マジンカイザー対真ゲッターロボ

ページ名:マジンカイザー対真ゲッターロボ

登録日:2018/02/19 Mon 00:44:32
更新日:2024/02/19 Mon 11:43:55NEW!
所要時間:約 15 分で読めます



タグ一覧
マジンカイザー 真ゲッターロボ moo.念平 赤星政尚 マジンガーシリーズ マジンカイザー対真ゲッターロボ 不滅のスーパーロボット大全 メカギルギルガン



マジンカイザー対真ゲッターロボ』とは、
1998年に二見書房より刊行された書籍『不滅のスーパーロボット大全』に収録された読切漫画作品である。
作画はMoo.念平、脚本は書籍でライターとしても参加した赤星政尚が担当。


70年代から90年代中期までのロボットアニメ史を総括してレビューする趣旨である当該書籍の大トリを務めた漫画で、
内容は早いが話、1970年代の『東映まんがまつり』で展開された『劇場版マジンガーシリーズ』の流れをくむ、マジンカイザーと真ゲッターロボのクロスオーバー作品。
世界観は基本的にTVシリーズで展開され、劇場版シリーズで共演・活躍したマジンガーシリーズ・ゲッターロボシリーズに準拠しながらも、
TV版と劇場映画シリーズで相違のある点(武蔵の死の状況など)については、明確に劇場映画の設定に寄せたものとなっている。
「対」とはつくものの、劇場版シリーズの恒例で主役2機が戦いあう展開になる事はない。


45ページの読切漫画ではあるものの、その中に主人公機の敗北、チーム同士の対立、強敵の出現、パワーアップによる逆転劇、
そしてスーパーロボット同士の熱い競演など、劇場版マジンガーシリーズのお約束がこれでもかと凝縮されたそれはまさに読み応え抜群。
書籍本編の70~90年代のロボット史に触れて当時の空気に浸った後は、本作を読んで熱い心を呼び覚ましてみてはいかがだろうか。



登場人物


本作の実質的な主人公。冒頭で鉄也共々、ピクドロンの大群によって窮地に追い込まれてしまう。
鉄也を逃がすため単身ピクドロンに立ち向かうも、返り討ちにされてしまい、そのまま海に投げ込まれて行方不明になってしまうが……


甲児共々、ピクドロンの大群相手に立ち向かうも力及ばず、命辛々離脱するも危篤状態に陥ってしまう。


流竜馬神隼人、車弁慶の3人。
劇場版シリーズの流れを汲んだ世界観のため、巴武蔵の死因を作った敵は恐竜帝国ではなく、謎の宇宙人となっている。
その為、再び襲来してきたピクドロンの大群に対しては猛烈な戦意を抱いているが、
真ゲッターのエネルギー蓄積が不十分だったがためにマジンガーを助けられず、歯痒い思いをする事に。


  • ボス

ボスボロット操縦者。止むを得ない状況だったとはいえ、ゲッターチームの3人がマジンガーチームの救援に
駆けつけられなかった事に怒り、弁慶と殴り合いの喧嘩にまで発展してしまう。
が、最後は謎の宇宙人に止めを刺す大トリを務めた。


  • 弓さやか、炎ジュン、早乙女ミチル

ヒロインズ。ミチルはボスと共にマジンカイザーと真ゲッターをサポートし、さやかは帰ってきた甲児にいつものパイロットスーツを用意した。


  • 牧葉ひかる

UFOロボ グレンダイザー』からは唯一の登場。マリンスペイザーで海中に没した甲児を救出する。


日本の誇る頭脳である2大博士。光子力とゲッター線のエネルギー融合システムを開発し、マジンカイザーを完成させる。
言うまでもないが劇場版シリーズ設定なので、早乙女博士は漫画版のマッドな御方ではない。


  • 兜シロー、早乙女元気

マジンカイザーと真ゲッターロボの活躍を見て共に興奮していた。


  • 謎の宇宙人

かつて宇宙怪獣ギルギルガンや光波獣ピクドロンを操って地球に襲来し、グレートマジンガーやゲッターに撃退された宇宙人の同族。
本作では『グレート対ゲッター』並びに『空中大激突』における黒幕の宇宙人は同一の存在と解釈されている模様。
ちなみに漫画『ダイナミックヒーローズ』でも同様の解釈を取っており、そちらでは『グレンダイザー』の設定上に存在する「ダムドム星人」という設定。



