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相棒の登場人物(あいぼうのとうじょうじんぶつ)は、テレビ朝日系列でシリーズ化されている刑事ドラマ『相棒』に登場する主な架空の人物の一覧である。
凡例[]
登場人物の所属名、役職、階級等は番組公式ウェブサイト(Season10開始時点)と番組オフィシャルガイドブックに従って記載。また、文中の「S.」や「PS.」は、「Season」「Pre-Season」の略称で、数字は話数を示す(「S.1-5」は「Season1の第5話」、「PS.2」は「Pre-Seasonの第2話」の意)。本稿では右京・薫の親族を除き異なるエピソードで2回以上登場している人物のみを記載している。
特命係[]
テンプレート:Anchor - 水谷豊警視庁特命係係長 警部補→警部[1]。生年月日は不明であるが、S.1開始時点で45歳[2]。服装は三つボタンのシングルスーツ、またはスリーピース・スーツで、ベルトは使わずにボタン留のサスペンダーを愛用している。冬場に着るコートもテーラードカラーのチェスターフィールドコートである。東京大学法学部を卒業後に渡英。帰国後、国家公務員採用I種試験に合格、キャリアとして警察庁に入庁。警視庁刑事部捜査二課に出向して活躍していたが、ある重大な事件をきっかけに窓際部署の特命係に追いやられてしまう。S.1終了時に一旦警察庁に戻り、警視庁警察学校の教官に異動[3]するが、休職してロンドンへ渡る[4]。S.2で特命係復活に伴い復帰し、S.3では免職されかかったが、これも免れている。性格は極めて冷静で理性的。誰に対しても敬語を使って丁重に接する[5]が、思ったことをずばりと言ってしまう事もしばしば。余程の事でない限り動じることはなく、非常に強靱な精神力を持っている。だが罪を罪とも思わない非道な犯人などに対しては怒りが頂点に達すると怒号を放ち、顔を震わせて「激昂」する激情家の一面も持つ。薫の前に6人の部下が右京についていけずに辞職したため、後述の特命係誕生の経緯も由来して「杉下右京は人材の墓場」と呼ばれている。薫から「ただでさえ私生活を明かさない人」と言われている(S.4-16)ようにプライベートは謎に包まれている。観察力、洞察力、記憶力に優れ、分析能力や推理力も非常に高く、時には誰も疑問に思わないような些細な事を足掛かりにして捜査を開始する。あくまで事件の真実を明らかにすることにこだわり、手柄には興味を全く示さない。「人は犯した罪を法で裁かれなければいけない」を信条に、個人的感情よりも警察官としての矜持を貫く強い信念と正義感の持ち主で、組織的・政治的利害や事情に関係なく一片の妥協も無しに真実を追求する姿勢から、不祥事を公にしたくない上層部と対立し圧力がかかることもしばしば。また不法侵入、違法な捜査令状のごり押しなど、事件解決のためなら違法行為も辞さない手段に訴えることもある[6]。一方で大事な人や自らの正義のために止むを得ず罪を犯した人間に対しても、犯罪を正当化しようとは決してせず、情に流されることはない(S.5-1、S.7-2,最終話、S.8-14)。人命が失われる事態を嫌うため、拳銃は決して携帯せず、警察官の義務である射撃訓練すらしないほど嫌っている(S.2-4)。「夜飲まないと眠れない」ほどかなりの紅茶通[7]であり、いつも丁寧に作っては飲んでいる。カップに紅茶を注ぐ時に、ポットをかなり高い位置に引き上げてまた戻すという、独特な注ぎ方をする[8]。好きなものは牛のほほ肉(S.9-11)、苦手なものは梅干し[9]と酢豚のパイナップル等(S.4-12)。PS.では喫煙するシーンもある。総じて手先が器用で、リンゴの皮剥きを綺麗にこなし(S.4-18)、ピアノまで弾け(S.3-15)、携帯メールや電卓の操作も早い(S.4-19、S.10-4)。運動能力も高く、剣道(S.5-7)や護身術にも長けている。車の運転技術は高い(S.3-9)が、普段は薫や尊、平時はたまきに運転を任せている(S.6-17)[10]。様々な分野に造詣が深く、円周率の暗記(S.2-12)やワイン(S.5-9)、手話(S.5-11)、方言(S.6-10)、マジック(S.8-13)、更には病気や薬品の知識にも長けている。複数の外国語を理解しているが、大学ではフランス文学の単位を落とした(S.7-15)[11]。洞察力や推理力が高いため作家から気に入られることもある(S.6-3,7等)。趣味は紅茶、チェス、落語、クラシックレコード鑑賞など。特に落語は同じ趣味をもつ米沢とカセットテープの貸し借りをしたり、話が盛り上がることもしばしばである。中学時代に書いた推理小説が大学の推理小説サークルの同人誌に掲載されたことがある(S.4-8)。幽霊や超能力に興味があるが「幽霊を見る能力が欠如している」と自称し、霊感の強い薫を羨ましがる事もある。口癖は、「はい?」「おやおや」「細かいところまで気になってしまうのが僕の悪い癖」。「一つだけ」と言って去り際の質問で事件の核心に繋がる情報を聞き出すこともしばしば。また、動揺すると「僕とした事が!」「迂闊でした!」と狼狽する[12]。テンプレート:Anchor - 寺脇康文警視庁特命係員 巡査(巡査長たる巡査)→巡査部長[13]。S.7-9までの右京の初代相棒。1966(昭和41)年7月23日生まれ。実家は新潟県[14]で造り酒屋を営み、父親は市議会議員も務める。新潟県立阿賀野東高等学校卒業後、野球でのスポーツ推薦で城南大学法学部法学科に進学。妻の美和子、浅倉禄郎は大学時代の同級生だった。大学卒業後に警視庁入庁。刑事部捜査第一課入りを果たすが、指名手配犯を捕まえようとして逆に人質にされるという失態を起こし(PS.1)、特命係に追いやられる[15]。S.1では一時的に警察庁長官官房付として警察庁に出向したほか、S.2では特命係復活までの間、警視庁の運転免許試験場、S.3では所轄である麹町東署の刑事課捜査一係(強行犯係)に勤務した経歴を持つ。S.5-最終話では懲戒免職処分に追い込まれるも、地方公務員法を逆手にとった右京の計画[16]でそれを免れた。大学時代より美和子と長らく交際していたが、S.3で破局。しかしS.4開始時に復縁し、最終話で美和子と入籍した。性格は根が真っ直ぐな正直者のお人好しで熱血漢。腰が重いわりに口が軽く、警察官を辞めるまで警視庁内で唯一、右京と長時間一緒に居ることが出来る人物だった。当初は右京とはそりが合わず腹を立てることもあったが、右京の心情や思慮に触れる中で右京を認め、彼の良き相棒となった。時に右京の強引さや策略に振り回されたり、右京の正義に戸惑うこともあったが、その信頼は揺るがず、右京が違法行為に及んでも信じぬくという意思を、警察官の仲間意識を指して右京に「諸刃の剣」と評される(S.7-7)。時に自身の情による行動や優しさを見せることがあり(S.5-8、S.5-19)、S.5-1では頑なな右京の意志を擦り合わせたことで右京に「君がいつもそばにいてくれて助かります」とまで言われている。当初は捜査一課復帰を願い手柄に固執し「特命係の亀山」と呼ばれることを嫌っていたが、話が進むにつれて現状に馴染み余裕を見せるようになった。服装は、フライトジャケット[17]にトレーナー、カーゴパンツの組み合わせがほとんどで、査問委員会等にもその格好で現れるほど。ただし、場に応じてスーツを着る場合もある(S.1-最終話、S.2-3、S.5-9他)。元喫煙者[18]でコーヒー好き。子供好きでもあり、一緒に遊んだり世話をしたりすることもしばしばある(S.5-12他)。嫌いなものはヒジキ(S.4-12)とあんパン[19]。嘘を付くのが苦手で、ごまかそうとしても敬語で話してしまう癖があるため、簡単に見抜かれてしまう(S.4-4)。スポーツ推薦で大学に進学できたほど運動神経は良いが、頭を使う事はやや苦手とする。ただ、幼少期から好きだった昆虫に関する知識は右京以上で(S.4-14)、虫マニアとも語り合えるほど。味覚・嗅覚がかなり鋭く、事件の凶器発見に貢献したり(S.2-3)、ワイン評論家を驚かせたりした(S.5-9)。また、勘も非常に鋭く「思い出したように出る神がかりに近いヤマカン」(S.1-最終話)で事件の解決に大きく貢献する時が稀にある。だが何かと事件に巻き込まれやすいトラブル招聘体質でもあり、幾度か犯人に人質にされ窮地に陥ったことがある[20]。さらに霊感もあり、「全裸の女性の幽霊」を目撃したのがきっかけで白骨死体を発見した事もある(S.3-最終話)。ある事件で殺された親友への思いに接し、その親友が活動していた国、サルウィン[21]を訪れた際に (S.7-1〜2)、腐敗が蔓延しているこの国の子供達に正義の精神を理解してほしいと感じ、それを教えるために警察官を辞め、美和子と共にサルウィンへ旅立った(S.7-9)[22]。「白い罠」(S.2-16)のエンディングで彼が涙ぐむシーンがあるが、これは演技ではないものの「亀山薫のベストシーン」だと水谷、寺脇両者が認めている[23]。寺脇いわく「薫は自分にとって理想の男性」とのこと。テンプレート:Anchor - 及川光博警視庁特命係員 警部補。S.10までの右京の2代目相棒。1970年2月1日生まれ。東京都大田区田園調布出身[24]。1993年に中央大学法学部を卒業して警視庁入庁。