントに繋がったこともあれば逆に果林を助ける側に立つこともある。


とはいえ上級生という点や果林が困った時は大抵エマか彼方を頼ることもあって歩夢から彼女を助けようとすることは少ないが、特に方向音痴な面は心配している模様。
しかし果林の勉強嫌いな面については、必要とあらば割とバッサリ切り捨てることもある。


  • 近江彼方

彼方さんって 本当に甘え上手で甘やかし上手ですね
直接交流する機会こそ多い方ではないが、その穏やかかつ家庭的な面も感じさせる性格からか3年生の中でも特に信頼を寄せている模様。
彼女も遥という大切な人を持っているという繋がりからか、アニメ第2期終盤で留学と将来との悩み事について侑ではなく彼方を頼ったことからもそのことがうかがえる。


  • [[優木せつ菜>優木せつ菜]]

媒体問わず様々な影響を及ぼしあってきた相手であり、特にアニメ版では「すべての始まり」と言える人物。
生徒会でも彼女を手伝うことがあり、同好会内外で親しく交流している。


そんなせつ菜もまた侑に多大な影響を与えており、物語が進んでゆくにつれてせつ菜の影響による変化が現れていく侑の様子が、歩夢には自分が置き去りにされつつあるように思えてしまった。
内に渦巻く様々な想いに雁字搦めにされてしまい動けなくなった歩夢の姿は、せつ菜には『大好きな気持ち』を抑え込もうとしていたかつての自分に重なって見えたようで、その気持ちを我慢しても良くないという経験から「始まったのなら、貫くのみです!」とせつ菜らしい激励を送って歩夢を立ち直らせている。


  • エマ・ヴェルデ

「誰にでも優しく穏やかな癒し系」という点で歩夢とは通じる所のある先輩。
歩夢も尊敬を寄せる相手としてその名前を挙げており、「こんな包容力のある人になりたい」とコメントしている。


  • 天王寺璃奈

ファミ通App四コマで愛と共に歩夢と共演しており、展開上では付き合いの長い相手。
…とはいえ相手していたのはあの「にょぽむ」なので滅茶苦茶好き放題されまくっていたが。
その繋がりからか、以降の媒体でもゲームが関わると共演することがあり、時々二人でゲームで遊ぶほかに璃奈の開発したゲームを歩夢が遊んでいることも。
璃奈も「ゲーム好き」という意外な共通点で歩夢と繋がれたことは嬉しく思っているようだ。


またかなり早い内から璃奈が心を開いていた相手でもあったようで、スクスタOP映像では素顔を晒しながら歩夢や愛と「璃奈ちゃんボード」のアイデアを出しあっている様子が描かれている。


  • 三船栞子

活躍欄の通り特にスクスタで多く交流が描かれ、歩夢との交流は栞子が同好会やスクールアイドルに対する態度を氷解させてゆくきっかけとなっている。
栞子もまた自分に親切に接してくれる歩夢には親しみをもって接しており、歩夢の努力し続ける姿勢を誰よりも高く評価してもいた。
それゆえ歩夢がスクールアイドルを辞めると言い出した時には本気で心配し、歩夢が悩み立ち止まってしまった時には自ら気分転換に彼女を連れ出したことも。


彼女にもランジュという幼馴染がいるのだが、その関係性は歩夢達とは大きく異なるものだったために「同じ幼馴染でも、こうも違うのか」という思いもあった模様。
その「違い」の正体に栞子が気付いたことが、やがて様々な相手とすれ違い続けていた栞子の人間関係を埋め戻してゆくきっかけとなる。


  • [[ミア・テイラー>ミア・テイラー]]

NYから来日してまだ日が浅いことや飛び級生で学年上は先輩とはいえ同好会の誰よりも年下という点からかかなり気にかけているようで、歩夢の側から積極的にお世話を焼こうとしている。
しかし当のミアは元々しっかりした性格で大体のことは一人でこなせるため、お節介に映ってしまうこともあるようだ。
…とはいえやはり年相応な面も多々あるため、(本人としては不本意ながら)歩夢の気配りに助けられる場面もしばしば。
「ボクはステイツでは大学生なんだからな!」「ボクはまだ14歳なんだぞ!?(泣)」のダブスタ手のひら返しもたまに炸裂する。


  • 鐘嵐珠

ライブパフォーマンスでは技術以外で勝負する歩夢に対し、彼女はその技術面が規格外というスクールアイドルとしては能力面で正反対とも言える存在。
ではあるが…以外にも二人の仲は良好。
スクールアイドル部時代の彼女については交流するシーンが少なくどう思っていたのか定かでないが、同好会に合流してからは同じ2年生ということで一緒に過ごしている様子がたびたび見られる。
ランジュとしては歩夢のことももちろん渡日する前から知っており、アニメ版で初登場した際は「会いたかったわーー!!」と開口一番熱烈なハグを敢行した。