登場メカ


日本の誇るマジンガー兄弟……だが、ピクドロンの大群には力及ばず、共に大破状態に陥ってしまう。
幸いどちらも光子力エンジンは無事であり、後に取り出されてマジンカイザーへと移植されることに。


  • ダイアナンA、ビューナスA

冒頭で既に破壊されていた。


こちらも既に破壊されて頭部だけ転がっていた……が、すぐさま修理(or代替ボディを用意?)し、
戻ってきた甲児がマジンカイザーで発進するまでの時間を稼ぐためにレディコマンドと共に出撃。
その後は下半身をギルギルガンに食い破られてしまうも、最後の最後でレディコマンドとの連携で黒幕の宇宙人を撃破するという大金星をあげた。


  • レディコマンド

ボスボロットともに、マジンカイザー発進の時間を稼ぐために出撃。


  • ダブルスペイザー

宇宙科学研究所の戦闘機。ひかるに救助された甲児がこれに乗って戻ってきた。


初代ゲッターゲッターGに続き早乙女博士が開発した、新たなゲッターロボ。
本作では3形態全てをちゃんと披露してくれる。真ゲッター3だけ扱いが悪いが。
序盤でマジンガーチームが窮地に陥った際にはエネルギーの蓄積が不十分だったが故に出撃が叶わず、その後はゲッターチームが整備員の静止を振り切って強引に出撃、
ピクドロン軍団を迎え撃つも、強敵ギルギルガンの出現で窮地に陥り、更にエネルギー不足が祟って危うくギルギルガンの餌となりかけてしまう。
……が、援軍に来たマジンカイザーによってエネルギーを充填してからが本領発揮。その後はカイザーとの連携でメカギルギルガンを粉砕した。


TVシリーズの延長線上に位置する世界観な事もあってか、本作では「従来より凄い性能のゲッターロボ」という
どちらかと言えばチェンゲ寄りの設定であり、漫画版のような超常的なパワーを発揮する事はない。


本作ではマジンガーZとグレートマジンガーから取り出した光子力エンジンを搭載する事により、
早乙女博士の研究成果によってゲッター線を融合させた光子力エネルギーの無尽蔵なエネルギーを制御することが可能となった機体として、弓教授によって製造された。
言わば、甲児にとっては祖父・十蔵の作ったマジンガーZと、父・剣造の作ったグレートマジンガーが一つになったといっても過言でない存在となっている。
また、搭載された増幅炉は光子力の利用によりゲッター線を飛躍的に増幅することが可能で、
これでエネルギー切れに陥った真ゲッターに、離れた場所から波動を放つかのような形でゲッター線を補給する芸当を見せている。
なお、本作では超合金ニューZαではなく、グレート同様の「超合金ニューZ」製という設定。


ちなみに身長設定は本来、マジンカイザーが概ね20m台、真ゲッター1が50m台となっているが、
本作では劇場版シリーズの恒例か、ほぼ同寸で並び立つ背丈として描かれている。


  • 光波獣ピクドロン

謎の宇宙人がかつて送り込んだロボット兵器。
今回は数十体はあろう大軍団で地球に襲来、圧倒的物量でマジンガーZやグレートマジンガーを敗退に追い込み、東京を蹂躙する。
とはいえ真ゲッターやマジンカイザーの敵ではなく、この2機相手には逆に無双される羽目に陥った。
本作では「ギルギルガン成長用の“餌”」としての役割も持っている設定。


  • ギルギルガン

謎の宇宙人がかつて送り込んだ宇宙怪獣。巨大な卵より孵り、ピクドロンや真ゲッター3のミサイルを捕食して第2形態に成長。
更にピクドロンの大群を食らい尽くして最終形態を通り越し、後述するメカギルギルガンへと変貌した。
映画に登場した個体よりも遥かにパワーアップしており、まず第1形態からしてキングギドラの如く頭を4つ生やしており、
サイズについても映画では30mとグレートより少し大きいくらいであったが、本作では50m台の真ゲッターを遥かに凌駕し、
第1形態の時点で全長100mはあろう巨体として描写されている。