その後、推薦組として警察庁に採用、上層部からの「特命」により特命係及び右京が警察にとって必要かどうかを調査するため、警察庁警備局警備企画課課長補佐の警視の階級から表向き「2階級降格の左遷」という形で特命係に警部補として配属、半年間限定の「潜入調査」を開始する。しかし、自らに課せられた「特命」が、かつて自身が開発を主導した顔認識システムを備えた開発中の巨大監視システムの機関運用に、右京と尊を捜査官・運用官として配した際の適性を見極める為に仕組まれたことと判明[25]。同システムの関与する事件を機会に、右京と共に真実を知り、事件解決後は己の意志で警察庁には戻らず、警部補の階級のまま特命係に留まる道を選んだ(S.8-最終話)。大河内とは警視庁時代からの旧知の仲で一緒に飲みに行ったり、剣道鍛錬につきあったりしている(劇場版II、S.10-10)。クールかつ気障な自信家で、推薦組として出世街道を歩む経歴から、エリート然とした雰囲気を醸し出す秀才タイプ。『トリオ・ザ・捜一』や内村の嫌味もそつなくかわし上司には逆らわないが、意見はしっかり主張する(S.7-最終話)。負けず嫌いの性格から右京とは何かと張り合い、互いの痛いところを突き合うも、一枚上手の右京に置いてけぼりにされたり、やり込められムキになることがしばしば。基本原則に準ずるため、捜査に手段を選ばない彼のやり方に時に苦言も呈し、右京に意見する際の「お言葉ですが…」は口癖と化している。時折、右京にさえ本心を読み取らせない曲者の一面を垣間見せる。当初右京には「君は亀山君の代わりにはなれません」と距離を取られても(S.7-最終話)、自分から「花の里」に来るなど(S.8-8)、右京への興味を隠さず行動を共にしようとしていたが、当の本人にはにべもなくあしらわれることもあった。しかし事件によっては互いに歩み寄り、スパイとしての立場を捨てて以降は右京にも認められ、相棒としての信頼関係を築いていく。なお、スパイだった当時は右京に関する感想をパソコンに綴り(S.7-最終話、S.8-4,12等)、「報告」[26]していた。服装は黒いスーツ[27]に色柄もののカッターシャツを着用。第2ボタンまで開けていることがほとんどで、基本的にネクタイは着用しないが、警視庁警備部時代の若い頃(S.10-1)は着用しており、特命係配属初日までの間(S.7-最終話)など現在でも場に応じて着ける時もある。普段はミネラルウォーターを常飲しており、好物はナポリタン[28]。記憶力、洞察力もあり、総じて頭の回転は速いが、やや迂闊な所があり、軽率なミスをすることもしばしばある。ダークグレーの'09年式日産・GT-Rに乗っており、少々運転が荒く[29]、運転時はサングラスを着用している。S.9からiPhoneを所持。チェスも得意で右京と互角に勝負ができる (S.8-8)[30]。育ちの良さから物を見る目は高い(S.8-18、S.9-7)他、女性の香水や服装にも詳しく(S.9-1,9)、その知識が捜査に役立つこともある。右京に絶賛されたほど絵が上手い(S.10-1)[31]。警備畑出身のため実物・写真・白骨を問わず死体は苦手で、見ただけで気分を悪くする。温泉とホラー映画も苦手(S.8-2、S.9-7)。遅刻が多く(S.9-11)、貧血気味の体質(S.9-12)。捜査一課には陰で「ソン」と呼ばれている[32]が、尊本人はそう呼ばれる事を快く思っていない。恋人はいないが、大学時代に警視庁勤務が決定した時期に恋人から理由を告げられずに破局している(S.8-10)。警察庁以前に警視庁警備部警備第一課警備情報第4係に配属されていた若い頃に友人の女性を殺害され、自身も証人として出廷したその事件の裁判で、友人を殺された怒りから被告が不利になるように嘘の証言をした過去があり、後に被告が出所後自殺したことで冤罪が発覚した時、自責の念を抱かせる出来事となる(S.10-1)。当初はドライな部分もあったが、クールな振る舞いとは裏腹に、不遇な人間への配慮や思いやりを見せることもあり、時に感情的になることもある。正義感も持ち合わせているが、徹底して正義を貫く右京とは異なり、折り合いをつけて解決する事も良しとするため、その信念の相違から右京と対立することがある(S.9-6,10)。プライドが高く「自分は他人より頭が良い」と思っている人間に嫌悪感を露わにする(S.8-4)。クローン人間を作る実験が成功した事に絡んだ殺人事件の捜査の中で、法や社会に受け入れられそうにないクローンの子供を守るため、クローン人間の誕生を公にすることも構わずに罪を追及する姿勢を貫く右京と対立、自らがクローンの胎児を殺す覚悟を以て右京に信念を曲げさせたことで、大河内を介して人事異動により特命係から離れようとしたが、右京に引き止められる。しかし長谷川の根回しにより、長谷川と同じ警察庁長官官房付への異動を命じられ、特命係を去った(S.10-最終話)。特命係と所縁のある女性[]
テンプレート:Anchor - 鈴木砂羽帝都新聞社会部記者(警視庁記者クラブ所属)→フリージャーナリスト。生年月日は1970年(昭和45年)11月12日[33]。S.1時点で32歳[2]。薫とは大学時代からの付き合いで、長い間同棲していた。S.3で自身の浮気を発端に破局、別居してしまうが、S.4-1で復縁。途中、帝都新聞のカイロ支局(エジプト)への転勤をはさみ(S.4-12〜20)、同最終話で薫と入籍した。その後、S.5で10年あまり勤めた帝都新聞を辞めてフリージャーナリストに転身、S.7-9で警察官を辞めた薫と共にサルウィン[21]へ旅立った。普段はさばさばとした性格で気が強いが、薫に他の女性の影を感じると嫉妬してしまうような一面もある。薫に対する口癖は「○○し給え」[34]。過去に薫をいじめたと勘違いして右京の、そして特命係を疎ましがる内村の足を踏みつけたこともある(PS.1、S.1-5)。職業柄、特命係が追っている事件に関して情報を持っていることも多く、その場合には2人に情報を提供し、逆に、特命係が上層部に不祥事案件で握りつぶされた時は、リークを受ける時もあった。また、彼女の何気ない一言が重要な手がかりとなることも多かった。時に事件に巻き込まれ、薫共々命の危険に晒されたこともある(S.5-2、S.6-15)。独立してから初の単行本を出す話もあったが、編集者の死により流れている(S.6-7)。「美和子スペシャル」[35]という、初めて見た者は口に入れるのをためらう程に変な色合い(ラベンダー色)をした得意料理がある(S.5-13他)。テンプレート:Anchor - 益戸育江[36]小料理屋「花の里」(PS.では「新ふくとみ」)[37]女将。生年月日は不明だが、S.1時点で38歳[2]。常に和服姿[38]で、誰にでも分け隔てなく接する物腰の柔らかい女性。右京の元妻ではあるが、その後も右京のことを何かと気遣ってくれている「家族以上の存在」であり、右京の最大の理解者。右京と結婚していた頃、右京とともにロンドンに滞在していた時期がある[39]。離婚理由は未だ不明で、本人曰く「頑固で不器用で天邪鬼な所に惚れ、頑固で不器用で天邪鬼な所が原因で別れた」らしい。美和子とは違い基本的に事件には首を突っ込まないが、ふとした時に店で漏らす一言が右京に重要な手がかりを与えることも少なくない。また、元夫婦らしく、右京の考えている事を一発で当てたり(PS.2)、右京が「自信がない」と言った台詞から彼の着眼点を言い当てて右京を仰天させたりしていた(S.5)。尊にも友好的で、右京と尊の間を取り持とうとしたりする他(S.8-1、S.8-10)、尊と映画を観に行ったりしている(S.9-7)。右京と薫だけがJR東日本の寝台特急カシオペアに乗ったことで不機嫌になっていたり、列車の発着時刻に妙に詳しかったりと隠れ鉄道ファンの節がある言動も見受けられるが、本人は否定している(S.6-10)。雷が大の苦手(S.2-3)。S.10-1で日本や世界各地を旅することを理由に突如「花の里」を閉店した[40]。テンプレート:Anchor - 鈴木杏樹[41]元暴力団幹部の愛人。「花の里」二代目女将。夫を亡くし、暴力団幹部の元で愛人として身を寄せていたが、夫を死に追い込んだのがその暴力団幹部だと知り復讐を決行。直後に海外逃亡を図ろうとしたが、途中で右京と薫に出会ってしまい緊急逮捕された(S.4-19)。当初は自分の境遇を忌んでさえいたが、右京や薫の言葉で前向きな心境に変化し、服役して刑期を終えようとしていた。しかし、ある女性受刑者の脱獄計画に巻き込まれ、さらにその計画の裏に関与した首謀者に殺害されかかるも、特命係に救出され再び服役した(S.6-11〜12)。出所後、清掃会社に就職してからある外食チェーン経営会社の社長の元で家政婦として雇われ、会社の商品開発担当にもなり社長にプロポーズされるといった後述の境遇とは一転したツキすぎた出来事から自分が狙われていると勘繰るも、右京と尊・捜査一課を巻き込んだ末に(ある犯罪が発覚したものの)早とちりだと判明、玉の輿のチャンスは立ち消えになり、その後右京の薦めで「花の里」の女将となる(S.10-12)。ことごとくツキに見放された人生を送っていた自他共に認める「ついてない女」[42]。加えて早とちりしやすいおっちょこちょいな性格で、女将として料理の腕は悪くないが、注文や食材を間違えるなどうっかりが多い。元暴力団の情婦で服役囚という過去由縁か、いざと言うときは強い度胸をみせる。主要レギュラー[]
警視庁[]