我が強く暴走しがちなランジュと穏やかで周囲に合わせる歩夢という組み合わせゆえ歩夢が振り回される……かと思いきや、彼女のスタンスを尊重しつつも別案を挙げることで自然な流れで引き留めることができ、実はランジュの手綱を引ける人物のひとりである。


ソロ楽曲

全体の傾向

ナンバリングアルバム等メンバー全員分のソロ曲が収録される機会では大体の場合トップバッターを務めている。


基本的には手堅い作りの正統派アイドルソングが並ぶ。
ただし歩夢のソロ曲全般に見られる特徴としてキーがかなり高めで、限界ギリギリを突くような高音も初期より多く入れられている。
これは声を務める大西女史の声質も考えてのものでもあるが、同時にあえて限界ギリギリまでキーを上げることで歩夢の一生懸命に歌う様子を表現するためでもあるとのこと。


歩夢の持ち曲で最も重要なテーマとして「努力」と「成長」が据えられており、これを示すかのように曲数を重ねるにつれて曲調も激しく複雑なものが増えている。
またそれらの要素を象徴するモチーフとして「植物」に準えた歌詞も多く見受けられる。
シナリオとの連動も他のメンバー以上に重要視され、現状存在する歩夢のソロ曲はいずれも「これから歩む道のりに向けた決意表明」と言えるものとなっている。


総じて「進化するスクールアイドル」が楽曲における上原歩夢の特徴と言え、曲調や歌詞を通じてその成長が表現されている。
また歩夢自身の「これまで多くの人に支えられてきたから、今度は私がみんなを支えたい」という想いも『夢への一歩』から一貫して歌詞のテーマに込められており、まさしく「みんなに応援され、みんなを応援する」という虹ヶ咲のメインテーマを象徴するスクールアイドルでもある。


ソロ楽曲一覧

‎▶夢への一歩

作詞・作曲:Akira Sunset
編曲:菊地博人


1stアルバム『TOKIMEKI Runners』収録。
新たな夢を見つけた歩夢の、「一歩一歩あなたと歩んでいきたい」という想いを歌い上げる始まりの一曲。
歩夢の原点が詰まった"オリジン"の曲と位置付けられており、スクスタのストーリーにおいては要所要所でこれを歌う場面がある*2


衣装はローズピンクをベースとしたドレス風で、差し色のホワイトとバラを模した花飾り、背中の大きなリボンが目を引く。
主人公ポジションということでこの衣装を着て他シリーズの主人公と並び立つこともあるが、元々ステージをいっぱいに使えるソロアイドルということもあって他グループの衣装と比べて広がりのある作りになっており、特に派手なリボンはよく目立つ。


‎▶開花宣言

作詞・作曲:Akira Sunset
編曲:遠藤ナオキ


2ndアルバム『Love U my Friends』収録。
有名でなくても、美しくなくても、鮮やかな色でなくてもいい。見た人が、少しでも幸せになれる花、そんな存在でありたい。
そんな歩夢の願いが込められた、これからの成長を見据える一曲。


『LUmF』収録ソロ曲は全体的に各デビューソングを発展させたような楽曲が多いが、本楽曲もまたそのひとつ。
スクールアイドルを始めてからしばらく経ち、それまでからは想像もつかない日々を振り返りながら自らをまだ未熟な花の蕾になぞらえ、傍にいてくれる人と共に成長していこうと語りかける…という、「歩夢らしさ」が存分に詰まった一曲である。
花や植物を想起させる歌詞はここから本格的に登場することとなり、本楽曲では更に応援してくれる「あなた」を水や太陽に例えることで「あなたがいるから成長できる」というメッセージに繋げている。


第2期最終話のファーストライブでは本曲を使用、怒涛の前半ライブダイジェストのラストを飾った。
この楽曲専用の衣装はないため、『夢への一歩』のものを着用している。


‎‎▶Say Good-bye 涙

作詞・作曲:Akira Sunset
編曲:遠藤ナオキ


3rdアルバム『Just Believe!!!』収録。
ファンクラブが人気を伸ばしていく中で、「ただの普通の女の子」である自分に自信を持てずにいた歩夢はその人気ぶりに対し今ひとつ現実味を感じられていなかった。
しかし実際にファンの人々と交流を重ねるうち、自分を好きだと言ってくれるその気持ちに応えたい、「今の自分に自信を持ちたい」という願いが生まれ始めたことを「あなた」に打ち明ける。
それを聞いたあなたは、歩夢のその心のままを歌にして伝えるべきだと考え新曲は歩夢自身に歌詞を書いてもらうことにするのだった。


