Re;(コードギアス)

ページ名:Re__コードギアス_

登録日: 2012/03/22 Thu 13:12:22
更新日:2023/08/11 Fri 16:54:35NEW!
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コードギアス r2 最終回 ギアス 願い ネタバレ項目 賛否両論 涙腺崩壊 鎮魂歌 コードギアスエピソード項目 ビターエンド バッドエンドなハッピーエンド ゼロレクイエム re;



「Re;」とは『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の第25話(最終回)である。



◇あらすじ
シュナイゼルに「ゼロに仕えよ」というギアスをかけたルルーシュ天空要塞ダモクレスの庭園でナナリーと対峙する。
一方スザクはカレン紅蓮聖天八極式と第九世代KMF同士の壮絶な死闘を繰り広げる。




◇概要


  • スザクとカレンの死闘
  • ルルーシュとナナリーの対話
  • ルルーシュの世界征服完了
  • ゼロレクイエム



Final Turn


Re;



シャルルにかけられたギアスを自力で解き、目を開いたナナリーに驚きを隠せないルルーシュ。
そんな兄にナナリーは自分の決意を告げる。


「ギアスにかけられたとしても、ダモクレスの鍵は渡せない」と。
ルルーシュはその言葉に苦悩する。
今ならナナリーにギアスを使う事が出来る。が、それは妹の意志をねじ曲げるという事。それをしてしまえば、自分は今まで何の為に…。


一方、スザクのランスロット・アルビオンはカレンの紅蓮聖天八極式と対峙していた。
両機はエナジーウイングを展開し、熾烈な空中戦を繰り広げる。


ルルーシュとナナリー、スザクとカレンが対峙していた頃。



学園に残るミレイとリヴァル


負傷をおして戦場へ向かおうとする藤堂とそれを止める千葉


戦い続けるジェレミアアーニャ


治療を受けながら「まだやれる」と叫ぶ玉城


戦いに怯える天子と、天子を護る為に戦場へと向かう星刻


ベッドに横たわり、考え続けるコーネリアとそれを見守るギルバート


を待つヴィレッタ


斑鳩を脱出し、乗員を乗せたトラックを運転する扇


黒の騎士団に投降したロイド達とラクシャータ


カレンによって撃墜され、決着を待つC.C.