刑事部捜査一課(トリオ・ザ・捜一)[]テンプレート:Anchor - 川原和久警視庁刑事部捜査一課7係[43]員 巡査部長。薫の捜一時代からのライバルであることに加え、特命係が「勝手に」動くことを疎ましく思っている、『トリオ・ザ・捜一』のリーダー格。薫と顔を合わせた時の「特命係の亀山〜!」[44]は、本作での定番台詞。ただし、いつも憎まれ口を叩き合いつつも、事件によっては薫と協力するなど完全な不仲とは言い切れず、薫が辞職する際には、憎まれ口を叩きながらも、しっかり見送った(S.7-9)。誰かに噂されると背中がかゆくなったり(S.3-9)、ドア越しや取調室のマジックミラーの向こう側にいる特命係の存在に気付くなどの特異体質の持ち主。美女にめっぽう弱いが、強面な上に恋愛下手なため、『トリオ・ザ・捜一』で唯一、恋人がおらず(S.5-11)、女性に積極的に接するところを薫にからかわれたりしている(S.1-9、S.2-5)。剣道が得意で、薫を打ち負かしているが、師匠が殺害された事件に右京が興味本位に首を突っ込んだ時は不快感を露にしていた(S.5-7)。流行の事象や人物に疎く、事件関係者が有名人である場合でも気付かず、よく芹沢や米沢から突っ込まれている。子供の相手は苦手。捜査では三浦や芹沢同様、右京に先手を取られてしまいがちである。「長いものには巻かれるに限る」と発言したことがある(S.1-12)ように、正義感が強いあまりに暴走しがちな薫と比べるといささか冷静で、基本的には組織の枠をはみ出すような行動はしない。だが上司の内村が己のエゴのために事件の真実を捻じ曲げるような捜査命令を下した時は「勝手にやりゃあいいだろ!」と啖呵を切ってみせたりする(S.2-18)など、「筋の通らないこと」を嫌う彼なりの正義感を持ち合わせている。「何事も自分の目と耳で確かめる」ことがモットー(S.3-9)。基本的に捜査や取り調べは強面でかつ強引に行っているが、聴取中の参考人に暴れられたり(S.5-5)心臓発作を起こされた(S.6-6)時に動揺するなど臆病で打たれ弱い面もある。当初は右京を「警部さん」と呼んでいたが、後に「警部殿」「杉下警部」と呼ぶことが多くなった。また、階級が上の尊には右京と同じく敬語で接しているが、一方で陰険な行動も目立っているものの(S.8-1,4等)、自分が命を狙われた事件以降若干信頼を見せる姿勢も見られる(S.8-15)。また、かつての薫に替わって尊という新たな相棒を得た右京ないし現在の特命係の能力自体は認めており、最近ではあくまで「利用する」というスタンスで連携を取ることも多い(S.8-10、S.9-16)。S.10-10では芹沢が撃たれ、捜査から外された時には、右京と一時的にコンビを組んだ。作中で呼ばれたことはないが、ファンやスタッフからは「イタミン」と呼ばれている。元々は掲示板やブログ等でファンが呼ぶだけだったが、2008年5月1日放送の裏相棒の第八夜のサブタイトルに使われるなど、いつのまにか公式化している。また、小説「鑑識・米沢の事件簿」では、女子職員が影で「イタミン」と呼んでいることが明かされた。テンプレート:Anchor - 大谷亮介警視庁刑事部捜査一課7係員 巡査部長。岐阜県出身。PS.2より登場[45]。『トリオ・ザ・捜一』の中では一番の年長者で唯一の妻帯者。そして3人の中で唯一、所轄署を経て警視庁刑事部に配属になった「叩き上げ」の刑事[46]。『トリオ・ザ・捜一』の中では比較的穏健な性格で、薫と伊丹がぶつかり合っている場をとりなしている『トリオ・ザ・捜一』の良心的存在。初登場時からしばらくは伊丹同様、結構荒っぽい取り調べを行っていた。一方で、仲間が危機に晒された時には、犯人に怒りを爆発させて伊丹が止めに入る一幕もあった(S.7-9)。特命係が動く事を疎ましく思っているが、右京に対して「警部殿」と言うなど慇懃な態度を取り、伊丹に比べ多少は敬意を払っている。更に、密かに特命係へ仕事を依頼(S.5-4)して以降、陰では特命係を信頼している様子もある。最近少し老眼気味(S.4-5)で、眼鏡をかけることが多くなった。テンプレート:Anchor - 山中崇史[47]警視庁刑事部捜査一課7係員 巡査。島根県出身で、興奮すると地元の方言が出る(S.3-12)。S.2から登場[48][49]。薫や伊丹、三浦の後輩。伊丹や三浦に何かとどやされているが、薫が先輩ということもあってか特命係への反感などはほとんどないため、特命係の2人と会ったり別れたりする際には律義に会釈をする。ただし、その場のノリ次第では伊丹や三浦と同様に嫌味を口にして、薫に怒られて逃げ出したりするお調子者でもある。そのため、薫に捕まったり右京や尊の話術にはまったりして、特命係に重要な情報を流す場面も多い。S.8の頃より特命係の勝手な捜査にうんざりすることも出てきているが、必要以上に特命係を嫌っている訳ではないので、特命係と情報をやり取りして捜査に利用するという、ちゃっかりした面も持っている。知人に起きた事件の捜査のため、特命係と共に捜査をしたこともあり(S.4-3、S.7-16)、S.7-16では右京と一時的にコンビを組んだ。とんでもない軽口を叩く事があり、刑事とは思えないような言動も目立つ。恋人がいるが、本編では写メールでのみ姿を見せている(S.10-10)[50]。鑑識課[]テンプレート:Anchor - 六角精児警視庁刑事部鑑識課員 巡査部長[51]。PS.2より登場[52]。非常に優秀な鑑識で、趣味は落語[53]。同じ趣味の右京とは何かとウマが合い、彼を「敬愛する刑事」と敬っている。事件現場を教えて特命係の2人を現場に来るように仕向けたり、「落語のチケット」「名人のカセットテープ」などと交換に、「捜査一課がつかんだ情報」を右京に提供するなど特命係への捜査へ積極的に協力し、自身も特命係からの依頼で調査分析を行い、今では無条件で特命係へ協力する場合がほとんどとなっている。尚、この事は捜査一課やそれ以外の者も承知しており、公然の秘密と化している。事件について語る時、ドラマ等の影響を受けているような願望込みの想像を解説に交えたりする(S.2-18)。「あの人嫌いですから」と伊丹を苦手としているが、『トリオ・ザ・捜一』とはそれなりに付き合いがある。上記の落語以外にも多趣味な一面があり、主なものにアナウンサーオタク(S.4-10)、ギター、ゲーム、鉄道オタク(S.8-5)など。漫画喫茶に毎晩のように通いつめていた程に漫画好き(S.7-3)で、また様々な作家の熱狂的ファンの一面もある(S.2-6、S.6-3、S.9-1)。好きな食べ物はオムライス。苦手なものは高い所(S.4-4)と、チェス等の駒を使うゲーム(劇場版I)。眼鏡をしている理由は、視力の悪さの他に「素顔だと人相が悪く見えてしまう」ことを気にしているため(S.4-10)。以前妻に逃げられ離婚した経験があり[54]、現在は独身。別れた妻のことは今でも想い続けており、S.5-3では「元妻の行方を捜してかれこれ3年」とも話している[55]。小説『「相棒シリーズ 鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』とそれを原作にした映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』では主役を務めたほか、『警視庁捜査一課9係』特別編(2006年12月27日放送)と『新・警視庁捜査一課9係』season3 第1話(2011年7月6日放送)に登場したことがある。組織犯罪対策部組織犯罪対策5課[]テンプレート:Anchor - 山西惇警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策5課課長[56] 警視[57]。PS.2より登場。黒ぶち眼鏡がトレードマークで[58]、「(よっ、)暇か?」が口癖。ちょくちょく特命係の部屋にやって来ては、コーヒーを飲みながら雑談などをしており、部屋に誰もいなくても勝手に入ってきてコーヒーを飲んだり新聞を読んでいることもある。そのためか、特命係の棚にはパンダのマイカップ[59]が置かれている。また特命係のコーヒーを気に入っているということも特命係の部屋に来る理由でもあり、コーヒーを淹れていた薫の退職後は尊に用意させている。特命係に対して個人的に面倒は見ているが、直接の上司というわけではない。ただ、特命係の能力については非常に高く評価しており、事件情報を流したり、担当事件の手伝いをさせたり、逆に特命係の捜査のために部下を同行させたりするなど、関係は良好。彼の何気ない言動が右京にヒントを与えることもある。性格は至って温厚で普段はいつも飄々としているが、自身が担当する暴力団の薬物関係や銃関係の事件捜査の際は、容疑者に対して容赦なく大声で怒鳴りつけるなど、かなり厳しい一面をみせることもある。また、殺人事件に銃や薬物が絡んでいた場合には捜査一課と手柄の奪い合いを繰り広げている(S.4-13、S.9-6)。京都府警察に勤務している双子の兄がいる[60]。まれに家庭内の出来事や家族に関することを話すことがある。ミーハーな性格で、世の中の流行には詳しい。ほとんどの人が「微妙」と称していた美和子スペシャルの味をべた褒めしたり (S.5-13)、コーヒーの味についてインスタントと挽きたての区別がつかない(S.8-13)など、やや味覚音痴気味。煙草の銘柄はエコー。人前で発表することが苦手(S.7-5)。大木 長十郎[61] - 志水正義警視庁組織対策部組織犯罪対策5課のベテラン刑事(階級は不明)で、角田の部下。「ああ。杉下さん、こんにちは。」くらいしか台詞がない。