これまでの弱気な自分に別れを告げ、新たな目標を胸に決めた歩夢に贈るファンファーレのような青春感あふれる一曲。
比較的ゆったりしたリズムの曲が続いていたそれまでとは一転してアップテンポな曲調となっており、それまでに比べかなり激しくなった振り付けも併せて楽曲のテーマである「変化」が強調されている。
「あなたがいるから頑張れる」という歩夢自身のテーマについては変わらず盛り込まれているが、「あなたの支えがあって私がある」と解いた『開花宣言』から打って代わり「みんなと一緒に最高の景色を見る」というより主体性の増したものへと進化したことが感じられる。
心情の変化により成長した歩夢の、新たな可能性が垣間見える一曲である。


衣装は白をベースとしながら、鮮やかなブルーのワンポイントや真っ赤なリボンも備えた華やかなもので、どこか舞台衣装を思わせる。剣とか持たせたらたぶん似合う。
曲調に合わせて軽快な印象を持たせており、いつもシニヨンがある部分はサイドテールにアレンジされている点も特徴的。


‎‎▶Break The System

作詞・作曲:nana hatori・shun ÷1
編曲:shun ÷1


4thアルバム『L!L!L!(Love the Life we Live)』収録。
校内フィルムフェスティバルに参加する各部活動のプロモーションを手伝うことになったスクールアイドル同好会。歩夢の担当はSF同好会の作品だ。
「火星人により地球が侵略されてしまった近未来。火星人達の手により大切な人を失った科学者の少女が、悲劇の運命を塗り替えるべくタイムリープを試みる」というシナリオに幼馴染の姿が重なって映ったことで強く共感した歩夢はやる気に満ちており、今回のPR活動にあたってイメージソングの制作を提案。その結果、歩夢の新曲はフェスティバルのオープニングソングとしても歌われることに。


地味ににょぽむ由来の火星人ネタがコーレスに続き楽曲テーマとしても採用された。キズナエピソードで語られた作品の概要で笑った人は間違いなく虹ヶ咲マニアである。
そんな一方でテーマそのものは「ディストピア社会に身一つで立ち向かう少女」というシリアスなもので、それを表すかのようにプログレ調のソリッドな曲調がそれまでの歩夢の楽曲とは一線を画している。
歌詞には目の前で大切な人を奪われた主人公の悲しみや決意も盛り込まれ、悲壮な過去を乗り越え立ち上がる主人公の決意を表現している。


‎ ‎▶Dream with You

作詞:Ayaka Miyake
作曲・編曲:mitsuyuki miyake, Carlos K.


テレビアニメ第1期挿入歌シングル第1弾『Dream with You/ Poppin'up!/ DIVE!』収録。
第1話『はじまりのトキメキ』挿入歌。
せつ菜のライブや動画で観たスクールアイドルの姿に強く憧れを抱いた歩夢が、侑と共に自らもスクールアイドルとしての一歩を踏み出すことを決意した、始まりの一曲。
タイトルは直訳で「夢とあなた」となるが、「You」と大文字になっていることから固有名詞、即ち「侑と見る夢」と解釈することもでき、二人で歩もうと呼びかけた歩夢の心境にも重なっている。そしてこの先の展開を示す伏線とも


MVでは侑と歩夢が暮らしているマンションのモデルでもある東雲のキャナルコートCODANの一角が舞台となっており、場所こそシナリオと地続きではあるが風景には大幅なアレンジが加えられている。
歩夢が敬遠しながらも内心では興味を持っていたピンクの洋服やぬいぐるみといった「かわいいもの」でステージが満たされており、歩夢自身も白とピンクを基調とした可愛らしい衣装に身を包んでいる。
曲調も合わせ、まるでおとぎ話のワンシーンを想起させるような楽曲となっている。


ちなみにこのキャナルコート、CODAN(=公団)の名前の通り日本住宅公団により造営された最後の公団住宅として知られている。公団は2004年にURこと都市再生機構へと名称を変更したことで、公団として団地が建てられることはもうなくなった為である。
併せて少子化により団地のような大型集合住宅の需要が薄れつつある現状では新たに団地を建てることはないだろう、という見込みから「最後の団地」ともされている。
公団住宅ではあるがデザイナーズマンションでもあり、未来都市のような佇まいは他の団地とは大きく趣を異にしている。夜間はライトアップもされており、フォトスポットとしての人気もある。
付近には彼方のバイト先としても登場したイオン東雲もすぐ隣にある。
一応舞台となった区画は商店等も立ち並ぶ共用スペースで入居者でなくても立ち入れるが、団地のド真ん中という立地ゆえ訪問の際は周囲の迷惑にならないよう配慮されたい。


