桐原剛造/帝王ゴッドネロス

ページ名:桐原剛造_帝王ゴッドネロス

登録日:2018/07/05 Thu 13:35:55
更新日:2024/02/26 Mon 13:52:24NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



タグ一覧
ネロス帝国 ラスボス マッドサイエンティスト 極悪 科学者 諸悪の根源 首領 プロフェッサー・ギル 改造人間 チート 死の商人 超人機メタルダー 藤堂新二 渡部猛 ネタバレ項目 メタルヒーロー 飯田道郎 メタルヒーローラスボス項目 桐原剛造 帝王ゴッドネロス 私を夜の闇に包め 桐原コンッエルン



※推奨BGM:襲撃



ネロスに関する資料を持って、舞の父親が帰国した。


ネロスは、一体何者なのか?
鍵を握る舞の父に、暗殺の魔の手が伸びる。
守り通せるか?メタルダー!


クールギンとの一騎打ち!
そこに……意外な結果が待っていた。



超人機メタルダー!



千の顔を持つ帝王・ネロス



……こいつぁ凄いぜ!!



[#include(name=テンプレ2)]



余は神、全宇宙の神。


その名をゴッドネロス……



桐原剛造/帝王ゴッドネロス とは『超人機メタルダー』に登場するキャラクターで、同作のラスボスである。



演:藤堂新二
CV(ゴッドネロス時):渡部猛



概要

自身を神と称するネロス帝国の絶対的支配者。
表向きは日本有数の大企業【桐原コンツェルン】の社長・桐原剛造として慈善活動でも高い名声を得ている。
だが彼は「私を夜の闇に包め」の一言とともに醜悪な老人の姿をした世界的死の商人・帝王ゴッドネロスに変貌する。


性格は頭脳明晰かつ冷酷非情。裏切り者や弱者には一切の情けをかけず、一抹の不安も恐れも抱かぬよう邪魔者を全て抹殺する。その一方、作戦に失敗した者でも有能もしくは忠実な者にはたびたび温情をかけたり、忠言や作戦に名乗り出た者の意見を汲むなど懐の広さも備えている。誕生日にはパーティーを開かれるなど、軍団員からは敬愛されている。


目的は裏社会からの経済支配。株価や先物相場の不正操作、紛争地域への物資・武器の密輸などで暴利を貪っており、軍団員が連戦連敗でも帝国自体はバンバン儲かっている描写がある。
また後述の経緯により天才科学者でもあるため、技術を駆使し自身を改造人間としたたけでなく自らの忠実な僕である【ネロス帝国軍団】を作り上げた。


メタルダーに対しては一番の不安要素としてこれを排除せんと考えており、配下の4軍団に対しても彼を抹殺した者に凱聖、ひいては帝国の跡目の地位を与えるとまで明言する。その一方でメタルダーを分解・研究しより強力な軍団員を作りたいという思いも抱いており、同時に彼を改造し新たな戦闘ロボット軍団の凱聖に据えようという構想を持っている。



正体

本名は村木國夫(演:飯田道郎)。第二次大戦中には日本陸軍が派遣した技術少佐を務め、一時期は古賀竜一朗博士の元へ派遣され助手として働いていたこともあった。超人機計画にも関与していたが、その為に連合軍の捕虜を利用して生体実験を行うなど非人道的で目に余る行動が多かったため、古賀博士によって途中で更迭された。
戦後、先述の生体実験の件でB・C級戦犯の判決が下り、シンガポールで処刑されることになるも、密かに関係者を買収・懐柔し、表向きは死亡したことにして失踪。アメリカに高飛びして犯罪シンジケートの一員となり、古賀博士の助手をしていた頃に得たノウハウを元手に手柄を重ねて頭角を現すと共に、整形手術で顔を変え、名も桐原剛造と改めるなど過去の経歴を徹底的に抹消。その後もどんどん裏社会で地位と権力を高め、いつしか世界各地の殆どの犯罪組織を自らの傘下に加えるほどとなってしまい、それが後に「ネロス帝国」となる。