小松 真琴[61] - 久保田龍吉警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策5課員の若手 (階級は巡査部長)で、角田の部下。大木は小柄で小松は長身という、苗字とは正反対の体躯で、いつも特命係の様子を覗き見している。S.5からは角田と共に特命係と絡むことが多くなった。角田と同様に、捜査一課の刑事とは事件の処遇を巡ってもめることが多い。右京や伊丹とともにシリーズ開始以降、同役で登場し続けている。刑事部[]テンプレート:Anchor[62] - 片桐竜次警視庁刑事部長 警視長[63]。薫の不祥事を「刑事部の恥だ」と断じて、特命係へ追いやった張本人。特命係の存在を最も疎ましがり毛嫌いしているため、事件に首を突っ込んでくる特命係の2人[64]を呼び出しては毎回のように激しく叱責している。その一方で捜査能力自体は認めている節もあり、回を重ねるにつれて嫌悪感を表に出すことが少なくなり、特命係を私用で動かしたりもしている(S.10-14)。小野田から「悪人面」と称される強面で(S.6-最終話)、「バカモン!!」(もしくは「バカモノ!!」)が口癖。PS.1では部下であっても敬語口調であったが、それ以降は基本的に命令口調である。『トリオ・ザ・捜一』や、大木・小松コンビが失態を犯すと、彼らの上司を飛び越えて、直接本人を呼びつけては怒鳴りつけている。手柄は奪ってでも全て自分のものにしたがる、失態や責任は全て部下や所轄に押しつけるなどかなり人として器が小さい。剣道に造詣があり(S.5-7)、好きな女優やウイスキーの話になると見境が無くなるミーハーな一面もある(S.5-19, S.6-14)。自室に「古轍」[65]と書かれた書を飾ってある。テンプレート:Anchor - 小野了警視庁刑事部参事官 警視正。内村と行動を共にすることが多い、内村の腰巾着的な存在。内村程ではないものの特命係の動きを疎ましがっているが、必ずしも内村と同感というわけではなく、話についていけなくなることもある(S.5-19等)。また、最近では右京に対し若干の情報を与えることもあり(S.5-最終話、劇場版IIなど)、事件解決の理由を「特命係のおかげ」と口走ったこともある(S.6-2)。捜査一課長・管理官と同様の役回りで、所轄署で捜査の指揮を執ったりしている[66]。不祥事に際しての謝罪会見を内村に押しつけられることがよくあり、会見で涙を流した際に、内村から「大根役者」、小野田から「アカデミー賞もの」という両極端の評価を受けた(S.6-最終話)。警務部[]テンプレート:Anchor - 神保悟志警視庁警務部首席監察官[67] 警視→警視正(S.10より)。警察庁キャリアで[68]、警視庁に出向中(S.6-10)。S.2-1から登場。かなり几帳面な男で、携帯している小瓶に入れた錠剤(中身は好物のラムネ菓子)をよく口にして噛み砕いており、周囲からは「ピルイーター」と呼ばれている。職務を離れた私見では特命係の能力を高く評価し、特命係両名の懲戒処分を引き延ばそうとしたり、特命係からの依頼に協力したりするなど、警察組織上層部内では数少ない特命係の理解者である。さらにS.2-18で秘匿で事件の捜査を依頼した際に自分のある秘密[69]を打ち明けた。一時期、特命係と距離を置くようになった(S.7-1)が、それ以降も特命係との関係は続いている。テロ対策において、警視庁と各県警本部の公安部及び公安調査庁の連携不足を懸念し、合衆国並みの国家安全保障局設立という大望を抱いており、右京と薫の登用を考えていたほか、小野田に自分なら右京を上手く操れると豪語したこともある(S.6-10)。それに関係して臨時で管理官に任用された経験があるものの、審議官より「失格」の烙印を押されてしまった(S.5-11)が、小野田には分析官に向いている評されている(S.6-10)。尊とは警察庁時代からの旧知の仲のため、バーで一緒に飲んだり(S.8-1,10,最終話等)、剣道の練習に付き合わせる(S.9-9,劇場版II)など、尊のことを度々気にかけている。過去に尊が推薦されて警察庁へ移籍する際に上申書を出して反対していた(S.8-最終話)。警察庁[]
テンプレート:Anchor - 岸部一徳警察庁長官官房室長(通称・官房長)[70] 警視監。6月4日生まれ[71]だが、年齢に関する詳細は不明。S.1より登場。東京大学法学部卒業。警察庁から出向していた警視庁公安部参事官時代に、外務省公邸人質監禁・篭城事件に対処すべく、プロジェクトチーム「緊急対策特命係」を結成、その作戦参謀が杉下右京だった。この時の小野田の判断ミス[72]で部下と人質に死者が出てしまうが、上層部の判断により責任は窓際部署「特命係」への封じ込めという形で右京1人に押しつけられた。つまり特命係の誕生、並びに現状に至る原因を作った張本人である。特命係に非公式の依頼をする一方で、何度か廃止された特命係の復活に関与したりするなど基本的には特命係を支援しているが、味方なのか敵なのか分からない行動をとることもある喰えない男で、警察内部の不祥事などが絡む事件の場合は、警察や国家の威信を守る立場に立ち、右京と対立することがある[73]。だが籠城事件に対する責任感からか「緊急対策特命係」の生き残りと一緒に右京を「自分を殺してもいい人間」に挙げている[74]。また、尊の特命係配属に絡む密命にも関与していた。普段は飄々としているが、犯罪や政府組織などの腐敗を憂う気持ちは一応は持っており、権威を利用して犯罪を隠蔽しようとした官僚に対して制裁を加えたことがある(S.1、S.5-各最終話、S.8-7等)。また、右京ほどではないが、大がかりな事件などで、誰もが全く気にしていない点に着眼し推察していた(S.1-5)。一方で気が回りすぎて失敗してしまう事もあった(S.4-9、S.8-最終話)。警視庁篭城事件発生前後から、警察庁長官と共に警察庁を省に格上げする改革に着手。その計画に反対する警視庁幹部一掃の人事を進めるが、その人事で懲戒免職となったある一人の幹部に恨まれ、刺殺された(劇場版II)。一方で、その一ヶ月前の2010年6月にはテロ組織「赤いカナリア」が絡む国家を揺るがす事態を収束させるため、片山雛子と共に本多篤人を「超法規的措置」により秘密裏に釈放する計画を進めていた(S.9-最終話)。右京と2人で話をするため食事をする事が頻繁にあるが、「庶民的」な店では勝手が分からないようで、回転寿司で取った皿や食べ終わった後の皿をレーンに戻してしまう(S.1-4,S.3-3,劇場版Iなど)、湯飲みでボタンを押すお湯の注ぎ方がわからずに指を火傷する(S.7-12)こともあった。後に食べ終わった皿をレーンに戻さなくなり、本人はこれを「成長」だと言っていたが、右京に「それは成長ではなく、ただの常識です」と言われてしまった(劇場版II)。登場初期の頃は一人称を「俺」と称することもあった。例外もあるものの基本的に右京と同様に敬語口調で、どんな若手警察官に対しても「さん」もしくは「君」付けで呼ぶが、右京に対してだけは「お前」「杉下」と呼んでおり、敬語はほかの人物へと比べて少ない。疑問を投げかけるときはよく「~かしら?」という口調を用いる。美和子に対し「特命係を動かしているのは、実は君の旦那様(=薫)なんだね。」と語る(S.5-15)など、薫を高く評価していた数少ない人物でもあった。対して特命係に来てから組織の体制よりも正義感や感情を優先させるようになった尊を「青くなった」と評している(劇場版II)。プライベートでは、孫を車で幼稚園に送る程の孫煩悩。「じいじ」と呼ばれ、孫に対しても丁寧語を使っていた(S.1-5)。特命係と関わった人物[]
犯人(被疑者・被告人・服役囚等)[]
テンプレート:Anchor - 生瀬勝久薫や美和子とは大学の同級生で、無二の親友だった男。かつては優秀な検事であったが、売春行為を行っていた女性を次々と殺害し「平成の切り裂きジャック」という異名をとられるほどの連続殺人犯。その事実が特命係に発覚し[75]、逮捕された。自分が「不義の子」である事がトラウマとなっており、連続殺人に手を染める以前にも、幼少期に娼婦だった母親と、売春に手を染めていた婚約者を殺害していた(PS.2)。東京拘置所に収監中、死刑判決を受けた後、検事時代に起訴できなかった犯人を右京に逮捕させるよう薫に伝えるために脱走するも身柄を拘束された(S.2-1)。事件解決後、再び脱走して投身自殺を図る(S.2-2)。だが奇跡的に助かり、その後は記憶喪失となってホームレスとして生活しており、右京や薫とのニアミス(S.2-10)を経て、約半年後に発見され再収監されたものの、拘置所内で元上司の次長検事に教唆された刑務官により殺害されてしまった(S.2-最終話)。死から1年後、記憶喪失時に娼婦の遺体の入ったトランクを運んでいた事実が判明し被疑者として疑われる事となるが、特命係と美和子の尽力により無実が証明された(S.3-18)。尚、死に至るまで記憶が完全に戻ることは無かったが、薫の夢の中や薫と美和子の前に亡霊として姿を現した時には記憶が戻った姿を見せていた(S.3-18)。また、自分の経験を踏まえて、少年法を熟知した上で殺人事件を起こした少年の更生に一役買ったこともある(S.1-5)。テンプレート:Anchor - 武野功雄指名手配中に薫に発見されて逮捕されそうになるが、逆に銃を突きつけて薫を人質にし、小料理屋に立てこもった(PS.1)。