‎▶Awakening Promise

作詞:Ayaka Miyake
作曲・編曲:Keisuke Koyama


テレビアニメ第1期挿入歌シングル第4弾『Awakening Promise/ 夢がここから始まるよ』収録。
第12話『花ひらく想い』挿入歌。テレビアニメ書き下ろしソロ曲としては唯一の2曲目である。
侑とのすれ違いやファン達の想いを通じ、それまでの「あなたのためのスクールアイドル」から「みんなのためのスクールアイドル」に目覚めた歩夢の、「歩みを止めない」という決意表明とも言える一曲。
タイトルは直訳すると「目覚めの約束」となるが、スクフェスのイメージジャケットなどでは「若葉」のモチーフが取り入れられており「芽生えた約束」とも意訳できるか。


MVの舞台となったのは『Dream with You』と同じ場所。
ステージもピンクを基調としたファンタジックなものである点は変わらないが、リボンや風船などの装飾が変更されている。
衣装も『Dream with You』のものを正当進化させたような装いで、同じ場所・似た衣装だからこそ歩夢の「進化」が強調されている。
侑の送った赤いガーベラ…『変わらぬ想い』の花言葉を持つその花を髪に挿す場面からまるで変身シーンのように場面転換してゆく演出が印象的。
MV中では「歩く」という動作が象徴的に描かれており歩夢の心境が表現されている。


エピソード中では夢の大橋前にステージが用意されていたが、そちらはスクールアイドルフェスティバル本番で使用している様子がワンカット披露されたのみで一曲通してのパフォーマンスは描かれなかった。


余談

ヤンデレ疑惑

作中の言動から、上原歩夢はヤンデレなのではないかという噂がファン間でたびたび交わされることがあり、二次創作では作中の言動をより過激化してネタにされることもある。通称「ヤンデレポム」
一応言動が「重い」ところがあるといった要素自体は公式媒体でもたびたび触れられており、また話題自体は公式側も認知しているようで生放送などで言及されることもある。


とはいえヤンデレネタそのものはあくまでも非公式であり、作中での言動もあくまで疑惑レベルに収まっていることには留意すべきだろう。
この類の話題に共通することではあるが、キャラ崩壊や誇張ネタを嫌うファンも多いためところ構わず出していい話題ではないことは確かである。


サスケ

アニメなどでたびたび登場する、紫色の蛇のこと。
基本的に歩夢もいる場面で登場するが、登場シーンそのものは歩夢と関係ないことも多い。
初出は「にょぽむ」ことファミ通App版四コマで、歩夢が飼っているペットという設定だった。
ペット設定こそにょぽむ版限りのもので以後表立って登場することは少ないものの、『無敵級*ビリーバー』MV内に登場したのを皮切りに「サスケのぬいぐるみ」が一種のお遊び要素としてアニメなどに登場するように。
なおアニメに登場した際の姿から、以降のグッズ化などではとぐろを巻いた姿が基本になっている。


このサスケを筆頭に虹ヶ咲には各メンバーに由来する小物がやたらと多く、他にはかすみがイタズラに多用しているネズミのおもちゃ「かすみん2号」や「かすみんBOX」、璃奈のロボット猫「アラン」、彼方のてん☆ふぇすのすがた「てるてる彼方ちゃん」などがあり、特に「かすみんBOX」や「てるてる彼方ちゃん」はサスケ共々公式グッズ化を果たしたため公式SNSで3つ並んだショットが撮られることも。


ぽむ玉

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ
↑これ   

歩夢が普段本人から見て右側に巻いているシニヨンに対しファンが付けた通称で、先輩グループの「よしこ玉」に倣ったもの*3
公式でも主に刺さった羽根などを弄られることがあった善子とは違い直接髪型を弄られることはほとんどないが、仲間に「何時間かけてセットしているんだろう…?」と言及されることは度々ある。


よしこ玉と同様、二次創作では着脱可能になっていて単独で浮遊したり、「ぽむ玉が本体」として扱われたりと様々に弄られることも。
もちろん二次創作限定の設定……だったのだが、『にじよん あにめーしょん』にてミアが見た悪夢としてまさかの公式化
本体から分離してひとりでに浮遊するわ、無機質な声を発するわ、口のようなものを開けて襲ってくるわとやりたい放題な姿はミアと視聴者に多大なインパクトをもたらした。

@<アソボ……アソボ……?



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*1 スクスタでは「あなた」すなわち「主人公=プレイヤー本人」の体裁を取っている以上、プレイヤー自身に存在しようがない記憶を語らせるわけにもいかないというメタ上の理由も大きいが
*2 2ndアルバム以降の虹ヶ咲メンバーのソロ楽曲がキズナストーリーでの解禁となる関係で、ストーリーのライブパートは基本的に1stアルバム収録曲が使用される。が、歩夢の場合そうした事情を差し置いても「シナリオ上で『夢への一歩』を名指しして歌う」場面が度々ある
*3 同様に、以降の作品でもお団子髪のキャラのお団子部分を「○○玉」と呼ぶのが慣例化している。具体的には千紗都の「ちさと玉」やメイの「メイ玉」など。

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