ウル

エースxブレイブ

本名　（？）
性別　♀
年齢　20代
好きなもの　闘うこと、食べること、肉、酒、強い人間
嫌いなもの　口だけの人間、嘘

 

体躯を超える巨大な大刀を得物に放浪し、戦闘そのものを生業にする生粋の剣闘士（グラディエーター）。
その戦闘能力から、魔物の討伐依頼に関しては非常に高い成功率を誇り、単独での掃討依頼も易々と完遂する。
また、その筋力とスタミナから、力仕事にも頻繁に駆り出されている。

言動は豪放磊落にして天衣無縫、裏表なく実直で、その態度は、端から見ても非常に気持ちのいいもの。
声は大きく、身振りは大げさ。人を無闇に憎まず、恨まず、嘘は絶対につかない。
ただひたすら純真にして誠実であり、人を分別無く見定め、力や身分で差別することは決してしない。
とにかく人懐っこく、大抵の人間とすぐに友達になってしまう。

あまり頭が回るタイプではないが、気持ちや物理事象の「流れ」を理解するセンスが鋭く、本能的に物事の本質を得ているタイプ。
他人の虚言や、他人を顧みない行動が許せない性格で、非常に正義感が強い。

また、自身には決して出来ない「何かを創り出すこと」に才を持つものに対して、無意識ながら惹かれたり、興味を持つ傾向があるようだ。

その他の情報（モーメント）
 

見てはならない本性

生来、
「この世で最も尊ぶことは命を賭けて闘うことである。この世で最も忌むことは自ら命を捨てることである」
という、矛盾を孕んだ死生観を根源にもち、死線を本能的に求めている。

正々堂々の勝負、それなしに命を奪おうとする者や、弱者を必要以上にいたぶろうとする（＝勝負にならない）悪辣に対しては、「命を侮辱した」と見なし、全力の敵意を以て排除しようとする。ウルのもつ正義感の正体はこれである。

命のやりとりにおいてすべては平等であると考えており、良い意味でも悪い意味でも「敵と味方」という概念を持たないため、いつの間にか敵性存在と仲間になるなど、いざ付き合い始めてわかるその言動や行動は、まさに破天荒そのもの。

幼子と屈強な男が相対したとしても、両者の意気が合致したのなら、そこには「正しく」「命を賭けた」"決闘"が成り立つと本気で思っている。

端的に言えば「狂人」じみた、常人離れの感覚と価値観で生きている存在である。

しかし、関係のない者たちを徒に死闘に巻き込むことは是としておらず、戦況や戦闘による影響を考えた上で引き際を考えることは少なくない。その「自身の命を蔑ろにする」性質、そして、「仲間を作りそれを大切にしている」という、これまた大いなる矛盾に、彼女自身は未だ気が付いていない。

根源の死生観に起因して、自身でも気づかない内に「恐怖」という感情をほとんど失っており、こと戦闘において、彼女が狼狽することはない。