この事件がきっかけで、薫は特命係に追いやられる事となった。前科3犯で所轄署地域課の警察官にも逮捕されたことがあるが、後にその警察官の変死現場を目撃してしまい、殺人事件の被疑者として疑われる(S.3-13)。テンプレート:Anchor - 泉谷しげる東京大学卒業の自称「模範的一般市民」。日ごろの警察の不祥事を憂いて警視総監に向けて何度も手紙で訴えたが、返答が全くないことに業を煮やし、ダイナマイトを携えて薫を人質に警視総監室に立てこもった末に右京と薫の機転によって逮捕された(S.1-1)。浅倉が死んだ事件の捜査のため再び面会に訪れた右京と薫に、浅倉の死亡時の状況に関する証言をしている(S.2-最終話)。テンプレート:Anchor - 蟹江敬三バーテンダー。初登場時はカクテルバーの店長を勤めていた。「全てのカクテルには客の思い出がある」という信念を持つが、その意に反してオリジナルカクテルを缶入りカクテルとして商品化することで経営危機を乗り切ろうとした経営者と対立して殺害、右京の追及によって逮捕された(S.1-7)。6年で仮釈放後、服役中に懇意にしていた以前の顧客からの打診を受け、顧客がオーナーを務めるシガーバーの3号店の店長を任されていたが、自身の過去を雑誌で暴露しようとした評論家を殺害した疑惑を向けられる(S.6-14)。テンプレート:Anchor - 長門裕之元外交官。外務省事務次官から特命全権大使にまで上り詰めた生粋のエリート。非常に傲慢な性格で「閣下」と呼ばなければ返事をしない。また、右京の口調が鼻についている。自らが巻き込まれた篭城事件の際、自身の横領の罪を告発しようとした外務省職員を強行突入のどさくさに紛れて射殺し、その現場を目撃した緊急対策特命係隊員も射殺[76]した容疑で右京らに逮捕された(S.1-最終話)。その後起訴されるも、かつて外務省幹部が犯した公金横領を告発することを条件に司法取引並みのかけ引きで保釈を認めさせた[77]。保釈中は奥多摩にある別荘のアイアンハート城[78]で暮らしていたが、特命係に復讐する陰謀のために同居していた執事を殺害した容疑で再逮捕された(S.4-1)。初登場前後にも回想の形で何度か登場している(S.1-11、S.9-9など)。テンプレート:Anchor - 古谷一行かつてテロ組織「赤いカナリア」の幹部として70年代に大々的なテロ活動を行っていた元テロリスト。現在も爆弾と戦闘術に長けている。だが自分が行ったテロ行為には現在後悔の念を抱いている。国際手配され、戦争や紛争が起きている地域へ国外逃亡していたが、娘の茉莉が起こした事件により帰国、小野田と取引をして逮捕された(S.8-1)。その後死刑が確定し拘置所に収監されていたが、片山雛子や小野田が推進していたある計画のため、死刑執行が行われたことにして秘密裏に釈放される。さらに茉莉もろとも「赤いカナリア」の残党絡みの事件に巻き込まれるが、その事件解決後に全てを公表すべく特命係にマスコミを呼んでもらい、自らの生存を公にすると共に警察に出頭した。またこの時、自分がテロを悔やんでいる理由について、自分の逃亡先である紛争地帯で無力な子供がいつも真っ先に犠牲になっていたのを見てきて悟ったと語っている(S.9-最終話)。若い頃、学生運動に身を置いた経験のある小野田とはかつて友人だった間柄[79]。愛煙家。テンプレート:Anchor - 内山理名本多の娘。区役所勤務(S.8-1)。父がテロリストであることが原因で幼少の頃からいじめに遭い、加えて本田の逮捕を狙う公安から「本多と接触しうる人物」として母共々マークされてきたが、それでも母の言葉もあって本多のことをヒーローとして敬慕していた。しかし、その本多が今までのテロ活動を後悔していることが許せず、本多への復讐のため彼を信奉する者達と共謀、その過程で発生した殺人に関与し、狂言による人質事件を引き起こした末共謀者共々身柄を拘束されるが、小野田と本多の取引によりただ1人釈放された(S.8-1)。その後、本多が絡む陰謀に巻き込まれ、警視庁内に拘束[80]される。その過程で、本多と直に接した事で彼への憎しみは消え、父親として慕う感情が生まれたが、最終的には小野田の死によって事実上先の取引が消滅した結果、一度は見逃された先の事件について取調べを受けた(S.9-最終話)。奥村 光良 - 金井勇太池谷 隆平 - 三宅弘城山崎 正一 - 松本実倒産した配管工事会社の元社員3人組。奥村がある民家の地下に大金があることを聞きつけたことを発端に、それぞれの金銭難を理由に民家の隣の空き家に侵入、そこの入居者を拘束するという不測の事態を起こしながらもそこで掘った穴を通じて大金を奪おうとしていた。だが、右京に目をつけられた上に、同じく大金を狙っていた入居者に逆に監禁され自分達が掘った穴に生き埋めにされかけたが、特命係に救出された後、逮捕された(S.8-17)。連行される際に「3人で会社を作ろう」と語っていたものの出所後、奥村は友人のIT企業社長とのコネでその会社の役員へ、池谷は喫茶店の雇われマスターに、山崎は同じ刑務所仲間と借金の取り立て屋とそれぞれの生活を送っていたが、右京と尊が内村の私用で探していたとある人物を介して犯罪に利用されることとなる(S.10-14)。3人の一番後輩の奥村は気が弱く優柔不断な上に鈍臭い。3人組の先輩でリーダー格の池谷は先の事に対して楽観的な大雑把な性格で、女性に弱い。山崎は競艇や麻雀といった賭け事に興を注いでいる。政府関係者[]
テンプレート:Anchor[81] - 津川雅彦衆議院議員。S.2 最終話で初登場。登場当時は法務大臣を務めていた。実家は寺であり、幼少のころに得度を受けて以来僧侶として生活していたが、選挙に出馬するにあたり還俗した。そうした経緯から人命を非常に尊重しており、法務大臣在任中には死刑執行命令書への署名を一切しなかった(S.2-最終話)。しかし、北条が犯した事件に関しては小野田から北条の保釈を依頼され、苦渋の決断を下したという事もあった(S.4-1)。常にべらんめえ口調で一本筋の通った性格。ヘビースモーカーである。特命係の能力を高く評価し、捜査には快く協力することが多い。だが命を失う貧しい国の子供たちを救おうと、NGO団体の支援者にもなっていたが、サルウィン[21]でボランティア活動をしていた薫の友人が殺害された事件により、現地政府の腐敗で十分な援助が受けられない子供達への援助資金調達のために汚職をしていたことを特命係に突き止められ、逮捕された(S.7-1~2)。後に拘置所にて右京に面会を求め、元テロリスト・本多篤人の釈放についての証言をしている(S.9-最終話)[82]。その後、死亡した小野田の弔いをするために、近々保釈される事を右京らに告げた。テンプレート:Anchor - 木村佳乃長年外務大臣を務めた父の地盤を継いだ、若手ながら有望株の女性衆議院議員。S.9-最終話から総理補佐官の任に就いている。他人が自分の犠牲になるよう仕向けるなど自分の手を汚さずに自分が不利となる事件を回避し、逆に利用してのし上がっていくしたたかさとふてぶてしさを併せ持った人物(S.6-16、S.9-最終話)であり、特命係の追及からも逃れている。本多にも「食えない女」と評された。亡父と瀬戸内が懇意であったため、瀬戸内には「雛ちゃん」と呼ばれるが、大人になってもそう呼ばれることを彼女自身は快く思っていない(S.3)。内閣官房長官の愛人だった事もある[83]が、内閣官房長官の犯罪が発覚すると見限った(S.3-1~3)。政府の内情をたびたび公表するため、マスコミからはこれを「爆弾発言」として捉えられている(S.6-16、劇場版I)。警察関係者[]
テンプレート:Anchor - 原田龍二S.3-6で一時的に特命係に異動となった「特命係・第三の男」。捜査第一課強行犯捜査第一係 警部補。大阪府寝屋川市出身[84]。元々は経理担当だったが、刑事事件の捜査員希望で警視庁に入ったことから捜査に勝手に首を突っ込み、それが原因で誤認逮捕を2度も起こしたことから特命係へ左遷された[85]。特命係でもあれこれと問題を起こしたが、右京や薫と共に事件を解決してすぐ、一係の経理に欠員が出たため復帰となった。その後も度々登場するが、殺人容疑で一時的に身柄を拘束されたり(S.6-2)、自宅に空き巣が入った事件を捜査したら、大掛かりな展開に発展するなど(S.9-5)、登場の度に災難に巻き込まれている。劇場版IではSNSに関する有力情報を提供しているが、捜査時に「特命係」を勝手に名乗っていたことから後日右京と共に拉致監禁されてしまう(S.7-18)。日商簿記検定一級の資格を所持しており(S.3-6)、経理職としては優秀だが、迂闊な行動が多くて捜査能力はかなり低く、右京からは呆れ気味に見られている。しかし、未だに刑事への憧れを捨て切れておらず、自宅の部屋中に指名手配犯の手配書を貼り付けて、刑事になるチャンスを虎視眈々と狙っている。トリオ・ザ・捜一は彼の方が階級が上かつ捜査一課の元同僚という経緯のためか、丁寧な態度で接する(S.6-2)ものの、彼が刑事になるのだけは嫌がっている(S.9-17)。尊に対しては自分が特命係の先輩だという意識を前面に出しており、面と向かって「ソン君」とも呼ぶ。「美人に翻弄されやすい」「捜査対象の女性に惚れる」という欠点がある[86]。実直で人柄はいいものの、美和子曰く「顔はイケてるけど、残念なタイプ」。酒癖が悪く、酔った際には「杉さん(右京)」(S.7-18)、「亀ちゃん(薫)」(S.6-2)、「たまさん(たまき)」(S.9-5)、「さっちゃん(幸子)」(S.10-17)と馴れ馴れしい呼称になる。