桐原時は外見的に30代だが、本来の年齢は60~70代と推測される。ゴッドネロスに変化中にも一瞬だが確認できる。



技・能力


経営者、ロボット技術者、生物工学者として優秀なだけでなく、武芸やバイオリンの演奏にも長けており、果ては念動力などといった妖術も操るなど非常に高い戦闘力を誇る。最終話では自身の能力をフル活用し、メタルダ―を敗北寸前に追い詰めた。


●頭脳
古賀博士の助手だった経験からロボット技術や生物工学などあらゆる科学技術に精通しており、それらに対する知識が豊富。特に38話では洞窟内でロボット1体を修復できるほどの修理施設を作り上げた。
ただ作製したロボットや生命体がそれぞれ我に走りやすかったりアホの子ばっかだったり、組織の統制能力に関しては疑問があるなど対メタルダーの作戦においては多くの混乱を招いた。


●怪光線
手から発射する光線。敵を攻撃する以外にも、動物を分子レベルへの分解や再構成(33話)や、敵を縛り上げて地面に叩きつける(39話)ことも可能。
また、目から催眠光線(36話)を出して対象を洗脳する。


●放電
玉座から発射する高圧電流。その威力はメタルダ―を怯ませ吹き飛ばしたほど。


●触手
玉座にある触手を伸ばして敵を攻撃する。敵の体を貫く程の力を持っており、これでメタルダ―の超重力制御システムを破壊した。


●格闘能力
クールギンの姿で披露。メタルダ―と互角に渡り合い、奇襲であるものの暴魂トップガンダ―を仕留めるほどの高い戦闘センスを持つ。
また、過去に幼少期のタグ兄弟(豪将タグスキー、豪将タグスロン)に対しそれぞれ柳生宗厳の剣術や三井寺浄妙明秀の薙刀捌きを教えている。


●死者の首
妖術の1つ。死者の首が何かにぶつかり爆発し対象を一瞬の閃光に包むことで、一時的に死者の怨念の世界に引きずり込む。
最終決戦ではヨロイ軍団員(激闘士ジャムネ、爆闘士ガラドー、爆闘士ロビンケン、雄闘ウォッガー、雄闘バーロック、暴魂チューボ、暴魂ヒドーマン、タグスロン、タグスキー)の首で使用し、メタルダ―の内部メカを混乱させ疲弊させた。
この面子の内、バーロックは死の間際にメタルダーと和解しているため(怨念を持っていないはず)、この矛盾について視聴者からは「極悪人の二代目バーロックが存在していて、テレビで放送されなかった戦いの中でメタルダーに倒された」「ネロスがバーロックの自意識を無視して操っている」「実際はオカルトではなくテクノロジーを用いたこけおどし」などの説が挙がっている。


●霊魂の召喚
妖術の1つ。人魂を召喚することでその生前の姿を半実体化させる。そのため、あらゆる攻撃をすり抜けてしまうが人魂にダメージを与えて消滅させることが可能。
最終決戦では凱聖クールギンを召喚。メタルダーの短剣で人魂を貫かれ消滅したものの、メタルダ―の肩をクールギンの剣で割ったためダメージを与えるのに成功した。



また、前述の美人秘書K、S(演:美津井祐子、山本恵美子)と呼ばれる2人の秘書を従えている。両者の本名は不明。
この2人はネロスから有り余るほどの財と権力を与えられており、変装しての諜報活動や各国の死の商人との交渉役、敵対勢力の動向を監視する役割を担っている。
手にしたロッドからは電流を放ち、これで軍団員に制裁を与えることもあるが戦闘力は高くない。
ゴーストバンクではレオタード姿でラッパ隊を勤め、剛造の表と裏に精通しているという点で帝国における階位は高いようである。
37話でゴーストバンクの自爆装置が起動した際には触手で身動きの取れなくなったネロスを助けようとするも手こずり、爆発に巻き込まれることを恐れて逃走を試みたがネロスにより道連れにされた。



