過酸化物で耳をきれいにする方法

耳垢は誰でも自然に分泌されますが、余分な耳垢は聴力を妨げたり、不快感を与えたり、耳の感染症のリスクを高めたりします。 耳掃除にQチップや綿棒を使う人は多いですが、そうすると耳垢を耳の奥深くに押し込んでしまい、ダメージを与える可能性があります。 過酸化水素を使うのがよい方法です。適切な注意を払えば、過酸化水素を使った耳掃除は安全で効果的です。

方法1

準備

1. 自宅で耳掃除をしようとする前に、医師の診察を受けてください。耳垢は細菌やカビから耳を守るという大切な役割があります。しかし、耳の痛み、耳の中の充満感や圧迫感、難聴などがある場合は、耳垢が多すぎることが問題であり、他の病気ではないことを確認するために医師の診察を受けてください。

   • 耳垢除去は、医療従事者が行うのが最も安全です。
   • 過酸化物の使用は、耳の問題が耳垢の過剰によるものでない場合、耳に損傷を与える可能性があります。
   • 医師が許可すれば、自宅で過酸化物を使用することができます。家庭用の耳掃除用具の選び方や使い方については、医師に相談してください。
2. 薬局やドラッグストアでは、自宅で簡単に使える既製の耳垢除去キットを販売していることが多い。これらのキットには、DebroxやMurineのような耳垢軟化剤が含まれていることが多い。キットには、電球型注射器やその他必要な道具も含まれています。
3. 材料を集める。すでに家にある製品を使うこともできる。クリーニングの所要時間は30～45分程度です。耳掃除を始める前に、以下のものを用意しましょう：

   • 耳垢を柔らかくするオイル（ミネラルオイル、ベビーオイル、オリーブオイル、グリセリンなど
   • 過酸化水素、またはドラッグストアで入手できる過酸化カルバミド溶液。
     • 過酸化水素は必ず希釈して使用すること。
   • 中くらいのボウルを2つ
   • スポイト
   • ゴム球注射器
   • 清潔なタオル
4. オイルと過酸化物を温める。冷たい液体を耳に入れると不快になることがあるので、オイルと過酸化物は温めてから使用する。 2つのボウルにお湯を入れる。一方に過酸化物のボトルを入れ、もう一方にオイルのボトルを入れる。数分間置いて温める。オイルと過酸化物を2つの小さなボウルに入れて、お湯の中に入れてもよい。

   • 耳に入れる前に、オイルと過酸化物の温度を手のひらで確かめてください。熱くなく、温かいはずである。

方法2

施術を行う

1. 体勢を整える。頭を片側に傾け、最初に掃除する耳が天井を向くようにします。清潔なタオルを頭の下に敷くか、耳掃除をする側の肩の上に置き、水滴を受け止めます。
2. オイルで耳垢を柔らかくします。 温めたオイルをスポイトに取り、耳の中に2滴ほど垂らします。頭を傾けたまま、3分ほどオイルを耳に垂らします。

   • スポイトを耳の穴の奥まで押し込まないでください。先端を耳の中にそっと差し込み、オイルを鼓膜まで落とします。
3. 温めた過酸化物を加えます。スポイトに過酸化物を数滴たらし、同じ耳の中にそっと垂らします。これを10分間放置する。