佐古 秀樹 - 山崎一警視庁滝沢署刑事課の刑事(巡査部長)だったが、強盗事件の捜査のために保護した泥酔者を放置して死なせた事が発覚し、責任を取らされる形で退職する(S.1-4)。退職後はおでん屋台を経営、薫に連続殺人事件の被害者の遺留品を預けた(S.4-4~5)。海音寺 菊生 - 竹中直人S.3で薫が異動した警視庁麹町東署刑事課長の警部で、薫の直属上司となった人物。非常に変わった性格の持ち主であったが、本当は薫のことを理解している人物。内閣官房長官の圧力で懲戒免職[87]を受けた右京を麹町東署に引き入れて特命係を作ろうとしていた(S.3-4)。坊主とエリートが大嫌い。テンプレート:Anchor - 萩原聖人所轄・千束署刑事課強行犯係の刑事。『鑑識・米沢守の事件簿』における米沢の相棒。自身の元妻が死亡し、その事件を自殺として処理されたことに納得できず、独自にその真相を究明するため「名前も一緒で顔も瓜二つ」の女性と離婚したという共通項を持った米沢とコンビを組み、元妻を殺害した犯人を突き止め、元妻の職場である警察OBの天下り先の横領も絡んでいた事件を解決に導いた(鑑識・米沢守の事件簿)。後に捜査方針に反発したため、連続通り魔事件の捜査を外され、米沢を頼ったことを通じて右京と尊と共に連続通り魔事件を捜査する(S.10-15)。人情家だが猪突猛進型の熱血漢で、終始先走った行動を取り、米沢や特命係・捜査一課を散々振り回した。捜査一課への配属を目指して仕事に邁進していたが、そのことによるすれ違いが離婚の原因となっている。以前は少年係にいた時期があった。テンプレート:Anchor - 宇津井健[88]S.9-9と劇場版II時点における警察庁長官。田丸とは若い頃からのライバル同士。警視庁を県警と同等と考え警察庁よりも格下と見なし、警視庁を警察庁の厳しい管理下に置こうとしていることから警視総監の田丸とは対立している。劇場版IIにおいて小野田と共に警察庁を省へと移行する計画を進めており、それに反発する幹部たちの一掃を企むが、小野田の死によって計画は立ち消えとなる。テンプレート:Anchor - 品川徹警視庁警視総監。S.10-最終話では尊の異動に関する辞令の発令者として、名前のみ登場。金子とは若い頃からのライバル同士で、警視庁こそが日本における最高の警察組織であるというプライドの元、警視庁を厳しい管理下におこうとしている警察庁と対立をしている(S.9-9、劇場版II)。テンプレート:Anchor - 國村隼警視庁副総監兼警務部長。公式の人事記録には存在せず、表沙汰に出来ない公安の案件を取り仕切る「影の管理官」という裏の顔を持つ。東大のセーリング部出身で同期の部長らと派閥を作っている。平和な日本でテロの危機に晒されることが少ないことから、存続意義が危ぶまれた公安の維持のためにテロ事件を捏造し犠牲者を出したが、その事件関係者が裏で手引きした「影の管理官」の存在を突き止めようと警視庁籠城事件を起こしたため、仲間の部長らと共謀して秘密裏に殺害、特命係によって真実を暴かれ逮捕されるが、警視庁に貸しを作ろうとした小野田の策で不起訴になり、田丸によって「しばらく沈めておく」という形で自身の一派共々処分された(劇場版II)。処分により警察庁長官官房付の閑職に回されるも再起を睨んでおり、雛子と共にクローン人間を作る実験が成功した事実を隠蔽するために暗躍、右京を止めるため尊に接触し、事件の解決後は尊を自らの元に異動させるように根回しをする(S.10-最終話)。報道関係者[]
大久保 康雄 - 阿南健治帝都新聞記者で、警視庁記者クラブのキャップを務める美和子の元上司。圧力を掛けられることを恐れてか、公的機関にまつわるスクープなどは全く採用しようとしないかなり保身的な性格。そのため、美和子とはしばしば対立していた。テンプレート:Anchor - 西村雅彦院内紙記者。元帝都新聞記者で美和子の先輩。S.3で美和子の浮気相手として登場(S.3-3)し、結婚直前までの関係になったが、S.4開始時には既に美和子と破局していた。自らのアパート前で片山議員の秘書が雇った暴漢に襲撃されて入院したことがある(S.3-1)が、後に片山議員への情報提供者となっている(S.6-16、劇場版I)。テンプレート:Anchor - 本仮屋ユイカ東京ビッグシティマラソン爆破予告事件の関係者だった女性。旧名:木佐原康江。現在はジャーナリストの卵。NPOに参加しエルドビア[89]で難民救済活動を行っていた兄を反米ゲリラに拉致後殺害され、その間に兄が退去勧告を無視して留まったとして[90]家族と共に世間やマスコミからバッシングを受けた過去があり、その影響で父親の判断で「守村やよい」へと名前を変える。兄の友人が事件の復讐を企てていることを知り、それを止めようと東京ビッグシティマラソン事件前の連続殺人事件の被害者となった人達を訪ねまわっていたことから事件の重要参考人となる。当時、名前を変えることを勝手に決めた父親にわだかまりを抱いていたが、事件を通じて父の真意を知るに至った(劇場版I)。その後、自身もNPOの活動に参加し、帰国後は駆け出しのジャーナリストとなった。ある時、ひょんなことから知り合った女性に纏わる奇妙な出来事について右京と尊に相談し、自らもその出来事について調査をし事件に巻き込まれた(S.10-5)。普段はおとなしめの女性ではあるが、時として危ない橋を渡ることも辞さない行動力の持ち主で、ジャーナリストになってからは東京ビッグシティマラソン事件での経験や右京と薫の影響で、真実を明らかにすることにひたむきな意思を秘めるようになった。法曹関係者[]
テンプレート:Anchor - 松下由樹弁護士。薫が逮捕した強盗犯の弁護を務めたことで特命係と知り合って(S.1-8)以降、特命係の捜査に協力している。薫の強盗犯逮捕に違法性があることを立証し、被告人の無罪を勝ち取ったり、独房内にいる浅倉に連絡を取る方法を考案する(S.2-1)など、弁護士としての手腕は高い。3回目に登場したS.6-9では、殺人罪の公判過程で自白を翻した被告人の弁護を担当した。劇場版Iでは捜査一課に取調を受けたやよいの付添人となっている。三雲 法男 - 石橋凌裁判官。担当の裁判において「立場の弱い側」に有利な判決を下す事が多く、マスコミからは「司法の良心」と呼ばれる。警官が殺された殺人事件の裁判で試験導入された初の裁判員制度による公判の裁判長を務めたが、自らは裁判員制度に懐疑的な立場をとり、裏でその混乱を招くような行為を行った(S.6-1)。新人時代に担当した殺人事件の裁判で心証と異なる死刑の判決が下されたことが長年の重荷だった。この裁判と関係する事件で右京に押し切られ、不正な捜査令状[91]を発行した責任を取る形で裁判官を辞職、弁護士への転身もせずに法曹界から去る(S.6-最終話)。瀬田 宗明 - 渡哲也弁護士、元法務大臣。社会的弱者の立場を案じる人権派で、弁護士として数多くの国家賠償裁判に携わっている。民間から法務大臣に登用されていたが、行方不明となった息子にテロ事件への関与の疑惑がかかり、右京によってその疑惑は晴れたものの、事件の背景に自らが関わった公害訴訟が関係していたことを知り、聞こえない声に耳を傾け手を差し伸べるために大臣を辞任(S.7-10)、弁護士に戻った(S.10-2)。S.10-2では自らが弁護を担当した被害者遺族に殺人の疑いが向けられたため、その遺族を護ることに尽力した。小野田とは自身が担当していた冤罪事件を通じてからの知人だった。医療関係者[]
内田 美咲 - 奥貫薫精神科医で犯罪心理学者[92]。S.4-4〜5とS.5-5に登場。2度も殺人事件に巻き込まれた事で一時は辞職を考えたが、右京らに説得された末に精神科医として留まる。高所恐怖症。安斉 直太郎 - 高橋一生内田美咲の助手。内田と同じくS.4-4〜5とS.5-5に登場。内田が治療に係わった連続殺人犯に魅了され、後継者として同じ手口で連続殺人を犯してしまった。逮捕後、精神鑑定で心神喪失による刑事責任能力無しとの鑑定結果が出たため不起訴処分となり釈放、措置入院(強制入院)処遇となるが、自らが犯した事件が要因となり殺害された。その他[]