  • メカギルギルガン

ギルギルガンがピクドロンを食らい尽くて最終形態を通り越す急成長を行い、この形態へと変貌した。宇宙人曰く「究極の形態」。
全身がメカニックのごとく銀色に染まった禍々しいフォルムへと変貌しており、その全長は劇場映画の第3形態の70mではきかず、
真ゲッターやマジンカイザーと同時に描かれたカットを見る限り、全長数百m……下手すれば1kmを凌駕する巨体として描かれている。
肉体に刺さったゲッタートマホークを取り込むなど、大好物の金属を口で貪り食うのみならず、全身で食らうことができるようになっており、
マジンカイザーと真ゲッターの猛攻すらものともせず、更には産卵を初めて地球をギルギルガンの飼育場にしようとした。
が、超合金ニューZだけは消化できないことを鉄也に見抜かれてしまい……


スーパーロボット大戦シリーズのオリジナル設定であるメカギルギルガンが、同作以外の媒体で登場したのは2018年時点で本作のみ。


  • 宇宙人の円盤

謎の宇宙人が搭乗する円盤で、形状は『空中大決戦』におけるブーメラン型のもの。



ストーリー解説


廃墟と化した羽田空港に立つ、ボロボロに変わり果てたマジンガーZとグレートマジンガー……
既にダイアナンAとビューナスA、ボスボロットも大破し、今彼らはまさに窮地に陥っていた。


早乙女研究所では、マジンガーチームの危機を前に、竜馬は真ゲッターロボで出撃しようとするが、
今はまだエネルギーの蓄積が不十分すぎて、数分すら戦うことができないと隼人に静止されてしまう。
自分達には何もできない無力さを痛感し、竜馬は憤りを隠せなかった。
何しろ、今マジンガーチームを追い詰めている敵は……かつて自分達の大切な仲間、巴武蔵の命を奪った仇だというのにだ。


突然として地球を襲った、光波獣ピクドロンの大軍団……
一体ですらマジンガーの全高を凌駕する体躯を持ったそれを相手に、ダブルマジンガーは苦戦を強いられていた。
既にさやかとジュンは、早乙女ミチルのレディコマンドで搬送され、ボスたちもただ指を咥えて事態を見ていることしかできない。


光子力研究所の弓教授はグレートブースターを発射し、グレートにブースターミサイルを発射してその隙にZとの脱出を命令するが、
甲児は既に、グレートブースターが到着するまで敵の猛攻が待ってはくれないことを察知していた。
意を決した甲児は、弓教授にグレートブースターをコントロールしてグレートを救助するよう要請、
自身は半壊状態のマジンガーZを駆り、弓教授の静止も振り切って敵を引き付けるべく、マジンガーブレードを手に単身ピクドロンの大群へと切り込んでゆく。
Zは果敢にピクドロンに挑むも、マジンガーブレードすらピクドロンには歯が立たず、
強化形態へと変貌したピクドロンに貫かれてしまい、そのまま電撃で焼かれ、海中に投げ飛ばれてしまった。
光子力研究所に、仲間たちの絶叫が響き渡る……


陽が落ち、既に大都市・東京は、闊歩するピクドロンの大軍団によって更地へとなり果てていた。
命辛々生還した鉄也も昏睡状態に陥り、甲児に至っては事実上のMIA状態……
鉄也の病室に駆け付けてきたゲッターチームは無力感に苛まれるも、ボスはゲッターさえ出動していればこんなことにはならなかったと彼らを非難、
弁慶も自分達だって飛び出したかったと反論するが、一触即発になった彼らをジュンと、目を覚ました鉄也は静止。


一方、光子力研究所にスタッフにより、海中に没したマジンガーZの回収作業が完了していた。
既に戻っていたグレート共々、大破状態に陥りながらも奇跡的に光子力エンジンだけが無事なのは不幸中の幸いであった。
だが、ボロボロになったジェットパイルダーに兜甲児の姿は無く、シローは縋り付いて号泣、さやかも涙する。
弓教授は、早乙女博士に依頼していた研究さえ完成すれば反撃に移れる、甲児の死を悲しむのはその後だと皆を諭すのだった……


その頃、バイクで早乙女研究所に移動中のゲッターチーム。
早乙女博士が弓教授から依頼された研究の事を知っていたのかと竜馬は隼人に訪ね、彼はそれを肯定。
隼人曰く、光子力エネルギーとゲッター線を融合させることを目的としているらしい。
超エネルギー同士の融合……それを知った竜馬は、とんでもない事が起こりそうな予感を感じ取るのであった。