皆がそれぞれの思いをぶつけ合う。



「ダモクレスは憎しみの象徴になります」
「憎しみは全て、ここに集めるんです。皆で明日を迎えるために」



ナナリーとの対話の中でその目的を悟ったルルーシュは、彼女にギアスをかける。



「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!ダモクレスの鍵を渡せ!!」




スザクとカレンの死闘も終局を迎えようとしていた。
互いに武装を全て使い切り、KMF同士の肉弾戦に移行する。そして…。


「そんな…届かなかったの…?」
「…いや。届いているよ、カレン」


紅蓮はスラッシュハーケンを受けて大破するものの、その直前に右腕はランスロットの胸を貫いていた。ランスロットは爆散し、スザクも死んだかに思われた。




ギアスに操られ、意志がないナナリーにルルーシュは自分の決めた道を進む決意を語り、「愛している」と告げて鍵を奪う。


彼女が気がついた時、既に鍵はルルーシュの手中にあった。
ギアスを使ったと気づいた彼女は必死に取り戻そうとするも叶わず、車椅子から落ちてしまう。
彼女は言い放つ。





だが、兄はそれを意に介さず、庭園を去っていった。




そして、C.C.神楽耶から投降を呼びかけられたのとほぼ同時にダモクレスからフレイヤが放たれ、皆は驚く。


直後、ルルーシュはシュナイゼルが軍門に下ったことを宣言。それはダモクレスがルルーシュに制圧された事を意味していた。


これにより、黒の騎士団の敗北が確定。今や他に対抗できる者はおらず、世界はルルーシュの前に屈する事になった。



「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる…世界は、我に従え!!」




そして、二ヶ月後。
皇帝直轄領となった日本では、パレードが行われていた。


ルルーシュは黒の騎士団CEO、超合衆国の第二代最高評議会議長の地位を手に入れていた。
E.U.も超合衆国憲章を批准し、世界は彼の元に統一された。


そして、ルルーシュはジェレミアらの警護の元、ナナリーを始めとする逆らった十数名を処刑しようと処刑場に向かっていた。


コーネリアを始めとした反ルルーシュ勢力は彼らを救出すべく、ビル内から奇襲の機会を伺う。


その最中、ルルーシュ達の前に仮面の男…ゼロが現れる。
捕らわれていた者達は皆驚く。
「ゼロはルルーシュの筈だ」と。
そこでカレンはルルーシュ達の意図に気づく。



ゼロはKMFの銃撃を全て避けるとジェレミアを踏み台にし、飛び上がってルルーシュの前に立ちはだかる。
この時点で視聴者の何人かは正体が分かる。
あえてゼロを見逃したジェレミアは、満足そうに笑う。



「行け…仮面の騎士よ…」



ルルーシュから向けられた銃を弾き飛ばしたゼロは、持っている剣を構えた。




時間は少し前に遡る。


ルルーシュは生きていたスザクにゼロの仮面を渡し、彼に自分を殺すよう指示する。
それは二人が結んだ約束であった。


世界の憎しみは今、全てルルーシュに集まっている。後は彼が死ねば、憎しみの連鎖を断ち切ることができる。


Cの世界で、ルルーシュ達は人々が明日を求めている事を知った。
彼はスザクに問いかける。



「願いとは、ギアスに似ていないか?」



自分にできない事を誰かに求める――願いという名のギアスにかかり、彼は世界の明日の為ゼロに殺される事を選んだ。


C.C.は教会で祈りながら、ルルーシュが人々にギアスをかけてきた代償を払おうとしている事を悟る。



「撃って良いのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ」



そして、ゼロの剣がルルーシュを貫いた…。



「これはお前にとっても罰だ。お前は正義の味方として、仮面を被り続ける。枢木スザクとして生きることはもうない。
 人並みの幸せも全て世界に捧げてもらう…永遠に」


「そのギアス…確かに受け取った」



ゼロが剣を抜き、ルルーシュはナナリーの近くに転げ落ちる。
彼女がルルーシュの手に触れた瞬間、記憶が流れ込み、彼が悪を成していた理由を悟る。


全てを知ったナナリーは瀕死の兄に想いを告げる。



「お兄様、愛しています!」


「あぁ…俺は…世界を、壊し…世界を…創る…」



ルルーシュは意識を朦朧とさせながら呟く。
今和の際、彼の脳裏にこれまでの思い出が走馬灯のように流れ、そしてルルーシュは息を引き取った。



「魔王ルルーシュは死んだぞ!人質を解放しろ!!」



コーネリア達が現れたのと同時に、魔王から解放された人々はその喜びから救世主「ゼロ」の名を連呼する。
その中で、ナナリーの悲痛な嘆きが虚しく響いていた…。



「ずるいです…私は、お兄様だけでよかったのに…!」
「お兄様のいない明日なんて、そんなの…!」




その後、世界はルルーシュの想定通り、話し合いというテーブルに着く事になった。戦争に向けられていたエネルギーは飢餓や貧困に振り向けられている。


カレンはアッシュフォード学園に復学。ブリタニアはナナリーが代表となり、ゼロやシュナイゼルが補佐をしている。


扇は日本の首相となり、ヴィレッタと結婚。もう少しで子供が産まれるようだ。



アーニャとジェレミアはみかん畑でみかんを収穫していた。


ダモクレスは残ったフレイヤと共に太陽に破棄された。



C.C.は何処かを旅しているようだ。



「ギアスという名の王の力は、人を孤独にする…フフ。少し違っていたか?」
「なぁ、ルルーシュ…?」





◇余談

  • ゼロが持っていた剣は、最終決戦時にルルーシュが持っていた儀礼用の物である。

  • 小説版では、ルルーシュの生存が仄めかされている。

  • サブタイトルである「Re;」に込められた意味は、ルルーシュ役の福山潤氏しか、谷口悟朗監督に教えられていない。

以下ネタバレにつき注意



作品終了直後からファンの間でルルーシュは実は生きているのではないかと考察されていた。

【RE】
2期25話から1期1話に戻ると考えることができる。



①最終話「Re;」の意味
接頭語「re」は「繰り返し、再び(again)」の意味を持つ。
回の表し方が1期は「STAGE」2期は「TURN」となっている。
それぞれに「RE」をつけると