テンプレート:Anchor - 深沢敦薫の知人。かつては焼肉屋を営んでいたが、現在は都内でゲイバー「髭と薔薇と…。」を経営している(S.1-6)。S.1-3で目撃者として初登場し、以降も殺人容疑をかけられたり(S.2-20)、特命係に相談したことが事件を呼び寄せたりと、特命係とは何かと縁がある人物。自身の愛犬が関わった事件で花の里に訪れた際に美和子やたまきと知り合い(S.6-13)、マラソンに参加した2人の応援に駆けつけるほどの仲になる(劇場版I)。若杉 栄一 - マギー薫の知人。かつて東京で借金取りをしていた頃に薫に逮捕された過去があり、夫婦ともども薫に世話になっていた。以後は更生して故郷の北海道で暮らしていたが、妻を置き去りにして再び上京し友人と事業を立ち上げるも失敗、借金取りに舞い戻ったが、その事で離婚の危機に陥った上に事件に巻き込まれた所を特命係に助けられた(S.2-7)。再び故郷に戻り、タクシー運転手の職を得て、特命係の北海道での捜査では運転手として協力した(S.2-15~16)。S.3-16では地元商工会議所の仕事で上京した際、脅迫犯に体に爆弾を着けられスケープゴートとして強盗事件を起こすという不運に巻き込まれるが、事件解決のため特命係に協力した。子供が生まれたことを明かしており、薫の名前を取って「薫子」と名付けている。遠山 ちず - 前沢保美[93]西東京市にある「オリエントマンション元町」の管理人。懇意にしている住人の殺人事件の解決に協力したことで特命係と知り合う(S.4-2)。その後、住人の女性の結婚詐欺に関して右京に相談した(S.8-18)。テンプレート:Anchor - 高橋克実[94]「チャンドラー探偵社」を一人で営む私立探偵。浮気調査のような探偵の仕事以外にも引越しの手伝いからペット探しまで行う何でも屋のような仕事も引き受けている。一見すると冴えない中年男だが、ギャルやホームレスなど様々な人達に慕われ、その人脈を駆使して特定の人物を探し当てられるなど探偵としては切れ者。推理小説マニアのお調子者で、自らが愛好している探偵にちなんで「マーロウ矢木」(他にもサム・スペード矢木)を自称する。自らが引き受けた捜索依頼で捜索対象が殺されたことを知り、その罪悪感から右京と薫の捜査に協力し、事件解決に貢献した(S.5-10)。2度目の登場では、殺人事件の容疑者のアリバイの証人になったことから右京と尊の捜査に協力する傍らで、自らの依頼を実行する(S.10-11)。いずれも自らの目的のために特命係を利用する形で巻き込んでいるが、右京に見抜かれている。リサ - はるな愛ヒロコが経営するゲイバー「髭と薔薇と…。」の店員(S.6-13)。美和子とたまきがマラソンに参加した際にはヒロコとともに応援に駆けつけた(劇場版I)。特命係の親族[]
アキコ・マンセル - 草村礼子S.1-7に登場。美和子の伯母。イギリス人と結婚してロンドン在住。夫の死去直後に一時帰国し、薫・美和子宅に数日間泊まる。その間のマイペースな行いに2人は振り回されるが、ロンドン在住経験のある右京とは非常に気が合う。テンプレート:Anchor - 原沙知絵S.4-16に登場。右京の遠縁[95]で、ニューヨーク在住のフォトグラファー。ハーバード大学卒、同大学院中退。頭脳明晰な点、人差し指を立てながらポイントを説明する癖、紅茶を入れる際の動作、理屈を並べたがる点やしゃべりだすと止まらない点[96]などは右京とよく似ている。後先考えずに行動することがあり、それが原因で警察に連行されたことや、犯罪に巻き込まれかけたこともある。たまきの営む小料理屋「花の里」の名前は彼女の名前に由来している。磯村 茜 - 戸田恵子S.4-最終話に登場。薫の実姉で新潟県在住。既婚者。パワフルな性格で声が大きい上に世話好き。お人好しなところは薫に似ている。新潟から出てきた際には美和子が落とした婚姻届を拾って役所に提出した。薫と話すとたまに新潟弁が出る。脚注[]
テンプレート:脚注ヘルプ
- ↑ PS.までは警部補の設定であった。ただし、PS.1で伊丹が「警部殿」と呼ぶ場面がある。なお、現実の警察キャリアは、採用時に警部補。その後、研修等の終了で自動的に警部に昇任し、将来的には警視監まで昇る。右京は実質的に「昇任なし」という極めて特異なケースである。また右京自身は出世には興味がなく、上司から「出世に興味はないか」と聞かれ、それは「無駄な労力」と語ったことがある(PS.1)。
- ↑ 2.02.12.2相棒Season1 「キャスト」より。
- ↑ この人事は、本来なら出世が約束される花形コースである。
- ↑ 右京は時折ロンドンに行っている。他にも、20代後半の3年間、スコットランドヤードで研修したこともある(S.1-7)。
- ↑ (演技として)敬語が混じったべらんめえ口調で話す場面もあった(S.9-12)。
- ↑ 小野田は「杉下の正義は時に暴走する」と形容している(S.6-最終話)。
- ↑ 水谷自身は元々コーヒー党だったが、本作がきっかけで紅茶好きになったという。
- ↑ 当初は普通に注いでいたが、回を重ねるごとに段々高くなっていった。熱い飛沫が自分の手に飛び散るのを我慢してまでやっており、水谷本人曰く「本能が刺激されてどれだけ高くまでいけるかやってみたくなった」(2008年4月30日放送の『スーパーJチャンネル』)とのこと。
- ↑ だがS.1-7では梅干入りのカクテルは飲んでいる。
- ↑ 薫や尊がいない場合、自分で車を運転している(S.3-2、S.4-8、S.7-10,15、S.10-10等)。
- ↑ その講義の担当教官に「あなたと恋愛は相性が悪い」(フランス文学には恋愛がらみの内容が多いため)と言われている。ただ右京本人は「大学時代は女の子とデートをしていた」と述べている(S.2-4)
- ↑ 右京自身の意図を相手に悟られないようにするために言う事もある。
- ↑ PS.までは巡査(巡査長)、S.1以降は巡査部長。
- ↑ 松山市とのデータもあるが担当係官のミス。
- ↑ 異動時には「特命係」の名称から左遷とは思っておらず、美和子に指摘されてショックを受けている。
- ↑ 地方公務員法の「不利益処分に関する不服申立て」(第49条と第50条)制度を利用した。同制度の詳細はリンク先を参照のこと。
- ↑ これまでに、アメリカ軍へ納入実績のある「ALPHA」社と「AVIREX」社が製造した「オリジナルフライトジャケット」が、テレビ朝日の公式グッズとして販売された。
- ↑ 薫が自宅を訪問した角田に対し「うち、禁煙になったもんで」と述べており(S.6-17)、また『相棒検定』P13の「寺脇出題クイズ内」でも S.6でタバコをやめた旨の記載がある。
- ↑ 相棒DS ノベルモード「仮面の告白」48P
- ↑ 薫本人に非は無かったのに、右京が原因でトラブルに巻き込まれたこともある(S.2-12、S.4-8)。
- ↑ 21.021.121.2 東南アジアにあるとされる架空の国家。地図によるとミャンマーとバングラデシュに挟まれている。
- ↑ その後の薫に関する直接的な描写は無く、瀬戸内ややよいが薫の近況を右京に聞く場面がある(S.9-最終話、S.10-5)。
- ↑ テレビ朝日『ぷれミーヤ!』、2006年11月4日放送回。
- ↑ 演者の及川本人も大田区出身(ただし田園調布ではない)。
- ↑ システムの試験運用を時期尚早と訴える尊を外して、早期に済ませようとする上層部の思惑もあった。
- ↑ 本人曰く「中学生の作文レベル」
- ↑ 及川本人のライブMCによればキャサリン・ハムネット。
- ↑ もともとは及川自身のアドリブ(2010年10月16日放送の『俳優の集まるレストラン』より)。
- ↑ 右京も仰天するほどで、貴重な証拠品を奥多摩に返却した際には右京に「価値のある物だからこそ、君の運転にはご遠慮申し上げてバスで来たんですよ」と言われている(S.8-2)。ちなみに右京は薫の運転を「なかなか快適」と評していた(S.1ー最終話)。
- ↑ 「学生時代に先輩の相手をさせられた」との事で、車内でも右京と盤や駒無しの目隠しチェスで手合わせしているが、途中で事件に遭遇して後日に持ち越された末に右京に敗北した。また、パソコンでチェスをやっている場面がある(S.8-9)。
- ↑ これは演じた及川光博の画力の高さを出した、いわゆる『楽屋ネタ』。
- ↑ 初対面時の尊の名刺を見た伊丹と芹沢が「尊(たける)」を「ソン」と読み間違えたことに由来する。三浦だけは正しく読めていたが、2人同様「ソン」と呼んでおり、陣川にも「ソン君」と呼ばれている。
- ↑ S.4-21で婚姻届に記載。
- ↑ これは鈴木本人の口癖でもあり劇中でアドリブとして使ったところ、どの脚本家も何気なく使い、その後美和子の性格に合っているとして定着した(S.3 DVD 第1巻 スペシャルコンテンツ インタビュー)。
- ↑ 1〜5まであり、「お雑煮バージョン」もある。味についての各人の意見は以下のとおり。薫:「ハッキリ不味い訳でなく微妙な味だから始末が悪い」、右京:「複雑怪奇。でも癖になる」、たまき:「微妙」、角田:「奥さん、あんた天才だよ」。この他にも米沢や三浦・芹沢も食したが、感想は不明。伊丹は料理を前に出されても口にすることはなかった。また、2008年4月26日深夜放送の『テラコヤ!』で忠実に再現したものが出演者達に振る舞われたが、誰一人として「美味い」と言わずに、本番中にも係わらず静まりかえった。変な色合いの理由は赤カブの色素によるものである。
- ↑ PS.1〜劇場版Iは旧芸名の高樹沙耶名義。
- ↑ S.4までの「花の里」の外観と所在地周辺の風景はシーズンごとに若干異なっていたが、S.5より固定された。
- ↑ 劇場版1でのランナースタイルと、S.8-14で盲腸で入院していた時のパジャマにガウン姿が例外。
- ↑ S.1と2で、花の里で右京とロンドン時代の思い出話をする場面がある。
- ↑ 「花の里」は右京にとっても習慣の一部であったため、このことは幸子が女将として「花の里」を引き継ぐまでは、右京が一時スランプに陥った要因とされている(S.10-12)。
- ↑ S.4-19、S.6-11〜12、S.10-12まではゲストとして、それ以降はメインキャストとして登場する。
- ↑ おみくじではたいてい凶、よくて小吉しか引いたことがない、中学の修学旅行前に盲腸で入院、高校時代に初デートで行った海で波にさらわれ死にかける、大学受験当日に家が火事になる、新婚旅行から帰宅後空き巣に入られたといった不運な出来事が劇中で語られている。
- ↑ 相棒 season 9 Blu-ray & DVD より。