……と、彼らは進撃中のピクドロンの大群に遭遇、どうやら早乙女研究所に向かって進軍しているようだ。
竜馬たちはいよいよ自分達の出番だと闘争心を漲らせ、ピクドロンよりも先に研究所に到達。
格納庫に到着すると、整備員曰くゲットマシンのエネルギー充填にはあと30分は必要とのこと。
……が、そんな猶予が最早ある筈もなく、竜馬たちは整備員を蹴散らしてゲットマシンで出撃、真ゲッター1にチェンジすると
今まさに研究所を襲おうとしていたピクドロンの群れをゲッタートマホークで切り伏せる。
しかし、エネルギー充填が完了していない真ゲッターの稼働時間はほんの僅か……残された時間は少なかった。


一方、早乙女研究所では、完成したエネルギー融合システムが、まさに「ある機体」へと搭載されようとしていた。
竜馬たちが真ゲッターでピクドロン犇めく東京へ向かったことを、ミチルが早乙女博士に伝えようと訪れるが、
彼女が目にしたものは、マジンガーの威容を持ち佇む「新たな魔神」の姿であった……


東京に駆けつけたゲッターチームは、真ゲッター2にチェンジしピクドロンの大群に果敢に立ち向かうが、
その矢先、突如として巨大な卵が出現……突如として上空から降り注いだ電撃を受け、卵が孵る。
表れたのは、ゲッターチームが忘れもしない強敵、金属を貪る宇宙怪獣ギルギルガンであった。
そのサイズは真ゲッターをも凌駕し、頭部も4つ生やしているなど、かつての個体とは比較にならないスペックを有したそれは、
ゲッターには目もくれずにピクドロンの大群を踊り食いのごとく貪り食い始める。
その様子を見て隼人は理解した……ピクドロンは、最初からこのギルギルガンの“餌”として用意されたものだったのだと。


そして、そんな彼らを嘲笑うかのように、ギルギルガンの卵を覚醒させた張本人……宇宙人の円盤が上空より現れる。
宇宙人は地球をギルギルガンの飼育場にすると宣言し、ギルギルガンにピクドロンを食い尽くすよう命令する。
事態を察知したゲッターチームは真ゲッター3にチェンジすると、ミサイルを発射してギルギルガンの口を塞ごうとするが、
逆にミサイルを食われてしまい、その結果ギルギルガンは第2形態へと変貌してしまう。
一気に片付けるべく真ゲッター1へとチェンジするが……突如として、ゲッターウィングが開かないというトラブルに見舞われる。
遂に、ゲッター線の枯渇により活動限界が訪れてしまったのだ。
墜落したゲッターを貪り食うべく、ギルギルガンの牙が迫る……


と、その窮地を救ったのは、突如として上空より現れたダブルスペイザーのサイクロンビームであった。
搭乗者は言うまでもない……生きていた兜甲児、その人だ。
海中に没した後、マリンスペイザーで駆けつけてきた牧葉ひかるに救助され、ダブルスペイザーの整備に手間取りながらも、今こうして戦場に舞い戻ってきたのだ。
光子力研究所はすぐさま甲児に帰還命令を出し、彼が戻ってくるまでの時間を稼ぐべく、レディコマンドと修理されたボスボロットが出撃する。
新たな魔神……マジンカイザーに甲児を迎えるために。


研究所に戻った甲児を待っていたのは、遂に完成したマジンカイザーの威容であった。
弓教授曰く、カイザーはZとグレートの光子力エンジンを搭載する事により、
ゲッター線を融合させた光子力エネルギーの無尽蔵なパワーを制御することが可能だという。
甲児は、祖父の遺したマジンガーZと、父の遺したグレートが一つになったのだと確信する。
未だ重症が癒えない鉄也に後を託され、宇宙科学研究所のパイロットスーツから「いつもの」スーツに着替えた甲児は
皆の想いを背負ってマジンカイザーに搭乗し、その凄まじいエネルギーに感嘆しながらも、真ゲッターの元へと急ぐ。


一方、ボスボロットは下半身を食い破られ、真ゲッターは完全に活動限界を迎え、遂に絶体絶命……
と、そこにマジンカイザーが駆け付ける。
カイザーはターボスマッシャーパンチ、ルストトルネードと必殺武器のオンパレードでピクドロンの大群を容易く蹴散らし、
更には遠隔からゲッター線の波動を放射、枯渇していた真ゲッターのエネルギーを満タンにまで充填する。
早乙女博士曰く、カイザーに搭載された増幅炉は光子力の利用によりゲッター線を飛躍的に増幅できる、まさに恐れを知らぬエネルギーなのだそうだ。