1期「RESTAGE」→再演
2期「RETURN」→戻る


となり1期1話に戻るよう示唆しているようである。


②2期25話の予告は1期1話の画像のみで構成されている。


③2期25話のルルーシュの回想が冒頭のシャーリーを除き「現在→過去」と流れ、通常の走馬灯とは逆になっている。
また、映像でなぜかシャルルのコードが強調されている。


④1期1話の頭の描写が
冒頭→心音→瞼開く→青空→C.C.の顔
となっており、これが真の最終話であるという説がある。


⑤1期1話でサブタイトル「反逆のルルーシュ」が表示された後、心音が徐々に強くなっていき、瞳が開かれる描写がある。
この心音は2期25話のルルーシュ死亡時にも入っている。
(「ズルイです。私はお兄様だけで良かったのに」の後。)
これはBGMのContinued Storyには明らかに入っていない音である。


⑥1期1話最後の「だから俺は…」のシーン。
なぜか「カメラ目線」。
親衛隊は「死ねギアス」で全滅。CCは意識がまだなく倒れているため、ルルーシュの前には誰も居ない。
ここから、このルルーシュは観客である私たちに語りかけているのかもしれない。
そして私たちが見ているのは「コードギアス」というルルーシュの記憶の物語である。
また「だから俺は…」の後はルルーシュの最後の言葉である「世界を壊し、世界を作る」が入ると予想される。


⑦1期1話に全てをつめたと谷口監督は言っている。




【コード】


<コードユーザー>

  • 自分のギアス使えなくなる。
  • 相手のギアス攻撃が効かない。
  • ショックイメージできる。
  • 記憶流出ある。
  • 死んでも生き返る。
  • 体に紋章が出る。
  • コード封印するとギアス取得前に記憶が戻る。紋章も消える。
  • 封印解除すると記憶と能力と紋章が戻る。
  • 不老不死のはずなのに、傷痕がある。
  • 紋章の位置は前任者と必ずしも同じというわけではない。
  • 集合無意識から切り離されたもう一人の個をもった人間。


<コード継承>
通常はギアスを与えたコードユーザーからその地位を継承するが、
力を制御する強力な意志力を持った者は「達成人」となりコードを奪う事が可能と思われる。
(コンプリートベストP100+15話CC会話より)
達成人と断言できる者はシャルルだけである。
また、達成人は異種のコードをも奪い取ることができる。



<V.V.コード継承説>
2期21話でルルーシュは両眼ギアスに進化している。
シャルルの方からコード印のついた手でルルーシュの首を掴んでいる。
そして止めようとするスザクをルルーシュが制止している事から「シャルルからコードを受け継がされた説」が存在する。
また、ルルーシュが達成人となっていると考えるなら「シャルルからコードを奪った説」も同時に存在する。
2期21話以降もルルーシュはギアスを使用しているが「コードは1度人としての死を迎えないと発動しない説」が存在する。
(シャルルはルルーシュに1度殺されており、C.C.、V.V.両者はコードユーザーには残りえないはずの傷跡がある。)

  • C.C.ギアスとV.V.コードは共存できる説があるため否定はできない。

(前者はコンプリートベストに記述あり。)



<C.C.コード継承説>
①1期1話「私の願いをひとつだけ叶えてもらう」→「いいだろう」


②1期15話「俺の願いもお前の願いもまとめて叶えてやる」「契約を実現してやる」
その結果「だから俺のそばにいろ」と再契約を結んでいる。


③1期25話「私はひとり」→「ひとりじゃないだろ、お前が魔女なら俺が魔王になればいいだけだ」


④2期15話「最後くらい笑って死ね。俺が必ず笑わせてやる」
コード継承の意志、またそれ以外の可能性を示唆した発言か?