- ↑ バリエーションもあり、「亀吉〜!」や、「警察庁の亀山様」、「所轄の亀山〜!」、「特命係の"いつもいつも勝手な事をする"亀山〜!」、「健康ランド会員の亀山〜!」等と増えていた。また薫の妻の美和子にも「特命係の亀山〜…夫婦」「特命係の亀山〜…の嫁」「亀山夫人」「亀子」などの嫌味を言っている。携帯電話には「特亀」と登録している。反対に、薫から「捜査一課の伊丹〜!」、「特命係でない伊丹」や「畳」と呼ばれたこともある。なおこの「特命係の〜」は右京や尊相手にも言うことがまれにある。
- ↑ PS.1では特殊犯捜査一係の室谷警部補役で出演していた。
- ↑ 以前、所轄の盗犯係にいた(S.5-4)。「唯一」という点は、S.4 DVD 第1巻 スペシャルインタビュー 「トリオ・ザ・捜一」より。
- ↑ S.5-5までは山中たかシ名義。
- ↑ S.1-1では薫を人質に警視総監室に立てこもった犯人・田端甲子男を狙撃しようとする狙撃手役で出演していた。
- ↑ PSで同僚刑事役で出演していた。
- ↑ 裏相棒第七夜で恋人の姿を見た伊丹の反応では、伊丹のストライクゾーンからは大きく外れている模様。
- ↑ 『鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』より。
- ↑ PS.1では、監察医役で出演していた。
- ↑ 携帯の着メロも落語の出囃子である。
- ↑ 原因は「自身の酒癖の悪さで、それ以来は酒を断っている」と語っていたが、彼を主人公にしたスピンオフ小説『鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』では前述の理由は表向きで、本当は「仕事に夢中になり過ぎて妻をかまってやれなかった」ことが原因と語られている。また、その劇場版(事件簿)では「8年前、久しぶりに帰宅した時においてあった離婚届を怒り任せに出してしまい、そのことを後悔している」との旨を述べている。
- ↑ なおこの設定は六角の私生活での離婚話が元ネタとなっている。出典は『「相棒シリーズ 鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』あとがきの松本基弘プロデューサーのインタビューより。また、六角がゲスト出演した『ダウンタウンDX』(2009年10月22日放送)でもその私生活によって、離婚歴のある設定になったと言及されている。
- ↑ S.4までは旧称である「生活安全部薬物対策課」だったが、実在の課が「生活安全部銃器薬物対策課」への改称を経て2003年、組織犯罪対策部の新設に伴い生活安全部から分離、「組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課」と改称されたためS.5からこれに併せ改称されている。
- ↑ 彼自身はもはやこれ以上の出世を諦めている節があるが、実際のところ警視庁本部の課長は、キャリアではない者にとっては事実上出世の頂点といって良い。
- ↑ PS.では眼鏡を掛けていなかった。
- ↑ S.7途中までに使っていた「初代」のマグカップはパンダの顔が描かれていたものだったが、薫が勝手に子どもにあげてしまった(S.7-4)ため、現在は取っ手にパンダが乗った「2代目」が使われている。この2代目はグッズ販売店「テレアサショップ」にて「相棒 角田課長のひまかップ」の名前で販売されている。
- ↑ 『オフィシャルガイドブック 相棒』にてこの「兄」とは同じスタッフによるテレビドラマ『オヤジ探偵』山西が演じた六角一二三であることが語られており、東映の裏設定によるものである。この兄は婿養子で姓が変わっているという設定で、このことから角田に嫌われており、角田が捜査要請を行った際も渋々ながらだった(S.1-10)。
- ↑ 61.061.1 S.6より。S.5までは「大木刑事」「小松刑事」と表記。
- ↑ 下の名前はS.5で明らかになったが、それ以前のS.2-16で一瞬だけ出ている。
- ↑ 実際には、警視庁本部の刑事部長の階級は警視監である。詳細は当該項を参照のこと。
- ↑ 特命係による苦情などの電話は毎回刑事部へ回ってくる。
- ↑ 劇場版1の小説に、曹洞宗の経典のひとつ『宝鏡三昧』の記述「古轍に合(かな)わんと要せば、請う前古を観ぜよ」からとった物と書かれている。
- ↑ 相棒シナリオ傑作選の輿水泰弘インタビューによると、輿水は当初中園を捜査一課長のつもりで書いていたとの事。
- ↑ S.7まで警務部人事第一課主任監察官。S.8より警務部首席監察官・警視庁監察担当理事官。
- ↑ 現実では、警視庁の首席監察官はノンキャリアのポスト
- ↑ 自らが同性愛者(ゲイ)であること。
- ↑ 「官房室長」は架空の役職名だが、三浦が「官房長でいらっしゃいますか?」と尋ねる場面(S.1-11)以降、劇中で「官房室長」と呼ぶ人物は皆無となっていて、皆が「官房長」と呼んでいる。オフィシャルガイドブックでは「官房室長」が正式な肩書きであり、官房長はその略称であるとされている。実際、小野田の警察葬時の看板には「官房室長」と明記されている。なお、警察庁には「長官官房室」なる組織は存在せず、実在するのは警察庁長官官房であり、その長の役職名は「官房長」(警視監)である。
- ↑ 『杉下右京手帳』(PHP研究所)による。
- ↑ アメリカ国務長官の来日が迫ったため即時解決を優先し、時間を掛けてでも無血での人質解放と犯人を投降させようとする右京の作戦を打ち切り、部下達を強行突入させた(S.1-11)。
- ↑ 内村が右京らに対し「あの人もただの官僚だ。いつもお前たちの味方をしてくれる訳ではない」と述べている(S.4-9)。小野田本人も「いずれお前と対決しなくてはいけないのかしら。無論、そうならないよう願っていますが…」と発言した事もある。
- ↑ 自分の死に際には右京に「殺されるなら杉下にだと思ってたのに」と語っている。
- ↑ 証拠を残していなかったため立件されなかったが、恋人の捨て身の告発により明るみになった。
- ↑ 犯行に用いたのは銃撃戦で射殺された篭城犯が落とした拳銃だったため、事件当時は篭城犯の犯行として処理された。
- ↑ 日本では法制度としての「司法取引」は無いうえ、殺人容疑での保釈は病気治療等の相当な理由が無い限り、まず認められない。
- ↑ ロケ地は、北条役の長門裕之の実弟で本作に於いて瀬戸内役を演じている津川雅彦が名誉城主を務める大理石村ロックハート城。この城はS.5-17「女王の宮殿」でも舞台として使用された。
- ↑ 生年月日に関しては不明であるがS.8-1の時点で56歳、S.9-最終話の時点で57歳となっている。
- ↑ 実態は小野田の計画に基づいた「保護」。
- ↑ S.2公式ページ登場人物紹介では「臼井法務大臣」と表記されている。
- ↑ 情報の入手経路について、本人は「自分を慕っている刑務官から聞いた」と話していたが、後に小野田から聞かされたことが判明した。
- ↑ しかし本人は否定しており、真偽は不明。
- ↑ 普段は標準語で話すが、S.3-6やS.9-5で大阪弁を話している。
- ↑ 本人は特命係をエリートコースの類と勘違いしていたため左遷を全く自覚しておらず、異動が左遷であると知った時には「マジかよ~、左遷かよ~」と嘆いていた。これは薫が初めて特命係に異動してきた時と同じである。
- ↑ ただし、「人の奥さんを好きにはなりません」と発言しており、尊から「そこは線を引いてるんだ」と言われたことがある(S.9-17)。
- ↑ 実際は圧力が掛かるも大河内監察官や小野田官房長の時間稼ぎや内閣官房長官の逮捕によりそのエピソード中(S.3-1~3)は処分は発動されなかったが、後に内閣官房長官との繋がりを持った警察庁首席監察官が処分は有効であるとして強引に発動させた(S.3-4)。
- ↑ かつて『相棒』と同枠で1988年10月から1995年3月まで放送されていた『さすらい刑事旅情編』の主演であった。
- ↑ 南米にあるとされる架空の国家。
- ↑ 後に、退去勧告は兄が拉致された後になって届いており、その事実を政府が隠蔽していたことが判明する。
- ↑ 証拠不十分な容疑者に対する、家宅捜査令状。
- ↑ 劇中に出てくる内田の論文の表紙に「教授」という記載がある。
- ↑ 前沢保美は同役のほか「撮影所の清掃員」(S.1-10)、「スナックのママ」(S.2-18)、「豆腐屋」(S.5-3)、「爆発に巻き込まれる清掃員」(S.6-8)、「結婚相談所の相談員」(S.7-4)など別役で多数出演している。
- ↑ 高橋は以前に裏番組の『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』(フジテレビ)に出演していたことがあり、同番組が終了したことにより、高橋の出演が実現した。
- ↑ 右京の曽祖父と花の曽祖父が従兄弟同士に当たる関係である(公式ガイドブック記載の系図メモより)が、たまき曰く右京と再会すると必ず右京との家系関係の話で揉めるらしく、面倒を避けるために普段は「姪」と紹介している。
- ↑ 警視庁を訪れた際、花に事情聴取を行った芹沢には「まるで杉下警部と話しているみたい」、三浦には「嫌なDNAだなぁ~」と言われている。また、彼女の物言いにカチンときた薫は、「この、ダブル右京が!」と毒を吐いた。
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