   • 過酸化物が作用するにつれて、泡立ち、くすぐったさ、かゆみを感じるかもしれない。また、パチパチと音がするかもしれない。
4. ぬるま湯で耳垢を洗い流す。泡立ちが止まり、時間が来たら、電球型注射器でぬるま湯を汲み上げる。掃除する耳をシンクの上に傾けます。電球型注射器を耳に対して45°の角度で持ち、耳の穴にぬるま湯をそっと流し込む。もう片方の手で外耳を上下に引っ張り、外耳道をまっすぐにします。
5. 耳の中の水を完全に抜く。水、過酸化物、オイルを耳から流し台かタオルに流します。出てきた液体に耳垢が混じっているのが見えるかもしれません。外耳を上下に引っ張り、水分がよく抜けるようにしてから手を離し、完全に水分が抜けるのを待ちます。
6. 耳をやさしく乾かします。タオルで外耳を乾かします。ドライヤーの弱/クール設定で外耳道を乾かすこともできます。
7. もう片方の耳もきれいにします。もう片方の耳も同じことを繰り返します。過酸化物とオイルが冷めてしまった場合は、再度温めます。
8. この手順を、必要なだけ何度も行ってください。耳垢を十分に柔らかくし、ほとんどまたはすべてを取り除くには、この作業を数回行う必要があるかもしれません。この作業を数日間繰り返してみましょう。何度やっても症状が改善しない場合は、医師の診察を受けてください。

   • 耳垢がきれいになったら、月に1回この耳掃除を行ってください。
   • 余分な耳垢に悩まされることが多い場合（他の耳の病気ではない場合）には、週に1度、耳垢を柔らかくするオイルを使うとよいでしょう。両耳に2～3滴ずつ垂らし、ぬるま湯で洗い流す。過酸化物は、おそらく毎週使うには乾燥しすぎる。
9. 水泳性耳」になったら、過酸化物を毎週使用する。水中耳（外耳炎）は外耳（鼓膜の外側）の感染症で、多くの人が水泳で感染します。水中耳によくかかり、過去に医師の診断を受けたことがある人は、時々過酸化物で耳掃除をすると感染を防げるかもしれません。

   • また、水泳の前に両耳に2～3滴ずつオイルを垂らすのも予防策として有効です。

方法3

過酸化物を安全に使う

1. 敏感肌の方は、過酸化物にミネラルオイルやベビーオイルを加えてください。敏感肌の人には、過酸化水素は刺激が強すぎるかもしれません。過酸化水素は非常に乾燥しやすいので、吹き出物や皮膚反応を起こしやすい人は刺激になる可能性がある。過酸化物によって耳の穴が乾燥する場合は、過酸化物にミネラルオイルやベビーオイルを数滴加えてみてください。 それでも改善しない場合は、別の方法で耳掃除をしてください。

   • コップ1杯の沸騰したお湯に小さじ1/2杯の塩を溶かし、ぬるま湯だけ、または生理食塩水で代用してもよい。
2. 耳の感染症の兆候がある場合は、医師の診察を受けましょう。耳の感染症にかかっている場合は、過酸化物で耳掃除をしようとしてはいけません。原因によっては抗生物質が必要になるかもしれません。

   • 耳の痛み（特に横になっているとき）、聴力の低下、耳からの排液がある場合は、外耳炎の可能性があります。また、耳の充満感や圧迫感、発熱がある場合もあります。
   • 泣いて耳を引っ張る、寝つきが悪い、耳が聞こえにくい、音に反応しにくい、38℃以上の発熱、平衡感覚の低下、食事をとらない、頭痛を訴える、などです。
3. 鼓膜に穴が開いている場合は、耳を清潔に保ち、乾燥させましょう。鼓膜に穴が開いたり、破れたりした場合は、耳の中に液体を入れないでください。耳の痛みや圧迫感が増し、その後痛みがすぐに和らいだり、耳から水が出たり、聞こえなくなったりしたら、鼓膜が破裂している疑いがあります。鼓膜が破れた場合、通常は自然に治りますが、手術で修復しなければならないこともあります。それまでは、耳を清潔に保ち、乾燥させましょう。

   • 耳管や鼓膜切開チューブを使用している場合は、過酸化物を使用してはいけません。頻繁に外耳炎を起こす人の中には、子供の頃に鼓膜に手術で小さな空洞のチューブを埋め込む人もいます。耳の手術を受けたことのある人は、過酸化物を使わないでください。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Clean Ears with Peroxide 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。