⑤2期24話「私に笑顔をくれるんだろう」→「約束しよう」
など約束や契約を何度も交わしている。


また、最終話ではC.C.の額にはコードが描かれていない。(しかしその後発売した全ての雑誌はC.C.からのコード継承を否定している。)
また「コード=記憶」と捉え、コードを喪失すると記憶退行するという説もある。(雑誌には記述あり。)
そうなるとC.C.コード説は消えることになる。




【ゼロレクイエム】
目的:悪逆皇帝を作り出し世界の悪意を集め英雄ゼロに倒させる。



①ゼロの英雄性の強調
→過去の憎しみの連鎖を自分自身に終結させることで、全世界を少なくとも気持ちの上で共闘させる。
→その後の話し合いをスムーズに。


②植民地解放、歴代皇帝陵の破壊、貴族制度の廃止、身分の平等化
→悪しき古い慣習を壊し、新しい平和な世界の土壌をつくる。


③世界統一し全ての国を合衆国憲章に批准させ世界中から固有の軍隊を無くす。
→世界は話し合いのテーブルへ。


④覇権国家ブリタニアの解体
→既得利権者の排除とブリタニア市民を弱者とする→ブリタニア人の意識改革


⑤超合衆国のっとり、世界征服して独裁政治
→自分が悪しき前例を作ることで現存のシステムの矛盾や弱点の問題提起。
民主主義とは何か、平等とは何か。




上記の目的にはルルーシュの生死は直接は関わらない。
現にルルーシュとスザクのゼロレクイエム説明では
実際「俺が消えればいい」と「死」の言葉は口にしていない。


ルルーシュの目的にギアスを人々に使った事による贖罪が含まれる場合彼は罪を購う必要性が生じる。
(これは作中の美学の問題である)


C.C.は教会で「ルルーシュお前は人々にギアスをかけた代償として…」と泣いており
その後に続く言葉が「死を選ぶのか」なのか「永遠の生をいきるのか」なのかは判断不能。




【シャルルの行動】
(シャルルからコードを受け継がされた説・派生)


<シャルルの計画予定>
①マリアンヌがV.V.に暗殺(「兄さんはうそをついた」)がきっかけ。


②「世界征服に乗り出す」フリ。(「皇帝陛下は遺跡のあるところに侵攻」「遺跡はここ(神根島)を除き直轄領」)
→マリアンヌ復活計画(遺跡の力でマリアンヌの保存した肉体に魂を戻す)


③ルルーシュたちを死んだことにしてV.V.から隠す。


④ゼロ出現で計画修正、世界の敵となって徹底的に反抗勢力を鎮圧。


⑤ゼロが復活したことを確認(復活まで1年間放置)のうえ、黒の騎士団を公開処刑のフリ。


⑥わざわざルルーシュを呼びつけて殺させる(呼びつけなければ殺されることはない。「たそがれの間」には只人は入れない)


⑦コードを継承させ、マリアンヌをルルーシュに託す。



<シャルルの誤算>
①人格に問題があったため、息子のルルーシュにすらマリアンヌが嫌われてしまった。


②「王道でこい」(コードを奪え)といったのに奪おうとしないから死ねなかった。


③V.V.との約束を実行せざるを得なくなった。


④遺跡を破壊されたのでマリアンヌ復活が困難になった。


⑤何よりマリアンヌ自身が勘違いしているので本音が言えなくなった。


⑥自分の死後に皇位を託すルルーシュをV.V.が殺そうとしたから、前倒ししてコードを奪わざるを得なかった。
(「兄さんはまたウソをついた」→シャルルにとってのウソ=大切なものを奪おうとすること。)



<シャルルが本当はラグナレクを接続したくなかった根拠>
①マリアンヌの死体を保存している。→復活させるつもり。


②マリアンヌが殺されたのは「人と人は分かり合える」と思い始めた(VV談)から。


③自分を殺したいと思っているルルーシュをわざわざ「たそがれの間」に呼んでいる。


④「Cの世界に封印されている」時、黙って「ラグナレクの接続」を完了すればいいのに「ゼロよ…」(シャルル)


⑤「王の力を継ぎたくば」(シャルル)と「王の力」をわざわざ継がせようとしている。
シャルルが力を失えばラグナレクの接続は無効。
また「王の力は人を孤独に」(C.C.)から「王の力」=コードは確実(第1話参照)




【キリスト描写】


  • 2期1話のルルーシュの影が十字架になっている。
  • 「メシアは一人でいい」とのルルーシュの発言。
  • 「それは僕の十字架だ」
  • 最終話、ルルーシュの血が十字架になっている。

 復活を示唆している可能性がある。




【地獄の門】


作中たびたび描写されている。
ルルーシュ自身も不老不死を「永遠の命という地獄」と発言。
2期21話でラグナレク接続時に地獄の門の一文が画面に出てきている。
「この門をくぐる者は一切の望みを捨てよ」