が、宇宙人は並び立ったマジンカイザーと真ゲッターを恐れることなく、ギルギルガンに残りの“餌”を食い尽くすよう命令……
ピクドロンを根こそぎ食らったギルギルガンは、最終形態をも飛び越えて究極の形態、メカギルギルガンへと変貌。
カイザーと真ゲッターが豆粒のように見えるその巨体を振るい、襲い掛かってきた。


マジンカイザーはターボスマッシャーパンチ、真ゲッターはトマホークブーメランをメカギルギルガンに放つが、
敵のボディに突き刺さった必殺武器はそのまま埋まり、身体の中へと飲み込まれてしまう。
これこそメカギルギルガンの新能力……口で貪り食うのみならず、全身で金属を喰うことができるのだ。
ゲッタービームと光子力ビームの応酬すらも通用せず、メカギルギルガンは口から巨大な卵を無数に産卵……
今まさに、地球はギルギルガンの飼育場になり果てようとしていた。


が、そんな悪夢のような状況を前に、モニター越しに戦況を伺っていた鉄也が活路を見出す。
先にメカギルギルガンに突き刺さった必殺武器の内、トマホークは既に消化されかけていたものの、
ターボスマッシャーパンチは溶けることなく、身体に埋まったままだったのだ。
それを見た鉄也は、メカギルギルガンは超合金ニューZを消化することができないのかもしれないと甲児に助言。
甲児は祖父と父、そして皆の魂が詰まったマジンカイザーに賭けた。


そして、その賭けは成功……カイザー渾身のターボスマッシャーパンチ二発目が、メカギルギルガンの身体を貫き、
そこにカイザーのカイザースクランダーの刃がメカギルギルガンの鋼のボディに大穴を開けた。
今こそが絶好のチャンス……剥き出しとなったメカギルギルガンの大穴に、真ゲッターのゲッタービーム、マジンカイザーのファイヤーブラスターが炸裂する。
更に止めとばかりに、レディコマンドから上空高くより投下された上半身だけのボスボロットが、
宇宙人の円盤にへばり付き、そのままコントロールを奪ってトドメのトドメとばかりにメカギルギルガンに激突させる。
遂にメカギルギルガンは宇宙人の円盤共々滅び去り……無数の卵もまた、炎に焼かれて燃えカスとなるのであった。


全てが終わり、メカギルギルガンに溶かされなかったターボスマッシャーパンチを腕に戻したマジンカイザーは、真ゲッターと固い握手を交わす。
まだまだ戦いは終わりそうにない……だが、どんな敵が来ようと、地球にはマジンカイザーと真ゲッターロボ、そして心強い仲間たちがいる。
どんなに強い敵よりも、正義の心と友情の心に勝る者はないのだ!




追記・修正は「グレンダイザーェ……」と思った方がお願いします。


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,1)

[#include(name=テンプレ3)]


  • グレートもカイザー化した今がグレンカイザーを出すチャンスかも知れんな -- 名無しさん (2018-02-19 10:18:12)
  • ↑宇宙の王者を超える「宇宙の帝王」…おかしいな、何故か弱くなった気がするw -- 名無しさん (2018-02-19 15:53:19)
  • 1970年代縛りとはいえ、テレビ版ゲッター號が出なかったのが残念 -- 名無しさん (2018-02-19 16:49:04)
  • ゲッターロボ號は今後漫画版後半を元に初代ゲッターチームと共演して真ゲッターロボと共演するとか、恐竜帝国残党と戦うとか -- 名無しさん (2018-05-14 16:34:18)
  • ↑4桜田吾作の漫画に出たラーガを元にグレンラーガとか゚ -- 名無しさん (2018-05-14 16:34:58)
  • 項目名を見た時、一瞬マジンガーZERO対ゲッターエンペラーってのが脳裏に浮かんだ…宇宙が壊れちゃうよね。 -- 名無しさん (2019-09-24 22:36:25)
  • 読む限りだとカイザーも真ゲッターも原典よりかなり弱体化してるようだな。原典の両機が強すぎるとも言えるが -- 名無しさん (2021-05-17 11:51:14)
  • スパロボ30でアムロνガン混ぜて再現されないかな -- 名無しさん (2021-07-15 17:49:42)

#comment

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