【飛猩猩】
京都愛宕山の「聖」が打ったといわれる能面。木製だがずっしりと重く硬い。
目のあるべき場所には一対の窪みこそあれ穴はなく、鼻から顎先までが強烈な力で引き絞られ捩じ切れる寸前のように窄まり、20センチ近く突き出している。
そのため一見ペストマスクか口の長いヒョットコ面、カラス天狗のようにも見える。
眉を強く寄せ鬼気迫る奇顔の表情は、見る者によって「憤怒」「猜疑心」「清廉」「義侠心」など様々印象が変化する。
表面は照りのある赤黒い漆のようなもので塗り固められ、経年による剥離は一切ない。
普通に被るだけではただの仮面だが、事前に「あること」をしてから被った者には神の力が依り憑くとされる。
依り憑いた証に、窪みの前の中空に一対の鬼火が灯り、面が装着者の顔と一体化する。
効果
- これを正しく装着した者には、ヴォルヴァドスの力が憑依する。
- ステータスにSTR+40、CON+40、INT+5D6、POW+5D10、DEX+20、移動+5、飛行+9が付与される。
→装着者は効果が付与されたと同時にSANを20-1D6喪失する。
→神話技能は喪失したSAN分その場で増加する。
同時にヴォルヴァドスと精神接触状態になるため、自己を保てるかどうか、ヴォルヴァドスとPOW対抗する(上記の効果付与後の数値で競う)。
→失敗で、発狂状態になり2D5R間無差別攻撃を繰り出す。
- 装着者は常時半浮遊状態になり、自在に空を「跳べる」ようになる。
その様子は空中の足場を蹴っているように見えるが、特に衝撃波等は生じない。地上5センチ以上で空中静止はできず「跳んだ」後はすべて放物線を描いて落ちる。
空中に居続けるためには「跳び」続けるしかない。
その様は踊り狂う舞人にも熱病に浮かされたサルにも似た、ある種の滑稽さと狂奔さを見る者に与える。
- 装着する方法は???
- ヴォルヴァドスと精神接触に成功した者には、「火矢」技能と呪文「柱松」が使用可能となる。
●火矢
…判定技能:<投擲+30(上限99)> ダメージ:1D6火傷+db+装甲無視 1R1D3回使用可(毎Rダイス判定必須)
●呪文「柱松」
…燃えている火を周囲40m以内の指定された対象へ飛び移らせる。(≪炎の舞踊≫改変)
火種より3つ発生するバスケットボール大の火球は、狙い違わず飛び移る。呪文は移動しない静止した対象にかけることができる。
コスト:正気度2D6 効果発動:コスト支払タイミング即発動可。5戦闘R間有効。
ダメージ:通常の火炎ダメージ
その他
- 装着状態を解除するには【豆狗の小刀】に身を突き刺されなければならない。
- 装着状態時は、人外の視点によって世界を見ることができる。
人に呪文等でカモフラージュしている神話生物や、神格の隠された姿もベールを剥いだように見て取ることができる。
(対象の真の姿を見た際のSAN喪失処理は卓のKP様の判断に委ねます)
- 装着中は、時としてヴォルヴァドスがある種の呪文や知識を授けてくれることもあるかもしれない。
その場合、追加でSANを20-1D6喪失、神話技能は喪失SAN分増加。POW-1D6。
与えられる呪文や知識の内容は卓のKP様の判断に委ねます。
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