【剣と盾】


ルルーシュの剣=スザク
ルルーシュの盾=C.C.
剣には敵や弱さを排除する意味の他にルルーシュを殺す役目もあった。
盾は2期24話で守っただけであり、それだけで終了とは考えにくい。
コード(=盾)でルルーシュの命を守るという意味にも、これから孤独になる彼の心を支える意味があるとも考察することができる。
スザクはC.C.に「君はルルーシュの共犯者なんだろ」と念を押している。




【魔神の表すもの】


魔神は


1期1話「魔神 が 生まれた 日」
2期1話「魔神 が 目覚める 日」


で使われているだけで、物語中では誰も口にしていない。
2期25話ではコーネリアがルルーシュに対し「魔王ルルーシュ」と呼んではいるが、「魔神」ではない。
集合無意識=神である。




【ラストの呼び掛け】


「な、ルルーシュ」とC.C.は呼び掛けている。
彼女の会話はいつもこの世に意識がある相手。


このことから、


  • V.V.コードユーザーになったルルーシュと脳内会話をしているか、
  • 御者ルルーシュに直接話しかけているか、また、
  • ただの独り言であるともとれる。(記憶のルルーシュへの呼び掛け)

表情は教会の時とは一変し、幸せそうである。




【キャラから出るの疑問点】


<ナナリー>
瀕死のルルーシュに触れたナナリーはルルーシュの記憶を見た。
これは、彼女の嘘を見抜く能力(おそらく脈拍や汗から判断)の範疇を遥かに超えている。
ルルーシュがコードユーザーであれば彼の記憶が流出したと考えられる。
この時、不思議な音も確認されている。


またこのシーンは1期1の契約シーンと対比している可能性がある。


1期1話の契約シーンは、瀕死のC.C.がルルーシュの腕を掴んだとき、彼女の記憶らしきもの(シャルルの映像など)がルルーシュに流出している。
このことから、瀕死状態では不完全な記憶流出(コードが完全発動状態ではないため)が起こりうると考えられる。



<カレン>
物語の語り手は常にC.C.とルルーシュが行ってきた。
にも関わらず、ラストの語り手は彼女である。
以前監督は「カレンは作品のテーマの一部を背負っている」と語っている。


彼女は一番視聴者に近いキャラであり、視聴者と共に「真相を知らずに騙された」可能性も考えられる。
カレン自身もルルーシュに「今度こそ最後まで騙してよ」と発言している。


カレンがルルーシュの写真を眺めている時に「Continued Story」の日本語歌詞


「時を超え捕らえられてるあふれるこの想いは何?
 優しさが目尻に似合う あの人たちは今どこに居るの?」


と流れるように編集されている。



<ジェレミア>
ゼロレクイエムの彼の態度は、あまりにも清々しすぎるようにみえる。
彼はコードRの実験体。
コードについて詳しい可能性がある。
ルルーシュの生き返りも知っていて、だからこそ早くに兵を引き上げたのでは?




【曲から出る疑問点】


<Continued Story>
ルルーシュ死亡時からエピローグにかけて流れた挿入歌である。
日本語にすると「続いていく物語」
歌詞も「いつかまた会おう 生きてる限り」とあり主人公死亡の曲としてはふさわしくない感がある。
生存を匂わしている可能性があると考察できる。


また、この歌は編集されている。


『時を超え捕らえられてるあふれるこの想いは何?
優しさが目尻に似合う、あの人たちは今どこに居るの?』


この部分は二番の歌詞の一部であるが、この部分が二回流されている。
カレンがルルーシュの写真を見ているシーンと、C.C.が馬車で登場するシーンである。
しかも二回目は『どこにいるの?』の後に
「な、ルルーシュ」というC.C.の台詞が入るように編集されている。


日本語歌詞は上記以外は一切流れていない。



<madder sky>
ルルーシュが刺されたときに流れたBGMのタイトル。
そして、契約シーン時やED絵のC.C.とルルーシュの時の空の色は茜色(madder sky)である。



<ルルーシュのキャラソン>
1曲目タイトル「NEVER END」(終わりのない )
2曲目タイトル「Regeneration」(再生・復興・復活)