命を弄んだ創造神の最期

37話のゴーストバンク防衛戦の際、メタルダーたちの眼前で自爆装置を起動させゴーストバンクと運命を共にしたかに見えたが、影武者であるクールギンをゴッドネロスに仕立てることで脱出に成功。その後、凱聖ドランガーとの一騎討ちを制したメタルダーをクールギンの姿で奇襲。トップガンダーに阻まれ失敗するがトップガンダーの破壊に成功した。
さらに38話で凱聖バルスキーを修復し、命に代えてでもメタルダーを倒すよう厳命するが失敗。
メタルダーとの最終決戦では霊魂の召喚などを駆使し、消耗させたところを触手攻撃によって超重力制御システムに致命傷を与え、メタルダーを実質的に戦闘不能の状態に追い込み、勝利を確信して勝ち誇る。
「いつしかネロス帝国を新たに再建して、メタルダーを新たな凱聖として迎え入れてやる」と宣言すると、彼の超重力システムを完全に破壊すべく椅子に座ったまま空中浮遊してメタルダーに襲い掛かるも、最後の力を振り絞って立ち上がったメタルダーに動揺して形勢が逆転。クールギンの使っていた剣を投げつけて攻撃するも、何とか耐え切ったメタルダーによって短剣で胸部を刺され、トドメとばかりにレーザーアームの二連撃攻撃を喰らい、首をはね飛ばされて遂に絶命した。



余談

  • 番組初期において彼が登場する際に出てくる字幕は、「桐原コンッエルンの総 桐原剛造」と、短い字幕なのに2箇所も誤植がある。
    総帥そうすい」ではなく「総師そうし」になっている点が修正された後も、誰も気付かなかったのか「コンッエルン」はしばらくそのままであった。
    番組序盤で行方不明になった中闘士ムキムキマンとフーフーチュウはこの責任を取らされたんじゃないだろうか…
    他にも資料の類だと名前を頻繁に桐原剛「三」に誤記される。

  • 青年体を演じる藤堂新二氏は、かの「スパイダーマ」こと和製スパイダーマン・山城拓也を演じていた人物である。
    メタルヒーローシリーズには過去に『宇宙刑事ギャバン』の大条寺豪 / ヒョウダブラー役でゲスト出演している他、宇宙刑事NEXTジェネレーションズに出演している。
    正体である村木國夫はメタルダーの声であり、『宇宙刑事ギャバン』のハンターキラー役の飯田道郎。



余は勝った…!メタルダーを倒し、古賀博士に勝った…!
余は、新たなる項目を創り、追記・修正を施す!!


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,3)

[#include(name=テンプレ3)]


  • コン”ッ”エルン -- 名無しさん (2018-07-05 20:23:55)
  • ちなみに村木國男の顔写真の役として写ってたはメタルダーの声を担当してた飯田道郎さんだったりする -- 名無しさん (2018-07-06 00:04:34)
  • 極悪人であることに異論の余地も無い人物だが、創造物の個性を見ていると一絡げにそう言い切っていいのかと思えてしまう。 -- 名無しさん (2018-07-06 00:53:00)
  • 実質メタルダーから東映特撮が日曜朝スタートが始まっているので、ある意味ゴッドネロスは後の土管神や正宗の様な「ニチアサにおける悪い社長」のルーツ的存在と言えるかも知れない。 -- 名無しさん (2019-12-24 10:50:31)
  • 帝王マスターゴッドネロス 誤植編 -- 名無しさん (2020-03-11 23:58:48)
  • ハリケンジャーの方はパラレルワールドと考えれば本作家としてやってんじゃね? -- 名無しさん (2020-08-09 01:03:55)
  • ↑4創造物が創造主よりもまともな存在ってフィクションでは割とある事だよ ドラゴンボールのドクターゲロと人造人間16号とか -- 名無しさん (2020-11-21 07:33:10)
  • なんで妖術とか使えるの……? -- 名無しさん (2021-08-30 16:23:21)

#comment

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