また歌詞に


「世界が変わるその朝には目を細めて空を見るだろう」


とある。


1期1話冒頭は心音→瞼開く→空
復活を暗示してるのかもしれない。




【555フェス台詞】


スザク「~そしてルルーシュ、君には死よりも悪い運命を、自ら命を絶つことさえ許されない絶望を与えよう。
    それが僕達の罪の代償だ。」


C.C.「~だからルルーシュ、魔王になると誓ったお前と一緒に、私もこの旅を続けてみよう」




【関係者コメント】


<谷口監督コメント>
「エピローグの意味はあえて言いません。みなさんで考えていただけると嬉しい。」
「結末の解釈は自由にしていただいて結構ですが、私としてはハッピーエンドのつもりなんです。」
「ルルーシュのような人間に世界は優しくない。」
「己を知った者には『福音』の鐘が鳴る。」
「他者が求める価値観ではなく自分自身の真実を見つける。」



<河Pコメント>
「最後は大人になったかな。もう悪いことすんなよ(笑)」




【雑誌情報】
なぜか「討たれた」という表現を用い「死」という言葉を避けているようなアニメ誌。


メディア…「ゼロレクイエムで世界を騙しルルーシュは表舞台から去っていきました。」
      ルルーシュが両目ギアスになったことと皇帝コードにも触れている。


NT…「すべてが終わった今、ルルーシュは深い眠りにつくのだろうか。不老不死の魔女が見守る、永遠の休息に。」


メージュ…「ルルーシュはきっとどこかで、見守っていてくれるに違いない。」


コンティニュー…「ルルーシュの生死には謎が残るが・・・。」




【他媒体からの情報】


SE4の表紙絵で「L.L.」の名札をつけているルルーシュ。
なぜか「.」までついている。




【ED】


EDには多くの伏線が含まれてきた。
EDの1つである、ルルーシュに巻かれた赤いリボンはコードを表すという意見もある。




【折鶴について】

  • 「願い」の象徴
  • 「願いが叶う」象徴
  • 「優しい世界」の象徴
  • 「ナナリー」の象徴


<「ナナリー」の象徴である理由>
二期6話で、ルルーシュがナナリー奪還作戦の前にチェス盤をいじっているシーンがある。
このとき、ピンクの折鶴をナナリーに見立てて、白の陣に置いている。
また、鶴を折ると願いが叶うとルルーシュに教えたのもナナリーである。
ラストのC.C.の呼び掛けに対し、ピンクの折鶴がクローズアップされ、C.Cの呼び掛けの答えであるような印象を与えさせる。


実質これが物語のラストカットであり、物語自体の答えとも取れる。


C.C.は折鶴を折れるという描写はない。
折鶴の位置は御者のほぼ、真上にある。


これらのことより、折鶴がC.C.の持ち物であるとは考えにくい。
そこで「御者=ルルーシュ」と考え、折鶴は御者ルルーシュの物であるという説が出てくる。
しかし御者とルルーシュとの共通点は肌の色しかなく、髪や顔は見えない。



<折り鶴による疑問点>

  • 誰が折ったのか?
  • 誰が置いたのか?
  • なぜその位置なのか?
  • ラストカットとしての折り鶴に込められた意図とは?



<V.V.コードしっかり(=認識)派>
…21話でシャルルのコードを「継承」or「強奪」したことを
ルルーシュ本人が「しっかり」認識していたと主張する派閥
=認識派(継承派・強奪派・不死前提のゼロレクイエム計画派)



<V.V.コードうっかりしっかり(=疑惑)派>
…21話でシャルルのコードを「結果的に継承」or「意図せず強奪」したことを
ルルーシュ本人が確証は持てずとも「薄々勘づいていた」と主張する派閥
=疑惑派(死んでみないとわからない派)



<V.V.コードうっかり(=無知)派>
…21話でシャルルのコードを「継承させられた」or「意図せず強奪した」ことに
ルルーシュ本人が「まったく気付いていなかった」と主張する派閥
=無知派(ゼロレクイエムは死亡計画派=死の美学派=殉死派)

この度続編の制作決定で生存が確定した。
…と思われたが、劇場版『復活のルルーシュ』はテレビ版の続編ではなく劇場版3部作の続編だったため、今でも未確定である。






  • 『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』ではR2が参戦。
    原作ルートでゼロレクイエムの再現はあるが、ルルーシュは生存してZEXISに復帰するので安心しよう。
    ifルートの場合、ルルーシュが自軍に残るためゼロレクイエムは発生せず。ただしロロの生存やスザクの加入時期が早まる。
    なお、ifルートだとルルーシュがナナリーに「愛している」と告げる場面はロロが機転を利かせてギアスでゼロ以外の時間を止めて、ルルーシュとして*1ナナリーに別れを告げる時間を作る形で再現された。



俺は…項目を、追記・修正し…項目を、創る…。


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  • ナナリーの人がガチ泣きしたエピソード知った時はびっくりした -- 名無しさん (2013-10-08 17:43:41)
  • ジェミリアは『オレンジ』を作ってて欲しかったと思うのは意地悪かな? -- 名無し (2013-11-14 20:07:42)
  • みかんはオレンジだろ。それよりソレスタルビーイング驚異の医療技術に驚いた。まあ体が半分消し炭でも再生出来た世界だしなぁ -- 名無しさん (2013-12-08 23:17:04)
  • だが扇てめーはダメだ -- 名無しさん (2013-12-25 10:44:05)
  • ↑みかんとオレンジは似てるけど、日本人とアメリカ人くらい違ったような。…(ぴきーん)…マァ、ソンナコマカイコトヲツイキュウスルノハブスイトイウモノカ -- 名無しさん (2014-03-24 11:45:06)
  • 扇が首相の日本とかエリア11と呼ばれてた頃の方がマシに見えるくらい衰退する未来しか見えん -- 名無しさん (2014-12-15 21:57:23)
  • ↑キャストからも「日本これから大丈夫かなぁ…」と言われてたな -- 名無しさん (2014-12-15 23:28:06)
  • 生存説あるって聞いたけど本当? -- 名無しさん (2014-12-15 23:35:12)
  • ↑ある。根拠については、スパロボWikiのルルーシュの項を参照。 -- 名無しさん (2014-12-31 01:02:39)
  • 扇さんが首相になったのは続編のフラグだろ -- 名無しさん (2015-01-09 02:55:57)
  • シャルルから不老不死のコードを意図せず引き継いだ可能性がある。表向きは死亡だが実は生きて世界を転々としてる説が一番有力 -- 名無しさん (2015-05-20 21:48:03)
  • ↑コードを貰うとギアスが使えなくなるから死んでると思うんですけど(名推理) -- 名無しさん (2015-08-27 16:58:00)
  • ↑コードが発動して不老不死化するのは一回死んでからという説もある。だからコード取得後もギアスが使用できても問題はない -- 名無しさん (2015-09-28 02:28:58)
  • 有力かどうかはわからないけどうっかり生きてたらいいなと思う -- 名無しさん (2016-03-04 19:05:50)
  • ↑9 まぁ、扇一人で政治するわけじゃないからねぇ。他の閣僚も手助けしてくれるでしょ。 -- 名無しさん (2016-11-09 15:44:29)
  • 死が償いになるはずがないし、コードの呪いでc.c.と永遠を生きる方がギアスっぽい -- 名無しさん (2017-02-12 01:49:05)
  • 続編出るってことは結局生存説が当たりだったってことか -- 名無しさん (2017-03-20 04:50:55)
  • ↑ところがどっこい。パラレルですよ。 -- 名無しさん (2017-08-21 17:44:28)
  • ↑パラレルでも、R2で復活してるの可能性が上がったのは確かというか。それに関する理由、設定が明らかにされてた部分が、パラレル関係なくR2までの本編通りでも無問題な流れになっていたというか... -- 名無しさん (2019-02-14 21:09:01)
  • 映画見てないのだけど、結局死ななかった理由は明かされたのかな。コード継承の過程や自覚の有無も意見割れてたらしいけど。 -- 名無しさん (2019-08-14 01:16:40)
  • 死んだは死んだけど無理矢理生き返らせたって感じだったはず -- 名無しさん (2021-03-05 19:03:42)
  • ↑1 個人的な感想だとゼロレクイエムにより起きた反動の後始末…といった感が強いが。 -- 名無しさん (2021-09-13 15:10:18)

#comment

*1 第2次Zでは最終的にルルーシュは以降の人生はゼロとして生きる事を決めるがifルートだとその展開が早いため、ナナリーに正体がバレても頑なに「私はゼロだ!」とルルーシュである事を否定していた。

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